昨年、親父が60歳で定年退職しました。
趣味らしい趣味も無く43年間仕事一筋だった親父が、「毎日する事が無い生活」になることをちょっと心配してました。
職場で親父が定年済みの同僚に相談すると、「ちょっと老けましたけど何だかんだやってますよ。心配ないですよ~」なんて言われ、、
正直不安でした。。。
が、しかし、今年に入ってからウォーキングを始め、さらにはトレッキングシューズに履き替えて、渓流や山を散策しまくっているようです。
何の心配もいりませんでした。。w
そして、旅のお供にカメラを持参しているとのこと。
僕の写真をFLICKRで見てくれているので、その影響もあったのか。。同じ趣味になれるかもしれません。
盆休みに実家に帰って、色々写真を見せてもらいました。
2年前僕が母に勧めて買ったipadに、いつのまにかカメラコネクションキットが付いていて驚きましたw
カメラはルミックスで、1/2.3センサー、1600万画素、28-112mm(35mm換算) 普通より小型のコンパクトデジタルカメラです。
風景、花、動物(鹿、鳥)など、実に奇麗に撮れていて、コンデジの底力を感じました。。w
しかし、親父はちょっと不満気で、
「もうちょっと鹿をアップでズームしたかった
「撮影ポイントで周りの人がちょっとゴツい高そうなカメラ使っている中で、小型のコンデジはちょっと気が引けるかも。。」
とのこと。
ルミックスはたまたま仕事で使ってたのが有ったからとのことでしたが、確かに趣味で写真を撮るにはちょっとスペックが弱いカメラです。
さらに写真をよく見ると。。どうもセンサーがやられてます。
一眼レフでよくある撮像素子センサー汚れ、コンデジでもあるんですね。。。
せっかく奇麗に撮れているのにちょっと残念でした。
そこで、カメラの新調を勧めてみました。
すると適当に選んでくれとのことだったので、あんまり時間が無かったですけど、ネットで調べてみました。
必要なスペックと予算
予算 3~5万
・ 望遠が欲しい (200mm以上
・ 近くの花も奇麗に撮りたい (マクロ撮影機能
・ ゴツいカメラはNG
・ 露出オートで奇麗に写る
・ 一眼レフにもひけを取らない、見た目が良いカメラ
候補1 ミラーレス一眼
パナソニックのルミックス、オリンパスのPEN、OM-Dシリーズなど
○ レンズ交換で焦点距離が自由に選べる
○ NIKONやCANONの一眼レフに比べて圧倒的に小型で軽い
○ オリンパスのPEN、OM-Dシリーズは、BODY側で強力な手ぶれ補正機能が付いている
○ 一眼レフにもひけを取らないクールな見た目
×予算オーバー ※中古だとレンズとBODYセットで5万以内可能
×レンズ交換が面倒くさい
候補2 長距離望遠レンズが売りのコンデジ
ニコンCOOLPIX S9700 (1/2.3型センサー/1600万画素/焦点距離25-750mm(f3.7広角-f6.4望遠 \25000~
オリンパス STYLUS SH-1 (1/2.3型センサー/1600万画素/焦点距離25-600mm(f3.0広角-f6.9望遠 \27000~
キヤノン PowerShot SX700 HS (1/2.3型センサー/1600万画素/焦点距離25-750mm(f3.2広角-f6.9望遠 \22000~
○望遠は必要十分
○予算に合う ※amazon価格
×望遠側の画質が明らかに悪い ※試写しました。一眼レフのセットレンズ以下です。広角側も不安です。。。
×レンズが暗い-夕方、夜などはシャッタースピードが遅くなって手振れが出る
×小型のコンデジタイプのBODYで、見た目チャちい
候補3 万能型+やや高級志向のコンデジ
ニコン COOLPIX P7800 (1/1.7型センサー/1200万画素/焦点距離28-200mm(f2.0広角-f4.0望遠/ \45000~
オリンパス STYLUS 1 (1/1.7型センサー/1200万画素/焦点距離28-300mm(f2.8広角-f2.8望遠 \55000~
○ズームは300mmで十分
○低価格コンデジと比べて明らかにレンズが明るい
○洗練された外観デザイン
×やや予算オーバー
×P7800は望遠200mmでちょっと心もとない
一通り、量販店で触りました。
結果、STYLUS 1に決めました。
このカメラ良く出来てますよ。。 コンデジを敬遠してた僕もちょっと欲しくなりましたw
ニコンよりいいところは、まずオートフォーカスの早さですね。
オリンパスは早くて、直感的にシャッターが切れる。これはマイクロフォーサーズ機で磨いた技術なんでしょうね。
元々はRICHOと並んで国産のコンパクトカメラを作っていたメーカーですから、そのプライドを製品から感じます。
こんなにもユーザーのニーズと搭載スペックを極限まですり合わせたコンパクトデジカメはオリンパスしか作れないでしょうね。。
ニコンは、、キヤノンもそうですが、コンパクトなカメラはミラーレスを含めてイマイチな気がします。。w
STYLUS 1をお勧め出来るポイント
・ ミラーレス一眼シリーズから受け継いだ手振れ補正やオートフォーカス、144万画素の電子ビューファインダー、使い易い操作系統
・ 望遠300mmまでf2.8通しの、明るいレンズ
※店内の試写でも感じるくらいの望遠側の高画質と、望遠側でボケが撮影出来る表現の幅広さ
・ OM-Dシリーズを踏襲したBODYデザイン
僕がこのカメラにキャッチコピーを付けるとしたら
「一眼レフが嫉妬する」
ですね。 パクり?、、どこかで聞いたまんまですけどw
まさにその言葉がハマる気がします。
マイクロフォーサーズ機が嫉妬する。でもいいかもしれませんね。
一眼レフ難民なんて言葉を耳にしますけど、、安めの一眼レフでセットズームレンズよりは、このカメラの方がいい写真が撮れそうです。
個人的な欲を言えば、鏡胴の沈胴分を減らして、マニュアルピントリングが付いたら最強なんですけどね。。。
。。。と思っていたら、調べてみるとレンズの根元のコントロールリングがピントリングと露出変更などの操作リングの2役を兼ねているようです。
しかも、露出変更の時は絞りリングのようなクリック感が有り、ピントリング時はクリック感の無い滑らかな動きになるとのこと。。
死角ゼロですね。。。まったく恐れ入りました。
ちょっと予算オーバーでしたが、その他の必要な要素は十分に満たしていたので、即決で決めることが出来ました。
この先、親父は気に入って使ってくれるでしょうか。。