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山田洋二監督「おとうと」はおかしくて悲しい

2010-03-07 23:00:00 | 映画

                       <おとうと>

                      という響きは

                    「おねえちゃん!」

                  といわれれば放っておけない

                「やっかいな」―と監督も言っている

                    特別な単語なのです

                         だから

              「おねえちゃん」と呼ばれたことのある人なら

                       だれでも きっと

                  泣きながら追いかけてきた弟を

                   振り払いたいのに振り払えず

                     結局、友だちとは別れて

        弟の涙と鼻水を拭いてやって手をつないで帰ったときの夕焼けや                   

                 今なら「確信犯」と言われるだろう弟の

         嬉しそうで甘ったれた、そして「ほらね」っていう憎たらしい

                       笑顔まで思い出されて・・・

                    そんな思い出がいっぱい詰まった

              おねえちゃんと弟を吉永小百合さんと鶴瓶さんが

                       みごとに演じていました

            そして、蒼井優ちゃんと加瀬亮くんが大切な家族の思いを

                         受け継いでいく

                         未来への希望

                 やさしく温かいあたりまえの家族と風景を

                 当たり前に生きられなかった弟を描いて 

                       凝縮した映画です                    

                  


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2 コメント

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Unknown (和さん)
2010-03-14 14:06:29
ようやく見たわ!
でも、実際は経済的に余裕がないと、お姉ちゃんのように行くのかなぁとも思いました。

緑の家 全国に必要でしょうが自主運営は苦労が多いでしょうね
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和さんへ  (sato)
2010-03-14 17:44:52
泣かされましたね~
「どこにでも一人はいるよな~」っていう台詞にドキッですよ
幸せについて考えさせられましたけど、「やっかいな家族という関係」があるから思いも深くなるのでしょうか…
和さんはお姉ちゃんというより、ずーっとおねえちゃまというイメージです(なぜか深い意味はないんですけど)
そういう存在が少なくなってきたので寂しいです
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