本日は、今まで家具を含めた不要品を処分してきて、ようやく部屋や家全体がスッキリしてきたので、そのことについて綴りたいと思います。
部屋が狭いという長年の悩み
我が家は、分譲マンションなのですが、購入時はほとんどの部屋が埋まっていて残り物と言ってはなんですが、あと数部屋しか残っていない状態で購入したので、床総面積がマンションの中で一番狭いです。
もちろん、購入額も一番安いのですが、まあ、購入価格の話は置いておいて(笑)
マンションが完成して、いよいよ入居するというとき、もともと所有していた家具にプラスして、新しい家具や買い替えた家電品などもありました。
よって、引っ越しが完了したときには、何もなく広々していた家の中は、あっという間に埋まってしまいました(苦笑)
前に住んでいた家は、戸建てで8畳間と6畳間と4畳半間の3部屋とキッチン(4畳程度)にバス、トイレ、やや広めの縁側
という3K+縁側あるいは3DK+縁側のような間取りで、今住んでいるマンションとさほど広さは変わりません。
ちなみに、今のマンションは、5畳前後の洋室が2部屋、6畳間の和室と洋室が1部屋ずつ、ダイニングキッチン(6畳程度)とバス、トイレの4DKです。
戸建ての頃は、押し入れが割と広かったことと、広めの縁側があったことと、家具が多くなかったこともあって(それでも多い方だったかもしれません)そこまで狭さを感じることなく暮らしていました。
前の戸建てのとき、そして今のマンションに越してきてから、つい最近までは、部屋(家)がもっと広かったら、ストレスフリーに暮らせるのにな、と思っていました。
そして、どうやったら部屋が広くなるだろうか、スッキリした見た目になるだろうか、と長年悩んできました。
といっても、悩んでいたのは私だけだったようで、一緒に暮らしていた両親は、たまに愚痴る程度で、広くするアイデアや努力は、全くと言っていいほど、していませんでした(苦笑)
一番効果的な解決策
部屋全体、家全体の床面積は、戸建てであれば増築も可能ですが、マンションでは変更不可です。
しかし、増築することもなく、床面積はそのままで、部屋を広くする唯一で一番効果的な解決策があります。
それは、
不要品を全て処分すること
に他なりません(笑)
結局、まずはそこから、ということなのですが、とにかく部屋の中(家の中)で、これがなくなっても全く生活に支障が出ないと思われるモノ(=不要品)は、全て処分することに尽きます。
ここで私が思う「不要品」の定義は、
・長い期間使わなかったモノ(新品か使用済みかは関係なし)
・どこかしらが破損したり汚れが取れなくなっているモノ(使用中のモノも含め)
・邪魔だと感じるモノ(邪魔なのだから要らないでしょう?)
・重複しているモノ(必要数を超えて所有しているモノ)
・なんとなく使っているモノ(そこに在るから使っているだけ)
・無理をしながら使っているモノ(貰い物や高級品だが使いにくい)
こんなところでしょうか。
これらのモノは、細々したモノと衣服類がほとんどだと思うのですが、この細々したモノが部屋からなくなると、結局収納していた家具が空になるので、スペースを占領していた家具も処分することができるようになります。
そうすると、当然ですが使える床面積が広がります。
もともとの平米は変わらずとも、自由に使える床面積が増えれば、当然部屋も広く使えることになります。
ごくごく当たり前の理屈であり、原理でありますが、それができていなかったことが、私の(我が家の)悩みに繋がってしまっていたのですね。
最初は、ただただ不要品を処分したら、ストレスフリーになるだろうな、という単純な動機でしたが、最終的には部屋が広くなり、それこそが本来得られるストレスフリーなのだ、と気付くことができました。
具体策
と、まあ、とても簡単な理屈の解決方法ですが、実行するとなると、かなりの期間を要します。
私は、家族に忖度しながら、あるいは説得しながらの不要品処分でしたので、延べ20年くらいかかっています(大苦笑)
大きな家具のほとんどを処分できたのが、昨年。
和ダンス、洋ダンス、本棚、チェスト、食器棚と、全部合わせて8台は、家族共有のモノと両親が使用していたモノです。
私が自室で使っていた大きめの家具は、20年ほど前に思い切って処分していますので(処分する際は、母からいろいろ言われましたが)、全部合わせると15台くらいは、大型家具を処分していると思います。
15台の大型家具を、20年かけて処分する。
想像するだけで、嫌になりませんか?(苦笑)
私は、思い返すだけでもウンザリですし、もう二度と家具なんぞ買うものか、と心に決めています(笑)
タンスやチェストの中身は、父が他界した後、ほとんどが母の服で埋まっていました。
昨年、着ないとわかっている服をようやく処分する気になってくれたので、一気に事が進みましたが、もしいまだに処分してはダメだとゴネられていたら、家具を処分することができずに、狭い部屋のままだったと思います。
このように、家の中を広くするための不要品処分は、家族の協力と意思統一が絶対条件です。
自室だけの話であれば、私がしたように強引に事を進めることもできます。
ただし、間違いなく家族から嫌味や文句を言われますので、それに耐える精神力が必要です(笑)
家族を説得するには、それぞれの性格を把握したうえで、まずは何気ない世間話風に、不要品は持っていない方がいいのだよ、という話から始め、時には厳しめに将来の不安を煽るようにしながらも、説得に時間をかけます。
家具を処分して、物理的に部屋を広くするには、この説得時間がとても大事なので、いちばん丁寧に取り組んだ方がいいと思います。
その後、家族の了承を得て、納得した上で家具の中身を処分した後、家具本体を処分します。
処分方法は、地域によって違うと思うので、一概には言えないのですが、私は最初自分で運べる家具に関しては、市の粗大ごみ回収日に、指定場所まで運んでいました。
しかし、昨年に処分した家具に関しては、もう私一人ではどうにもできない大きさの家具ばかりでしたので、いわゆる便利屋さんという肩書の業者にお願いをして、ようやく大型家具の処分がひと段落した次第です。
部屋(家)の中を、増築などせずに物理的に広くするには、何度も言いますが大きな家具を必要最小限にすること。
もしも、部屋に収納が備え付けてあるのならば、所有物はその収納スペースに収まるだけの数量だけにすること。
そして、最終的に残った家具の配置次第で、さらに広さを感じることができるようになります。
部屋を視覚的に広く見せる方法その1(壁とカーテン)
家具は必要最小限になりましたが、私は家具の配置やディスプレイのセンスがないので、なかなかすっきりした部屋にすることができずにいます。
いまでも、マイナーチェンジを繰り返している毎日ですが、いくつか自分なりに得た、部屋を広く感じる方法があるので、それを紹介します。
これは、あくまでも私が直感した方法なので、心理学的なお話でも、スピリチュアルなお話でもないことを、最初に言っておきますね。
さて、まず最初にお伝えしたいのは、壁を意識した部屋作りです。
部屋作りのセンスがある人であれば、壁のディスプレイも上手ですから、いろいろ飾っていてもそこまで部屋の狭さは感じないかもしれません。
しかし、私のようなノーセンスの方には、壁には何も飾らないことをおススメしたいです。
飾るとしても、部屋の壁面積に対して1割以下がいいと思います。
壁に、無造作にかつ無計画に雑貨やポスター、写真の類をディスプレイしてしまうと、部屋に入った瞬間に雑多な印象を受けてしまいます。
雑多であると、散らかった印象へと気持ちが繋がりやすいので、壁にはなるべくモノを飾らない方がいいと感じています。
特に、目線の高さには、必要なモノ(例えばカレンダーやホワイトボードの重要事項)だけを飾るようにして、他のモノは目線よりも高い位置にした方がいいようです。
また、目線よりも下にしてしまうと、家具の配置に困るので、壁の下の方にディスプレイすることはやめた方がいいです。
どうしても、下の方にディスプレイしたい場合は、そういった家具や棚を使った方がスッキリして見えます。
まあ、家具はなるべくなら、ない方がいいのですが(苦笑)
壁の飾りを1割以下にしたら、次はカーテンの色に目を向けた方がいいと思います。
もし、壁が白っぽいのならば、白っぽいカーテンあるいはブラインドなどをかけるといいと思います。
カーテンと壁の色が一体化していると、視覚効果として、空間が広く感じられるようです。
アクセントとして、柄モノや色付きのカーテンにしたい方は、なるべく壁と同系色を選ぶといいのかもしれません。
腰高窓にかけるカーテンは、あえて床まで届く長さのカーテンにすると、そこに大きい掃出し窓があるような錯覚を起こして、部屋が広々として見えると、聞いたことがあります。
たしかに、効果がありそうですが、私の経験から言うと、もし腰高窓の下にコンセント口やテレビの室内アンテナのケーブル端子がある場合は、その方法はやめた方がいいと思います。
カーテンがケーブル類にかぶってしまうと、目隠し効果はあるのですが、埃を寄せ付けやすく、掃除がしにくいというデメリットがあるのです。
もしも、掃除をさっと済ませたいのならば、カーテンのオーバーサイズは考え直した方がいいと思います。
部屋を視覚的に広く見せる方法その2(大型家具)
どうしても、大型家具がないと不便だという場合や、ベッドやシステムデスクを置きたい場合があります。
しかし、一部屋に全てを入れてしまうと、当然その部屋の床面積は狭くなってしまいます。
まずは、大型家具を設置しなくても済むように、所有物を減らすことをお勧めしたいのですが、どうしても置きたいのであれば、大型家具は1部屋につき1台が理想的だと思います。
しかも、その家具はなるべくであれば、自分の目線よりも低い家具がいいです。
家具を処分して、部屋の模様替えを繰り返してきて、強く思ったことは、目線よりも高い家具は、圧迫感を感じやすいということでした。
想像してみてほしいのですが、目線よりも高い家具、横幅が大きな家具を購入するとき、パンフレットを見たり、実際に家具店へ行って、購入を決めたりすると思うのですが、その家具が置いてある場所、自分の家や部屋よりもはるかに広くないですか?
お店の天井は、やたらと高いし、しかも、人が余裕で通れるように他の家具を配置してありますよね。
お店の家具の配置は、客が見やすいように、家具と家具の間隔を人一人が通りやすいようにしてあります。
例えば、リビング風に演出した商品ディスプレイですが、壁がどこにあるかを想像して、実際の広さを計ってみると、正直大金持ちの豪邸でもない限り、その広さのリビングは確保できないだろうな、というサイズになると思います。
実際、壁や出入口、備え付けの収納やコンセント口の場所を意識すると、お店のようなディスプレイにするのは、至難の業です。
天井も、一般的な構造であれば2mちょっとくらいの高さしかないので、家具の高さが180cmを超えると、自分の目線からは、ほぼ天井までを埋め尽くしてしまっている印象になってしまいます。
そうなると、いくら収納力が優れているからと言って、大型の家具を買ってしまうと、結局は家具に占領された狭い部屋が出来上がってしまうことになるのですよね。
ですから、部屋を広く見せて、実際も広く使いたいのであれば、大型家具は置かない、置いても目線の高さまでのモノを1台だけにした方がいいと思います。
これ、幅広の家具も同じように考えた方がいいと思うのですが、ソファを置く場合は、他の家具も同じ部屋に置くことを想定しますよね。
その場合は、私の感覚から申し上げると、ソファは、家具の中でも一番最後に買うつもりでいた方がいいです。
普通は、ソファの位置を決めてから、他の家具を配置するのだと思いますが、日本人の生活様式の中で、ソファって実はそれほど重要性がないのですよね。
日本人の「ソファあるある」になると思うのですが、リビングにソファを置いてあるのに、結局ソファの足元を背もたれにして、床に座っていること、多くないですか?(笑)
私の知り合いのほとんどは、そうやってソファを使っていますが、どうでしょうか?
もしも、ソファを背もたれ代わりにしているのであれば、ソファそのものが要らないと思います。
でしたら、厚手のラグを敷いて、コタツとしても使えるリビングテーブルを置いて、クッションや座布団の上に座ってくつろぐような部屋にした方が、絶対にいいです。
掃除するときも楽ですし、何よりもソファの存在がないだけで、部屋がとても広く感じられますから、ソファを買おうと思うのならば、最後まで購入せずにおいて、最終的にソファが必要か不要かを改めて考えることを推奨しますね。
部屋を視覚的に広く見せる方法その3(部屋の入口付近)
部屋に家具がある場合、配置に悩みますよね。
私の自室は、寒い季節になると窓や窓際の壁の結露が酷く、また外の冷気がダイレクトに伝わってくる場所でもあるので、その場所にベッドや湿気に弱いモノを置きたくありません。
また、夏場は一番室温が上がる場所でもあるので、窓がある壁側における家具やモノは、限られてきます。
そんな感じなので、ベッドの場所は固定されていて、模様替えのときもベッドの配置を優先にしなければいけません。
ついこの間も、模様替えをしたのですが、部屋の出入りをする際に、なんとなく違和感を感じていました。
壁のディスプレイは、先にも綴ったように、1割以下にしています。
家具は、ベッドと机、テレビとそれを置く棚、そして洋服かけですから、大型家具とまではいかない感じです。
ただ、洋服かけはワンピースなどもかけられるようになっていますので、目線がすこし高くなります。
これが、違和感の原因かな、とも考えましたが、これがないと一度着用した服やアウターを一時的に下げておく場所がありません。
クローゼットには、一度着て外の汚れが付着した服を下げる気にはなれないので、どうしても必要な家具です。
その洋服かけは、自室の入口に近い場所に置いています。
理由は、部屋のドアの近くにクローゼットがあり、着替えをする際にそこにあった方が都合がいいからです。
他の場所へ移すことも考えましたが、やはりそこがベストな配置だという結論に達しました。
ふと、昨日何気なく洋服かけの位置を15cmほどドアから離してみました。
すると、断然その方が部屋を広く感じられることに気がつきました。
本当に、少しだけの変更なのですが、たったそれだけで部屋に入った瞬間の違和感が軽減されましたし、視的にも部屋が広く感じられるようになりました。
そして、私が得た結論は、部屋の出入口や家の出入口には、なるべく家具やモノを置かないこと、それが部屋を広く見せることに繋がるということでした。
たしかに、他の部屋も、処分した家具のほとんどが、出入口近くにあったので、なんとなく出入り時に違和感があったり圧迫感があったりしていました。
例えば、どこかのオフィスに用事があって入ったときに、そのオフィスの入口にいろいろなモノが置いてあったり、背の高いオフィス家具が置いてあると、少し入りにくい気持ちになります。
逆に、何も置いておらず、広々としたロビーとして入り口付近を使用しているオフィスは、開放感があって気持ち的にもリラックスできるような気がします。
それは自宅も同じで、スペースが狭いかどうかよりも、何かが置いてあるかどうか、また配置している場所との距離感がどうか、というところが、とても大事なのだどいうことがわかってきました。
もちろん、使い勝手という点も重要なのですが、できる限り出入り口付近には、モノや家具がない方が暮らしやすい気がしています。
以上、部屋や家の中を広くする方法、広く見せる方法を、私独自の視点で綴りましたが、本気で部屋を広くしたい、広く見せたいと思っている方は、専門家にご相談するのが一番いい方法だと思います(笑)
私の家は、すでに大型家具の処分がほぼ済んでいるので、配置がいい加減でも割と広く使えています。
それは物理的なお話なので、やはり家具は少ない方がいい、ということだけが、私がはっきりと断言できることですね。
今回の話は、私の備忘録でもあるので、誰かの参考になるかどうかはわかりませんが、割とリアルな体験談であるということだけは申し上げておきますね(笑)
部屋が狭いという長年の悩み
我が家は、分譲マンションなのですが、購入時はほとんどの部屋が埋まっていて残り物と言ってはなんですが、あと数部屋しか残っていない状態で購入したので、床総面積がマンションの中で一番狭いです。
もちろん、購入額も一番安いのですが、まあ、購入価格の話は置いておいて(笑)
マンションが完成して、いよいよ入居するというとき、もともと所有していた家具にプラスして、新しい家具や買い替えた家電品などもありました。
よって、引っ越しが完了したときには、何もなく広々していた家の中は、あっという間に埋まってしまいました(苦笑)
前に住んでいた家は、戸建てで8畳間と6畳間と4畳半間の3部屋とキッチン(4畳程度)にバス、トイレ、やや広めの縁側
という3K+縁側あるいは3DK+縁側のような間取りで、今住んでいるマンションとさほど広さは変わりません。
ちなみに、今のマンションは、5畳前後の洋室が2部屋、6畳間の和室と洋室が1部屋ずつ、ダイニングキッチン(6畳程度)とバス、トイレの4DKです。
戸建ての頃は、押し入れが割と広かったことと、広めの縁側があったことと、家具が多くなかったこともあって(それでも多い方だったかもしれません)そこまで狭さを感じることなく暮らしていました。
前の戸建てのとき、そして今のマンションに越してきてから、つい最近までは、部屋(家)がもっと広かったら、ストレスフリーに暮らせるのにな、と思っていました。
そして、どうやったら部屋が広くなるだろうか、スッキリした見た目になるだろうか、と長年悩んできました。
といっても、悩んでいたのは私だけだったようで、一緒に暮らしていた両親は、たまに愚痴る程度で、広くするアイデアや努力は、全くと言っていいほど、していませんでした(苦笑)
一番効果的な解決策
部屋全体、家全体の床面積は、戸建てであれば増築も可能ですが、マンションでは変更不可です。
しかし、増築することもなく、床面積はそのままで、部屋を広くする唯一で一番効果的な解決策があります。
それは、
不要品を全て処分すること
に他なりません(笑)
結局、まずはそこから、ということなのですが、とにかく部屋の中(家の中)で、これがなくなっても全く生活に支障が出ないと思われるモノ(=不要品)は、全て処分することに尽きます。
ここで私が思う「不要品」の定義は、
・長い期間使わなかったモノ(新品か使用済みかは関係なし)
・どこかしらが破損したり汚れが取れなくなっているモノ(使用中のモノも含め)
・邪魔だと感じるモノ(邪魔なのだから要らないでしょう?)
・重複しているモノ(必要数を超えて所有しているモノ)
・なんとなく使っているモノ(そこに在るから使っているだけ)
・無理をしながら使っているモノ(貰い物や高級品だが使いにくい)
こんなところでしょうか。
これらのモノは、細々したモノと衣服類がほとんどだと思うのですが、この細々したモノが部屋からなくなると、結局収納していた家具が空になるので、スペースを占領していた家具も処分することができるようになります。
そうすると、当然ですが使える床面積が広がります。
もともとの平米は変わらずとも、自由に使える床面積が増えれば、当然部屋も広く使えることになります。
ごくごく当たり前の理屈であり、原理でありますが、それができていなかったことが、私の(我が家の)悩みに繋がってしまっていたのですね。
最初は、ただただ不要品を処分したら、ストレスフリーになるだろうな、という単純な動機でしたが、最終的には部屋が広くなり、それこそが本来得られるストレスフリーなのだ、と気付くことができました。
具体策
と、まあ、とても簡単な理屈の解決方法ですが、実行するとなると、かなりの期間を要します。
私は、家族に忖度しながら、あるいは説得しながらの不要品処分でしたので、延べ20年くらいかかっています(大苦笑)
大きな家具のほとんどを処分できたのが、昨年。
和ダンス、洋ダンス、本棚、チェスト、食器棚と、全部合わせて8台は、家族共有のモノと両親が使用していたモノです。
私が自室で使っていた大きめの家具は、20年ほど前に思い切って処分していますので(処分する際は、母からいろいろ言われましたが)、全部合わせると15台くらいは、大型家具を処分していると思います。
15台の大型家具を、20年かけて処分する。
想像するだけで、嫌になりませんか?(苦笑)
私は、思い返すだけでもウンザリですし、もう二度と家具なんぞ買うものか、と心に決めています(笑)
タンスやチェストの中身は、父が他界した後、ほとんどが母の服で埋まっていました。
昨年、着ないとわかっている服をようやく処分する気になってくれたので、一気に事が進みましたが、もしいまだに処分してはダメだとゴネられていたら、家具を処分することができずに、狭い部屋のままだったと思います。
このように、家の中を広くするための不要品処分は、家族の協力と意思統一が絶対条件です。
自室だけの話であれば、私がしたように強引に事を進めることもできます。
ただし、間違いなく家族から嫌味や文句を言われますので、それに耐える精神力が必要です(笑)
家族を説得するには、それぞれの性格を把握したうえで、まずは何気ない世間話風に、不要品は持っていない方がいいのだよ、という話から始め、時には厳しめに将来の不安を煽るようにしながらも、説得に時間をかけます。
家具を処分して、物理的に部屋を広くするには、この説得時間がとても大事なので、いちばん丁寧に取り組んだ方がいいと思います。
その後、家族の了承を得て、納得した上で家具の中身を処分した後、家具本体を処分します。
処分方法は、地域によって違うと思うので、一概には言えないのですが、私は最初自分で運べる家具に関しては、市の粗大ごみ回収日に、指定場所まで運んでいました。
しかし、昨年に処分した家具に関しては、もう私一人ではどうにもできない大きさの家具ばかりでしたので、いわゆる便利屋さんという肩書の業者にお願いをして、ようやく大型家具の処分がひと段落した次第です。
部屋(家)の中を、増築などせずに物理的に広くするには、何度も言いますが大きな家具を必要最小限にすること。
もしも、部屋に収納が備え付けてあるのならば、所有物はその収納スペースに収まるだけの数量だけにすること。
そして、最終的に残った家具の配置次第で、さらに広さを感じることができるようになります。
部屋を視覚的に広く見せる方法その1(壁とカーテン)
家具は必要最小限になりましたが、私は家具の配置やディスプレイのセンスがないので、なかなかすっきりした部屋にすることができずにいます。
いまでも、マイナーチェンジを繰り返している毎日ですが、いくつか自分なりに得た、部屋を広く感じる方法があるので、それを紹介します。
これは、あくまでも私が直感した方法なので、心理学的なお話でも、スピリチュアルなお話でもないことを、最初に言っておきますね。
さて、まず最初にお伝えしたいのは、壁を意識した部屋作りです。
部屋作りのセンスがある人であれば、壁のディスプレイも上手ですから、いろいろ飾っていてもそこまで部屋の狭さは感じないかもしれません。
しかし、私のようなノーセンスの方には、壁には何も飾らないことをおススメしたいです。
飾るとしても、部屋の壁面積に対して1割以下がいいと思います。
壁に、無造作にかつ無計画に雑貨やポスター、写真の類をディスプレイしてしまうと、部屋に入った瞬間に雑多な印象を受けてしまいます。
雑多であると、散らかった印象へと気持ちが繋がりやすいので、壁にはなるべくモノを飾らない方がいいと感じています。
特に、目線の高さには、必要なモノ(例えばカレンダーやホワイトボードの重要事項)だけを飾るようにして、他のモノは目線よりも高い位置にした方がいいようです。
また、目線よりも下にしてしまうと、家具の配置に困るので、壁の下の方にディスプレイすることはやめた方がいいです。
どうしても、下の方にディスプレイしたい場合は、そういった家具や棚を使った方がスッキリして見えます。
まあ、家具はなるべくなら、ない方がいいのですが(苦笑)
壁の飾りを1割以下にしたら、次はカーテンの色に目を向けた方がいいと思います。
もし、壁が白っぽいのならば、白っぽいカーテンあるいはブラインドなどをかけるといいと思います。
カーテンと壁の色が一体化していると、視覚効果として、空間が広く感じられるようです。
アクセントとして、柄モノや色付きのカーテンにしたい方は、なるべく壁と同系色を選ぶといいのかもしれません。
腰高窓にかけるカーテンは、あえて床まで届く長さのカーテンにすると、そこに大きい掃出し窓があるような錯覚を起こして、部屋が広々として見えると、聞いたことがあります。
たしかに、効果がありそうですが、私の経験から言うと、もし腰高窓の下にコンセント口やテレビの室内アンテナのケーブル端子がある場合は、その方法はやめた方がいいと思います。
カーテンがケーブル類にかぶってしまうと、目隠し効果はあるのですが、埃を寄せ付けやすく、掃除がしにくいというデメリットがあるのです。
もしも、掃除をさっと済ませたいのならば、カーテンのオーバーサイズは考え直した方がいいと思います。
部屋を視覚的に広く見せる方法その2(大型家具)
どうしても、大型家具がないと不便だという場合や、ベッドやシステムデスクを置きたい場合があります。
しかし、一部屋に全てを入れてしまうと、当然その部屋の床面積は狭くなってしまいます。
まずは、大型家具を設置しなくても済むように、所有物を減らすことをお勧めしたいのですが、どうしても置きたいのであれば、大型家具は1部屋につき1台が理想的だと思います。
しかも、その家具はなるべくであれば、自分の目線よりも低い家具がいいです。
家具を処分して、部屋の模様替えを繰り返してきて、強く思ったことは、目線よりも高い家具は、圧迫感を感じやすいということでした。
想像してみてほしいのですが、目線よりも高い家具、横幅が大きな家具を購入するとき、パンフレットを見たり、実際に家具店へ行って、購入を決めたりすると思うのですが、その家具が置いてある場所、自分の家や部屋よりもはるかに広くないですか?
お店の天井は、やたらと高いし、しかも、人が余裕で通れるように他の家具を配置してありますよね。
お店の家具の配置は、客が見やすいように、家具と家具の間隔を人一人が通りやすいようにしてあります。
例えば、リビング風に演出した商品ディスプレイですが、壁がどこにあるかを想像して、実際の広さを計ってみると、正直大金持ちの豪邸でもない限り、その広さのリビングは確保できないだろうな、というサイズになると思います。
実際、壁や出入口、備え付けの収納やコンセント口の場所を意識すると、お店のようなディスプレイにするのは、至難の業です。
天井も、一般的な構造であれば2mちょっとくらいの高さしかないので、家具の高さが180cmを超えると、自分の目線からは、ほぼ天井までを埋め尽くしてしまっている印象になってしまいます。
そうなると、いくら収納力が優れているからと言って、大型の家具を買ってしまうと、結局は家具に占領された狭い部屋が出来上がってしまうことになるのですよね。
ですから、部屋を広く見せて、実際も広く使いたいのであれば、大型家具は置かない、置いても目線の高さまでのモノを1台だけにした方がいいと思います。
これ、幅広の家具も同じように考えた方がいいと思うのですが、ソファを置く場合は、他の家具も同じ部屋に置くことを想定しますよね。
その場合は、私の感覚から申し上げると、ソファは、家具の中でも一番最後に買うつもりでいた方がいいです。
普通は、ソファの位置を決めてから、他の家具を配置するのだと思いますが、日本人の生活様式の中で、ソファって実はそれほど重要性がないのですよね。
日本人の「ソファあるある」になると思うのですが、リビングにソファを置いてあるのに、結局ソファの足元を背もたれにして、床に座っていること、多くないですか?(笑)
私の知り合いのほとんどは、そうやってソファを使っていますが、どうでしょうか?
もしも、ソファを背もたれ代わりにしているのであれば、ソファそのものが要らないと思います。
でしたら、厚手のラグを敷いて、コタツとしても使えるリビングテーブルを置いて、クッションや座布団の上に座ってくつろぐような部屋にした方が、絶対にいいです。
掃除するときも楽ですし、何よりもソファの存在がないだけで、部屋がとても広く感じられますから、ソファを買おうと思うのならば、最後まで購入せずにおいて、最終的にソファが必要か不要かを改めて考えることを推奨しますね。
部屋を視覚的に広く見せる方法その3(部屋の入口付近)
部屋に家具がある場合、配置に悩みますよね。
私の自室は、寒い季節になると窓や窓際の壁の結露が酷く、また外の冷気がダイレクトに伝わってくる場所でもあるので、その場所にベッドや湿気に弱いモノを置きたくありません。
また、夏場は一番室温が上がる場所でもあるので、窓がある壁側における家具やモノは、限られてきます。
そんな感じなので、ベッドの場所は固定されていて、模様替えのときもベッドの配置を優先にしなければいけません。
ついこの間も、模様替えをしたのですが、部屋の出入りをする際に、なんとなく違和感を感じていました。
壁のディスプレイは、先にも綴ったように、1割以下にしています。
家具は、ベッドと机、テレビとそれを置く棚、そして洋服かけですから、大型家具とまではいかない感じです。
ただ、洋服かけはワンピースなどもかけられるようになっていますので、目線がすこし高くなります。
これが、違和感の原因かな、とも考えましたが、これがないと一度着用した服やアウターを一時的に下げておく場所がありません。
クローゼットには、一度着て外の汚れが付着した服を下げる気にはなれないので、どうしても必要な家具です。
その洋服かけは、自室の入口に近い場所に置いています。
理由は、部屋のドアの近くにクローゼットがあり、着替えをする際にそこにあった方が都合がいいからです。
他の場所へ移すことも考えましたが、やはりそこがベストな配置だという結論に達しました。
ふと、昨日何気なく洋服かけの位置を15cmほどドアから離してみました。
すると、断然その方が部屋を広く感じられることに気がつきました。
本当に、少しだけの変更なのですが、たったそれだけで部屋に入った瞬間の違和感が軽減されましたし、視的にも部屋が広く感じられるようになりました。
そして、私が得た結論は、部屋の出入口や家の出入口には、なるべく家具やモノを置かないこと、それが部屋を広く見せることに繋がるということでした。
たしかに、他の部屋も、処分した家具のほとんどが、出入口近くにあったので、なんとなく出入り時に違和感があったり圧迫感があったりしていました。
例えば、どこかのオフィスに用事があって入ったときに、そのオフィスの入口にいろいろなモノが置いてあったり、背の高いオフィス家具が置いてあると、少し入りにくい気持ちになります。
逆に、何も置いておらず、広々としたロビーとして入り口付近を使用しているオフィスは、開放感があって気持ち的にもリラックスできるような気がします。
それは自宅も同じで、スペースが狭いかどうかよりも、何かが置いてあるかどうか、また配置している場所との距離感がどうか、というところが、とても大事なのだどいうことがわかってきました。
もちろん、使い勝手という点も重要なのですが、できる限り出入り口付近には、モノや家具がない方が暮らしやすい気がしています。
以上、部屋や家の中を広くする方法、広く見せる方法を、私独自の視点で綴りましたが、本気で部屋を広くしたい、広く見せたいと思っている方は、専門家にご相談するのが一番いい方法だと思います(笑)
私の家は、すでに大型家具の処分がほぼ済んでいるので、配置がいい加減でも割と広く使えています。
それは物理的なお話なので、やはり家具は少ない方がいい、ということだけが、私がはっきりと断言できることですね。
今回の話は、私の備忘録でもあるので、誰かの参考になるかどうかはわかりませんが、割とリアルな体験談であるということだけは申し上げておきますね(笑)