Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

憑神(つきがみ)

2006年03月08日 09時08分27秒 | ベリーの感想文(本・映画)
憑神

新潮社

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天気    あったかいけど

 

浅田次郎  著 : 憑神(つきがみ)
を、読みました。

 

時は江戸末期、ちょうど新撰組がドツボに嵌りだしたころ。
江戸の町に住む、下級武士の別所彦四郎の物語。
彦四郎は、ちょうど壬生義士伝に登場した吉村貫一朗のように
文武に秀でた、非常に優秀で、誠実過ぎる侍です。
彼もまた、吉村のように報われない侍生活を送っているのですが
ひょんな事から、朽ち果てた祠に手を合わせてしまい
彼の苦悩が始まります。


次から次へとアクシデントが続き
主人公の彦四郎が気の毒なのですが
面白いキャラクターが続出で、結構笑わせてくれるので
辛い悲しい気分になることはありませんが・・・・・。

 

作品を通して、ジローさんの“義”に対する
熱い思い、信念のようなものが感じられました。