先日、漫画メイドインアビスを読んで以降、漫画の面白さを思い出し、ハマっている管理人。
これから改めて漫画を嗜んでいく上で、まず表題の件を思いつく。あんまり定期的に漫画を買わなくなって5年近く経つのだけど、電子書籍が想像以上に発展している。試しにコミックシーモアを覗いてみると、42万冊以上も電子書籍のストックが有るらしい。。そんな有るのか、、
試しに今自分の本棚に並ぶタイトルを検索してみると、全部有る。今まで読んだ漫画を検索してみる。ほとんど有る。
無かったのは浦沢直樹のタイトルだけ。
調べると、漫画家さんには電子書籍化に反対の方もいるようだ。浦沢直樹もその1人。
本当に思っていた以上に電子書籍化が進んでいると初めて感じた。
なので、漫画を嗜む上で電子書籍にするか?紙の漫画にするか?という、数年前には考えもしなかった選択に迫られる。
電子書籍のメリット
・ipadを買う理由が出来る
ipadって今まで必要性を感じなくて手を出さなかったけど、漫画読むならipad必要!ってなるのがなんか嬉しい。
・省スペース
タイトルや購入先によって違いは有ると思うが、単行本1冊200MBくらいらしい。
ipadの記憶容量が128GBだとして、100GBを漫画に当てる場合、500冊は入る。
500冊というと、単行本を1.5cm厚だとした場合、積み重ねたら7.5m。
高さ120cm棚4段、横幅80cm強の本棚2個分くらい。その質量が400g前後A4サイズ程度のタブレットに収まる。
・どこにでも簡単に持ち運べる。
・いつでも瞬時に漫画が買える。本屋に行く必要も、アマゾンで注文した漫画を受け取ったり梱包を開けたり箱を始末する手間も無い。
・単価が安い。紙の漫画より数十円安い。
メリットはこの上なくメリットで、完全に思える。しかし、何事もデメリットがある。
電子書籍のデメリットは、多分写真で言えばフィルムとデジタルに似てると思う。フィルムで撮れる写真はデジタルでも撮れるという人もいるし、フィルムでしか得られない表現が有るという人もいる。
デジタル機器で撮影したデータは写真ではなく、最終的に印画紙に表現したものが写真である、と言っていた写真家がいる。個人的にはその通りだと思う。
その話を電子書籍に置き換えると、電子書籍は漫画ではないということになる。極端だけど。
要はデジタルデータは中間生産物、半製品なんだろうと思う。最終生産物は印画紙であり、紙の印刷物。写真も漫画も、それが発明されてから今まで、紙の上に表現されてきた。
詳しくは知らないが、同じく紙や布に表現される絵画はデジタル化されてないように思う。絵画作品に対してデジタル機器を使うとしたら、パンフレットや販促関係のみではないかと思う。例えばデジタルスキャンした絵画のデータが有ったとして、価値は無いと思う。それはパンフレット用の中間生産物である。液晶画面で絵画作品を鑑賞する人はいない。
進撃の巨人。以前進撃の巨人展に行った時に、初めて印刷前の生原稿を見た。紙を飛び出すような集中線や、絵に迫力を出す線の強弱に単行本以上の情報量を感じた。漫画は絵画と同じく、紙の上に表現された芸術であると思った。
漫画は大量生産品なので、生原稿を元に製版、印刷されて単行本になる。印刷は詳しくないので割愛するが、原稿から縮小印刷されて単行本になる。その工程は少なからず、原稿の完全な再現にならない物性的制限が有ると思われる。
漫画家や印刷所はそれを想定して原稿作りや製版・印刷をしている。出来る限り、自分の、漫画家の原稿に近い印刷物を読み手に届ける為に。
では、電子書籍はどうか。
単行本をデジタルスキャンしたデータの電子書籍を、規則配列されたドットの液晶画面を通して見る。 液晶によっては260dpiを超えて、紙に限りなく近いとか言われるけれど、紙では無い。タブレットによってスペックは様々で、紙と違って一様ではない。スマホなんかではそもそも見開き出来ない。
漫画家は電子書籍化されることは前提に製作工程を変えるのか。変えないと思う。
元々デジタルで描いている漫画家や、デジタルスキャンしても影響の無い漫画なんかはその限りでは無いと思うけど。
まとめると、、
漫画を電子書籍化した時に作品として何か失われているものが無いのか、ということ。個人的な結論としては、目に見える違いはもちろんのこと、言葉や単位、数字で表すことが出来ない何かも欠落していると思う。
長くなったけど、紙で読んだ方が良くね。
スキャン画質がどうとか、ipadがどうとか、容量がどうとか、何にも考えなくていい。
本棚買うべし。
これを3個並べるスペースが有るので、1個ずつ買おうかなと検討中。
これから改めて漫画を嗜んでいく上で、まず表題の件を思いつく。あんまり定期的に漫画を買わなくなって5年近く経つのだけど、電子書籍が想像以上に発展している。試しにコミックシーモアを覗いてみると、42万冊以上も電子書籍のストックが有るらしい。。そんな有るのか、、
試しに今自分の本棚に並ぶタイトルを検索してみると、全部有る。今まで読んだ漫画を検索してみる。ほとんど有る。
無かったのは浦沢直樹のタイトルだけ。
調べると、漫画家さんには電子書籍化に反対の方もいるようだ。浦沢直樹もその1人。
本当に思っていた以上に電子書籍化が進んでいると初めて感じた。
なので、漫画を嗜む上で電子書籍にするか?紙の漫画にするか?という、数年前には考えもしなかった選択に迫られる。
電子書籍のメリット
・ipadを買う理由が出来る
ipadって今まで必要性を感じなくて手を出さなかったけど、漫画読むならipad必要!ってなるのがなんか嬉しい。
・省スペース
タイトルや購入先によって違いは有ると思うが、単行本1冊200MBくらいらしい。
ipadの記憶容量が128GBだとして、100GBを漫画に当てる場合、500冊は入る。
500冊というと、単行本を1.5cm厚だとした場合、積み重ねたら7.5m。
高さ120cm棚4段、横幅80cm強の本棚2個分くらい。その質量が400g前後A4サイズ程度のタブレットに収まる。
・どこにでも簡単に持ち運べる。
・いつでも瞬時に漫画が買える。本屋に行く必要も、アマゾンで注文した漫画を受け取ったり梱包を開けたり箱を始末する手間も無い。
・単価が安い。紙の漫画より数十円安い。
メリットはこの上なくメリットで、完全に思える。しかし、何事もデメリットがある。
電子書籍のデメリットは、多分写真で言えばフィルムとデジタルに似てると思う。フィルムで撮れる写真はデジタルでも撮れるという人もいるし、フィルムでしか得られない表現が有るという人もいる。
デジタル機器で撮影したデータは写真ではなく、最終的に印画紙に表現したものが写真である、と言っていた写真家がいる。個人的にはその通りだと思う。
その話を電子書籍に置き換えると、電子書籍は漫画ではないということになる。極端だけど。
要はデジタルデータは中間生産物、半製品なんだろうと思う。最終生産物は印画紙であり、紙の印刷物。写真も漫画も、それが発明されてから今まで、紙の上に表現されてきた。
詳しくは知らないが、同じく紙や布に表現される絵画はデジタル化されてないように思う。絵画作品に対してデジタル機器を使うとしたら、パンフレットや販促関係のみではないかと思う。例えばデジタルスキャンした絵画のデータが有ったとして、価値は無いと思う。それはパンフレット用の中間生産物である。液晶画面で絵画作品を鑑賞する人はいない。
進撃の巨人。以前進撃の巨人展に行った時に、初めて印刷前の生原稿を見た。紙を飛び出すような集中線や、絵に迫力を出す線の強弱に単行本以上の情報量を感じた。漫画は絵画と同じく、紙の上に表現された芸術であると思った。
漫画は大量生産品なので、生原稿を元に製版、印刷されて単行本になる。印刷は詳しくないので割愛するが、原稿から縮小印刷されて単行本になる。その工程は少なからず、原稿の完全な再現にならない物性的制限が有ると思われる。
漫画家や印刷所はそれを想定して原稿作りや製版・印刷をしている。出来る限り、自分の、漫画家の原稿に近い印刷物を読み手に届ける為に。
では、電子書籍はどうか。
単行本をデジタルスキャンしたデータの電子書籍を、規則配列されたドットの液晶画面を通して見る。 液晶によっては260dpiを超えて、紙に限りなく近いとか言われるけれど、紙では無い。タブレットによってスペックは様々で、紙と違って一様ではない。スマホなんかではそもそも見開き出来ない。
漫画家は電子書籍化されることは前提に製作工程を変えるのか。変えないと思う。
元々デジタルで描いている漫画家や、デジタルスキャンしても影響の無い漫画なんかはその限りでは無いと思うけど。
まとめると、、
漫画を電子書籍化した時に作品として何か失われているものが無いのか、ということ。個人的な結論としては、目に見える違いはもちろんのこと、言葉や単位、数字で表すことが出来ない何かも欠落していると思う。
長くなったけど、紙で読んだ方が良くね。
スキャン画質がどうとか、ipadがどうとか、容量がどうとか、何にも考えなくていい。
本棚買うべし。
これを3個並べるスペースが有るので、1個ずつ買おうかなと検討中。