引っ越してからプロジェクターの設置が上手くいかずに、届いてからしばらく積んでしまったのですが。。
新世紀エヴァンゲリオンのブルーレイBOX。仮設置ながらようやく見れました。
画質・音響共にレベルの高い仕上がり
いやー驚きました。。画質いいですね。
特にオープニングなんかは作り直しましたと言われても分からないかもしれない。。
DVDとは全然違いますね。 通常DVDの場合は解像度720Pを1080Pに、さらにプロジェクターで80インチに引き延ばすので線がぼやけてたりして粗が目立つんですが、そういった無理な感じが全く無いですね。
引き延ばしに耐える高いデータ密度を感じました。
元々はセル画を撮影した映像なのでもちろんシーンによって違いは有ったり、フィルムの傷等が写り込んでいたりしますが、全然綺麗だと思います。
細部も滲まないので非常にクリーンで好ましい画になっています。
あと特筆すべきは暗部の扱い。
明暗部の階調が凄くいい感じです。
そして細部が潰れない、かといって暗部が浮かない絶妙なラインで作られてます。
狙って調整してあるんでしょうね。。他のアニメ作品と比べてもかなり自然に表現されてます。
劇場版アニメと比べるのもあれですが、、ジブリのブルーレイを見た時のような安心感を感じます。
素性が良いので、プロジェクター側の調整にも耐えます。
新劇場版EVAよりも少し多めにノイズリダクションをかけて、エンハンスで輪郭を少し出すといい感じになりました。
ビクターのプロジェクターにおいて、4KプロファイルはSDにしました。ブルーレイだと普段はフィルムなんですが、この作品においてはSDの方がセル画のベタっとした輪郭が逆にいいなと思いました。
フィルム設定で輪郭をモヤッとぼかしてごまかさなくても、細部まで破綻がない。
今まで見ていたDVDの甘さが全く感じられないので、何だか新鮮さを感じますね。
音もめちゃくちゃいいです。。。
期待以上に音が良くて、これもまた驚きました。 これもまた、新たに録音しましたと言われても信じていまいそう。。。
5.1chのDVDと聴き比べてないのですが、恐らくはDVDより良いのでは。。。音にしてもやっぱりデータ量が違うのでしょうね。
特に台詞が良かった印象です。凄くクリアで聞きやすい。
DVDではやや後付け感が有ったサラウンド効果に関しても、自然で好ましく感じました。
ダイナミックレンジが広がった感じでしょうか。 監督こだわりの音響が十二分に楽しめます。
DeathとAir、まごころ楽しみだなぁ。。。
『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン DTS COLLECTORE'S Edition』でも満足でしたが、それよりも絶対良いですから。。
最後まで見て、またレビューします。
※ 9話まで見た感想
5話以降、アスカ来日を経てコミカルなシーンが増えていくわけですが、新劇場版には使用されなかったプロットも多く、久々に見ると面白いですね。
特にトウジやケンスケの登場シーンを見ていると、シンジを支えたのは彼らだったんだなと思い出します。
第4話で『雨、逃げ出した後』でネルフから離れたシンジが行き着いた先はケンスケの1人サバゲーテント。 ケンスケが自分と同じ母親がいない境遇だと知り、単なるクラスメイトから距離が縮まっていく。
新劇場版では、クラスメイトが全員が4thチルドレンの候補という設定が無くなっているのも理由なんでしょうか。 ハリネズミのジレンマを持つシンジが友達を得る過程はかなり省略されていて見られません。
「碇に文句言うやつがおってみい、ワイがパチキかましたる」この台詞も久々に聞きました。。。ほんといい奴ですよね。
僕が新劇場版ファイナルで一番期待していることは、28歳になったトウジとケンスケが登場すること。Qを見た後いつも思うんですよね。。
トウジもケンスケもきっと人間ですから、サクラ同様に年をとっているのではと思います。
新劇ではトウジは3号機乗ってないですし、元気でいて欲しいなぁ。。。
辿り着いた先はシンジに希望を与える、、みたいな予告も有りましたし、期待出来るのではないかなと思ってます。
もっと妄想すると、、ケンスケにヴンダーみたいなエントリーシステムの戦艦を操ってもらいたいものです。
第9話『瞬間、心、重ねて』は色々と新劇場版と相違点が多くて面白いですね。
カジのミサトに対する過剰な接触とか。。ジェリコの壁とか。。。w
この作品に登場する大人は生々しいというか、等身大なんですよね。ミサト達と同年代になってからの視聴で改めて実感します。
大人と子供がはっきりと分かれていて自分の気持ちをそのまま表に出すような態度や行動が多い。 最近のアニメに多い「子供側から見たこんな大人像」みたいな大人のキャラクターとはちょっと違う感じ。
そういえばエウレカセブンはこの部分を上手く取り入れてましたね。。
昔見た監督のインタビューで、全てのキャラクターはそれぞれ違う自分なんだ、みたいなことを話していたのを思い出します。
当時の監督は30代ですから、特に大人のキャラクターには思い入れも有ったのかもしれませんね。
思いがけず、期待を超えるクオリティだったので本当に感動しました。。。
記憶の中で段々薄れていたTVシリーズがこうも鮮明に映像化されているのを見ると、何だか終わる気がしない。
2015年ついにブルーレイBOXが出て、劇場版のファイナルが終わったら、、今度こそ何もかも終わると想像して意気消沈していたんですが、
不思議なもので、3話まで見て「何か始まるな。。。」という、まるで初めて見たかのような純粋なわくわく感。
ここから新しく始まっていくのではないかという期待感が有りました。
その感覚を覚えたことが、僕の「期待以上」でした。
なんかもうベタ褒めですが、僕みたいにリアルタイムで見ていた世代の人には特に、このブルーレイBOXおすすめだと思います。
【Amazon.co.jp限定】新世紀エヴァンゲリオン NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray BOX (ゼーレ リボルテックダンボー・ミニ付) | |
クリエーター情報なし | |
キングレコード |