FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

レッスン日記(リードクラス)~みぽりん・8月7日、9日~

2007-08-23 10:39:27 | クライミングレッスン報告
8月11日から3日間にわたって行われるジュニアオリンピックカップ。「クライミングの甲子園」をキャッチフレーズに、全国からクライミングと真剣に取り組む子どもたちが集まって競いあう。
みぽりんはこれにエントリーしている。今年で2回目。

去年はクライミングを始めたばかりの頃で、緊張からかそれとも高さへの恐怖からか、ガチガチのど正対登りになっちゃったそうだ。そして、登り終わったら涙がぽろぽろ。。。

悔しかったんだって。

今年は納得の行くクライミングが出来るようにいっぱい練習して臨みたい。

私も、その思いをなるべく受け止める方向でレッスンしたい。本番まで、あと2回。さて、どうするか。

みぽりんは、まだ4年生だ。リードクライミングを始めてまだ日も浅い。今は、グレードより量を優先すべき時期だと思っている。

みぽりんもだいぶリードに慣れてきたけれど、グレードが上がってくると怖さが優先してパフォーマンスが落ちる傾向は拭えない。

やはりここは、当初の予定通り、もっと先に照準を合わせたレッスンをしよう。難しいルートをこわごわ登るより、やさしいグレードを多数登り込むほうがトレーニング効果が高いことは私自身経験してきている。

7日、楽勝で登れるグレードを15本。ピークは10c。10cになると「怖い」とみぽりんは言うけれど、見た限りはかなり安定したムーヴで登っている。あとは慣れだね。


そして9日。ジュニアオリンピック前の最後のレッスン。
今日は10cの数を増やして・・・、と思っていたらみぽりんの方から、「10dくらいをやっておこうかな~。」しめしめ。

みぽりんが自分で選んだ10dにチャレンジ。被っている形状がまだ怖い彼女がチョイスしたのはうす被りの壁の1本。でも、こういう壁の課題って、かえってリーチが出ちゃうんだよね

案の定、ちょっとずつ遠くて怖くなっちゃった怖さでボロボロ。でもトップまではちゃんと抜けた。えらいぞ。

そうこうしているうちに、同じ年くらいの小さな男の子がやってきて、リードでがんがん登り出した。10dでアップし、11台を何本もトライみぽりん、圧倒。「やばい・・・ジュニアオリンピック出るのかな・・・私なんか、8とか9ばっか・・・」

思いっきり気持を乱されていたみぽりんであった。

良いんだよ、みぽりん。今度の大会は、通過点。登り込んで登り込んで、本当の実力をつけていくのはこれからなんだから
みぽりんは毎回15本登り込んで、充分練習を積んで来たんだよ。自信をもってね

そう心の中で叫んでいた矢先、「シュモクザメ、出るかな~

え?・・・あ、そうか。大会の前に、海水浴してから行くんだったね。これなら、大丈夫。いっぱい泳いで、一生懸命登って、充実した夏休みにしようね


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