連日の残暑で、夏ばて気味である。
家にいても暑くて何もする気になれないので、芸術祭の写真関連の展示を観てくることにした。
新潟市では、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか 開港都市にいがた 水と土の芸術祭」が開催中(12月24日まで)
新潟市新津美術館では、「大森克己写真展 すべては初めて起こる 新潟」を観る。入場無料
昨年、3.11以降、福島で写した春の風景が、わずかに6枚展示。
桜なども写っているが、なにげない風景に、ピンク色のゴーストとハレーションが入っている。
意図的に入れたのは、間違いないがなぜ・・・?放射能のイメージか?それとも霊魂・・・?
8月26日に大森さんと梶井照陰さんのアーティストトークが計画されているので、行くつもりだ。
越後大庄屋 笹川邸では「石川直樹 異人 the stranger」を観る。入館料500円
こちらは、実に面白い。日本の民衆文化の多様性には、驚かされた。
異人とは、沖縄や東北地方に残る異形の来訪神のこと。秋田の「ナマハゲ」が有名。
新潟の村上にも「アマメハギ」という神様がいたことを知る。
八重山諸島の神々は、とても日本のものとは思えない。一見して、パプアニューギニアなど遠い国のようだ。
実は、昨年のお盆、石垣島にいったとき、個人のお宅で行われていた「アンガマ」というお盆の行事を偶然、観ることができた。言葉は、全く分からない。とても不思議な空間に迷い込んだ様な気がしたことを思い出した。
シンポジウム「異界との対話 実践としての写真」が10月28日に有るようだ。こちらもおもしろそうだ。