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「濡れ手で粟」と言っても、近頃では実際に粟を見る機会も少ないから、
実感が湧きにくいけれど、濡れ手で粟をつかむように・・・・
苦労せずして利益を得たいと願う気持ちは誰にもある・・・
それが偽らざる人情の一面であろう・・・・
けれども、「この世にぼろいことはない」というのもまたお互いの人生の
否定できない一面である・・・やはり「苦ればこそ楽がある」のであって、
努力もせずに成果がえられるようなことは、そうあるものでもない。
とかく安逸に流れがちな心を戒め、なすべきことに励むわけである。
それでも時には、そんな自分の姿に対する疑問や苛立ちが頭を持ち上げてくる。
努力なしに収穫なく、挑戦なしに勝利なしと、そう思いを定めて一歩一歩・・
迷わずたゆまず歩み続けたい・・・
それが本当のわが幸せに通ずる一筋の道であり、時代が移っても変わる事のない
この世の真実というものなのではなかろうか・・・・