映画感想(ネタバレもあったり)

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ネタバレあり 韓国映画『スウィング・キッズ』(2018年)

2020-02-20 | ネタバレあり


스윙키즈/Swing Kids
上映日:2020年02月21日 / 製作国:韓国 / 上映時間:133分





今も北朝鮮と韓国は「休戦状態」。
何の戦争かというと1950年に勃発した朝鮮戦争(1953年に休戦)。

この映画の舞台は、1951年のコジェ捕虜収容所。
最大17万千人を収容した大規模な収容所でした。


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四コマ映画『スウィング・キッズ』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2469

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対外的に収容所のイメージアップをするために
アメリカ軍の所長が「タップダンスチームを作ってクリスマス会でお披露目しよう!」と企画。

元ブロードウェイダンサーだったアメリカの下士官ジャクソンがリーダーとなってまずはメンバー募集!

国籍も身分も言語も違うメンバーが集まり、一体どうなるっ!?
まさか全員タップ素人!?
クリスマス会は成功するのかっ!?

っていう、
ドタバタコメディからのスカッと爽快お涙頂戴映画、ではなかったのだった。。。。

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何故ですか。
何故ならば韓国映画だからです。

怒涛の展開。。。ついて行くの必死ですよ。。。

コメディからアクションからサスペンスからアレからアレまで怒涛。。

で、
もちろんタップダンスのシーン(15回ある!)も圧巻圧巻圧巻なので
「おーすげえすげえなんかすげえな」って思ってると、
もうね、、ほんととんでもないことになっていきますよ。。

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主演は韓国のアイドルグループEXO(エクソ)のD.O.(ディオ)さん。
気合が違う。完全になりきってますね。切れ味がハンパない。怖いくらいの目ヂカラで、このモンスター映画をひっぱり続けます。
タップもさすがに素晴らしい。

リーダー役のジャレットさんはブロードウェイのダンサーでもある俳優さん。
他の俳優さんも一生懸命練習されたのはわかりますが、申し訳ないけど、ジャレットさんのタップはレベルが違う。重力どこよっていう足の動き。。

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言葉も通じない、イデオロギーも違うメンバーが集まって、ダンスという芸術で結びついて、壁を越えてチームになったメンバーたち。

ラスト。
クリスマス会でのタップの発表会。

さて、、どうなると、、思います、、か。。。



ネタバレは以下に。。。。



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四コマ映画『スウィング・キッズ』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2469





























クリスマス会は満席。客席にはアメリカ軍の偉いさんたちがたくさん観にきている。
スウィングキッズ と名付けたタップダンスチームのショーが始まる。

「このチームは、
戦争がなかったら振付師として活躍していた男、
戦争がなかったらカーネギーホールで踊っていたはずの少年、
…(中略。すみません全部はメモれませんでした。。)…で構成されています」

「ショーのタイトルは【クソ、イデオロギー】」

タップダンススタート!
大成功。
大拍手。

一旦終わったと見せかけて、ロギンだけが1人で踊り続ける。

客席にいたロギンの兄がアメリカ軍人を撃ちまくる。
客たちは叫びながら逃げる。
兄はアメリカ軍人に撃たれる。


「黄色いアカどもを全員射殺しろ!」と所長。
女性だろうが何だろうが分け隔てなく射殺されて行く。


ロギンも銃を向けられる。
さっきまでダンスを踊っていた足を撃たれ絶叫。

床に倒れて見えた先では
スウィングキッズ の他のメンバーが射殺される。


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ジャクソンは本国へ帰される。
トラックの荷台に乗せられたジャクソンが収容所を見ている。

遺体を覆うムシロからロギンが履いていたタップシューズが見えている。
タップシューズの靴底の銀盤が光っている。
(ロギンも死亡)


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何十年か後。

コジェ収容所ツアー。観光バスツアー。

杖をついた足の悪い男性。
年老いたジャクソン。

収容所は巨済島虜収容所遺跡公園として残されている。

スウィングキッズ のメンバーたちと汗を流したダンスフロアを訪れるジャクソン。

ジャクソンとロギンのタップ対決のシーンが回想される。

終わり。







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