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ヨラム・ハゾニーから読み解く「ナショナリズム」と「国民国家」の意味

2022-06-23 10:49:42 | 政治
今日は皆様に、「こういう見方・視点があるんだな」という、「観点」の話をさせていただきたいと思います
私は昨日、及川幸久さんの勉強会ライブを見ていて、及川さんの「心のスキ」のようなものが少しだけ見えた気がしました
それを私の視点で指摘してしまうと、及川さんを応援することにならないので、やめておきたいと思いますが
それに代わる話になると思います


まずは書籍のご紹介から、作者ヨラム・ハゾニー氏はユダヤ系の方ですが、金融系ユダヤ人のような思想の方ではないと思います
彼の書籍、「ナショナリズムの美徳」という本は、繰り返し読む価値があると私が評価した、古典ではないが名著だと思います
言い換えれば、この本は、保守、そして反グローバリズム思想のバイブル(聖書)のような位置づけになるものだと思います
逆に、リベラル系、と言いますか、グローバリズムの聖書にあたるのが、例えば、カール・ポパーの「開かれた社会とその敵」
のような書籍になるでしょうか?

最近感じるのは、このグローバリズムと反グローバリズム、保守とリベラル、というような相反する二つの思想がせめぎ合うところに
実は「人類の進化の秘密」が隠されているのではないか?ということです

カール・ポラニーの大転換を読んだところ、おそらく私は三橋貴明さんと随分違う感じ方、印象を受けていると思います
それは、ナショナリズムの美徳を読んだ感想についても同じであろうと思います
どちらが優れているではなく、私の場合、たぶん三橋さんよりも”もう一段高い視点”から、この二つの書籍を読んでいると思われます
それは私の場合、「人類の進化」という観点が入っていることの違いが、もっとも大きいでしょう

「大転換」の中で見えてくること、それは、安定した国民国家の社会秩序を壊したのは、確かに自由主義思想と市場原理であり
それまでの農村社会型国民生活を破壊した、という観点で見れば、自由主義思想は悪、ということになります
しかしながら、そこから生まれてきたものを見ると少し見方が変わります
市場競争原理によって、様々な商品が製造され、社会が豊かになり、人々が新たな経験を積めるようになったわけです

「創造のための破壊」という言葉がありますが、固定化した社会構造を破壊しない限り、変革ができなかった面は確かにあるでしょう
進化という視点から見ると、社会構造の変化こそが「人類の進化」を促進する最大の経験であろうと思います

もう一つ違う角度から見てみましょう
グローバリズム(反ナショナリズム)の視点から見ると、世界を一つの思想、一つの価値観で統一する、というのが理想であり
その結果現れるのが、強大国の力による平和主義思想(パックス・ロマーナ等)です
これがもたらすのは、やはり固定化した社会であり停滞した社会です
国家が一つの価値観を国民に押し付けるということは、それは各人が個性を失う、ということであり、自と他の比較ができなくなる
ということです

逆に、ナショナリズム(反グローバリズム)の視点から見ると、各国の主権を認め、国家間の違いを認める、ということになります
EUのように統一されたルールに縛られず、個性ある国民として存在を許されることから、自と他の違いが理解できるようになります
結局、自分と他人の違いを認識することから人間は成長することができるので
世界は統一された一つの国家よりも、複数の個性ある国家が存続し、お互いに認め合いながら競争する
それが「人類の進化」につながるのではないでしょうか?

実は、以前からこうした視点は持っていたのですが
最近になって、ある小説を読んで、さらにそういう目線で物事を見ることができるようになりました
その小説とは、大川隆法著、「十字架の女①~③巻」です
この小説の最大の狙いは、まさに、人類の認識力の変化を促す、というところにあります

小説の内容については、「信じられない」とか、「ファンタジーだ」とか、否定的な感想があっても一向にかまわないのですが
信じる信じないは別として、この小説は新たな視点を私たちに提供してくれます
それは「この地球はなにゆえに作られたのか?」という、地球創造の視点です。。。
「地球が創られた理由」を理解するための、入門テキストのようなものになっているのです

この小説について触れたのは他でもありません
この視点が増えると、実は信仰心というものが、非常に大事なものだという事が理解できるようになります
この地球に、個性あるたくさんの魂が集められて、主義・思想、信条を互いに競っているのは
実は、すべての魂の進化を促すためなのだ。。。という事が分かってくるようになります

だからこそ、人類は統一された思想で他人を縛ったり迫害したりすることは間違いである。。。
だから唯物論的グローバリズムは間違いだ、という事が分かるわけです
逆に、進化のために変化を大事にしなければならないこと、「自由」こそは進化に必要な前提条件であること
こうした視点が生まれてきます

「小さな政府」は自由を重んじる考え方の上に成り立っていますが
「小さな政府」を信条とする人に信仰心ある人が多いのも、実はこういう理由があるのです
ですから、いま政府は「緊急事態法」を憲法に組み入れようとした動きを強めていますが
それが政府による「自由の抑圧」につながる可能性を感じます
アメリカの保守(コンサーバティブ)なら、こういう「人の自由を抑圧する法律」には絶対に反対します

カナダのトルドー首相の例を上げると、彼はワクチンを拒否するトラッカーたちの思想信条の自由を
国家権力によって潰そうとしました
このように、人間の自由というものは、きちんと守らないと失われていくものなのです
「小さな政府」を掲げる政党には、それなりの思想的バックボーンがあります

なんだか、まとまりのない日記になりましたが
国民国家の考え方の根底には、国民の自由の権利を尊重する「小さな政府」という考えかたがあります
これは、国家形成の考え方のなかで、最も大事なものなのだと理解してくだされば幸いです

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