角田光代 著 : 時速四十キロで未来へ向かう
を、読みました。
どこにでもいる小奇麗なOLだった主人公は
ある日なにもが嫌になった。
仕事を辞めて、部屋に引きこもり
ごみを溜め、何日も部屋着で生活する。
絶対にあんな女にはなりたくないと
思っていた女に、あっという間になっていた。
「こんなことってあるな~。」と思った作品でした。
“間違わずに生きている”という思いが強い人ほど
こんなトラップにハマりやすいんだろうな。
でも、今の私はしぶとく立ち直る力が
自分の中にあると、思える。
それは、きっと年をとったからかな?
こんな時に、やっぱり若くないっていいなと、
素直に嬉しくなれるのです。