HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

NICO Touches the Walls at BIG CAT 2

2008年12月16日 | NICO TouchestheWalls
ナハトムジークからボンボヤージュ・エトランジェ

私が行った2つのNICOのワンマンライブのツアータイトル。


なんかこのタイトルが彼らの音楽の色を表しているような気がする。

「夜に音楽を聴いたあと、その見知らぬ人は旅立っていく」

どこかヨーロッパの香り。

どこかヴィム・ヴェンダースの世界

あるいは

ジャン=ジャック・ベネックスの世界


そうヴェンダースはドイツの監督
ベネックスはフランスの監督


この監督たちの作る映画が好きだった私は
NICO Touches the Walls の曲と出会ったときに
彼らの映画の空気感と同じ空気感をふと感じた。


それがナハトムジークではまだはっきりわかんなかったんだけど
今回のボンボヤージュ・エトランジェで

「そうか」

って自分で納得した。

もちろん、これは主観であって
NICOのメンバーとかスタッフとかファンの方とかの感覚とは
違うと思う。


でも、私にはそれがとても安心出来る空気感であって
忘れていたことを
心の湖に沈み込んでいたいろんな感情を
ふたたび光の差し込むところへ浮き上がらせてくれた

それがNICO Touches the Wallsというバンドと
その音楽だったと今回確信したんだ。


正直言って、イギリスに留学してたころ
すごく仲良くなったのは実はイギリス人ではなくて
フランス人だった。
そう一番の親友がフランス人の子だったんだ。

なんていうんだろう。
彼女といるとすごく安心できた。

また、私にはイギリスで親友以上恋人未満だった人がいて
彼はフランス系のベルギー人だった。

本当に紳士で、彼には本当に感謝しかできない。

そのヴィヴィアンとジャンの2人とも英語は
イギリス人のように話せる人だったので
ふだんは英語で会話してたんだけど
私は実はフランス語も勉強してたので
たまに教えてもらってた。

そして彼らは私が旅立つときに言ってくれた。

ボン・ボヤージュ(よい旅を)


もうずいぶん昔の話だ。


それぞれがそれぞれの道を歩んで
バタバタしているうちに
音信不通になってしまった。


って私が手紙の返事を書かなくなって

自分でそうしてしまったんだ。

すごく後悔している。


でもまたいつか会いたいな。



なんかNICOのライブとはまったく関係ない話に飛んでしまった。




BIG CATでの一発目は

「(My Sweet)Eden」

この曲は私が最初に買ったNICOのアルバムの中に入っていた。私は「夜の果て」で彼らを知ったんだけど
まだ「夜の果て」のCDは出てないときで、すぐにタワーレコードに行って買ったのが『Eden』の限定盤と
『How are you?』それらの感想を下記に書いている。まだ今年なんだね。でも、そこで
チバさんと彼らが結びつくことを感じていたのには自分でも読み直して驚いた。
同じ音楽遺伝子を感じたんだね。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/4f966ad77df3df96152433e3aeec5f42

(2008年3月8日の日記)

そんな(My Sweet) Edenは当時本当に好きで好きで、もちろん今も好きだけど
何度もくりかえし聴いた。

だから一発目に来たことでそこからもうハイになってしまった。

「GANIMATA GIRL」は改めてライブ曲だなぁ~って感じた。

「泥んこドビー」もカッティングギターとちょっと場末なサウンドがすごく好きなんだけど
これをライブで聴くともっとなんか深く吸い込まれるような感じになって
それがすごく心地よいんだ。

「そのtaxi,160/km」

もライブでさらにかっこよくなる曲だよね。この曲からもやっぱりフランスを感じてしまう。


「曇空の悪魔」

これを生で聴けてほんとうに幸せだった。なんかつらいときにこの曲が
やっぱり側にいてくれたから。

♪あっち行ったり こっち行ったりするな♪

これがほんと響いた。

この曲をしてくれたこと本当にありがとう

ライブ中それを何度も心で言った。


全部書いていくとかなり長くなりそうなので、

ピックアップして書こうと思う。

「夜の果て」はやっぱり何度聴いても泣けてくる。

「葵」が初めて生で聴けてほんとうにこれもうれしかった。
大好きな曲のひとつで、今の生活の色と重なる。


「THE BUNGY 」もライブだと一層その曲の良さが
溢れてくる。


とにかく、どの曲もすべて完璧だった。
私には。

もちろんメンバーにはそれぞれ自分自身の課題があって
それにいかなくて100点は出せなかったのかもしれない。

でも、私には100点なんだ。

どこを減点しろっていうの?


光村さんが日記に

このライブがもしかしてその人の人生の一回のライブかもしれない

って書いていて、だからこそ一回一回大事にしないと

というようなことを書いていた。


そういう気持ちをもってくれていることがすごくうれしいし、

聴き手としても私は毎回このライブが人生で最後のライブになるかも
しれないと思って、そこにいる。

全力で聴いているんだ。いつも。

だからミュージシャンが

「今日のライブはちょっと」みたいな事を
言うのを後の感想で聞くのはいやだ。


私は毎回「最高だった」と思っていたい。
どの会場よりもその場が「最高だった」と。


でも
でも

今回は最初の♪から最後の休符まで

すべて「愛しさ」で包まれたライブだった。


ステージと会場が

音楽という絆で

それぞれを思う気持ちで

本当に結ばれていた。


今でもその感覚がよみがえる。


こんないいバンドがこの日本にいるんだよ!


世界中に向かって叫びたい。



このバンドの曲をエトランジェとして世界中を
旅させたいって本当に思う。


ロンドン
パリ
ベルリン
ブリュッセル
ニューヨーク
フィレンツェ

とにかくそんな街のライブハウスで

いろんな国の人たちと聴いてみたいって
そう感じた。

大好きな『武家諸法度』をアンコールで聴き、

そしてラストの『エトランジェ』を聴きながら。



きっとNICOは世界中の壁をとりのぞく力を
もっているよ。


親愛なるNICO Touches the Walls様


             これからも素敵なライブと音楽を


                心をこめて あなたたちの今と未来に拍手を!










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NICO Touches the Walls at BIG CAT

2008年12月15日 | NICO TouchestheWalls
NICO Touches the Walls TOUR2008 Bon voyage , Etranger

2008年12月7日(日)

朝からとてもいい天気で、身も心もさわやかな日にNICO Touches the Wallsのワンマンライブが
大阪の心斎橋にあるBIG CATであった。

私がNICOのライブに初めて行ったのが今年の4月の梅田シャングリラのワンマンライブで
そのときは直前まで実は行けるかどうかわからない辛い時期でもあった。

でも、ぎりぎり行けることができて、彼らのライブを体感したときに
私自身のことなんだけど何か希望の光が見えたような気がした。

それから約8ヶ月。

300人ほどのライブハウスから
彼らは1000人近く入るライブハウスへと
大きくなっていた。

MCで光村さんがこの話をしてくれた。

大阪には4回ワンマンライブで来ていて、
そのうちの最初の一回は招待ライブだったのに
100人ちょっとしか入らなくて
次のライブでも200人に満たなくて
それを悩んだそうだ。

でも、私が行った4月のシャングリラで
ようやくソールドアウトになり、
そのときのうれしさを彼は語ってくれた。

300人収容の会場をソールドアウトにしてすぐに
今度は1000人収容の会場でのワンマンが決まって
すごく最初は心配したそうだ。

でも、彼らはこの12月のライブまでにしっかりと
その力を積み重ねてきて、見事に数分でソールドアウトに
してみせた。


あまりインタビューとかで饒舌な人のように見えない光村さんだけど
ライブ中に話す彼は、とても真心のこもった、決しておごり高ぶらない
きちんとした話し方で会場に向かって語りかける素敵な人だ。

頭のいい人だなぁ~っていつも彼の話を聴きながら思う。

そして、心に暖かいものを残してくれるそんな人だ。


今日でこのツアーもファイナルで、今はその余韻でファンの方もスタッフの方も
そしてメンバー自身もとても充実した気持ちの中にいるんだと思う。

私はすでにライブから1週間経ってしまったけれど
今もあの日のすばらしい感覚がよみがえってくる。


(My Sweet) Eden
GANIMATAGIRL
泥んこドビー
そのtaxi.160/km
曇空の悪魔
image training
バニーガールとダニーボーイ
夜の果て

病気
anytime,anywhere
アボカド
B.C.G
有言不実行成仏
THE BUNGY
Broken Youth

EN)
武家諸法度
エトランジェ

6時半過ぎに始まって
9時前ぐらいに終わった。

約2時間

久しぶりに日本のバンドで洋楽のバンド並みにギュウギュウで
気づくと思いのほか前方に押されてきていた。
かなり近くにメンバーが見えたし、
ギターの指先やカポの位置まで見えて、
前のシャングリラの方が小さいのに
今回の方が近くで見れた。

ただ、どうしてライブにヒールの靴やブーツでくるんだろう?
ポニーテールでくるんだろう?

ライブのマナーってそりゃあ誰かが決めたわけじゃないかもしれないけど
ヒールは無いだろう!って思う。ジャンプするなよって思う。
足踏むなって思う。痛すぎるだろうって。
ポニーテールは口に入ってくるから、ほんと迷惑だ。いっそお団子にしてほしい。

以前行ったグッドシャーロットとかマイケミとかのライブだとギュウギュウ過ぎて
身動きもつかない分、逆に足も踏まれないほど人間たちが一体化してしまうのだけど
やや空間ができてしまう今回のような場合、その空間のずれが足を踏まれる隙間と
なってしまう。

前回に比べて男性よりずいぶん女性が増えたようだけど、
これはテレビに出たからなのかな?

ある種、夢見るチームの方たちもいる分、そういう方たちが怖い行動をするんだろうね。
ってすべてではないけれど。サマソニとか洋楽系なんかのライブに行く人は
心得ているからね。靴はヒールのないものをとか。

仕方が無いことなのはジュウジュウ承知のすけ

でも、やっぱり痛いのはいやでしょ。


足の指踏まれた時は本当に血の気失いそうになったよ。


なんだかライブからそれてしまったのですが、


今回グッズ販売もかなり混乱してたね。
BIG CATのあんな姿を初めてみたので、驚いた。


さて、EDENから始まったライブ。

最初からもうハイになってしまった。
大好きなこの曲でスタートなんて。


ちょっと気になったのはやや古村さんの顔が
最初険しかったこと。

あとでその原因がなるほど~ってわかったんだけど

きっとあのあとのみんなの言葉で

悪いものは退散したよ。

消えた。そんな感じがした。


ライブの時に怖い話って初めて聞いたけど
古村さんがツアー中に体験した怖い話に対して
光村さんとみんなで「南無南無南無」ってでかい声で
その怖いことを追い払ったんだ。
もうNICOのメンバーにも関わるすべての人にもファンにも
怖いことは来ない!そういうパワーが溢れてた。

古村さんのギターの傷もしっかり見えて、
余計に古村さんのギターの音が愛おしく聴こえた。
ああいう音を出す人が好きだ。

途中でフェンダーのペイズリー柄のギターも持ってたけど
ああいう柄のは初めて見た。古村さんだと上品に見えてしまうのは
なぜだろうね。どこかイギリスの香りが漂うギター。

光村さんはアコギもやっぱり弾いてくれて、
それが心の奥の奥まで染み込んできた。


ここまで書いて申し訳ないけど

時間がなくて、また続きを近いうちに書きたいと思います。

ごめんなさい。


ただ、このライブは最高だった。ほんと今でも思い出すと笑顔になれる。


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2008年11月05日 | NICO TouchestheWalls
この曲を聴きながら、過ぎ行く街の風景を見ていると、どこか忘れかけた何かを探しているような気がしてくる。今日は仕事の関係で、昔の仕事場のすぐ近くまで来た。毎日通った道をバスで通って、見慣れた景色を見ながら、いろんな出会いについて考えてた。

その職場は前の前の職場なんだけど、そのときに私はほんとに自分の人生にはなくてはならない音楽と出会った。

そして、その音楽はいろんな音へと繋がって、そしてどんどん世界を広げてくれた。

もちろん、その間に手の届かない場所に行ってしまった人もいる。
もう、会う事がないかもしれない人もいる。

でも、いろんなことがこの曲を聴いているとやさしく思い出されてくるんだ。

なぜだろうね。



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シャングリラ

2008年10月30日 | NICO TouchestheWalls
シャングリラと聴いて、ユーミンを思い浮かべる人はそれなりの年齢の人。
チャットモンチーを思い浮かべる人もそれなりの年齢の人。

で、ジェームス・ヒルトンの「失われた地平線」を思い浮かべた人は読書家かあるいは映画好き。

私は本よりジェームス・ヒルトン原作の「チップス先生さようなら」とか「心の旅路」とかモノクロ映画をBSとかで見て、それにすごく感動したことがある。

って話をもとに戻して

その「失われた地平線」という作品で登場したのがシャングリラという楽園。


この名前が取られたのかシャングリラホテルというのも存在する。


真田さんの夢に出てきたのは一体どのシャングリラなんでしょう?


で、私がシャングリラと聴いて一番目に思い浮かべたのは


本当はSIAM SHADEの「シャングリラ」を思い出すべきなのに




なんとNICO Touches the Wallsの初ライブで、しかもワンマンライブを見た梅田のシャングリラでした。

空中庭園から見える場所にあるシャングリラ。
そう梅田スカイビルのすぐそば。




私が生まれて初めてシャングリラで見たのがNICO。

そんなNICOの今回のツアーのチケットはすべてソールドアウト。


やっぱり


という感じですが、



今回はこれを見越していたので


ツアー発表になってすぐに最初の先行販売で大阪のチケットはゲットしています。



ゆえに今からすごく楽しみ。



新作からきっといっぱい聴けると思うと


ニコニコしてきます(笑)



今朝も「葵」を京都市内にある鴨川沿いで聴きながら仕事場に行ったんですが、


似合うんですよねぇ~。この空気感。







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めざましニコ

2008年10月18日 | NICO TouchestheWalls
昨日の夜はいったい何時に寝たのかわからない。仕事から帰ってきてお風呂に入ってすぐにGO TO BED。帰宅したのは夜の10時ぐらいだったと思う。ネバーエンディングな仕事ゆえ、自分でえいって切り上げないといつまでも帰れない毎日。金曜日ぐらい早く帰ればいいのにね。

それで今朝起きてテレビをつけるとテレビにNICO Touches the Wallsが。めざまし土曜日の注目コーナーみたいなところだったと思うけど、ついにここまでメジャーに........。またチケットとりにくくなるなぁ~。ただ、アジカンもレミオロメンも私はちょうどインディーズからメジャーへの過渡期に好きになって、最初は周囲の人はだれも知らないかんじだったのに、今では有名バンド。なのに私的にはこだわりのロック力は薄れてきてしまった両バンドへの気持ちはその過渡期に留まったままで、今はかつてほど好き好きって感じではない。だからNICOはそんな風にならないで今のままのスタンスで突き進んでほしいな。

誰かのためにではなく自分のために
それを自分のことのように受けとってくれるファンのために

そう言い放った光村くんに拍手。

スペ-スシャワーTVの特番があったんだけど、そこで心理学者の富田さんが分析してたのが笑えた。「Broken Youth」を「平成のスーダラ節」と言ってた。なんだそれ~?って感じ。アルバムに入っているB.C.Gを「ロックンロールのドレミの歌」って。

まあ、それはともかく、音楽関係者の話として、NICOは高いレベルで4人がそれぞれ結びついているので、スピッツやミスチルと同じオーラが出ているらしい。私としては、Grapevineの名も出してほしかったけど。


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Who are you?

2008年09月28日 | NICO TouchestheWalls
NICO Touches the Wallsの『Who are you?』のアルバムは珍しく、発売日の前日に店頭に並ぶのを待って買った。ネットで買う方がお得だったんだけど、なんか待ってられなくて。まるで10代の子の気持ちのようにうれしくてうれしくて。アルバム抱きしめて帰ったそんな感じ。

オリジナルバージョンの「Broken Youth」から始まるこのアルバム。最初からやっぱり体中の体温がぐわぁ~って上昇していくのがわかる。

♬ そんな力任せのプライドも甘い日々の代償も超えていけそうで......♪

の下りの歌詞がすごく好きだ。いい年しての私だけど、そんな熱い思いを抱えていた時代の感覚が戻ってきて、なんか「生命」を感じる。

何度聞いてもこの曲のギターのトレモロのあたりが好きだし、とにかく全体的にギターワークが心にストライクな曲でもある。

「B.C.G」って、これはコードのことなのかな? 歌詞の中にコードが出てくるから。Aマイナーとかいろいろ。そのイメージなのかな、それが結構つぼにはまった。たまにギター弾く人なんかに「どのコード好きですか?」って聞いたりして、まるで性格判断してるかのように、それで「この人こんなタイプなのかな?」なんて思う私だから。

関係ないけど、ギターを弾く弟子A曰く、ギターのコード進行の黄金進行っていうのがあるらしく(って彼女はそれが実際に何コードというのはわかってないけれど)とにかく、こう進めば必ずかっこよくロックに聞こえるコード進行っていうのがあるそうだ。それを弾いて、海外でも国内でもいろんなバンドが使っていると教えてくれた。で、結構知っているバンドでもよく聞けばそれが使われていて、へぇ~って目から鱗。

もしかして知らぬ間にその黄金旋律というのかコード進行を使っているのかもしれないね。

で話それましたが、「B.C.G」はどこかサザンの香りがふわぁ~って香ってきた。あくまで香り。

「THE BUNGY」はやっぱり彼らしかできない曲であり、今のこの時代にこれをシングルで出したことすらすごいなぁ~って改めて思った。一見年齢層が高そうな人に受けそうだけれど、そこにNICOの若さがすごいスパイスになって、聞いていてその加減がすごく気持ちいい。

NICO最高!って思える曲だよね。あのブラッククロウズやレナードスキナード(って誰やねんって感じでしょうか?ここを読んでくれる方だと)とかのサザンロック系の香りぷんぷん。こんな嗜好もおそらく、光村さんたちがサザンオールスターズが好きなの一致するのかもしれない。だって、サザンはサザンロックが好きなのもあってサザンがついたんだものね、名前に。

レッドツェッペリンのメンバーもイエローモンキーのメンバーもブラッククロウズが好きだし、なんか好きな人の輪ができていく感じ。

「エトランジェ」はNICOのもうひとつの顔の音楽だよね。NICOにはいろんな顔があるんだけど、それをさらに大きく分けると2つに分けられる気がして、その一方のサイドに入るのがこの曲だと思う。

このアルバムを仕事帰りの午後8時過ぎぐらいにバスに乗りながら聴いていたら、その街の景色とすごくとけ込んで、なんか心がファンタジックになった。ちなみに京都のやや繁華街から外れた道はネオンなんかももちろんないし、わずかな光と遠くに見える電車と京都タワーが夜をほんのり明るくするぐらいなんだ。

「image training」ほんとうにNICOの曲って街の風景が似合うよね。いつもの風景が彼らの曲を聴きながらだと映画のシーンのようになってしまう。いろんな主人公たちが見えてくる。通り過ぎる人たちのドラマを知りたいって思ったりする。インディーズからの本当に名曲だよね。

「バニーガールとダニーボーイ」もある意味渋い曲だと思う。こういう曲が作れてしまう光村さんて本当に何歳か?って思う。ロックインジャパンの対談でグレイプバインの田中さんが言っていたのと同じ気持ちだ。(Oh Love is a Dream ...)のあたりの部分がつぼだ。あれは洋楽テイストが満開。

「有言不実行成仏」カッティングギターが効いてて、私の好きなUKバンドのレベル42の香りも漂いつつ、レニークラビッツ風でもあったりとタイトルからはおよそ想像できないメロディライン。

「ほっとした」これはライブで初披露っていうのを聴いた曲だ。ほんとに聴いててほっとする。アコギの弦の音がきゅきゅと聞こえて、それがまた心に滲みていく。

「夜の果て」これはやっぱり私の中ではスペシャル。彼らと出会った曲でもあり、つらい時に助けてくれた曲だから。今だにこの曲を聴くと冬のあの寒い夜に心ボロボロになりながら聴き続けた光景が蘇る。でも、これで強くなれた。これで超える事ができた。

♪明日もしこの世界が音もなく消えてしまって.....

というこの言葉。ここにどこかエルレの細美さんやJet Lily Starの真田さんとどこか重なる世界観というか人生観を見た気がした。

♪闇夜に色彩をつけたらいい

この言葉はすごく心に響く。


なんか私は暗闇から色のある世界へNICOによって引っ張り上げてもらった気がする。そう今私は色彩の中で生きている。


「(MySweet)Eden」はインディーズのアルバムの中でも大好きな曲のひとつだったから、これがフルアルバムに入ってくれて本当にうれしい。これをライブで聴けた時はもう脳天から花火があがるようなトランス状態になった。この曲で会場が一体感になる感じがすごく好きだ。

♪ただ僕らしくある街 このふざけた世界で ずっと探している

この言葉がまた好きなんだ。そう楽園はそばにあるんだよね。自分にとって大事なものって案外近くにあるんだよね。

あぁ~またNICOのライブに行きたい。


「葵」という漢字からはついつい京都生まれの私は京都を連想してしまうんだけど、それにしても心にじわぁ~っとゆっくり染み込んでいく行く曲だね。彼ららしいバラード。香り的にはくるりだったり、サザンだったりと共通なものがふわぁ~ってあるんだけど、聴いていてNICO色であることは確か。

「anytime, anywhere」ロカビリー風な出だしで、どんな曲なんだろう?って最初からワクワクしてしまった。ギターの感じはちょっとクラッシュ風で、TOKYO CALLING風な感じもしないでもない。



最近すごく忙しくて、帰りに本屋さんにもあまり行けなくて、NICOのインタビューとかも読めてないから、私が書いているのとはおおよそ外れた感じのことをインタビューで答えられているのかもしれないけれど、これはあくまで主観なので、違いを見つけてもスルーしてくださいね。


いっしょについていたDVDも私が行ったライブの「夜の果て」の映像だったりして、それがものすごくうれしかった。大好きな一生もののこの曲をライブで生で聴けた感動がまた蘇るわけですよ。その場所なんですから。

もうNICOってどう私の中で位置づけたらいいんでしょうね。


そうそう余談ですが、この前桑田選手がメジャーにいてたとき、自分の愛称は「NICO」だったって言ってて、なんかへぇ~って思いました。UNICOっていうのは唯一っていう意味のイタリア語(だったかな)らしく、それのUをとってNICOって言われてたみたいです。

私はNICOがどこからついたのか未だに知らない人ですが、ある意味その音楽はUNICOですね。


まだ聴いたことない方は一度聴いてみてくださいね。






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承知ノスケ

2008年08月17日 | NICO TouchestheWalls
13日に出たばかりのNICO Touches the Wallsの『Broken Youth』。
3曲入りシングル。
なのに18分強もある。

聴いてほんと久しぶりに鳥肌がたった。

家中の壁を蹴って弾けて天井まで駆け上がって

すげぇ~って叫びたくなる感じ


なんか本当10代に戻っちゃう感じのうれしさのエコーが体中に響く。


「Broken Youth」はアニメ『NARUTO』のエンディングテーマでもあるけれど、その疾走感と言葉のリズム感は圧巻だ。英語みたいに流れる日本語。それがすごく気持ちいいんだけど、でもその単語単語が光村さんならではの選択語なんだよね。彼以外には思い浮かばないような。

「承知」っていう言葉が何度もでてくるんだけど、その中のひとつ

「承知ノスケ」って言葉・・・なんか光村さんだって思った。

実際は話したことなんてないけど、彼は「承知ノスケ」って日頃ふつうに使いそうだ。そんな言葉を放つ彼が見える気がした。


♪そおれで放れ~♪
の言葉の流れも好きだ。

あるいは
♪一切許す 若輩♪
って流れはやっぱり光村さんだと感じる。

♪そおれ~のところからのギターのメロディもすごく好きだし、サビに入る前のカッティングのギターがそのメロディを一層引き立たせている。あるいは、インスト部分のギターのUKギターロック風なところが心に浸みる。

どこかMY VITRIOLを彷彿させるんだ、このギターワーク。

ベースもすごくいい肉厚で迫ってくる。
ドラムは深いビートがよりボーカルの疾走感を煽る。

あ~生で聴きたいな。

2曲目の「夏の雪」

これはまたがらっと1曲目と雰囲気が変わって、同じバンドと思えない感じもあるけれど、これもこれでやっぱりNICOだと感じる。光村さんの曲だってわかるもの。

インストの部分はアランパーソンズプロジェクト風でもあり、サザン風でもあるけれど、

♪いきあたりばったり・・・・マルガリータ~♪のところなんて

「光村さんだなぁ~」

ってしみじみ思うもの。特に「マルガリータ」のところのメロディ。

サビの部分の

♪今 シャラララ~♪はなんかせつなくて胸がきゅんってくるよね。でもここでシャラララがくるのはフェイントかけられたような気がした(笑)

ベースの音がすごく響いてきて、余計に胸の奥までずしんと響く。歌うようなギターの夏を漂わせる厚みある音が好き。ドラムの心臓の鼓動のようなビートが曲全体を包み込んで、個人個人にこの曲を渡してくれる・・・そんなイメージがする。


最後の曲「GUERNICA」
またまた先の2曲とはぜんぜん違うタイプの曲。
キングクリムゾンあるいはデビッド・ボウイの初期の頃の雰囲気が漂う。
まさにプログレだよね。

10分近くもあるんだ。それでもずっと引き込まれていく。

♪夏祭り~っていうところからボウイ風なグラマラスな感じで

♪この身をまかせっていうあたりはボウイとかに影響を受けたイエモンの香りを受け継ぐ感じ。


結構長いインストの部分でギターワークとドラムワークそしてベースが堪能できる。

「これだよ。これ。何年待ってたか~」っていう思いが溢れる。


こういうタイプのロックを好んで聴いてきた10代の頃の自分が呼び戻される。きっとこの曲はグレイプバインの田中さんも吉井和哉氏もチバさんも、元シロップの五十嵐さんも絶対に好きだと思う。サザンの桑田さんもね。


ゲルニカってあのピカソの絵のゲルニカだよね?きっと。

あの絵は戦争を描いてるけど、光村さんは別解釈でこの絵を今に置き換えて曲にしたのかな?

この曲は10代からそれこそ50代ぐらいまでに好まれる曲かもしれない。

まだ20代前半なのに光村さんって、底知れぬ何かを持っているロックボーイなんだね。

シングルでこれだとアルバムはホント凄いことになりそうだ。


あ~待ちきれないよ!


P.S. 初回特典の「NARUTO」のセル画シールは弟子にとられた。何せ「NARUTO」ファンだから。タワーレコードではクリップをもらえた。イエローだった。他だとまた違うんだろうね。


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音楽駅にて

2008年08月16日 | NICO TouchestheWalls
最近、忙しさに振り回されて、いろんなことを忘れてしまいます。見ようと思ったテレビを忘れることなんてたびたび。ゆえに昨日のミュージックステーションだけは忘れまいと前日から何度も何度も家族に「明日NICO Touches the Walls出るからミュージックステーション見るからね」と言っていた私です。家族の一部からはミュージックステーションやってる時「ネコ出たん?」・・・って言われました。ネコではなくニコですから。

4人が階段の上から出てきたとき、なんか自分まで緊張してきました。光村さんの緊張感がすごく伝わってくるというか、ドキドキが聞こえるようで。

他のメンバーより緊張してたんじゃないかな?対馬さんなんて、余裕あった気がしました。彼っていつもマイペースで自分流に生きてるって感じだから(私の主観的感想ですが)あまりあがらないのかな?


とにかく、画面に映る光村さんは緊張のピークみたいな感じで、ほんと見てる方も同じ緊張感を共有できそうなぐらいでした。

あっ、そうだ。ポニョ歌っている女の子の発言には光村さんも笑ってましたね。
「あっ、笑った・・・」って思わず言葉がもれました、私。

そんな彼も歌う時になるとがらっと変わっていつもの彼に。
さすがライブアーティストだなぁ~って思いました。古村さんも坂倉さんもいつもの雰囲気だったし、余計かっこよく見えました。

ステージになると自分たちになる。素敵なことですよね。
ああいう場所でトークが出来すぎ君よりも歌を口パクでなく、ちゃんと歌うアーティストが好きです。

昨日も自分でちゃんと歌った人もいれば、そうでない人もいましたよね。それぞれ事情はあるんだろうけど、生番組には生だろうって。

かつてのミッシェルガンエレファントのように。急遽やることになった予想外ライブのように。ほんとしびれたし、感動したよね。あのライブ。

そんな元ミッシェルのチバさんのThe Birthdayと今度対バンするNICO。いろんなアーティストから声をかけられていて、すごいなと思う。スピッツもそうだし、グレイプバインもそうだし。

なんか大好きな人たちが繋がっていくっていうのはうれしいな。

それにしても昨日のMステの堂さんはNICO Touches the Wallsというのがとても言い難そうでしたね。どうしてかな?私は長い名前なのになめらかに繋がる名前だなぁ~って思っていたんだけど。


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同じ時に

2008年08月09日 | NICO TouchestheWalls
NICO Touches the Wallsの光村さんの日記読んで、思わず「同じ」って笑った。


昨日はかなり心も身体もくたくたな一日だったんだけど、家に帰ると外からは花火大会の打ち上げの音が聞こえ、テレビからはサザンの歌が聞こえていた。

昨日はミュージックステーションでサザンオンリーデーだった。自分の子供の頃から毎年夏の思い出を綴じていた心のアルバムにいっしょに挟まれてきた曲が何曲も流れた。


改めて彼らは凄いなって思った。でも、一番凄いのは30年経っても、こんなにキャリアがあっても謙虚さを失わないところだ。桑田さんはいつも若いアーティストにも丁寧に接するし、相手をリスペクトする。

人として見習いたいところ。


そんな風に思いながらエンディングを迎えると、来週のラインナップが文字で画面に映し出される。

そこに発見!

NICO Touches the Walls

「来週出るんだ!初めて」

で、喜びの声をあげてると、家族の一人が「ファンならHPぐらいチェックしておけよ」と言う。


忙しかったから見れてないもんと言いつつ、今朝光村さんの日記みたら、彼自身私と同じサザンのを見てて、最後の来週のゲストの中に自分たちの名を見つけて「出るんだ!」ってわかったらしいから、ファンだって知らないよね(笑)


生演奏だからうれしい。彼らも生でやっていいって言われてるからいつも通りにやればいいんだって、ちょっと安心したみたい。


ワクワクするな~



で明日はサマソニ!まだまだどれを見るか迷い中。
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We are NICO Touches the Walls

2008年07月25日 | NICO TouchestheWalls
あれれ

We are ・・・っていうフレーズ。NICOも使ってくれるんだ。

We are My chemical romanceのごとく

以前ライブで言ってくれたという

We are TOKYO DROPのごとく


「NICO Touches the Walls ここにあり!」って



Jet Lily Starにもまた

We are Jet Lily Starって言ってほしいけどね。

「Jet Lily Starここにあり!」ってね。



それにしてもNICOの新曲を早くちゃんと聴きたいなあ~

光村さんが、「NARUTOの絵見かけると「あ、俺の」ってなるもん」って書いていたのが、なんだか素な感じで微笑んでしまうし、私なんかですらNARUTO見ると最近「あ、NICOの」って思うもん

今NICOやFoZZtoneを見ているとまさに「若葉の頃」って感じがして、まだまだ初々しくて、これから始まるんだっていう、ものすごい勢いの希望のパワーが溢れてきて、どんなでっかい花を咲かせるんだろう?ってワクワクしてくる。

まだ新芽が出たばかりのJet Lily Starも未来はまだまだ可能が溢れすぎているよ。

あ~なんか幸せだ。
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