マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

片付け、整理整頓、模様替えは、一方通行にしようという提案

2020-04-25 | 日々の暮らし
毎日ブログを更新しようと心がけているのですが、内容を全く思いつかない日もあれば、取り上げたいテーマがありすぎて、選ぶのに悩んだりします。
本日は、いくつか取り上げたい内容があったのですが、家に閉じこもりきの方々へ、私なりに提案したいことがいくつかるので、そのうちのひとつについて綴ります。

在宅時間の使い方
不要不急の外出自粛要請によって、在宅時間が長くなったり、場合によっては十数日も外出しない状態の人が多くなっていると思います。
私は、そもそも無職の家事手伝い(母の生活支援も伴う)なので、自粛要請や緊急事態宣言が出される前から、在宅時間が長かったです。
それでも、食料品や日用品の買い出しのついでに、本屋や雑貨店やファッション系の店に寄ることも多くありました。

不要不急の外出自粛要請が出た段階では、とりあえず普段の買い出しを週2回にし、今はとりあえず食べるモノが無くなったら、あるいは食事らしい食事を作ることができないほど食材が少なくなってから、買い出しに行くことにしました。

ですから、在宅時間はそれなりに増えたのですが、そこまで生活が変わったわけではありません。
もし変化があったとしたら、家事が少しばかり丁寧になったくらいでしょうか(笑)
もともと、気合を入れて家事をしていなかったのですが、今の状況になってもそこは同じです。
ただ、外へ出る回数が減った分は、ダラダラとテレビや動画配信サービスを視聴したり、本を読んで過ごしています。

在宅時間が増えたことで、少しだけ家事が丁寧になったと書きましたが、いつもしている不要品の処分も、少しだけ進んでいるような気もします。
今週も、いろいろとごみ袋の中に吸い込まれていきました(笑)
在宅時間が増えた今、ネットやテレビでも家の中を片付けるチャンスです、と特集を組んでいる番組もあります。
片付けて、整理整頓して、不要なモノを処分すると、それを入れていた収納道具や家具も不要になったりしますよね。
また、模様替えやDIYに精を出す人も増えたと思いますが、このチャンスに家具を買い替えよう、新しいDIY道具を揃えよう、という人は多いのでは?

その、不要になった収納道具や家具は、可燃ごみや不燃ごみに出せるモノですか?
そして、新しく揃えたい家具や道具は、今すぐ揃えなければいけないモノですか?

販売員の憂鬱
私は毎日、ツイッターを見ているのですが、ツイートの中にとあるインテリア販売店員の人が、客が増加したことによる弊害についてつぶやいていました。
内容としては、毎日店内が混雑し、避けてほしいと言われている「3つの密(密集、密接、密閉)」の状態になってしまっていて、客の健康も店員の健康も確保するのが難しい状態だというもの。
しかも、品薄の商品が増えてしまい、客の苦情も酷いのだとか。
そして、ホームセンターでも同じ現象が起きているそうです。

ところで、インテリア販売店やホームセンターって、休日の昼間に多少混雑するくらいで、平日はガラガラなのが、これまでの様子でした。
しかし、緊急事態宣言後のこの時期に、なぜ毎日混雑するような状態になっているのでしょう?

あちこちから聞かれる話を総合すると、どうもテレビやネットでおススメしている在宅時間の過ごし方の中でも、多くの時間を要する「家の片付け(いつもはしない場所)」や「DIY」や「模様替え」が、原因のようなのです。
これらの過ごし方って、共通していることは「不要品が大量に出る」ということと「新しいモノを入れたくなる(買い替えや新調をしたくなる)」行為だということ。

私のように、将来必要最小限のモノで暮らしたいと思っていたり、もともと持ち物が少ない方には、縁のない思考なのですが、その考えや意識がない人にとっては、片付いて余裕ができた家の中を、アップデートしたくなると思うのです。
過去、私も古い家具を処分するのは、新しい家具を入れるための行為でしたから、その気持ちは理解できます。

しかし、現在のインテリア販売店やホームセンターの様子を知って、いくら在宅時間ができたからと言って、外出や人出の多くなってしまった場所へ出向いて買い物をするということは、今は是が非でもすべきことではないと思うのです。
そこで、私なりに考えたのが「一方通行」という考え方です。

家の中のモノの流れは一方通行で
一方通行って、なんやねん?って思われそうですが、要するに家の中の不要品を出しても、新しいモノを入れないように、今は心がけましょう、ということです。

COVID-19の感染者数が減り、一応の収束となれば、いくらでも買い物へ出かけていいと思いますが、今はまだ外出そのものが危険な状況にあります。
感染した瞬間は、痛みもなにもないので、実感が湧きにくいのだと思います。
しかし、もしかしたら罹患しているかもしれない人との接触や、同じモノを触ってしまう機会が、そのまま感染機会となってしまうので、神経質なくらいに気を付けなければいけない時期だと思います。
もちろん、自分が無自覚のキャリアである可能性もありますから、人に感染させないためにも努力が必要です。
ですから、とりあえず今は外出して不要不急のモノを買う、あるいは買いたいモノを物色する行為は控えた方がいいと思うのです。

家の中を片付けたり大掃除したりすれば、不要品が出てきて、できた空間に新しい何かを置いたり入れたりしたくなるのが、人の気持ちです。
DIYをしようとすれば、材料をサイズどおりに決まった数量を揃えたいと思うし、持っていない道具も揃えたくなります。
古い家具の中を整理整頓すれば、サイズダウンやサイズアップをしたくなり、買い替えを考えてしまいます。

そんな気持ちを、少しの間だけ抑えて、モノは出しても入れない努力をしてみてはどうですか、というのが、私の提案なのですが、具体的な対策も考えてみました。

モノの流れを一方通行にする計画案
まず、片付けや大掃除、整理整頓をして、不要品が大量に出てしまった場合です。
この場合、まず、出てきた不要品が定期的に地域で回収している「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」として捨てられるものかどうかを考えます。

不要品のうち、ネットで売却先や譲り先を探すつもりのモノは、その準備と手配をしてください。
しかし、売却したいモノをリサイクルショップの実店舗へ持ち込むつもりであれば、それはまだ家のどこかに保管しておきましょう。
もし、その売却するつもりの不要品が邪魔だと感じるようなら、私は回収ゴミに捨ててしまうことを推奨しますね。
なぜなら、自分が邪魔だと思っているモノは、大多数の人もきっと邪魔だと感じてしまうだろうと思うからです。
是が非でもほしいと思っている方は、ほとんどいないと思った方がいいです。
きっと、欲しいと思っている人も、絶対的な必需品として欲しいわけではないはずですし。
他人の家の中は、ごみ集積場ではありませんから、ただ処分したい(捨てたい)というモノは、上記の定期的に回収してくれるごみとして、出しましょう。

次に、模様替えをした場合に、家具を買い替えたい、あるいは不要な家具の代わりに別の家具を買い足したいときです。
まあ、間違いなく言えることは「今は、買うのを我慢して」ということです(笑)
モノを減らし続けている私が、1つだけ言えることは、家具を処分したためにできた空間は、空間として大切にしておいた方がいい、ということです。

その空間に、なにかを置かなければいけない、という先入観は、しばらく買いなおしや買い足しを我慢していると、自然と解消して、もうそこに何も置きたくなくなります。
もし、外に出してしまった細かいモノをしまう場所がない、という場合は、外に出ているモノの中でも、なくても困らないモノは、とりあえず捨てるか売却してしまいましょう。
この先、必要になる「かも」しれないモノであれば、それ、9割の確率で必要になりません(笑)
もし、必要になったとしたら、そのときに買いなおしたらいいです。
なぜなら、必要になって買い足すときには、品質が良くなったモノが手に入る可能性が高いからです。
それに、モノって意外と代用できたりするので、生活に困るほどの事態にはならないはずですよ(笑)

次は、DIYで新しい家具や収納を作る場合です。
ちょっとしたプチリフォームを計画しているのなら、それは違う機会にしてください。
リフォームともなると、まず材料をそろえる必要がありますし、これまでセルフリフォームの経験がないのであれば、新しい道具も買いそろえる必要があります。
ネット通販で購入してもいいのですが、材料のサイズ感や質感が思ったとおりのモノではなかったり、材料の加工が不可であることも多いと思うので、DIYでプチリフォームを計画している人は、今すぐ中断しましょう。

家具や収納を作る場合は、まず本当にその収納や家具が必要なのか、と自問自答しましょう。
そして、もしその家具や収納を作りたいがために、今持っている家具を処分してしまおうと思っているのであれば、処分するだけに留めて、新しい家具や収納の作成は先延ばしにしてください。
家具の買い替えと同じなのですが、そもそも、その家具や収納、絶対なくてはいけないモノなのかどうか、というところですよね。
そして、そこに家具や収納がない状態で過ごしているうちに、できたその空間に慣れてきて、もう何も置かなくていいかな、という気持ちに、必ずなります(笑)

よく、空間ができると、そこを埋めようとする人がいますよね(笑)
私の母もそのタイプですが、なぜ、空間を気持ちがいい、いとおしいと思えないのか(苦笑)
そもそも、空間があることで生じるデメリットって、ほぼないですし、生活動線がスムーズになることはあっても、複雑化することはほとんどないと思います。
ですから、もしDIYしようとしても、一度本当に必要なDIYかどうかは、考えた方がいいと思います。

最後に提案のまとめとして、片付け、模様替え、DIYによって出た不要品を、回収ゴミとして出せない場合は、邪魔にならない場所に保管しておいてください。
もし、保管をしておきたくないのならば、せいぜい片付け程度にとどめて、模様替えとDIYは中止しましょう。

私は、数か月前までは和室の畳替えやふすまの張替えをしたいと思っていましたが、今は検討そのものをやめています。
畳やふすまを搬出するのも、新しいモノを入れるのも、他人同士が家の中に集まってしまう状況を作ってしまい、感染リスクが間違いなく高まります。
互いに感染していないとしても、それを断言できる状況にはありませんから、やはり大事を取って家には業者の人を入れないことが、今はベストな判断だと思っています。

空間を大事にすることも現状維持も悪いことじゃないですよ
在宅時間がたくさんある今だからこそ、できることをしよう、今までしようと思っていたことに着手しよう、と思うことは素晴らしいと思います。
ただ、それを実行したいがために、知らない誰かにウイルス感染の危険を強いてしまうかもしれないのならば、今は現状維持や、片付けや模様替えでできた空間を放置することに、重点を置きましょう。

理屈は、わかるのです。
きっと、人生の中で、こんなにたくさんの自由時間があることなど、もしかしたら、今回だけかもしれません。
しかし、それは致し方なくできてしまった自由時間であり、何をしても許される時間ではありません。
むしろ、守らなければならないことが山ほどありますから、本当の自由時間ではないということだけは、忘れないようにしたいです。

片付けや模様替えをしても、いまいちな仕上がりになってしまうこともあるでしょうが、それはそれでマイナーチェンジでどうとでもなります。
家具を買い替えたり、新調したりしなくても、自分なりに納得のできる仕上がりになれば、それはそれで心地よい空間づくりになるはずです。
それに、今あるモノで工夫することにトライするのも、在宅時間を楽しむ方法のひとつだと思います。
ですから、片付けや模様替えやDIYに関連した実店舗での買い物は、今はやめておきましょう。


最後に、非常事態宣言が出てしまったことで、仕事が倍以上に忙しくなってしまった職業の皆さまには、本当に感謝しています。
頭が上がりません。
嫌な思いをすることもあるかもしれませんし、ついイライラしてしまい人に当たってしまうこともあるかもしれませんが、働いている方がたくさんいらっしゃるから、私たちは不自由な思いを最小限にしてもらえているのも事実です。
辛い状況が、いつまで続くのかはわかりませんが、どうしようもなく辛くなったら、遠慮せずに身体を休めてほしいと思います。
そして、一日でも早く、いつもの日常が戻ってくることを願います。