FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2010-07-07 11:11:37 | クライミングレッスン報告
6月19日(土)

15:00からチーム「FCC」の合同練習会。参加者はユイちゃん(中2)、りんちゃん(中1)、ユイト(中1)、ゴローちゃん(小6)、こーへい(小5)。
さて、2010年も半年が過ぎた。今日の合同練習会のミーティングでは、今年の目標の再確認と達成のための自分の課題の修正を各自に書いてもらう。みんな年齢とともに少しずつ意識も高まってきて、大分目標達成のプロセスが自分なりにデッサンできるようになってきた 何かの技術に秀でていくためには、そうした努力の道筋を自分で描いていく思考力は必要不可欠 目先のことにとらわれず、遠くを見つめて計画的に努力して行けるようになろう

実技はアップの後ボルダーの長ものから。重心の移動を的確に行わないと登れない課題を2つ。1つはキャンパス&パノラマの11a、もう1つは私が設定した10d。11aはこーへいのみが完登。あとの人は宿題。きっちりレッドポイント出来るようにしておいてください。

長ものの後はすぐにルートへ。今日の各自の目標はこーへいとユイトが11b、ユイちゃんとゴローちゃんが11a、りんちゃんが10cのリード。面白いもので、男の子は等し並みに難しい課題が好き 自分の限界を攻めていくことが大好きだ それに比べて女の子は至って着実。安心できる範囲で楽しむことを選ぶ。楽しむだけならそれも良いが、目標を高く置くならそうも言っていられない。今の自分を超えるためには限界ぎりぎりのことに挑戦して行かないと向上は望めない。感覚的に「怖いからやだ~、辛い。。。」と避けていることを止めて、「強くなるため」と自分に言い聞かせてチャレンジしよう頑張れ、女子

こーへいは狙いのルートに4~5回打ち込んだが今日は跳ね返され、ユイトもムーブでミスってレッドポイントならすだった。調子良いのはゴローちゃん。以前登れなかった11aをレッドポイント 停滞期の後の大きな飛躍期を迎えているようだ。女の子2人も自分たちの範囲で頑張っていた それにしても、今日のパンプは大混雑だった。。。


<レッスン日誌>ビッグロックスクール

2010-07-06 23:05:10 | クライミングレッスン報告
6月16日(水)

ビッグロックスクール、6月の2回目。

14:45からのちびっこクラブはたけくん(小1)。
この前の御岳アウトドアが効いているのかなかなか調子が良い。今まで時間がかかっていた課題もだいぶすんなりと登れるようになった あとは登る前に良く観察し、冷静に考えて取り組むともっと上手くなるんだけどな~ 少しずつ時間をかけて出来るようにして行こうね。

16:30からのスクールはルート館にて。今日は全員成果あり。
カエデ(小6)は今までやったことのない新ルートにチャレンジし、見事完登 高いところが苦手なカエデにとって、クライミングを習い出してから初めての快挙だ 技術ではしゅん君(小5)がビレイの仕方、モトちゃん(小6)が8の字結びをそれぞれ合格 ゆーたはスラブの悪目の10aを完登した 入ったばかりのりゅう君も今日はスラブ壁をトップまで登れた 前回は半分くらいまでしか行けなくて悔しがっていたけど、今日は気持ちが入っていたね。一人が成果を出すとみんな連動して成果が出ることは良くあることだ。メンタルな部分の効果は計り知れない。


<アウトドア日誌>初級アウトドア「アウトドア定期便」6月

2010-07-05 13:26:01 | クライミングレッスン報告
6月13日(日)

梅雨が近い時期なので、乾きが良く雨天時の避難もしやすい御岳ボルダーへ お天気も何とか大丈夫そうだ
今日の参加者はユキちゃん(小2)、たけ君(小1)、リナちゃん(中2)の3人。全員アウトドアデビューだ

発電所エリアの比較的低めの岩を中心に登る。
既成の課題のほか、いくつか課題を設定したりして、先ず岩に慣れる。みんな御岳のつるつるの岩に最初少し手こずっていたが徐々に慣れて来た
今日のメンバーの中で一番練習量の多いユキちゃんはやる気満々 いろいろな課題を挑戦的にチャレンジしていた。たけ君も果敢にチャレンジし、最初ユキちゃんと熾烈な順番争いをしていたが、ふと怖くなってしばらくおとなしくなってしまった 
別の岩へ移動。たけ君が自分で見つけて、「ここ登りたい」とこだわったラインは、もとからの課題もある(B岩・7級)。なかなか目の付けどころが良いよ みんなでセッション状態に。自分で見つけたラインだけに、たけ君は何が何でも一番最初に登りたい。ところが、初登はユキちゃんに奪われてしまった。悔し泣きにくれるたけ君 みんなもちょっと困ってしまったが、もうお昼を大分過ぎてしまっていたので、お弁当タイムに

さっきの泣きべそはどこへやら、おにぎりをほおばってすっかり元気になったたけ君。お昼休みは川の魚がたくさん泳いでいるポイントを見に少しお散歩。リナちゃんはきれいなトンボがたくさん飛んでいるポイントがとても気に入って、一人静かな岩の上に座って嬉しそうに川面を眺めたり、トンボを捕まえようとしたりしていた。こういう時間は心の栄養のために大事だよね。お散歩から戻ってしばし楽しみにしていた川遊び。「ひゃ~、気持ち良い~」楽しそうな子供たちの歓声が響いていた。

午後はさっきの課題から。登ってしまったユキちゃんももう一度復習。たけ君も根性でついに登り、大喜び
こだわった課題だもんね、本当におめでとう その嬉しさは先生も良く分かるよ。
ユキちゃんはこの外岩でまた一歩テクニックが伸びたようだ 一日の終わりには、結構悪いかな?と思った課題もよく考えて、冷静に処理できるようになっていたし、モチベーションに波がないのが良かった リナちゃんはこういうアウトドアでのクライミングのような活動を楽しむことを続けてほしい。思春期の女の子にとって、自然を楽しむ、という健全な趣味を持つことは、とても大切なことだ

3時に終了。あれだけ泣いていたたけ君の、「こんなに楽しいのに、もう終わっちゃうの~?」というありがたいお言葉をいただき、和やかなムードの中、初参加者オンリーの初級アウトドアを終えることが出来た。




<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-07-02 12:52:44 | クライミングレッスン報告
6月12日(土)

朝10:00からはユイちゃん、ユイトの中学生コンビとユキちゃん(小2)の凸凹メンバー。
中学生2人はルートの技術を伸ばしたいのと、ユキちゃんはボルダリングジムがホームなので、ルート中心のレッスンとする。
中学生は2人で組んでアップ。その合間にユキちゃんが登る。ユキちゃんは全部でルートを4本登り、5.8をオールクリア 順調だね
アップの済んだ中学生は、それぞれの課題に。ユイトはツナミの紺■12bに執着(春に出場したユース大会の予選課題だったため)しているので、彼の気のすむようチャレンジしてもらう。ただし、条件はテンション3回まで。それ以上になったら強制終了だ。ユイトは頑張って、2回のテンションでゴール取りの最終核心まで行った ラストはゴールが取れずにフォール そのまま下ろされた ユイちゃんは10cのオンサイト。「ギャラリー」壁の10cに跳ね返されていた そろそろこのグレードは9割の確率でオンサイト出来るようになりたいところだよ ボルダーをする時間がなかったけれど、みんな結構満足したみたいだった。


午後1時からはアリサちゃん(小4)、ゴローちゃん(小6)。アリサちゃんは月に2回くらいのペースでレッスンを受けにくる。ご家庭もクライミングを楽しまれるので、なかなか恵まれた環境だ。そのせいもあって、ここ数回でメキメキと上達している ボルダリングでは今日はピンクを5つ登った。まだ、ルートはテンションするのが怖くて、なかなかちゃんと登って降りることが困難だったが、今日はオレンジ十字を普通に登って、テンションして降りて来た ゴローちゃんは2時間続きなので、この回のボルダーは長ものでアップ。ルートは10dを登った。

最終回は中級の2時間レッスン。メンバーはゴローちゃんとりんちゃん。ルートはゴローちゃんがいよいよ11aにチャレンジ 10dがこれだけ登れてきているので、11にもすんなりと移行出来るだろう。今日は以前苦労の末どうしても登ることが出来なかったタワーの11a茶色■を一撃 進歩が実感出来て大喜びだった りんちゃんも地道にコツコツとルートに取り組んでいる。今日は100度壁の10cをリードで登った
後半のボルダー。正面からハングの課題がリニューアルされ、2人でセッション状態に。ゴローちゃんは赤を2~3本、りんちゃんは茶色を1本登った。