映画感想(ネタバレもあったり)

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映画『稽古場』 コ□ナ禍の空気ムンムン ワークショップから生まれた

2021-12-05 | 映画感想
ワークショップを経て撮影された短編3本のオムニバス映画 稽古場


稽古場
監督中村義洋 足立紳 窪田将治
脚本中村義洋 足立紳 窪田将治
2021年公開 上映時間66分


プロジェクト開始のきっかけは、コ□ナウィルスの影響で緊急事態宣言が発令され、エンタメ業界が打撃を受け大変な状況となった中、中村義洋監督、足立紳監督、窪田将治監督が相談をし、プロジェクトが始動。
演技ワークショップを開催し、16人の俳優部とともに短編映画を制作することになった。
俳優部の受講料は、文化庁の助成(文化芸術活動継続支援金)の経費となり、劇場で公開した際の収益(興行収入)は「コ□ナ禍の影響を受けた俳優部が少しでも収入を得られれば」という思いで参加俳優に均等分配することになっている。
各監督は、予算・時間・設定(稽古場)など、すべてにおいて同条件のもと、演出&制作を行っている。
また劇場公開に向けキャンプファイヤーにてクラウドファンディングを始動させた。
Wikipedia






「リアクション・マスター」 松木大輔 中垣内彩加 望月めいり 廣田琴美 金城大和


「しちゃったね」 仁科かりん 横江泰宣 中野歩 宮地真緒 西村佳祐 田中偉登


「パッション・ゲーム」 遠山泰市 財田ありさ 穴田結海 白戸達也 安倍乙


個人的には しちゃったね が面白かった。

主役なのに何の主導権も持たせてもらえてない横江泰宣さんが面白く、話もどこへいくかわかんなくて。

コ□ナ禍ならではのキスシーンもスリリングで可笑しいのにやはりちょっと寂しさもあり。

稽古場という閉じられた空間、けして発表の場ではなくただただ準備することしかできない空間。

コ□ナ禍では多くの人がこの状況にあったと思います。

この3本の映画はコ□ナ禍の空気をムンムンと記録した生々しいものになっていると思います。





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