Shari(2021年製作の映画) 上映日:2021年10月23日製作国:日本上映時間:63分
監督 吉開菜央
出演者 吉開菜央
監督 吉開菜央
出演者 吉開菜央
今年はこういう映画が沁みるしエネルギーをもらえる。
映画作ろう!という気持ち自体も自由で
映画を作る体制も自由で
出来上がった映画自体も自由。
映画を作る体制も自由で
出来上がった映画自体も自由。
賞狙いのうま〜い作りの映画とかは「はいはい、わかりました。参りました」ってな気分になるけど
この自由さを見せてもらうと、心がパーっと明るくなってエネルギーをもらえる。
この自由さを見せてもらうと、心がパーっと明るくなってエネルギーをもらえる。
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撮影場所は北海道の北端の町、斜里町。
厳しい自然や気候変動もあるし、経済状況も厳しいであろう土地。
自然と人間の暮らし。
境界線をパッキリ引くことのできない混濁した暮らしと、そこに生きる人々が映されています。
境界線をパッキリ引くことのできない混濁した暮らしと、そこに生きる人々が映されています。
完全に監督がインタビュアーとなって現地の人々にインタビューしていきます。
劇映画の作りではないです。
劇映画の作りではないです。
でもそこに〝赤いやつ〟という、ポスターの真ん中で仁王立ちしてる赤いやつが現れるのです。
パン屋さんからパンをもらったり(餌付けのように)、
小学校に乱入して子供たちの相撲をとったりする。
小学校に乱入して子供たちの相撲をとったりする。
怖くもあり可愛くもある〝赤いやつ〟が人間界にやってくるととても異質で不安になるんだけど、
この赤いやつってのは、
血とか臓物とか熱とかのイメージで、人間の内面そのもの。
血とか臓物とか熱とかのイメージで、人間の内面そのもの。
一皮剥けば全員赤いやつなわけで、それは自然界も同じ。
動物の中身も赤いやつ。地球の中身も赤いやつ。
動物の中身も赤いやつ。地球の中身も赤いやつ。
境界線がひかれ、分断されているように見えるけど、実は全員赤いやつ。
こいつがいることで分断されそうな世界をギューッと繋ぎ止めてくれてる感じがする。
社会に生きてロボットかプラスチック人形のようになった人間の「野生性」を気づかせてくれて
〝自然〟と繋げてくれる、赤いやつ。
〝自然〟と繋げてくれる、赤いやつ。
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ぜひ!見て!
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