どうも抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。
年末年始にはスポーツ中継も盛り沢山
サッカーも高校サッカーを中心に話題も多いですね。
もっと小さな子ども達の大会
全日本U-12サッカー選手権大会も年末に行われ、決勝戦はTV中継されていました。
用事もあれこれでゆっくり観戦出来たのは前半だけでした。
結果は
埼玉県代表レジスタFCが優勝!!
茨城県代表鹿島アントラーズジュニアが準優勝!
決勝戦はレベルの高いゲームでした。
両チームの選手の皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございます!
欲を言えば、もう少しGKからビルドアップできる機会を利用してほしかったなと感じました。
前半だけの観戦だったので
結果を知りたく
JFAホームページで確認しました。
今はホントに便利です。
公式記録までPDFで載せてくれています。
せっかくなんで
その公式記録を覗いてみると
ちょっと気になることありました。
選手の出場についてです。
要はみんな出場してるの?ってこと
決勝戦、優勝したレジスタFCは、2人が途中交代
一方鹿島アントラーズは交代ゼロ…
Jリーグ下部組織でおそらく多くの子ども達から選抜してチームをつくってると思うんですが、交代ゼロはいただけない。
さすがに決勝戦というシビれる場面だから交代できなかったのかも?
ということで、調べてみました。
年末年始は時間があってうれしいですね。
全チーム調査は時間かかり過ぎるので
まずは一番たくさんの試合数をこなしたファイナリスト2チームだけ。
レジスタFC
①5,7,9,10,14,18,21,22 交代4,8,11
②5,7,9,10,14,18,21,22 交代8,11
③5,7,9,10,14,18,21,22 交代1,2,4,6,8,11,17,20(全員出場)
④5,7,9,10,14,18,21,22 交代なし
⑤5,7,9,10,14,18,21,22 交代1,2,4,6,8,11,17(GK1人残し全員出場)
⑥5,7,9,10,14,18,21,22 交代なし
⑦5,7,9,10,14,18,21,22 交代8,11
鹿島
①1,3,6,7,8,10,11,16 交代4,5,9
②1,3,4,6,7,8,10,11 交代2,5,9,13,14,19
③1,3,5,7,8,9,10,14 交代2,4,6,11,13,16,18,19(全員出場)
④1,3,6,7,8,10,11,16 交代5,9
⑤1,3,6,7,8,10,11,16 交代5,9
⑥1,3,6,7,8,9,10,11 交代5
⑦1,3,6,7,8,9,10,11 交代なし
補足
○内数字は試合、その横からの数字は選手の背番号、先発8人と交代選手
①②③が予選リーグ
④以降はトーナメント
⑦のみ1日1試合でその他は1日2試合
4日間で7試合
【調べてみて感じたこと】
・なかなかのハードスケジュール
・7試合で全員出場はどちらも1試合のみ、トーナメント進出決定後の予選最終戦
・交代選手ゼロの試合もある
・どちらもほぼ先発メンバーが変わらない
・交代選手もパターン化されてる印象
以上
これ以外に皆さんが感じたことあれば、直接でもなんでもいいので教えてください。
参考にします。
先発メンバー固定や交代選手のパターン化は、日本の野球文化の影響があるのかもしれませんね。
1番バッターは選球眼が良く足の速い人、2番はバントが上手で、3番は打率や良い人、4番でホームラン、みたいな
投手の継投も「勝利の方程式」といった決まった継投策。
しかし、
メジャーリーグMVP と大活躍の大谷翔平選手は今シーズン1番や2番が多かったです。
これは、上位打順の方が相手投手が敬遠で逃げることが減るのが理由だそうです。
さすがに初回のノーアウトランナー無しとか、ノーアウトランナー1塁とかで敬遠できないですよね。
相手のやり方に対して策を講じる
それがスポーツの戦略です。
自分達がやりたいようにはさせてくれません。
サッカーに話を戻しましょう。
日本サッカー協会では育成年代のガイドラインをホームページに掲載しています。
以下のページをご覧ください。
その中でも
特にU-12以下は、誰もが大きな可能性を秘めているので、大勢の選手に多くの機会を与えることが大切です。子どもの健康・安全の面からも、育成の面からも、限られた人数ばかりにプレーさせるのではなく、日頃のトレーニングで多くの選手の力を伸ばし、試合では多くの選手ができるだけたくさんの経験をできるようにすべきです。
と記載しています。
となると、
今の大会の在り方で良いんですか?
多くの選手に機会を与えるために何が出来ますか?
長年、この話題はテクニカルレポートなどにも記載されます。
同じことずっと言ってるだけでなにも変わっていません。
私自身は、全国大会廃止論者なので
やめてしまえば良いと考えています。
でも、どうしてもやりたいのであれば、
毎年言ってるこの課題を解決できるルール設定をしていかないと先に進みません。
本当は実に簡単な話です。
指導者が出場したい選手をみんな出場させれば良いだけの話です。
先発メンバーも固定せず、
対戦相手の特徴や自チーム選手のコンディションや相性などにより、ゲーム内容を想像して先発や交代選手を変えていくことも指導者の醍醐味ですよね。
何も難しいことはない!
JFAももっと真剣に考えよう!
どうしたら全員試合に出場できるのか?
ガイドラインに書いているだけで、本当はそんなに問題視していないなんてことはないですよね。
ちなみにもう1チーム記録を調べました。
静岡県代表清水エスパルス
実は、うちのクラブと同じく
JFAグラスルーツ推進賛同パートナー(補欠ゼロ)でもあります。
そして、予選リーグの出場選手は
①1,4,5,6,9,10,11,14 交代12,13
②1,4,5,6,9,10,12,14 交代15
③1,4,5,6,9,10,11,14 交代なし
16人登録11人出場
これもどうなんでしょう。
ま、言い訳はいくらでも出てくるでしょうけどね。
絵に描いた餅にならないように、
また、自チームは全員出場しているから良いではなく、
私達も、もっともっと考えます。
どうしたら、みんなが試合に出場してサッカーを楽しめるのか?
2022年も『みんなで楽しく!』
これでいきましょう!!