映画感想(ネタバレもあったり)

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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画) Kubo and the Two Strings

2015-09-25 | 映画感想
ストップモーションならではの存在感と迫力がすごいけど、CGも自由に使ってるところが良い。
ストップモーションの「労力礼賛」「手間礼賛」だけじゃなくて、CGも合わせて使うことでさらに新しく自由な映像になってました。

キャラクターの奥深さ(特にサルが素敵すぎる!)と表情の豊かさ。
こんなにも日本のことを調べて想像膨らませて作ってくれたこと。
ずっと驚きながら観てました。

物語も「物語というもの」をテーマにしたもので、ちょっと難しいんですが、、面白く感動しました。
ラストも「物語」が世界を救い、人も救うという感じで泣けます。優しい。


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監督のトラヴィス・ナイトは日本文化が大好きで黒澤明や宮崎駿などの影響を受けていてこの映画でストレートにオマージュを捧げてます。

ギレルモ・デル・トロやナチョ・ビガロンド(早口言葉?)など日本オタクの監督も増えてきて、映画で日本らしさを表現してくれてるのは嬉しい。

世界各地で台頭してきている「自国主義」「排他主義」とは真逆。
遠い国の文化を知って愛して自分の国の文化と融合させた新しい芸術を生み出して、たくさんの人が観て感動する、というのは本当に芸術でこそ叶えられる世界平和の手段だと思います。


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海はCGだろうなと思ってたらパンフ読んだら違うらしい。
あの波もストップモーションでやったの?バカじゃないの!?(褒め言葉)

日本で実写化するならお母さんは木村多江様でお願いします。


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戦闘シーンがDCコミックみたいにビッカビカだったのがちょっと。。
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