実は、私は以前ほど、「陰謀によって世界が動かされている」、というものの見方をしなくなりました
確かに、世界には様々な政治力学が働いており、グローバリストであるとか、英国守旧派であるとか
そういうものが深く政治に影響を与えていることは確かですが、それも突き詰めれば
「一方の国民にも、そういう考え方を受け入れるだけの集団的な思考傾向があると言わざるを得ない」と思います
そういう意味においては、アメリカという国は、昨年までの国とはガラリと様変わりしました
国民の思考傾向が突然180度変わることはあり得ないかもしれませんが
やはりトランプを受け入れ、選ぶだけの思考傾向に変わった。。。という事は言えるのではないかと思います
文明の振り子というものは、右に揺れ左に揺れするものですが、世界もまた、大きく振り子がふれました
トランプが言っているように、いまのアメリカには「コモンセンス(常識)の革命」が起きているようです
アメリカのゴールデンエイジは。。。もしかするとこれが最後のゴールデンエイジかもしれませんが
今まさに始まっています
話は変わりますが
トランプは前政権のようにロシアをあまり敵視していません。。。それはなぜでしょうか?
日本の旧態依然の保守派はいまだに「力による現状変更を認めることはできない」と主張し、ロシアを非難しているのかもしれませんが
力による現状変更を行ったのは、実はアメリカが先であった、という事をいまだに認めようとしていません
「そこ」にはまったく目をつぶっているのが現状です
東ヨーロッパ、特に旧ソ連邦から独立した諸国における「カラー革命」が、実はアメリカの影響下で行われ
アメリカによって強引に「ロシア包囲網」が作られてきた流れがあり、ロシアがそれにやむを得ず抵抗した
というのが、本当のところでしょう
トランプはそのことを十分理解していて、ロシアをアメリカと敵対させないようにしようとしています
その理由はね。。。。アメリカの、いや、世界の真の敵は中国共産党だからです
アメリカとロシアが敵対すれば、誰が喜ぶかというと、それは中国なんですよ、中国共産党
日本の旧体保守の皆さんが見誤っているのは、この、「トランプが真の敵を中国だと見定めている」というところです
アメリカからすれば、実はロシアはそれほど大きな脅威ではありません
確かに極超音速の新型弾道ミサイルなど、脅威と言えばそう見えるかもしれませんが
実は、武器の進化を支えるテクノロジーや経済力から見れば、ロシアはアメリカと覇権を争う国ではありません
アメリカにとって、アメリカの覇権に挑戦する唯一の国、それは中国なんです
ロシアは、重要な誘導ミサイルやドローンシステムなどに使われている半導体やメモリーチップなど
自国で開発するだけの産業基盤がありません。。。それらはほぼ中国に依存しています。。。中国から輸入しているんですね
アメリカは、いやトランプ政権は、この将来的な軍事的優位性を決めるハイテク部門において、圧倒的な差をつけて中国に勝つことを目標にしています
日本のマスコミが騒いでいる「トランプ関税」は、本当は中国をターゲットにしたものです
これは間違いありません。。。これは覇権戦争なんですね
今はトランプ氏がプーチン氏と電話会談し、明日ぐらいからウクライナ問題の交渉に入るようですが
日本のマスコミはまた馬鹿ばかりですから、ゼレンスキーの意見がどうとか言っています
ですが、ゼレンスキーの意見など関係がありません。。。この交渉はアメリカとロシアの二国間交渉です
東部ウクライナはクリミアも含め、正式にロシア領と認められ、ウクライナはNATOには入れない
これが最終的な落としどころになるでしょう
ウクライナ問題。。まずここが解決しなければ、ロシアと中国の関係を切れません
ウクライナ問題が解決しなければ、ロシアは経済的な苦境から中国と関係を継続せざるを得ず
天然ガスや石油を中国に買ってもらい、代わりに半導体などのハイテク製品などを中国から輸入する
そういう蜜月関係がいつまでたっても終わらないんですね
悪い悪いと言われている中国経済ですけれども、ロシアとの関係が、いまも中国の経済を後ろで支えています
去年までのアメリカは、ロシアを追い込むことで、中国を利していたわけです
最近、日本のイシバー首相は、どうやらトランプに空の口約束して上手くやり過ごしたと思っているかもしれませんが
この「トランプの真の狙い」を見抜けなければ、そのうち手痛く叩かれることになるでしょう
岩屋とかいう外務大臣は、アメリカでアーミテージと会談してきたとか言っていますが、ほんと馬鹿ですね
アーミテージって、トランプ氏とは逆の立場の人ですよ
トランプがプーチンと交渉してロシアと中国の関係を疎遠にしたり、中国とインドの関係を切ったりしても
肝心のアメリカの同盟国である日本が、中国経済を助けるような真似をすればどうなるか
ま、日本の政治家は、その馬鹿な頭で考えても分からないでしょうから、トランプに十分叩かれたらいいと思います
今日はこの辺で、それではまた
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