9月に入り、大会が始まりだしてクラブ運営も急に慌ただしさが加速しています。 早速、4年生の大会の会場責任者として本部運営。 ウィズコロナの大会運営として、いろいろと規制や文書提出など、通常よりもやることが増えています。 ここまでやらないといけないような試合(大会)が本当に必要なのか?を一度考えたほうが良いでしょう。 気の合ったチーム同士で練習試合することで子ども達も楽しい試合を経験できるのではないでしょうか?
さて、タイトルの「なぜ、全員試合に出場するのか?」ですが、 うちのクラブでは、どんな試合でも全員出場します。
これは、子ども達との約束です。当たり前にしたいです。
理由は簡単。 試合が一番楽しいから!
楽しい体験はたくさんしたほうがいいに決まっています。他にもあります。
- みんなが幸せになれる
- 心が育つ
何で心が育つか?っていうと、
私の経験からお話しします。
私は中学1年からサッカー部に入り本格的にサッカーはじめました。当時は、今ほどの人気もなく、応援に来る親なんかもいないし、実際、親にも「ボールばっか蹴ってないで勉強しなさい」とよく言われたものです。
私は子どもの頃、遊びでサッカーみたいなことはしてました。しかし、リフティングなんか10回もできない下手くそ。サッカーは好きだけど、やるよりも見るのが好きだった。中学3年生まで試合出場なんてありません。試合の記憶どころか、練習の記憶すらない、もしかしたら幽霊部員だったかもしれない。ww
中3の時、監督が変わり、春の練習試合で急に先発出場。この時、私は試合に出たくなかったんです。もはや試合は自分には関係ないものであって、そんなところに出るなんて怖くてしょうがないとこでした。
はじめての試合は、ボールが来てもほとんど自分でキープすることなどなく、ワンタッチで味方に渡してやり過ごすことだけ考えました。失敗するのが怖くて怖くて、ボールなければ失敗はありませんからね。
私が怖がっているのにもかかわらず、試合後には監督から「味方へのつなぎが良かったぞ」みたいに褒められ、さらに、「もうちょっと自分でやってもいいんじゃないか」みたいなことも言われた記憶があります。遠い昔なんで、勝手に美談に変換してるかもしれませんが。ww
この後、私はサッカーすることも好きになって、高校~大学とサッカーを続け、今コーチ業をしております。
私は、試合出場から自信を得ました。しかも1度ではなく、続けて試合に出場することで。これが初めての1回だけだったら、ただ怖い思いをして終わりだったけど、その後も試合に出ることで、失敗して悔しい思いをしたり、うまくできたと何かをつかんだりしてサッカー好きになりました。本当に感謝しています。
試合に出場する効果とは?
- 誰もが自分ごとになる
- 成功すると自信がつく
- 失敗するとうまくやりたいから考える
- 味方のことや相手のこと、他人の気持ちを考える
- 負けると悔しいから練習したくなる
要は、心が育つ!!
子ども達みんなの心が育ったら、良い未来が想像できますよね。
逆に試合に出られないと心が塞いでしまいます。
大人はよくベンチの子ども達に向かって「出たかったら、出られるように頑張れ!」と言ったりします。
これって、頑張っても出られないです。頑張ってるかどうかの基準が子どもにはわからないからです。
具体的に出場のための基準を示してあげれば、別ですが。
子どもは子どもなりに頑張っているんです。
大人の物差しで測らないようにしましょう。
目の前に迫ってきた大会ラッシュ、指導者や保護者の皆さんは、子どもの様子をしっかり見てください。
笑顔ですか?つらそうじゃないですか?つまらなそうにしてませんか?
今までと違う『新しい生活様式』が求められ、大人も子どもも余計なストレスがかかっています。
大人も子どもも、みんなの声を聞いてみよう!
週末から始まるリーグ戦、私も子ども達と対話して笑顔いっぱいの試合にします。
そんな笑顔いっぱいのチームは会員募集中!