抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

楽しいだけじゃ…

2018年11月13日 21時12分54秒 | クラブ運営
11月13日火曜日
前回のブログ、書いた後に同じタイトルで書いたことあるような…と思い、検索してみると。
全く同じタイトルで、なんと!!同じ日付11/2に書いてました。
ちょっとビックリ!
この時期に感じるんですかね〜。


今日は、若手コーチとの会話の中から出た話を。

自分が指導の際に気をつけることは"楽しさ"を追求して、子ども達と常に遊んでいる感覚です。
そんな風に"楽しさ"を強調すると、
「楽しいだけじゃ強くならない!厳しさも必要だ!」とよく言われます。

本当にそうなんでしょうか?
楽しいだけでは上手くなったり、強くなったりしないのでしょうか?

自分は特に厳しさを与える必要は無いと考えています。
厳しい状況なんて与えなくても向こうからやってきますよ。

"楽しさ"には段階があると思う。
例えば、キック。
園児などサッカーはじめたばかりの子どもなら、遠くにポーンと飛ばすだけで楽しいでしょ。
もっと小さい子なら足を振って前に転がれば、楽しいでしょ。
その後、コーンとかあれば、当てようとする。
遠くへ飛ばす楽しさから、狙って当てる楽しさにレベルアップする。
その後、GKなど相手の存在を知ると、GKの届かないところを狙ったり、タイミング外したり、駆け引きを楽しむようになるでしょう。
その先にも壁が現れ、その度にそれを乗り越えるために考える。

楽しさの先には壁が現れ、その壁を越える工夫をするようになる。
もっと先には、誰からも与えられることなく厳しい現実を突きつけられることでしょう。
そうなった時に、この"厳しさ"さえも楽しむことの出来る大人になってるんじゃないでしょうか?

よく言う、「プレッシャーを楽しむ」というのは他人から与えられたプレッシャーでは無く、楽しみの先に現れたプレッシャーだからこそ楽しめる。

これからも、とことん楽しんでプレー出来る選手育成を心掛けていこう!!

そのためには、『待つ』こと大事。
じっくり待てる指導者を目指そう!!

では、また。
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喜びの表現

2018年11月02日 17時43分46秒 | トレーニング
11月2日金曜日

スクールがお休みなのにスクールでの写真。ww

今年度は地域の技術委員長なるものに就任しまして、各地区のトレセン活動を見に行く事が多いです。
先日もトレセン活動にお手伝いとして参加しましたが、楽しそうな雰囲気ではあるんだけど、どこか気を抜いているような雰囲気が伝わってきました。
トレーニング前の準備などもあまり積極的では無いようです。
やはりトレーニング中でも自発的な意欲が足りないように感じられました。
最後のゲームでも、得点してもシラーっとしていて何とも物足りないものでした。

そこで、ゴールしたら、
「ゴーーール!!」
とアナウンサーのような雄叫び上げて自分からガッツポーズしてみましたが、反応はイマイチ…
「あれ?ゴール入ってなかったかな?喜んでないから?」
というと、
「イェーーーイ!!」
と半ば無理矢理言わせた感じです。

すると慣れてくればどんどん声も出て、終いには
「やっぱり、このくらい盛り上がらないとね」
なんていう子もいました。
すると、プレーの質も、いわゆるインテンシティもどんどん上がり、素晴らしいプレーの連続でした。さすがに地域から選ばれた優秀な子ども達だね。

この"喜びの表現"は、小さい子の方が自然ですよね。サッカー始めたばかり、いや、全くはじめてみたいな園児達ともサッカーしたりしますが、この子達はゴールするとホントに心から喜んでいます。

みんなはじめはそうだったんだよね。
いつからか、こうなってしまう。

それでは残念だ。
一番良いのは、何も言わなくても、子ども達自身が喜びの表現を勝手にすることだけど、自然に出来ないなら、少し手を加えて習慣になるまで待つ必要があるよね。
そして、喜びの表現が習慣になった時、子ども達はとてつもない力を発揮することでしょう。

明日は担当学年の大会に参加。
どんな喜びの表現を見せてくれるかな?

その前にゴールしなくちゃいけないか。
それは難しい課題だ。

では、また。
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