FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2013 ③

2013-08-13 13:11:03 | クライミングレッスン報告
次は「スパイヤー」と名前のついた岩を登ることに
スラブをバランスと足の立ちこみで処理して行く課題の多いこの岩は
高さも手ごろで、小川山チックなスラブの練習にもってこいだ

昨年は全く手も足も出なかったタクミ。
でも、この一年でかなり成長
結構苦労している人の多い6級のスラブ課題を完登
で、クジラ岩の「潮吹き穴」(4級)にもトライしたが、マントルが返せなかった

ユキちゃんやたけくんの小学生チームやしいちゃんも、負けじとスラブ課題にトライ
今年は残念ながら登れなかったね

コーヘイは本当はクジラ岩の「エイハブ船長」(1級)という有名な課題を落としたい
この課題はクラシックなハイボルダー課題(高さのある課題のこと)。
こういう危険が伴うハイボルダーは、充分なクライミング能力と安全認識が育っている子でないとトライさせられない
コーヘイは安全認識に今一つ不安はあるが、クライミング能力が高いことと、
自分の状態が安全か危険かを察知する身体センサーのある子なので、トライを許している

まだアップが十分でないため、「スパイヤー」岩の1級をトライしたが、久々の花崗岩のスラブに、やはり撃沈
スラブの好きなコーヘイはちょっと心残りだったようだが、そろそろ時間も迫って来たので、エイハブ船長にトライ開始
今日は1便目でさっくりと上部のリップを止めた今日で行けるか
完登するためには、リップのスローパーをもう一手送って止め、マントルを返さなければならない
この最大核心が今日は越えられず時間となった
残念 でも、確実に前進しているよ



道すがら、薪拾いをしながらテントサイトへ。
20分ほど薪を拾い、夕食の準備。
小学生たちはそれぞれ各ご家庭で。
中学生たちは自分たちで食事の支度。

今日の献立はハヤシライスとサラダだそうだ
しいちゃんはお米係、タクミとコーヘイは調理。
なんだかんだとモメながらもほぼ時間通りに無事準備完了
結構おいしかったよ 写真を撮り忘れたのが残念

片づけをし、うす暗くなる頃から焚き火の準備。
前日スコールがあったため薪が湿っており、なかなか火がつかなかったが、みんなの頑張りでどうにか点火
マシュマロを焼いたり、ソーセージを焼いたり


ふと気付くと満点の星空 天の川も見える
しばしみんなで天を仰ぐ。
隣に座っていたユキちゃん。
「センセイ この感動を・・・感動を・・・何て表現すればいいの

あっという間に雲が流れて来て星空を掻き消した。
9時過ぎにお開き。
中学生男子二人はちゃんと寝たかな?