ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

犬のまなざし

2022-03-05 09:53:45 | 雑感

夫が在宅勤務にいそしんでいる間、
やることのない私は、PCに向かう夫を
遠くからぼんやり眺めていました。

夫を眺めているうちに、私は自分の愛犬が、
同じように私を見つめていたことを思い出し、
愛犬の目を借りて自分自身を眺めているような錯覚に陥りました。

私は犬を飼い始めたとき、
犬が無心に、しかもずいぶんと長い間、自分を見つめてくることに驚き、
犬は何を考えて私を見つめているんだろうと不思議に思ったものでした。

でも、心を空っぽにして夫を眺めてみて、
愛犬と同じ立場で人を見つめてみて分かったのは、
犬が私を愛していたということでした。

愛していたから、見つめていたのでした。

もうすぐ愛犬が亡くなって1年になります。
犬のまなざしは、今でも私の中で生き続けています。


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左手に感謝

2022-03-04 08:00:00 | 雑感

歳をとったせいか、最近、朝起きると、
両手の指がこわばるようになりました。
整形外科で検査もしてもらいましたが、
結局、原因は分からず。
これから歳を重ねるにつれ、
色々な体の不具合を
少しずつ受け入れていかなければいけないんだろうなと思うと
気が重くなります。

私の利き手は右手ですが、
症状は左手の方が重いです。
何故なのか、不思議に思っていましたが、
日々の生活で気付いたことがありました。

家の扉を開けるとき、鍵を使うのは右手ですが、
その間、荷物を持っているのは左手です。
洗い物をする際、スポンジを持つのは右手ですが、
鍋やまな板を支えているのは左手です。
洗濯物を取り込むとき、服やタオルを引っ張るのは右手ですが、
カゴを抱えているのは左手です。
このスマホを使っている今も、
せっせと文字入力しているのは右手ですが、
スマホをがっちり支えているのは左手です。

右手が目立った働きをする陰で、
負荷に耐えていたのが左手なのでした。

それに気付くと、私は自分の左手が、
愛しく感じられました。

私の左手に感謝。


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プーチンの犬

2022-03-03 16:03:47 | 時事

連日報道されているロシアのウクライナ侵攻のニュースに、
胸を痛めています。
一刻も早く、ウクライナに平和な日々が戻ることを祈っています。

ほとんど報道されていませんが、
私は愛犬家として、2014年にプーチンに贈呈された秋田犬、ゆめ(♀)のことが気にかかっています。
日本もロシアに対する制裁に参加しているので、
ゆめが無事に過ごせているかが心配です。

私は以前から、政治の道具として、
有名人に犬を贈呈するのがとても気になっていました。
ロシアのフィギュアスケート選手、ザギトワにも贈呈していますし、
プーチンにも、ゆめのつがいになる2匹目の秋田犬(♂)を贈呈しようとして
断られたと聞いています。

犬は物ではありません。
ここで言っても仕方がありませんが、
政府関係者は動物愛護の精神に
もっと敏感になって欲しいと思います。


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性善説に立つ夫

2022-03-01 08:00:00 | 
私たち夫婦は郊外の一戸建てに住んでいるのですが
近所で新しい家が建築されたり、屋根や外壁塗装の工事をしたりするたびに
業者が営業にやってきます。

言うことはいつも決まっていて、
「あそこで工事をしている者だが、お宅の家の屋根が壊れているので
教えてやれと親方に言われてやって来た」
というものです。

私は営業だと分かっているので、
適当に応対してお帰りいただいています。
すると、今度は隣の家に行って同じセリフを言っているので
私はやっぱり営業だったと確信するのです。

先日、また同じ手口の業者がやってきました。
私はワクチンの副反応で具合が悪かったため、
夫に応対してもらいました。
「屋根に絶対上げてはだめだよ」と念押しして。

私は部屋で寝ていましたが
なかなか夫が帰ってこないので、不安になりました。
しばらくすると、ガンガンガンと屋根を叩く音が家中に響き渡り
私はあわてて家の外に飛び出しました。

外に出ると、我が家の屋根に梯子がかかっており、
夫が心配そうに上を見ていました。
「屋根に上げてはだめだと言ったのに!」
私は怒りで頭が爆発しそうになりました。

家に戻ってきた夫を詰問すると
「屋根が壊れていたらしい。写真を撮ってもらったよ」
と言って、写真を見せてくれました。
屋根のスレートがめくれあがって、地の白木が見えていました。

夫は、業者が屋根を叩いていたことには気が付かなかったそうです。

「壊されたんだよ!!」
私は怒りでいっぱいになり、夫を責めました。
すると夫は、
「壊して彼らにメリットがあるわけないじゃないか。
わざわざ教えてくれたんだ。ありがたいと思わなきゃ。」
と反論してきます。

今となっては、どちらが正しいのか分かりません。
でも私は、このことを思い出すと
今でも怒りでいっぱいになり、夫を責めてしまいます。

夫と話し合い、これはいい機会だと思って、
別の業者を呼んできちんと点検してもらおう、
そして、必要なら、屋根や外壁塗装の工事をしよう、ということで
落ち着きました。

「俺は人を信じるよ!」
と夫は胸を張って言いましたが
私は今後、夫が詐欺の被害に遭わないかが心配です。


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コメント (2)
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