銀河夢急行

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本日は近鉄名古屋線の標準軌化完成記念日!? あれから65年か。

2024年11月27日 13時36分47秒 | 鉄軌道
伊勢湾台風による豪雨で近鉄名古屋線の1067ミリ軌間の狭軌の線路がことごとく流失し急遽、大阪線や山田線に合わせて国際標準軌に拡幅されてから65年。近畿日本名古屋〜伊勢中川、そして鈴鹿線の伊勢若松〜平田町で全面竣工したのは確か1959年11月27日のことだったと聞いています。
最後の工事現場は確か今の川越富洲原駅付近だったかな。
当時の佐伯勇社長がゴールデンスパイクこと金色の犬釘を打ち込み、完成を祝ったとも。
まあ、標準軌上で20メートル級の列車の走行と言えば、ミニ新幹線直通区間を別にすれば、国内では近鉄が殆ど唯一無二だ。それに合わせて直通先の京都市営地下鉄烏丸線も同規格だが。
同じ標準軌の京成電鉄や京浜急行電鉄、都営地下鉄浅草線、高松琴平電鉄……どれも18メートル級の車両ばつかりだわ。京阪や阪神、阪急、大阪メトロ、西鉄もせいぜい19メートル級ですね。
山陽電鉄では20メートル級の広軌63形こと2700形が終戦直後に運行されていましたが、なぜか活躍はそう長続きしませんでした。
2歳半児だった私自身もまだ近畿日本鉄道の存在とか狭軌、広軌の違いなんて全く知りませんでした
確かに鉄軌道は本来、このような1435ミリ軌間が理想的。しかしながら、世の中というものは何事もなかなか理想通りにはならないとは、まさしく、このことだね。うん。
湯の山線はまだ軌間762ミリで、架線電圧も直流750ボルト。志摩線は軌間1067ミリだったものの、電圧は750ボルトでした。
養老線や伊賀線は貨物列車の運行継続の理由から、伊勢線(江戸橋〜新松阪)も既に61年での廃止が決定的だったためか、いずれも狭軌のままで復旧させましたね。
その辺りから、名古屋線初のWN式カルダン駆動の通勤型車両の1600系、そしてビスタカー2世の10100系が颯爽と走り出したか。
しかしながら、それ以外は相変わらず狭軌時代上がりの吊り掛け駆動のオンボロ電車のまま。当時の名鉄と、さほど変わらなかったような。
名鉄3800系に準じた深緑色のモ6301形が主役で、台車だけを無理矢理に新調された標準軌用のシュリーレン型に交換。何だかガニ股で滑稽、アンバランスにも映りましたね。菱形パンタグラフも摺り板1本のままで、見るからに貧弱な外観でした。
あれから全体的な車両近代化までは15年近く掛かったような気がしますね。
なお、近鉄名古屋線の通勤型車両がマルーン一色に変わり始めたのは確か64年頃だったかな。




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