本日、無事母が退院いたしました。
とはいえ、看護師の観察が必要な病状だったため、入院中は寝ていることがほとんどで、足腰が入院前よりも弱っている様子。
明日から、少しずつ散歩へ連れ出さなければいけないので、結構大変かもしれません。
母が入院していた病室
母が入っていた病室は、ナースステーションのすぐそばで、母のように観察が必要な病状(例えば起立した状態から急に意識を失ったりする可能性がある病状など)の患者や、トイレや入浴、食事などで自立が無理な患者、病状が重篤な患者が入っていました。
部屋の作りとしては、病室内トイレを挟んで3ベッドの部屋が2つ。
6人部屋ではありますが、実質3人部屋です。
患者の入れ替わりが多い
母が入院した当初は、母が一番奥のベッドで、手前と真ん中のベッドには、母と同年代かもしくは、かなり年上の方がいました。
そのお二人は、施設などに入居されていたらしく、3日くらいすると転院して出ていかれましたが、すぐに次の患者が入ってきたりして、常に誰かがいたような状態でした。
母の入院が10日ほどになったころ、母のベッドがトイレを挟んだもうひとつの病室へ移動になりました。
移動日当日は、隣のベッドにおひとりいたのですが、すぐに転院されてしまい、2日間くらいは病室が独占状態に(笑)
しかし、テレビのコンセントが壊れているという理由で、また最初の部屋へ戻され、今度は真ん中のベッドに。
その時点で、奥におひとり入っていたのですが、この方はどうも腰を骨折なさって入院したようです。
娘さんがお見舞いに来られていたのですが、聞こえてくるお話の内容から、翌日米寿を迎えられるとの事。
少しアルツハイマーも患っておられるのか、聞こえてくる母娘の会話が面白くて、母も私も笑いをこらえるのに必死(笑)
もしアルツハイマーだとしても、かわいらしくて面白いことを言ってくれるのなら、面倒を見る家族も多少は救われるのかな、などと思ったりしました。
退院する前日、すなわち昨日は、空いていた反対側のお隣にも新しい方がお入りになったのですが、この方は足を骨折なさったらしく、看護師から身体を触られたり動かされたりするたびに、叫び声をあげていました。
年齢は90代といったところでしょうか。
どうしても、処置をするために看護師が身体を動かさなければいけないのですが、そのたびに、もう触らないで、もうやめて、こんなことならもうしなくていい、と、少し気の毒になるくらい痛そうに叫びます。
そして、骨折している方の特徴でしょうか、それともご高齢の方の特徴でしょうか、奥の方も新しく入ってこられた方も、自分では動けないので、何かをしたいときはナースコールをする必要があるのですが、コールを押さずに、一生懸命声を出して、人を呼ぼうとします。
母の見舞いで病室にいた私は、見て見ぬ振りもできず、お隣のベッドまで行って、ナースコールの押し方をお教えしていました(苦笑)
退院当日の朝は大騒ぎ
午前中は、普段面会ができませんので、退院する本日、初めて朝の病室を訪れました。
母は、私が幼いころから朝が弱い人です。
朝食の支度はしてくれるのですが、家族が仕事や学校へ行く時間になると、寝ていました。
そんな感じなので、迎えに行くとまだ母はベッドに寝ていました。
やれやれ、と思いつつ、無理やり起こして着替えをさせ、病室に残っていたモノをバッグに入れて、入院費の請求書が出るまで、病室で待機していました。
この待機中が、もう大変な状態でした。
母が、ではなく、骨折で入院された両隣の方たちが(苦笑)
それぞれ、骨折は自覚しているのですが、ご自分でいろいろしようとなさいます。
しかし、動くことができないので、人を呼びますが、ナースコールは使いません(苦笑)
幸い、朝の時間帯は看護師や看護助手が慌ただしく病棟を行き来するので、気が付いた人が来てくれはするのですが、腰を骨折している方は、勝手にコルセットを外してしまうし、足を骨折している方は、看護師から処置されて、痛い痛いと叫びます。
そして、どちらの方も、いろいろ仰るのですが、その内容が面白くて、真ん中でカーテン越しにその会話を聞きながら、母と一緒に笑いを堪えていました。
入院した日は、同室の方たちがとてもおとなしい方ばかりだったので、退院するときのにぎやかさに圧倒されましたね。
しかし、ご高齢になってからの骨折は、結構きついと思うので、このお二人の骨折が、一日でも早く治ってほしいです。
ちなみに、腰を骨折された方は転院予定だと、娘さんが仰っていて、今朝病室でお会いしたので、本日転院だったようです。
母も退院して、もう一人の方もいなくなったら、病室には足を骨折した方だけになります。
特に仲良くしていたわけでもないですが、人気がなくなるとやはり寂しいものです。
一日だけでしたが、母も病室独占状態だったときは、少し寂しそうでした。
病院の大部屋で一人になると、寂しいのもありますが少し怖いんですよね。
だだっ広い部屋に、ポツンとひとりで眠るのは(苦笑)
残された、足を骨折した方は、今夜寂しい思いをしないかな、などど思ったりしています。
看護師と看護助手の皆さんにリスペクト
大騒ぎの病室でしたが、看護師と看護助手の方たちの対応や手際の良さには、本当に頭が下がります。
私の母も、大騒ぎはしないものの、年齢と共にわがままを言うことが増えてきました。
朝が弱いと言いましたが、同時に朝のご機嫌もことごとく悪いです。
例えば、退院する今朝も、着替えなければいけないのに、まだ眠ると言って起きようとしませんでした。
眠たいぐらいで、退院を先延ばしにするわけもなく、無理やり起こして着替えさせましたよ(苦笑)
おそらく、入院中も似たような感じで、皆さんに迷惑をおかけしていたかと思うと、本当に申し訳ないと同時に感謝しかありません。
私の友人も、看護師をしているのですが、本当に好きじゃないと続けられない仕事だと思いました。
ちなみに友人は、身体はきついけれど、面白いこともたくさんあるから、やめようとは思わないらしいです。
大変なことも、楽しみに変えられるからこそ、続けていられるのかもしれませんね。
これで、母の入院話はいったん終了ですが、まだ病院通いは続きます。
かかりつけの内科医、帯状疱疹でかかっている皮膚科、一年ほど前に受けた白内障の検診で眼科、もう満身創痍です。
母を見ていると、老後は少しでも不調の少ない身体でいたいと思います。
それには、日ごろのケアを大事にしていかないといけないですね。
老いとうまく付き合う方法を考えるのも、終活のひとつなのかな。
とはいえ、看護師の観察が必要な病状だったため、入院中は寝ていることがほとんどで、足腰が入院前よりも弱っている様子。
明日から、少しずつ散歩へ連れ出さなければいけないので、結構大変かもしれません。
母が入院していた病室
母が入っていた病室は、ナースステーションのすぐそばで、母のように観察が必要な病状(例えば起立した状態から急に意識を失ったりする可能性がある病状など)の患者や、トイレや入浴、食事などで自立が無理な患者、病状が重篤な患者が入っていました。
部屋の作りとしては、病室内トイレを挟んで3ベッドの部屋が2つ。
6人部屋ではありますが、実質3人部屋です。
患者の入れ替わりが多い
母が入院した当初は、母が一番奥のベッドで、手前と真ん中のベッドには、母と同年代かもしくは、かなり年上の方がいました。
そのお二人は、施設などに入居されていたらしく、3日くらいすると転院して出ていかれましたが、すぐに次の患者が入ってきたりして、常に誰かがいたような状態でした。
母の入院が10日ほどになったころ、母のベッドがトイレを挟んだもうひとつの病室へ移動になりました。
移動日当日は、隣のベッドにおひとりいたのですが、すぐに転院されてしまい、2日間くらいは病室が独占状態に(笑)
しかし、テレビのコンセントが壊れているという理由で、また最初の部屋へ戻され、今度は真ん中のベッドに。
その時点で、奥におひとり入っていたのですが、この方はどうも腰を骨折なさって入院したようです。
娘さんがお見舞いに来られていたのですが、聞こえてくるお話の内容から、翌日米寿を迎えられるとの事。
少しアルツハイマーも患っておられるのか、聞こえてくる母娘の会話が面白くて、母も私も笑いをこらえるのに必死(笑)
もしアルツハイマーだとしても、かわいらしくて面白いことを言ってくれるのなら、面倒を見る家族も多少は救われるのかな、などと思ったりしました。
退院する前日、すなわち昨日は、空いていた反対側のお隣にも新しい方がお入りになったのですが、この方は足を骨折なさったらしく、看護師から身体を触られたり動かされたりするたびに、叫び声をあげていました。
年齢は90代といったところでしょうか。
どうしても、処置をするために看護師が身体を動かさなければいけないのですが、そのたびに、もう触らないで、もうやめて、こんなことならもうしなくていい、と、少し気の毒になるくらい痛そうに叫びます。
そして、骨折している方の特徴でしょうか、それともご高齢の方の特徴でしょうか、奥の方も新しく入ってこられた方も、自分では動けないので、何かをしたいときはナースコールをする必要があるのですが、コールを押さずに、一生懸命声を出して、人を呼ぼうとします。
母の見舞いで病室にいた私は、見て見ぬ振りもできず、お隣のベッドまで行って、ナースコールの押し方をお教えしていました(苦笑)
退院当日の朝は大騒ぎ
午前中は、普段面会ができませんので、退院する本日、初めて朝の病室を訪れました。
母は、私が幼いころから朝が弱い人です。
朝食の支度はしてくれるのですが、家族が仕事や学校へ行く時間になると、寝ていました。
そんな感じなので、迎えに行くとまだ母はベッドに寝ていました。
やれやれ、と思いつつ、無理やり起こして着替えをさせ、病室に残っていたモノをバッグに入れて、入院費の請求書が出るまで、病室で待機していました。
この待機中が、もう大変な状態でした。
母が、ではなく、骨折で入院された両隣の方たちが(苦笑)
それぞれ、骨折は自覚しているのですが、ご自分でいろいろしようとなさいます。
しかし、動くことができないので、人を呼びますが、ナースコールは使いません(苦笑)
幸い、朝の時間帯は看護師や看護助手が慌ただしく病棟を行き来するので、気が付いた人が来てくれはするのですが、腰を骨折している方は、勝手にコルセットを外してしまうし、足を骨折している方は、看護師から処置されて、痛い痛いと叫びます。
そして、どちらの方も、いろいろ仰るのですが、その内容が面白くて、真ん中でカーテン越しにその会話を聞きながら、母と一緒に笑いを堪えていました。
入院した日は、同室の方たちがとてもおとなしい方ばかりだったので、退院するときのにぎやかさに圧倒されましたね。
しかし、ご高齢になってからの骨折は、結構きついと思うので、このお二人の骨折が、一日でも早く治ってほしいです。
ちなみに、腰を骨折された方は転院予定だと、娘さんが仰っていて、今朝病室でお会いしたので、本日転院だったようです。
母も退院して、もう一人の方もいなくなったら、病室には足を骨折した方だけになります。
特に仲良くしていたわけでもないですが、人気がなくなるとやはり寂しいものです。
一日だけでしたが、母も病室独占状態だったときは、少し寂しそうでした。
病院の大部屋で一人になると、寂しいのもありますが少し怖いんですよね。
だだっ広い部屋に、ポツンとひとりで眠るのは(苦笑)
残された、足を骨折した方は、今夜寂しい思いをしないかな、などど思ったりしています。
看護師と看護助手の皆さんにリスペクト
大騒ぎの病室でしたが、看護師と看護助手の方たちの対応や手際の良さには、本当に頭が下がります。
私の母も、大騒ぎはしないものの、年齢と共にわがままを言うことが増えてきました。
朝が弱いと言いましたが、同時に朝のご機嫌もことごとく悪いです。
例えば、退院する今朝も、着替えなければいけないのに、まだ眠ると言って起きようとしませんでした。
眠たいぐらいで、退院を先延ばしにするわけもなく、無理やり起こして着替えさせましたよ(苦笑)
おそらく、入院中も似たような感じで、皆さんに迷惑をおかけしていたかと思うと、本当に申し訳ないと同時に感謝しかありません。
私の友人も、看護師をしているのですが、本当に好きじゃないと続けられない仕事だと思いました。
ちなみに友人は、身体はきついけれど、面白いこともたくさんあるから、やめようとは思わないらしいです。
大変なことも、楽しみに変えられるからこそ、続けていられるのかもしれませんね。
これで、母の入院話はいったん終了ですが、まだ病院通いは続きます。
かかりつけの内科医、帯状疱疹でかかっている皮膚科、一年ほど前に受けた白内障の検診で眼科、もう満身創痍です。
母を見ていると、老後は少しでも不調の少ない身体でいたいと思います。
それには、日ごろのケアを大事にしていかないといけないですね。
老いとうまく付き合う方法を考えるのも、終活のひとつなのかな。