最近はフィルムから離れてしまいM3の出動回数もめっきり減ってしまった。でもたまに手に取ると両手にすっぽりと収まる形や、心地良い重さが良いなぁと思ったりする日々。
先日、久々にカメラ関係をネットで見てたらデジタルライカの新製品が発売されていることを知った。M10である。
ついにフィルムライカ並みにボディが薄くなったとのことで、かなり気になり始めてしまい、、新宿マップカメラで触ってきた。
第一印象は、薄い!ではなくて重い!だった。
なんでだろうw 触った感じの大きさはほぼライカM3と同じだなって感覚。
隣のM(typ240)と比べても5mm近く薄くなっており、手に取りたくなるのは間違いなくM10。見た目はそう思えるだけのイノベーションを感じた。
帰ってから調べてみた。
M10 660g+335g=995g
M3 595g+220g=815g
M10はズミルックス50mm F1.4、僕のM3はズミクロン50mmF2.0沈胴。。
180gも違えばそりゃ重く感じる。
ボディは60gくらいしか変わらないならこれは単にレンズの差かな。普段M3で沈胴タイプのレンズを使ってるから重く感じた、という結果。
数字で見るとと一眼レフ並みの995gも触ってるうちに気にならなくなる程度だった。
操作性はかなり良い印象。
ライブビューの切り替えが早い。さすがに最近の国産ミラーレスと比べたら反応速度は劣るけど、全然OKなレベル。液晶の画質もそこそこ。
シャッター音は自然なシュコって音で好印象。
ブライトフレームはLEDの為、電源ONしないと見えないけど、気にならないかな。、、使い始めたら気になるかも? 常に電源ONにしないと撮影前にファインダーで覗いてみるってことが出来ない。
唯一気になった点は、ファインダー採光窓が有る軍艦部右上の形状。尖り過ぎ? 使っていて頻繁に触るような場所ではないけど手に当たると痛い。帰ってからM3の同じ場所を見てみると、うまい具合に面取りされていて触っても痛くない。
かなり欲しいけど現実的に考えて87万円のカメラは衝動買い出来るわけもなく、、
店内を見てると、フィルム時代のMレンズの品揃えが少なくなってた。何年か前は溢れるほど並んでたけど。今はデジタル世代のレンズがほとんど。ネットではどこよりも在庫持ってるから、単にライカブティックになって方針が変わったのかもしれない。
デジタル世代のレンズもいいなぁ、、なんて思ったり。 M10に付いてたズミルックス50mmF1.4、第4世代かな? 引き出しフードで小柄な鏡胴、ヘリコイドのヌルヌル感、、約束された画質。。
そして値札を見て現実に戻る。。w
もしM10とセットで買ったら、、137万?
桁が1つ多いな〜無理だわ〜、、
、、なんて思いつつも、いつか買うぞなんて思いながら店を後にする。
マップカメラの地下はいつもそんなお店。
帰りにヨドバシで現実的なコンパクトカメラを物色した。フジフイルムのX100Fである。
APS-Cセンサーに35mm相当の23mm単焦点レンズが付いたいわゆる高級コンパクトカメラ。
これがなかなか。。 操作性も抜群で、他社には無いフジフイルムならではのフィルムシュミレーションが搭載されている。
値段は先程のライカの1/10。現実的な値段だ。
そして今1番欲している類のカメラ。
ちなみにX100Fの重さは469g。非常に軽い。
がしかし、最新のM型ライカを見た後に日本のカメラを見ると、どうして軍艦部に分厚いでかいツマミを何個も付けるのか、いまいち分かんねーなー、、なんて思ったw
バルナックライカみたいな感じをイメージしているのか。。 使ってみたら割と便利なのかな。。
今回M10もフィルム巻き上げノブがiso感度設定ツマミになってるしw でも基本的にM型デジタルライカのSSツマミは薄くて動かしやすい。
レンズの絞りとフォーカス、ボディのSSとシャッター、この4つが使いやすければ、あとは見た目の問題なのかな。