Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

銀の鍵

2015年10月24日 14時05分13秒 | ベリーの感想文(本・映画)
銀の鍵
100%ORANGE
平凡社


角田光代 著 : 銀の鍵
を、読みました。



我に帰ると何も覚えていなかった。
主人公は、異国で記憶をなくし彷徨い始める。
自分の名前や過去をなくした“私”が持っていたのは
どこか知らない街へ向かう列車の切符と銀の鍵だけ


僅か72ページの本で、短編の物語
映画『記憶のない男』の感想文とあとがきにありました。



この物語のシチュエーションを
今生まれ落ちた、1人の人間と置き換えるとどうだろう。
世に生まれ落ちた時はまるで
この主人公同様、周囲の言葉はさっぱりわからず
もしもそれが存在するとして、前世の記憶も失い
ただ、謎の切符を持っているので
否応なしにその列車に乗り込み
どことも知れない場所を目指す
道中で出会った人の善意に助けられ
運ばれる様に、どこかへ向かって進んで行く
この物語は、まるで人生の様にも見えます


そう思うと、とても短い物語ながら、心に残る物語でした。