絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

初きもの

2007年01月04日 00時02分19秒 | きもの
今日は実家に親類が集まる日でした。
母親が30年位前に作った色無地(ぼかし)を着ていきました。
(お正月くらいきなきゃ、いつ着るんだ~~、のこころで…)
簡易着付で、めちゃめちゃ適当、下着は「ババシャツ」という悲惨さ!?
でしたが、なんとかかたちになり、結構喜ばれました。
(古い着物、よみがえりです)

付け袖

2006年12月20日 17時27分53秒 | きもの
ずーっと前からほったらかしにしてあった付け袖パーツを
2組完成した(ただ縫っただけです)
それを、青黒格子のウールと大島柄の茶ウールにつけてみた。
・・・なんか変
何かな~~、ウールのごわっとした感じに正絹が不釣合いなのか

意気消沈、いろいろあるどーでもいいキモノ類を広げて
組み合わせていたら部屋がもうどうしようもなくとっちらかってしまい
う~~~~~、これじゃあ、余計ストレスが溜まるってもんだ

それで、自分の持っている着物や帯を一覧表にしてみた・・・・
いったい何をどう思ってこれらを買ったのかナ。。。
・・・って、なんでこんなの買ったかわからん、みたいなのが多く
やっぱりアヒルの宣伝じゃあないけど、よ~~く考えてから
買い物はすべきであると思ったのだった
(遅いゾ

自分は、ほんまもんのアンティークにどうしても目が行ってしまうけど
現在の状態じゃあ、普通のキモノも着ていないのでダメですわ。。。
それに、やっぱり一絃琴の演奏にも着られるような
華やかな訪問着がいいなあ、なんて思ってしまい、
一覧表を作ったことが『やぶへび』に~~
茶道では胸や袖に絵柄のない「色留袖」などが茶器の邪魔をせず
良いと思うけど(色無地は、あまりにもつまらない)
座ってする琴の演奏は、逆に肩に模様があったほうが華やかでいいのです。


異色の!?着物本

2006年12月17日 01時19分02秒 | きもの
平松昭子の着物事件簿

宝島社

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アーッハッハッハ、ハーハッハッハ
タッハッハッハ
笑いすぎて、しまいました

なんで着物本で笑えるのかって?
読めばわかります
あんまり笑っていたので、夫に不審がられた。。。

もしも一絃琴に舞をあわせるなら「地唄舞」がぴったりと
かねてから密かに思っていたが、これを読んで案外ピント外れてなかったと
いまさらながら面白かった。
その理由は、もうちょっと理解が深まったら書きます・・・
(この著者は舞のお稽古をはじめて3年だそうな)


オークションは禁なり。。。

2006年12月12日 19時18分19秒 | きもの
ずっと遠ざかっていたのに、ちょっと見てしまうと嵌ってしまうのだ
特別買おうという気もなかったのに、見ているうちにというか
ボタン押しても押しても「申しわけありません」がでると
ついむきになってしまうというか、、、
こんなの来ちゃってどうしようというのが
今日届いた。。。
アンティーク(着物・帯)というのは、ほんとにオークションではやめておいた方が
いいですね、もう、これ、どうしようって感じ。
気でも狂ったのか、ともいう。。。
う~~~ん、帯だから染めかえっていうのもできないらしいし、
お店に持っていったら「え?こんなのどうしたの?」っていわれそうだわ。
ががが~~~ん

熱田さん・蓬莱軒

2006年12月10日 23時56分07秒 | きもの
お昼に蓬莱軒(熱田神宮)でひつまぶし(ひまつぶしと書きそうになった)を
食べようという暴挙に出て、案の定1時間半待ちで
駐車場のおじさんに「4時ころ来たらすぐ食べられるよ」と
かるく言われてしまった。じゃあいいや、ということになり
それからいままで1回も行ったことのない『骨董祭』にいくことに。
しか~~~し自分の記憶が曖昧なために吹き上げホールではなく
[白鳥ホール](国際会議場)に行ってしまったのだった

まぬけなことに、終日700円ナリを払って駐車場に入れて
てくてく歩いていてもまだ気づかず、案内のお姉さんに
「こちらではやっておりませんよ!」「どこでやっているかはわかりません」
なんて言われちゃって、ホントドジなのだ~~~

なんで、[白鳥ホール]と思い込んだのだろう?
きっと前に行ったことがあったからだ。
う~~~ん、人間ボケてきても昔の記憶は残っているというからね~
途中渋滞やら、道わからんやら、カーナビ硬直したまま動かんやら
いろいろあって、到着したのはもう3時頃!!
(最終日のこんな時間、もうみなさん片つけはじめてた

なんかホールの中が暗くてよくわからなかったが
大須の骨董市にいつも出てるお店のお兄さんやらおばちゃんやらの
お店が沢山。全員そうではないかもしれないけど。。。
その顔見知りのお兄さんのお店ですご~~く沢山買っている
おばさんの人がいました。ほんとに沢山!!高いのやら安いのやら。
ほんものアンティークは、よいお値段だから状態悪そうでも
ばかにできないのです~~。

1時間もしないうちに、もう帰ろうと夫が休憩所から電話してきた。
うう、と思いつつ行くと、そこには夫がかつて大変お世話になった方が
奥様とご一緒にいらっしゃった。
「大変お世話になりまして」などと休憩所の真ん中で
ぺこぺこお辞儀をしていたのだが、この方は有名な狂言の方で、
私は舞台を拝見したことはあっても直接お会いしたのは初めてだった。
夫が私が来る前にちょっとお話していたらしく、
「一絃琴やっているんだって?」と言われ「ハイ」と
元気いっぱい答えたのだった。。。
(邦楽や古典芸能についていろいろと教えていただきいです!・・・なんてね)

全然時間不足で、あ~あ、の一日だったけど
最後に古典芸能の方にお会いできてうれしかったです。
(きものが取り持つ縁?)

あれこれ解いて

2006年12月08日 08時15分01秒 | きもの
大うそつき長襦袢、分解して身頃出来上がり半襟もつけて準備万端
しか~し!よく見たら、裾よけ部分も縮んでいて胴体を包めない
(縮んだのではなく、自分が膨張した?・・・いやいやそんなことないよね
結局、裾よけは別のもので代用することにした。。。
(なんか、ばらばらだけど、ま、いっか)←いつも最後はこれになる

解き始めたら調子に乗ってしまい、いままで材料と思ってとっておいた
色々なものを片っ端からほどき、おかげで付け袖やら半襟やら
いろんなパーツが出来た。

昨日「七緒」が届いて、タイムリーに『ウール』の記事があったので
見てみたら自分には無縁の「仕立て」ウールだった。
思うに、昔のウールと違って今のは材質が格段によくなっているのかしら?
汚れを気にせず、洗濯機でも洗えるかもしれないけど
どうも、静電気のせいか室内のいろいろなゴミ?を寄せ付けてきて
糸くず怪人になりそうな。。。



うそつき長襦袢

2006年12月05日 21時46分42秒 | きもの
今日こそ(子どもが6限ある日はいつもこう思うのですが)
「おうち着物」を実行せんと意気込んでウールを引っ張り出してきた。
しかし、、、このウールは裄が61センチくらいしかないので
長襦袢をなんとかせねばならないのだった。。。

これにぴったりのがあったのだが、なぜか袖を外してしまっていた。
実家の箪笥の奥深く眠っていた、むか~しむかしの長襦袢。
レーヨンかなんかの混紡で、赤いかわいらしいお人形がいっぱいのもの。
なんで袖外したんだっけ?(じぶんでやっておいて記憶がない
ああ、そうだった、洗濯機で洗ったら身丈が縮んでしまったので
それで袖だけ使おうと思ったのだった。

あれこれそのまま使えるものはないか探したが適当なものがないので
結局、このむかしむかしの(母親か姉のものだった)長襦袢を
大うそつき長襦袢(袖・身頃・腰巻に分解する)にしようと
決意した。。。(そんなたいしたことでもないけど)

果たして完成して「おうち着物」生活できるのだろうか
自信ないぞ~~~~

滅多にない日

2006年11月10日 23時18分42秒 | きもの

今日は朝からフル回転の、滅多にない充実の日となりました。
一日中靴を履いていたので足が痛い…

演奏会の時間まで、どこへ行こうかと考え
せっかくなので、目黒の「時代布 池田」か、原宿の「壱の蔵」
あるいは渋谷の「彩芽」のいずれかに行くことに。
開店時間の関係から、一番早くお店が開く「池田」へ。
それでも10時には目黒についてしまい、お店も駅からすぐなので
30分近く前で待っていた。
そしたら、店主の池田重子さんが徒歩で出勤されるところに遭遇。

小さなお店で、なかなか品物を広げることがためらわれ…
たぶんこういうお店は、好みのわかった常連さんで成り立って
いるのだろう。
それでも、せっかくはるばる来ているんだから、と
気を取り直して店員さんにいろいろ相談してみることに。
結局、何に合わせたいか、物を持ってきてもらうか
あるいは、お店の着物を買って貰って、それに帯などを
コーディネートする、というようなことだった。
(まあ、当たり前といえば当たり前)

骨董市や「大須値段」「まんたい○さん価格」に慣れた目には
『やっぱり東京は高い』と感じる
でも、ここへ来たからには「ここのセンス」が薦めるものを
買って帰りたい(滅多に来られないから

全然着て出かけてもいない着物の数々が頭に浮かんだけど
(もっと安く買えるかもという妄想を振り払い)
泥大島を買うことにした。
(こんなの、大須のどこかのお店にもあったよなぁ)
でも、身体にぴったりあうのと、
お店の重鎮のような方が褒めてくれたので
すっかりその気になり…
あと、店員さんがこの着物にでなくてもお買い得だからと
薦めてくれたお遊び系の帯も。
他に、白の塩瀬に菊の刺繍帯がすごく良かったけれども
もう予算オーバー。

店員さんが、この大島にいろいろコーディネートしてくれて
そこで、ハッとするような驚きがあった。
帯締めにアンティークの帯留のついたのを合わせ、半襟に刺繍のあるものや
絞りの半襟を当てて見せてくれたとき、本当に目が醒める思いがした。

いままで、そういう着物の着方にイマイチ惹かれなかったけど
今日で「開眼」致しました

買い物が終わって、店主の池田さんと写真を撮らせてもらい
すごくうれしく、これから日本橋まで一弦琴を聴きに行くのだと
言うと、皆さんびっくりされて、何かと思ったら
お店の従業員の方のひとりが、今日その会に出られるというのだ。
(その方は三弦だったが)
「まあ~、一弦琴を習ってらっしゃるの?」と聞かれ
近頃すっかり行き詰まっている気分もふっとび
「はい!」と元気に答える私だった。。。

まだ時間があるならゆっくり見ていってくださいといわれ
面白い柄の帯があったら…と小紋柄のを購入。

ここの全般の印象としては、ダメージの少ない(つまりいい状態の)
上質な物がなかなか入手されにくくなってきているのではないかと
感じた。もし、いいものが入ったならば、それはたぶん奥の院に
あって店頭にはでないだろう。
とにもかくにも、「池田」で着物は堪能したので
「壱の蔵」には行かず、あとはゆっくり一弦琴を聞くことにしたのでした。


栄から大須まで

2006年11月03日 12時13分50秒 | きもの
昨日は、歩くために運動靴を履いて行った。
ラシック、松坂屋、パルコ。。。。それから大須の「江口やさん」へ。
でもね~~、閉まってました!(開店が遅いのです)
隣のお店の人に聞いてみると、午後からというので
(感じいい方でした、お花のアレンジやさんかな?)
その辺をぶらぶら…シャッター閉まってるところが多い!
大須は元気印ときくけど、そうでもないのかなあ。

気を取り直して、再びお店へ。
すごく狭いところにきものが山積み。
広げてみるのもなかなか難しいので、お勧めを見せてもらう。
いいものもあったけど、身幅が広すぎて合わないのが何点かあった。
江戸小紋のきり嵌めや撮影で使った紬風の木綿の着物など。
紬のいいのがあったが、それはシミとかがあったのでやめてしまった。
暗いのでシミがあるかどうかもよくはわからない。
アンティークの帯に黒に金とグリーンの刺繍のすごく
存在感のある帯があって、それが欲しかったけど
自分では合わせられない感じがして断念。
若い人でなく、中年のアンティークってどんな風にすれば
落ち着いた感じにできるのかしらん。
「きもの 着ます」の本に出てくるように着られたら~とか
夢想するのだった。。。


画像は、せっかく行ったから一枚買ってきた「更紗」。
綴れの帯と合わせてみたけど、ちょっとね~~

帰り、「江口やさん」から、バスの時間まで15分しかなかった。
ダッシュで行けば間に合うぞ~~と
走ったけど(よそから見たら早歩き!?)
オアシス21に着いたら、バスが発車したところだった
やっぱり、何事も時間の余裕を持ってすべきです。


暑すぎておフネちゃんごっこ挫折

2006年10月25日 13時00分03秒 | きもの
あまりにも着物から遠ざかってしまっていたので
そろそろ、用事は無いけど箪笥の中身を見直して…っと。
しかし、日中暑すぎ!おフネちゃんごっこも挫折
でも、せっかく出してきたから写真くらい撮ろうかな。。。
クリーム色の単衣の紬。この帯はカジュアルだけど混紡のせいか
非常に締めにくい。

本加賀

2006年09月14日 09時05分54秒 | きもの
↓の記事で、本加賀友禅が「3桁」は間違いです、勿論
そのあとに、ゼロが4個つきます。早い話が100万ということですね。
それでもこれがデパートに出ると、倍近い値段になりますね。
(無縁の世界)

とあるブログで、着物も最高級(人間国宝)のものをたくさん
着ておられる方の画像が紹介されていました。
「一億総中流」というのも庶民だけの感覚で
実際日本に貧富の差はあるのね、と(着物雑誌の中だけでなく)
思い至りました。(遅い?)

有松

2006年09月13日 23時16分50秒 | きもの
今日は大雨の中、姉ふたりを乗せて有松まで行きました。
絞りの「笹加」の展示会を見て、その後
「小や町」でお昼を食べる予定でした。

雨の日って、どうしても道が込んでしまいますね。
今日も予定より随分と時間がかかってしまいました。
おまけに大高から曲がったから、余計変な道に入ってしまって。
ナビがあっても自分の走っている道がいまいち
把握できなくて迷う、ということが私にはよくあります。


展示会は例によって目の保養、と思いつつ
いいものはやはり心惹かれます。
絞りは本当に気の遠くなるような技術ですね。
具体的に帯などを当てていくと、さらに
いいものです。


特にいま何かほしいものもない私はぶらぶらしていましたが
姉は一点お買い上げ。良いものです(値段も)。
本加賀の黒留袖なども見せて貰いました。
3桁に限りなく近いお値段の作家物は ←「3桁」ではなく「7桁」です
ずっとずっとその柄を見ていたいような
美しい絵を鑑賞しているような、そんな不思議な気持ちに
なるものでした。

あと、河村織物さんの「爪綴れ」の帯などもいくつか見ました。
紀宮さまがご結婚のときに締めておられた帯も
この会社のもので、それも同じものがありました。

どうして画像がないのかって?
それはねーーーー!デジカメを忘れたのです!!!!

肝心なときに.........
「小や町」の画像もないのだ
土曜日かな?たまたまテレビをつけたら『ぐっさんち』で
ランチコースの懐石をやってましたね。

女性に人気がありそうな、繊細で気持ちのこもった
おもてなし懐石。。。とってもおいしかったです。




しつこく浴衣

2006年08月30日 16時18分18秒 | きもの
「ハワイで浴衣」実行いたしました!?
でもあんまりいい写真撮れませんでした。
イメージしていた過ごし方もできず、いまいちでした。

夕方からショーを見るというとき着るはずが
時間的なことで、他の日になり、とてもあわただしくて。。。

『ジャパニーズ、ユカーター!』とか珍しがられたり
日系の人に、『絞りですね』『ちょっと触らせて』とかって
『これ全部ひとつひとつ絞るんですか?』などなど
興味持っていただきましたが、、、
やっぱり、ゆっくりするということがないとね。。。

あ、ワイキキの中心部で、子どもだけ浴衣着せている親子連れに
会いましたので、うちだけじゃなかったみたいでした。

そのとき、気候と衣服ということをチラッと思いました。
浴衣もすてきですが、やっぱり、日本の蒸し暑い夏
団扇片手に『見た目の涼しさ』、それが一番似合うような
そんな気がしました。
ハワイの夕方の涼しさには団扇も扇子も不要、
アロハやムームーがやっぱりぴったしですね。

浴衣に合う帯

2006年08月16日 16時08分14秒 | きもの
浴衣に合う帯でなにか良いものはないかと、チョコチョコ探していましたが
ドームに行ったついでにM鉄百貨店で、気に入るのが
見つかりました。

ブルー系の紗献上の半幅帯を実は探していました。
紗献上のピンクがあって、お店の人は珍しいでしょう?と
言ってましたが、自分の浴衣の端切れを見せたら
絞りならちょっとボリュームあるほうが良いということで
これに決まりました。

改装セールとかで、30%引きでした。
(裏も別の柄…グリーンの横線…で使えます)