10代の頃はフルートのお稽古中に
『楽譜に忠実に』と教えられていました。
まあ、スタートラインなんですから
とにもかくにも基本ですよね。
とは思うんですが・・・
キャリアうん十年の笛吹きとしては
むかーしにガリガリと練習した作品の記憶と癖は
べったりと残っていてなかなか消えない訳です。
そういう作品を演奏するときは洗いざらいやり直しで
マイナスからのスタートのように思えます。あーあ。
「楽譜に忠実に」というのはどういう意味なんでしょう?
誰かが印刷した楽譜は正確なのでしょうか?
作曲家はどこまで意図して書いているのでしょうか?
楽譜はどこまで音楽を書き表すことができるのでしょうか?
亡き恩師、増永先生が仰っていたことをよく思い出します。
ドイツの音楽はあまり細かく楽譜に指示がされていない。
演奏者に自由も与えられるが
演奏者は書かれていないことを読み取らなければならない。
そんなこんなで大変だ大変だ〜と
クーラウのディヴェルティメントを
分析中でございます。
蝦夷山桜と染井吉野がいっぺんに咲いている
今年のゴールデンウィーク。
例年はちょっとずれるんですけどね?!