何者 | |
朝井リョウ | |
新潮社 |
朝井リョウ 著 : 何者
を、読みました。
大学の近くでルームシェアをする、主人公拓人と光太郎。
その部屋の真上にたまたま住んでいた、理香と隆良は、
光太郎の元カノの瑞月の友人だった。
同級生同士、一緒に厳しい就職戦線を勝ち抜こう!と
就活グループを発足したのだが・・・・。
いや、いや。今どきの若者ってホントに大変ですね。
便利だけど、めんどくさくもあるネット社会が
さらに進みすぎちゃって、掌で操作できるようになってしまった代償?
私もこうやって、ブログを8年以上続けているのだけど
主人公を見ていると、感覚が全然違うんだなと感じました。
なんて言ってると、ネットやsnsがすごく悪いものになりそうだけど
結局は、人次第。便利に使っても、節度や知性で
人を傷つけたり、おとしいれたりせずに利用できるはず。
今では、電話なんかよりも身近なツールになったメールやsnsなどの
媒体を通して、ある大学生の心の内をあぶり出した
当時大学生作家による、直木賞受賞作。
ラスト30ページで、読者に明かされる
就活5人組のタネアカシ。
でもこれ、現役大学生なら読み始めの時点で??これって・・・・・。って
ピンとくることなのかもしれません。
うちも3年後には就活かぁ~。
頑張ってほしいものです。
って、その前に大学受かるのか????