飲んでわかった「白湯」のうまさと、調べてわかった効能の数々(ライフハッカー[日本版]) - goo ニュース
「最近、白湯にハマっています」
「白湯」を「パイタン」と読んだ、ラーメン好きのアナタ。残念ながら、そうではありません。ここでは私が最近ハマっている、飲むためのお湯「さゆ」についてお話ししたいと思います。
先日、南部鉄器の職人さんを取材した際、見事な意匠の鉄瓶が目に留まりました。せっかくの出会いだし、購入したいと思いましたが、「鉄瓶って、あまり使う機会がないのでは?」と考えてしまい、しばし逡巡...。それを見ていた職人さんが私に言いました。
「鉄瓶で沸かした白湯は、おいしいし体に良いから、騙されたと思って飲んでみなさい」
「騙されたと思って」に弱い私は、その言葉に背中を押されて購入を決意。自宅に持ち帰り、さっそく白湯を試すことにしました。
「ただ沸かせば良いのだろう」と思いつつ、一応、ネットで調べてみると...白湯に関する情報が出てくる出てくる。なんでも、インド発祥の伝統的な医学であるアーユルヴェーダでも、体のバランスを整えてくれる飲み物として推奨されているとのこと。
そして、沸かすだけだと思っていた「白湯のつくり方」について細かく掲載されたページも、たくさん見受けられます。それらを総合すると...
1.フタをした鉄瓶(なければ、やかんでもOK)に水を入れ、強火にかける。
2.沸騰したらフタをとって、湯気を逃がしながら、沸いたお湯を空気に触れさせる。
3.火を弱めて、そのまま10~15分ほど沸かし続けたら、できあがり。
沸かし続ける時間は、短くて「5分」、長くて「20分」と諸説あるようですが、平均すると10~15分でした。当然、どんどん蒸発していってしまうので、空焚きにならないよう、水をタップリ入れて沸かすようにしてください。
飲む際の温度は、体温より少し熱めの50~60℃が最適だそうですが、実際に計れない人は「すすって飲める程度」と考えてください。コップ1杯の白湯を5~10分かけて、ゆっくり飲むのが良いようです。
摂取量にも目安があり、アーユルヴェーダの考え方に則ると1日の上限は700~800ml。それ以上飲むと、体にとって必要なものまで押し流してしまい、健康を損なうおそれがあるそうです。
さて、肝心の「味」はというと...最初はあまり気付かないかもしれませんが、飲み続けているうちに「甘み」を感じてきます。また、私はありませんでしたが、体内に毒素が溜まっている人は「甘み」どころか「まずさ」を感じるそう。最初に「まずい!」と思った人は、むしろ飲み続けてみることをオススメします。
さらに、鉄瓶で沸かすことで味がまろやかになるので、とにかく驚くほどおいしいのです。以前、ノドが渇いた時は冷たいミネラルウォーターをがぶ飲みしていた私も、いまでは白湯がクセになっていて、ペットボトルで購入しているミネラルウォーターがほとんど減らなくなってしまいました。
最後に、一般的に言われている白湯の効能を列記しておきます。
○ 毒素や老廃物を押し流してくれる
○ 血行が良くなり代謝が上がる
○ 余分な水分を排出してくれる
○ ダイエット効果がある
○ 便秘が改善する
○ 肌荒れが改善する
○ 冷え症が改善する
○ 寝起きが良くなる
○ むくみがとれる
厳密なアーユルヴェーダの考え方では、人それぞれの属性によって理想の温度や飲み方があるとともに、そもそもの体質・体調によっても効能が変わってくるそう。詳しく知りたい人は一度、アーユルヴェーダを取り入れている病院で診察を受けてみるのも良いかもしれません。
東洋医学の知恵と、日本の伝統工芸品のコラボレート。騙されたと思って、ぜひ一度お試しください。
(奥洋介)
単純なようで、こんな物でも奥深いようで、改めて感心しました。
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「最近、白湯にハマっています」
「白湯」を「パイタン」と読んだ、ラーメン好きのアナタ。残念ながら、そうではありません。ここでは私が最近ハマっている、飲むためのお湯「さゆ」についてお話ししたいと思います。
先日、南部鉄器の職人さんを取材した際、見事な意匠の鉄瓶が目に留まりました。せっかくの出会いだし、購入したいと思いましたが、「鉄瓶って、あまり使う機会がないのでは?」と考えてしまい、しばし逡巡...。それを見ていた職人さんが私に言いました。
「鉄瓶で沸かした白湯は、おいしいし体に良いから、騙されたと思って飲んでみなさい」
「騙されたと思って」に弱い私は、その言葉に背中を押されて購入を決意。自宅に持ち帰り、さっそく白湯を試すことにしました。
「ただ沸かせば良いのだろう」と思いつつ、一応、ネットで調べてみると...白湯に関する情報が出てくる出てくる。なんでも、インド発祥の伝統的な医学であるアーユルヴェーダでも、体のバランスを整えてくれる飲み物として推奨されているとのこと。
そして、沸かすだけだと思っていた「白湯のつくり方」について細かく掲載されたページも、たくさん見受けられます。それらを総合すると...
1.フタをした鉄瓶(なければ、やかんでもOK)に水を入れ、強火にかける。
2.沸騰したらフタをとって、湯気を逃がしながら、沸いたお湯を空気に触れさせる。
3.火を弱めて、そのまま10~15分ほど沸かし続けたら、できあがり。
沸かし続ける時間は、短くて「5分」、長くて「20分」と諸説あるようですが、平均すると10~15分でした。当然、どんどん蒸発していってしまうので、空焚きにならないよう、水をタップリ入れて沸かすようにしてください。
飲む際の温度は、体温より少し熱めの50~60℃が最適だそうですが、実際に計れない人は「すすって飲める程度」と考えてください。コップ1杯の白湯を5~10分かけて、ゆっくり飲むのが良いようです。
摂取量にも目安があり、アーユルヴェーダの考え方に則ると1日の上限は700~800ml。それ以上飲むと、体にとって必要なものまで押し流してしまい、健康を損なうおそれがあるそうです。
さて、肝心の「味」はというと...最初はあまり気付かないかもしれませんが、飲み続けているうちに「甘み」を感じてきます。また、私はありませんでしたが、体内に毒素が溜まっている人は「甘み」どころか「まずさ」を感じるそう。最初に「まずい!」と思った人は、むしろ飲み続けてみることをオススメします。
さらに、鉄瓶で沸かすことで味がまろやかになるので、とにかく驚くほどおいしいのです。以前、ノドが渇いた時は冷たいミネラルウォーターをがぶ飲みしていた私も、いまでは白湯がクセになっていて、ペットボトルで購入しているミネラルウォーターがほとんど減らなくなってしまいました。
最後に、一般的に言われている白湯の効能を列記しておきます。
○ 毒素や老廃物を押し流してくれる
○ 血行が良くなり代謝が上がる
○ 余分な水分を排出してくれる
○ ダイエット効果がある
○ 便秘が改善する
○ 肌荒れが改善する
○ 冷え症が改善する
○ 寝起きが良くなる
○ むくみがとれる
厳密なアーユルヴェーダの考え方では、人それぞれの属性によって理想の温度や飲み方があるとともに、そもそもの体質・体調によっても効能が変わってくるそう。詳しく知りたい人は一度、アーユルヴェーダを取り入れている病院で診察を受けてみるのも良いかもしれません。
東洋医学の知恵と、日本の伝統工芸品のコラボレート。騙されたと思って、ぜひ一度お試しください。
(奥洋介)
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