カズ石田こと石田和靖さん
国際情報ユーチューバーとして、近頃大変有名になられた方ですが
この方が最近よく話題に出していて、しかも世界の注目度がとても大きいニュースとして、BRICS新通貨というものがあります
石田さんがまた動画をあげているのでご紹介します
これから先の世界経済の流れは、確かにドルの影響力が徐々に落ちていって、アメリカが世界のスーパーパワーから転落する
それは、これから先の世界の大きな流れとして、ほぼ確定的なものとなるだろうと私は予測します
ですがそれはBRICS諸国が世界のスーパーパワーとして台頭するとか、そういうことを意味するものではありません
私は、ドルの価値はこれから「国力相応に(近く)なっていく」というのが、まあ実際の近未来ではないかと思います
今のUSドルは、実際には石油取引と連動していて、アメリカの実体経済以上に強いのだろうと思います
BRICS新通貨は、いま世界中で注目されているのだろうと思いますが、では、実際にドルのシェアをどんどん奪うようなことになるのか?
というと、まあそれはすぐには起こらないでしょうね
ユーロや円や人民元、ポンドなどとの兼ね合いで、徐々に伸びていくぐらいだろうと思います
なぜなら、BRICS新通貨には大きな問題点がいくつかあると思うからです
①新通貨はEUと同じ問題を抱えることになる
まず一つ目の問題として、BRICS新通貨は、運営主体が「誰なのか」というところが問題だと、私は思うのですよ
今のところ新通貨は、BRICS諸国間での相互取引に使われるとのことですが、では一体、新通貨を誰が発行するのか?ということが問題だと思います
自国通貨というのは、基本的に国家の主権と一体となっています
各国が自分で発行する権限を持つからこそ、その国の主権が保たれるのであって
通貨の発行権を他国や、場合によっては民間銀行にゆだねてしまった場合、弱い国であるほど、国家の主権が失われていくわけです
まさかBRICS加盟の各国政府に、好き勝手な新通貨の発行権限を持たせる。。。というわけにはいかないはずです
そんなことをすれば当然、「発行した者勝ち」になりますし、弱い国ほど新通貨を発行したがり、発行競争が起きます
新通貨の供給量が多すぎれば、当然通貨の信認を保てなくなり、急激なインフレが起きることになります
となれば、BRICS諸国間で新通貨の発行権限主体を決めることになりますし
そうなると、BRICS諸国の上に、EUで言うところの「EU委員会」のような上部組織ができて、その官僚組織がBRICS経済を牛耳る恐れもあります
当然、経済を牛耳りたい大国。。。ロシア、中国、サウジアラビアなどは、自分たちが発行量をコントロールしたいと思うでしょうね
要するに、BRICS新通貨を同じ経済圏の国が使えるようにすると、加盟国は増えると思いますが、各国のエゴでまとまらない可能性が高くなるわけです
②金(GOLD)の価値が跳ね上がり、結果、経済格差と地域格差が広がっていく
BRICS新通貨は金本位制を採用するとのことです。。。つまり、「金保有の裏付けがない限り新通貨は持てない」ということです
そうすると、新通貨は基本的に「商品通貨」としての色彩が強くなることが予想されます
まあ、ビットコインと同じですね。。。
①で書いたように、無秩序に発行ができず、金の保有がないと通貨が持てない。。。となると、基本的には通貨の価値は大きく上がるわけです
要は、発行量が少なく、また使用できる国が多いほど、通貨の価値が上昇し、新通貨の為替レートも爆上がりする可能性があります
ですがそれは、もう一つ困った問題を含みます
ビットコインなら、取り引きは1ビットコイン単位ではなく、0.0001ビットコイン、などという風に取引できるわけですが
新通貨も、そんな小数点以下の単位になるのでしょうか?
金本位制の一番の問題点は「経済規模が大きくなるのに連動して通貨量を増やさなければならないのに、そうすることができない」
というところにあります
要するに、新通貨で石油を買いたいと思えば、まずは新通貨を手に入れなければならないわけですが
新通貨自体が希少価値を持つことによって、流通しにくくなってくるわけです
アメリカが金本位制をやめた理由もまた、ここにあったわけです
世界貿易が増加していくにつれドルの需要も増えたわけですが、アメリカが金の保有量を維持できなくなった。。。
つまり、金はわずかずつしか増えないが、通貨の需要は爆発的に増えてしまった。。。
だからドルの発行量が増えすぎてしまい、ドルの価値を担保することができなくなった。。。ということです
BRICS新通貨は、残念ながら、経済規模が小さい国や資源の乏しい国にとって、「手に入れることが難しい通貨」となってしまい
貿易通貨として、「貧しい国ほど手に入らない」。。。ということになります
ある意味、ユーロは社会主義的なのに対し、BRICS新通貨は自由主義的で実力主義的なのかもしれません
まあ、BRICS新通貨において、考えられる問題点を二つほど列記してみました
大きな問題は、EUと同じように「小さな弱小国の連合体(互助会)」のようなことになると
強くて豊かな国から貧しい国へと富を分配するような、いわゆる社会主義的な方向へと行きやすくなります
逆に、金本位制によって通貨の各国保有量を金と連動させると
BRICSの地域経済圏を発展させるほどの通貨を流通させることができない可能性がある、ということになります
金の価格は跳ね上がり、世界経済にも影響がでることになるでしょうね
まあ、BRICS新通貨が金本位制を採用するなら、「今のうちから金を買っとけ」という話になるかと(笑)
まあ、複数国の統一通貨というのは、各国のエゴがぶつかり合って非常に難しい話なので、すぐに成功する。。。という風には思えません
それよりも今は、アメリカが自分の国の内部崩壊によってドルの価値がダダ下がりになりつつある。。。方が問題でしょうね
国際情報ユーチューバーとして、近頃大変有名になられた方ですが
この方が最近よく話題に出していて、しかも世界の注目度がとても大きいニュースとして、BRICS新通貨というものがあります
石田さんがまた動画をあげているのでご紹介します
これから先の世界経済の流れは、確かにドルの影響力が徐々に落ちていって、アメリカが世界のスーパーパワーから転落する
それは、これから先の世界の大きな流れとして、ほぼ確定的なものとなるだろうと私は予測します
ですがそれはBRICS諸国が世界のスーパーパワーとして台頭するとか、そういうことを意味するものではありません
私は、ドルの価値はこれから「国力相応に(近く)なっていく」というのが、まあ実際の近未来ではないかと思います
今のUSドルは、実際には石油取引と連動していて、アメリカの実体経済以上に強いのだろうと思います
BRICS新通貨は、いま世界中で注目されているのだろうと思いますが、では、実際にドルのシェアをどんどん奪うようなことになるのか?
というと、まあそれはすぐには起こらないでしょうね
ユーロや円や人民元、ポンドなどとの兼ね合いで、徐々に伸びていくぐらいだろうと思います
なぜなら、BRICS新通貨には大きな問題点がいくつかあると思うからです
①新通貨はEUと同じ問題を抱えることになる
まず一つ目の問題として、BRICS新通貨は、運営主体が「誰なのか」というところが問題だと、私は思うのですよ
今のところ新通貨は、BRICS諸国間での相互取引に使われるとのことですが、では一体、新通貨を誰が発行するのか?ということが問題だと思います
自国通貨というのは、基本的に国家の主権と一体となっています
各国が自分で発行する権限を持つからこそ、その国の主権が保たれるのであって
通貨の発行権を他国や、場合によっては民間銀行にゆだねてしまった場合、弱い国であるほど、国家の主権が失われていくわけです
まさかBRICS加盟の各国政府に、好き勝手な新通貨の発行権限を持たせる。。。というわけにはいかないはずです
そんなことをすれば当然、「発行した者勝ち」になりますし、弱い国ほど新通貨を発行したがり、発行競争が起きます
新通貨の供給量が多すぎれば、当然通貨の信認を保てなくなり、急激なインフレが起きることになります
となれば、BRICS諸国間で新通貨の発行権限主体を決めることになりますし
そうなると、BRICS諸国の上に、EUで言うところの「EU委員会」のような上部組織ができて、その官僚組織がBRICS経済を牛耳る恐れもあります
当然、経済を牛耳りたい大国。。。ロシア、中国、サウジアラビアなどは、自分たちが発行量をコントロールしたいと思うでしょうね
要するに、BRICS新通貨を同じ経済圏の国が使えるようにすると、加盟国は増えると思いますが、各国のエゴでまとまらない可能性が高くなるわけです
②金(GOLD)の価値が跳ね上がり、結果、経済格差と地域格差が広がっていく
BRICS新通貨は金本位制を採用するとのことです。。。つまり、「金保有の裏付けがない限り新通貨は持てない」ということです
そうすると、新通貨は基本的に「商品通貨」としての色彩が強くなることが予想されます
まあ、ビットコインと同じですね。。。
①で書いたように、無秩序に発行ができず、金の保有がないと通貨が持てない。。。となると、基本的には通貨の価値は大きく上がるわけです
要は、発行量が少なく、また使用できる国が多いほど、通貨の価値が上昇し、新通貨の為替レートも爆上がりする可能性があります
ですがそれは、もう一つ困った問題を含みます
ビットコインなら、取り引きは1ビットコイン単位ではなく、0.0001ビットコイン、などという風に取引できるわけですが
新通貨も、そんな小数点以下の単位になるのでしょうか?
金本位制の一番の問題点は「経済規模が大きくなるのに連動して通貨量を増やさなければならないのに、そうすることができない」
というところにあります
要するに、新通貨で石油を買いたいと思えば、まずは新通貨を手に入れなければならないわけですが
新通貨自体が希少価値を持つことによって、流通しにくくなってくるわけです
アメリカが金本位制をやめた理由もまた、ここにあったわけです
世界貿易が増加していくにつれドルの需要も増えたわけですが、アメリカが金の保有量を維持できなくなった。。。
つまり、金はわずかずつしか増えないが、通貨の需要は爆発的に増えてしまった。。。
だからドルの発行量が増えすぎてしまい、ドルの価値を担保することができなくなった。。。ということです
BRICS新通貨は、残念ながら、経済規模が小さい国や資源の乏しい国にとって、「手に入れることが難しい通貨」となってしまい
貿易通貨として、「貧しい国ほど手に入らない」。。。ということになります
ある意味、ユーロは社会主義的なのに対し、BRICS新通貨は自由主義的で実力主義的なのかもしれません
まあ、BRICS新通貨において、考えられる問題点を二つほど列記してみました
大きな問題は、EUと同じように「小さな弱小国の連合体(互助会)」のようなことになると
強くて豊かな国から貧しい国へと富を分配するような、いわゆる社会主義的な方向へと行きやすくなります
逆に、金本位制によって通貨の各国保有量を金と連動させると
BRICSの地域経済圏を発展させるほどの通貨を流通させることができない可能性がある、ということになります
金の価格は跳ね上がり、世界経済にも影響がでることになるでしょうね
まあ、BRICS新通貨が金本位制を採用するなら、「今のうちから金を買っとけ」という話になるかと(笑)
まあ、複数国の統一通貨というのは、各国のエゴがぶつかり合って非常に難しい話なので、すぐに成功する。。。という風には思えません
それよりも今は、アメリカが自分の国の内部崩壊によってドルの価値がダダ下がりになりつつある。。。方が問題でしょうね
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