写真はヘンデルを楽しんだ後の二人です。
フレンドリーなコンサートのプログラムを組む時は、
バロックー古典派ーロマン派―近代ーポピュラーー日本の歌ーと
イロイロなジャンルの曲を並べるのが好きです。
今回は
1915年に作曲されたドビュッシーの作品がメインだったので
(戦前とは言え、現代曲に近い雰囲気があります)
1730年に出版されたヘンデルの縦笛用のソナタ と
1894年に初演されたタイスの瞑想曲 を並べたわけです。
ちなみにアンコールには1783年頃作曲されたトルコ行進曲。
というわけで
1730バロックー1783古典派ー1894ロマン派―1915近代のそろい踏み。
ふふふ。満足。
で、お題のヘンデル。(カツラかぶっているなぁ~)
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もちろんバロック時代の作曲家です。(なんと生まれた年はバッハと一緒)
中世ールネサンスを経てバロック時代はなんとも華やかな文化が
花開くのであります。音楽も同様に。
ヘンデルのフルート譜の特徴の一つに
音の数が少なくて非常にシンプルに書かれているという点があげられます。
これは演奏者に作品がまかされている部分が大きく、
フルート吹き自身がスラーや装飾を施さなければなりません。
とはいうものの、当時の様式とかパターンも知らないと
この装飾、付けようがありません。・・・・そんな訳で・・・
全音から出ているメソーディッシュ・ゾナーテンなる楽譜。
これなぞ使ってパターンの学習をすると良いですな。
その他にこの手の装飾のマニュアル本はバロック時代の後期に
クヴァンツやテレマンなどが残してくれています。
ありがたや~ありがたや。。。
御本はこちら。http://www.k3.dion.ne.jp/~masunaga/
で、私は華美に思えるほどに派手~に装飾するのが好きです。
これを考えていると練習なぞずーっと終わりませんが、
とっても面白いんです。
最近、嬉しいことに装飾を施してあるバッハのフルートソナタの
楽譜を見ているとドコの部分がが装飾されているのか・・・
装飾前の原曲が見えるように感じられ、ハッとします。
しつこく装飾を考えていた成果だなぁと一人ニヤニヤしています。