昨日、父方の叔父の告別式だった。
つい半年前に、妻である叔母もがんで他界した。
最後に棺にお花を入れる際、物言わぬ人になった叔父の固く口をつぐんだ顔を
見ているうち、気の毒な晩年を思って涙が出た。
大工の棟梁として、羽振りの良かったころ、
息子もあとを継いで大工になり、皆が当たり前に幸せだったころ、
そんなことを思い出した。
9月に叔母が亡くなったとき、
恰幅の良かった叔母の顔がほっそりしてきれいになっているのも
悲しかった。
そんな叔母の顔を見せて、「きれいやろ?」と涙ぐんでいた叔父も
旅立った。
大工の跡継ぎだった息子がギャンブルで借金をし、
離婚して家に戻ってきたとき、どんなに叔父夫婦は落胆しただろう。
また、そんな父親の葬儀の喪主を務めなければならなくなった、
年の離れた弟の気持ちはいかばかりかと思う。
棺桶の蓋を閉める時まで、人生どんなふうになるのか
わからないものだ。
つい半年前に、妻である叔母もがんで他界した。
最後に棺にお花を入れる際、物言わぬ人になった叔父の固く口をつぐんだ顔を
見ているうち、気の毒な晩年を思って涙が出た。
大工の棟梁として、羽振りの良かったころ、
息子もあとを継いで大工になり、皆が当たり前に幸せだったころ、
そんなことを思い出した。
9月に叔母が亡くなったとき、
恰幅の良かった叔母の顔がほっそりしてきれいになっているのも
悲しかった。
そんな叔母の顔を見せて、「きれいやろ?」と涙ぐんでいた叔父も
旅立った。
大工の跡継ぎだった息子がギャンブルで借金をし、
離婚して家に戻ってきたとき、どんなに叔父夫婦は落胆しただろう。
また、そんな父親の葬儀の喪主を務めなければならなくなった、
年の離れた弟の気持ちはいかばかりかと思う。
棺桶の蓋を閉める時まで、人生どんなふうになるのか
わからないものだ。