抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

ルールでしばるより、自然な雰囲気つくりたい

2021年01月25日 09時54分00秒 | 指導者
どうも抹茶コーチこと永田です!

今回は、ついつい大人がやってしまうこと。「ルールでしばること」についてお伝えします。

この「ルールでしばること」は、大抵の場合、大人も悪気はないんです。
むしろ、良かれと思ってやっています。

サッカー指導なんかでよくありがちなのが、
「ゴールしたら、すぐにみんなで喜ぶこと!喜んでないチームは得点無し!」
なんてルール。

わかりますよ。
私も昔はよくやってました。
なんちゃらトレセンとかで指導してる時に。子ども達がゲームやってるのに元気がないから、しょうがないなァなんて思いながら、こんなルールでしばります。

すると、子ども達は素直なので、急に「イェーイ!」「ナイシュー!」なんて声出します。ホントに喜んでるかは別として…。

これなんて、ホントに大人は悪気はないですよね。良かれと思ってやっています。
でも、やっぱりやらされてることは定着しません。
心から喜んでる状態ではないこと多いです。
でもキッカケにはなるので、キッカケづくりにやっても良いと思います。

では、どうしたら良いのか?

ちょっと考えてみましょう。

なぜ喜ぶのでしょう?

・うれしいから
・達成感
・思っていた通りにプレーが出来た時
などなど

なぜ喜びが表現できないのか?

これは仮定ですが、
・恥ずかしい
・そもそも喜び方を知らない
また喜ぶ時の反対で
・うれしくない
・達成感がない
・ゴールしたが思っていた通りではない
などなど

こんな風に考えると…
対処法が浮かんでくるじゃないでしょうか。

私が良くするのは、
・コーチがどっちがゴールしても常に喜んでいる
・自分も一緒にゲームに混じって点取って大喜びする
・ゴールだけでなく、常に「おっ!」って思うプレーに声をかける(いいぞ、とか、いいね)

子ども達は真似してるわけではないでしょうけど、だんだんこちら寄りになってきます。
これ時間かかることもあるので、すぐに直したい方にはオススメではないですね。

すぐに声出して欲しい方にオススメなのは、
ドッジボールです。
または、鬼ごっこ。
大事なのはトレーニングっぽくならずに、本当に遊ぶことです。

要は遊びは喜んでやります。声も出ちゃいます。




ドッジボールなんて、いろいろ仲間に指示しながらやりますよ。

これも良くありますが、
「声出せ〜!」
って大人が言いますよね。
そうすると、「いけー!」「ヘイ!」なんて言葉じゃないもの出てきますよね。
声出すだけだから「わー」でも良くなりますね。

やはり、対話や会話が重要です。
大人と子どもの関係も対話が大事です。
そして、つい声が出ちゃうような環境や雰囲気をつくることも大事ですね。

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苦手をつくらない

2021年01月18日 22時03分00秒 | 遊びがモノをいう
どうも、抹茶コーチこと永田です。

1月17日日曜日バレーボール体験教室を開催しました。
これはジュニアサッカーチーム FCポーラスター磐田5,6年生を対象に、様々なスポーツ体験をする試み。その第2弾として子ども達にバレーボールを体験してもらいました。
小学校でも体育の時間にバレーボールの授業はあるじゃないかと思いますが、そこはスポーツを本気の遊びとして楽しんじゃおう!というクラブですから、講師は本格的な方をお呼びして、そのスポーツの本質を学んでしまいましょう!!
ということで、

くまさん

サラさん
V2リーグ所属ブレス浜松の下部組織、ブレス浜松スクールコーチのくまさん(宮野裕喜さん)とサラさん(菅原麻衣さん)のお二人に指導してもらいました。

くまさんとは、しつもんメンタルトレーニング仲間として以前からお世話になっていまして、サッカー小僧達にバレーボール指導なんて私の変わったリクエストに二つ返事で引き受けてくれました。




サラさんは、なんと昨年まで選手としてブレス浜松でプレーしていたアスリート!
キャプテンを務めていたということで、優しい顔の奥に熱い魂を感じました。
二人のテンポ良い楽しい指導で子ども達はどんどん上達しました。

一人ボール1個持ってボールフィーリング。





手、足、頭と様々な基本的なボール操作からオーバーハンドパス、アンダーハンドパス、サーブ、その後に2人でパス繋いで、最後は4vs4のゲーム形式。
みるみる子ども達も上達し、結構本格的なゲームになって楽しかったです。
終始楽しい雰囲気で指導してくれたくまさん、サラさん、ホントにありがとうございました!!

この他競技スポーツ体験は、夏のサーフィン教室が第1弾で今回が2回目。
この普段と違うスポーツをするメリットとしては、
①普段と違う筋肉を刺激する
②やってみる勇気、チャレンジする心が芽生える
③リフレッシュできる
と考えています。

まず①はついて。




子ども達と一緒に私も参加して動いてみました。子どもの頃から球技が大好きで、バレーボールは中学や高校の球技大会の定番ですから、これも遊びの中でよくやりました。だから自信ありました。笑
しかし一晩寝たら、腿裏(いわゆるハムストリングス)の筋肉が筋肉痛になりました。
バレーボールはジャンプが多いです。
一番楽しいのは、相手コートにスパイク叩き込むこと。ガッツリ入ったわけではないのに、このジャンプの連続で結構筋肉の張りがあります。
張りがあるということは、よく使ったってことで、鍛えられたということ。
サッカーでは、全力でジャンプするシーンはなかなか多くなく、ジュニアサッカーにおいてはヘディングでのプレーも多くないですから、子ども達にも良い刺激入ったんじゃないかな。



②については、やはり慣れないスポーツなので自信が無く、はじめは順番にプレーする時には消極的で、「どうぞ、どうぞ」と譲り合う場面がありました。
しかし、やってみたらなんてことはない。
難しく考えないで、まずやってみる。
やってみたら大したことではないって事にも気づきます。
子どものうちに苦手をつくらないことは大事です。何でもやってみよう!っていうチャレンジ精神を養うことも良い刺激ですね。

そして③は、やってみたら楽しくて、「上手くやらなきゃ」ってストレスもないから、笑って盛り上がってすっかりリフレッシュしました。

みんなの笑顔がホントに良かったな!

終わってからモップ掛けのお手伝いしてくれた子から、「次はバドミントンやりたい!」とリクエストもありました。
おっ、それイイネ!!
バドミントンといえば同級生が本格的にやっていたな〜。
上手いこと協力してくれないかな〜。笑

最後に、総合型地域スポーツクラブについて考えていることをお話しします。
平成30年7月現在全国に3599の総合型クラブがあるそうです。様々なスポーツをする機会を創出することクラブとして活動しています。
私たちクラブも単一種目だけでなく、たくさんの種目が選べると良いと考えています。
しかし、今あるクラブのほとんどは、様々なスポーツチームや教室を一箇所に集めたものであり、一人が種目を選ぶことは出来ますが、一人の子どもが、サッカー、野球、バスケットボール、バレーボールなど年間通していろんなスポーツ活動をするところはないように思います。
結局、それは単一スポーツをそれぞれしているだけで、たくさんのスポーツの刺激を受けることはありません。
少なくても小学生年代では単一スポーツではなく、いろんなスポーツすることが大事だと考えます。
例えば、4〜6月は野球、7〜9月は水球、10〜12月はサッカー、1〜3月はバレーボール、なんて四半期毎に活動を変えていく。
最後の月は、大会なんてやってみたりして楽しんでみたりするなんていいと思いません?
それじゃ、体育じゃん!ッと思ったあなた、
そうなんです。イメージは体育でいいんですよ。
だけど、体育でやってる中でも楽しいとこだけ集めて全部やる。
いろんな身体の動きをマスターできて、中学年代から本格的な専門競技やったらスゴイ選手とか出てきそうだけどな〜。

そんな考えのもと、他スポーツにも興味を持って活用し、活動しています。



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意思を伝え合うトレーニング

2021年01月13日 09時58分00秒 | トレーニング
どうも抹茶コーチこと永田です。
先日の高校サッカーネタの際に伝えることを伝えましたが、それについてうちのクラブでのエピソードを交えて今日はお伝えします。

意思を伝え合うためには、まず相手に伝えることが必要です。当たり前ですけど。
これがなかなか難しい。
しかし、しつもんに答えることで簡単に伝えることができます。
ですので私のスクールでは毎回、
「今日は何やりたい?」
と聞いてみます。
抽象的なしつもんなので、はじめはなかなか答えづらいのですが、慣れてくれば好きなこと発言してくれます。
発言するようになるには、伝えた言葉や意思を認めてあげることが大事です。

サッカースクールの参加者は18人。
普段は3つや4つのグループに分けて、分けた時点でビブスで色分けしてトレーニングすることが多いです。
効率が良いのでこうするコーチは多いでしょう。
これをあえて9人2チームに分けて、2コートでのミニゲームをします。
4vs4コート、5vs5コートに分かれでミニゲーム。
これをどちらのコートでプレーするかを子ども達が決めます。





これは時間は少し掛かりますが、以下のような2つの効果があります。

①自分で他人に意思を伝えられるようになる。
②他人の意思を受け止められるようになる。

スクールでは異学年で小学1年〜3年生までいます。だいたい3年生が中心になって話し合いが始まります。
まるで学級会のようです。笑
「4人の方に行きたい人〜?」
行きたい子が手を挙げる。
ここで1年生ばかりになりそうだと、それでは勝てないと判断して、学年のバランスなどを考慮して折り合いをつけようとします。
この『折り合いをつける』ことも社会では重要ですよね。
自分の意思を貫くだけでなく、他の人の意思も考慮する。他人の気持ちをわかろうとすること。
1年生も「〇〇くんとは絶対に同じチームが良い!」
と最低限の要求をします。笑
中心になってるお兄さん3年生がそれを組んで最終的なチーム編成します。

ゲームは前後半で両コートの得点を足し算します。なのでハーフタイムに隣のコートの状況を確認し、作戦を考え後半に向かいます。

人間的な成長はもちろんですが、編成によって守備的なチームや攻撃的なチームになることがあるので、前半での戦いから自分達で状況を考え、守備意識高めたり、攻撃意識を高めたり、サッカーの本質的な部分の向上にも非常に役に立ちます。
見た目の技術的な部分はまだまだに見えますが、駆け引きや考える力は充分成長しています。

まだまだ余白もいっぱいでこれからの成長が本当に楽しみです。

今年度もあと3ヶ月切りました。
次の学年に向けて、子ども達も大きく成長する時期です。
寒さに負けずに頑張っていこう!




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伝え合って楽しもう!

2021年01月11日 17時55分00秒 | 高校サッカー
あけましておめでとうございます!
抹茶コーチこと永田です。
すでに新年11日にもなってますが、本年もよろしくお願いします。

1月はサッカーフリークにとっては忙しいシーズンですね。
元日には天皇杯決勝戦、昨日は全日本高校女子サッカー選手権大会決勝戦、そして今日は全国高校サッカー選手権大会決勝戦、と熱い戦いが目白押しです。

天皇杯はJ1を圧倒的強さで優勝した川崎フロンターレが2冠を達成。
高校女子は藤枝順心が連覇。
先程終わった高校選手権は山梨学院が青森山田をPK戦で下し2度目の優勝。
3回戦で優勝した山梨学院にPK戦で敗れた藤枝明誠はホントに惜しかったですね。
いつか順心、明誠の藤枝学園姉妹校優勝が実現すると面白いね。

これだけレベルの高い試合がテレビで観られるのは本当に幸せだな。
うちのクラブの子ども達はどのくらい観てたかな?
観ることでプレーのイメージも蓄積されるからね。

先週からはじまったポーラスターの活動の中でも良いイメージのプレーはたくさんありました。
みんな成長してるよ。

ところで、今回の高校選手権で話題となったのは、ロングスロー。
随分前からいろんなチームがやっていて、もはや高校サッカーの定番となっているのかと思ったら、なんだか炎上してるとか。笑

個人的には、いい攻撃だと思うし、あれだけ投げられるなんて、素晴らしい身体能力だから羨ましいけどね。
あんな選手になれるように幼児、小学生の段階で様々な身体の動きを体験しておくことが必要だね。
欲を言えば、もっとバリエーションがあると面白いだろうな。
全ての試合を見たわけではないので、一概に言えないけど、決勝戦で見せたロングスローはお互い同じようなパターン。
セットプレーと考えたらもう幾つか欲しいよね。
それだけの練習してる時間はないからなかなか出来ないかもしれないけど、即興でも良いよね。
例えば、早いバウンドさせるボールとか。
ロングとみせてのショートスローとか。ww
実はもうやってみたけど、上手くいかないのかもしれないか。
でもここでも駆け引き必要ですよ。

なんか選手同士で相談して、あーして、こーして、こうなって…
って考えるのも楽しいからね。

あの決勝戦の緊迫した状況で、そんな遊び心があったら、土壇場でもっとスゴイことが起きたかも。



うちのクラブでは、子ども達同士の話し合いはよくあります。
自分の意思を伝える、他人の意思を受け止める、とても大事な要素です。
そうやって大人に成長するんだな。


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