しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <王の王、主の主>

2024-12-29 | みことば静想
「キリストの現れを、定められた時にもたらしてくださる、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、死ぬことがない唯一の方、近づくこともできない光の中に住まわれ、人間がだれ一人見たことがなく、見ることもできない方。この方に誉れと永遠の支配がありますように。アーメン。」(Ⅰテモテ6:15~16新改訳)

パウロはダマスコへの途上で、天にいます神の光に接した。その栄光にほんの少しふれただけで地に倒れ、盲目となり、他人に手を引かれながらようやく町にたどり着いたのであった。そのときの経験がこのみことばにあらわれている。▼神のお姿を人間は絶対に見ることはできない。その周囲に放射されている虹のような輝きにわずかにふれることがゆるされるだけである。しかしイエス・キリストはその父のふところ深くに住んでおられる方だ。なんという神妙不可思議な両者の関係なのだろう。このキリストが人間となって地上に来られたという受肉の事実になると、もはや私たちの知識や頭脳ではとても理解できない奥義の世界といってよい。▼第三位の神・御聖霊だけが御父と御子の関係、交わりの深さを知りつくしておられる。そして私たちにそれを解き明かし、いのちの中に入れてくださるのである。