9分32秒
この時間が長いのか短いのか。
無伴奏曲である。
ずっと楽器を構えたままであり
ずっとフルートの息遣いのままである。
緊張するパッセージが続くと
呼吸のコントロールに少し余計な力が入る。
そうするとフルートが鳴りにくくなる。
四分休符すらもないのだから
常に100%のコントロールが効いていないと
美しい演奏にはならない。
という課題をコロナ期にやっておったが
このフルートを構える姿勢をずーっと継続すると
腰や首や肩が調子が悪くなる。
お年でございますな。
この曲、ピアノ伴奏も実はあるのだけれど
かなり支配されるので無伴奏の方が美しい。
私の宿題だと思っている。
納得できる演奏ができることを楽しみにしているが
これが私の実力かと思い知らされる作品でもある。