HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

捨てられたもの

2009年05月31日 | 細美武士/the HIATUS
不思議だな。

私の好きな人たちが今 「捨てられたもの」を
また拾ってこようとしている。


まだ世界の安藤といわれる前から
安藤忠雄の設計する建物が大好きで
彼の設計した建物を見に行ったり
彼のインタビューや功績を記した本なんかも
買ってた私だけど


最近はちょっと日々に追われて
ゆっくり建築物を見て回るひまもなくて
いつのまにか安藤忠雄が遠くの人になっていた。

そんな彼がたまたまテレビに出ていて
こんなことを言っていた。

「捨てられたもの」をまた拾いにいく


その意味は深い。


過去のものとなったものに
新しいものがあるってことなのかな?



昨日村上春樹の「1Q84」が出て、家にも早速やってきた。

まだ読んでいないけれども、これは「1984年」を示す数字のよう


「1984年」といえばジョージ・オーウェルの小説を思い出す人も
いるだろう・・・って言っても英文学を勉強していた人だけかもしれないけど。


これはもちろん1984年よりずっと昔にジョージ・オーウェルが書いた
近未来小説で、核戦争後の世の中を描いたもの。


もちろん実際は1984年には核戦争ななかったけれど
今はそんなオーウェルの小説のような不安な時代になってきてる。


まだ読んでないからなんともいえないけど
今回の村上氏の作品はオーウェルとは逆に今から過去の1984年を
見る小説なのかな?って


これもどこか「捨てられたもの」をまた拾い集める
そんなイメージがしてしまう。



この間長々と書いたFoZZtoneの「音楽」という曲にも
すばらしかった過去の音楽をまた拾い集めて、それを生き返らせていく
イメージを感じるし


今来日中のケイティ・ペリーのファッションをみれば
彼女は過去の50年代60年代のファッションを
拾い集めて自分のものとして生き返らせているのがわかる。



そういう中で

今回のThe HIATUSのアルバムのタイトルの


Trash We'd Love


にもそれと同じ何かを感じてしまう。



今 トラッシュ(捨てられたもの)とされているものには
かつてすごく愛されたものもたくさんあって

それを見つけ出して
救い出してあげないといけないんじゃないかって

いいものがまだまだいっぱい眠っていて

ゴミじゃないのに
ゴミ扱いされて


人間だって同じで


年とったからつかいものにならないって
採用しない会社なんて


まったくもってくだらないわけで


年を重ねた人にしかわからない
できないもの


そういうのがこの日本にも
世界にもいっぱいあって


それを大事にしないから

世の中は狂ってきているんじゃないのかな?


70歳以上の方たちはみんな知っているんだよ


戦争とか核とか


それがどれだけ愚かで悲しいものかを




私たちはそういう方たちに
大事なものを教えてもらわないと
だめなんだ。



「捨てられたもの」は


かつて私が愛してたものや
あなたの愛してたものかもしれない。


自分探しはそこから始まるのかも




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Trash We' d Love by the HIATUS

2009年05月29日 | 細美武士/the HIATUS
細美くんはこれをやりたかったんだ


このCDを最初に聴いたときにそう感じた。


ELLEGARDENの時に抱え込んでいた何かを脱ぎ捨てて
なんだか裸で走り回っているイメージだ。


全体的にとてもヨーロッパの香りがした。

特に私の愛するイギリスの香り。


アメリカに住んでいた彼だったけれど

エルレのサウンドには初期にはまだ残っていたイギリスの香りが

だんだんとアメリカの香りになってきていたけれど


どこかで

きっとずっと忘れてなかったサウンドが

じっとその時を待っていたかのような

そしてやっと土の中から飛び出してきたような

目に見えないけど

妖精のような光のかたまりのような何かを

すごく強く感じた。


私が卒論でやったヘンリー・ジェームスの作品には
いつもアメリカ人がイギリスやヨーロッパに来て
何かを感じ、今までの自分とは違う自分を発見して
そして強く変わっていくものが多い。

ヘンリー自身もアメリカ人だから彼自身の投影なのかも
しれない。

そんなアメリカ人の姿が
細美くんと重なった。


私はかつてdrama(いわゆる演劇全般)を学ぼうとイギリスに渡った。
でも、dramaと同様に私をとりこにしたのがイギリスのアート。


特に現代アートにはすごいパワーがあって

でも、日本ではなかなか見ることができないものがたくさんあった。


日本と違って、当時は無料で入れるところもあったし、チケット代も
日本円でいうなら500円もしなかったと記憶してる。今は知らないけど。

とにかく、授業でイギリスのアート史を取っていたのもあって
しょっちゅう美術館へ通った。

私がいたときはまだテートモダンはまだ、バンクサイド発電所がそのまま
眠っていたときで、生まれ変わって美術館になったのにはまだ行ったことが
ない。でも、そのバンクサイド発電所自体すごく雰囲気がある場所で
大好きな場所のひとつだった。


私がいたときはテートギャラリーはひとつだけで、そこにいろんな
アートがあって、現代アートもそこにあった。


それこそ「わけがわからない」そんなものもあった。


でも、いくたびに好きな絵の前にずっとすわってた。

その部屋に私しかいないときもよくあった。



たとえば、ピカソがなぜにあの青の時代からアブストラクトな
絵や小さな子どもが描くような絵を描くに至ったのか


そういうことがこのTrash We'd loveを聴いてたら
頭に浮かんだ。


今までリアルな世界を描き続けてきた細美くんが
なぜにイメージの方が先行するような曲を
作るに至ったのか


エルレのときは今の自分の状況に重ねあわせて
そこでいろいろ助けてもらっていた。


でも、今回のこの作品では今の状況と重ねることはできない。

そうリアルな日常はそこにはない。


だけど、もっと奥深いところで救い出してくれるそんな曲が
このアルバムには詰まってた。


心理学的というのか

潜在意識というのか


人はときどきイメージの中で自分を救い出す手段を見つける。

そんな精神世界みたいな

それこそ抽象的な絵のような


理由がどうとか
説明がどうとか

そんなことより


感じろ!


っていう感じの感覚が

あふれている。



そう自分の五感で感じるのみ


イメージの中を浮遊する感じ。




絵の中を泳ぐというのか


遠い昔


エマーソン・レイク&パーマーというバンドの
「展覧会の絵」というアルバムを聴いたとき

それが本当の絵を見て、その個々の絵のイメージで
曲が作られたムソルグスキーのクラシックをベースに
してたとは思わずに、ひとつひとつ音楽で絵を
イメージして描いていると思い込んでいた。


そんなこと実際はすごい作業だ。

音楽で絵を描くなんて



でも、今回のこの細美くんの作品は
そんな感じがした。

音楽で描かれた絵


The Flareなんて

聴いたときほんとうに
星がシャワーのように降り注いできたんじゃないか
っていうぐらいの眩しさを曲から感じた。

実際にあるわけない光のシャワーが
見えてくるんだよ。


自分が別の世界にトリップした感覚。



じっと絵を見ているとその中に入ってしまうような

そんな感覚で音楽の中に入っていくような不思議な感覚



今回のアルバムでまた強く感じたのは
キーボードの音がこれほど細美くんの声と
宝石のように絡み合っていくんだって



ギターもベースもドラムもすごいんだけど

キーボードがやっぱり謎を解く鍵のような

パワーを感じた。


Silver Birchはほんとうにイギリスの空気を感じたし

どこかローリングストーンズの「She's a rainbow」の出だしを彷彿させる
コロコロと水晶玉がころがっていくようなピアノの音。

聴いているだけでなんか


「生きてるんだ」


って感じが強くする。


そして忘れかけていた何かを

思い出して

そうだ

私にはあの場所があったんだって

そんなことを思い出させてくれた。


またあの場所へ行こうって


今までは細美くんの音楽はいつもそばにあって背中を押してくれたけど
今度の彼の音楽はその音楽そのものの中に引き込んでいくような
そんな強さがあって、別の世界に連れ去られそうな
まるで磁力が発生してるような
そんな感覚を感じる。




いろいろもっと書きたいけれど


まだまだ聞き足りてない気がする。



このアルバムは


一曲目が始まったとたん


宝石箱のふたが開けられたかのように

ほんとうにまぶしい光がぱ~っと

溢れ出して


こんなにも眩しいアルバムって

今まであんまり知らないってくらい


とにかくもっと

もっと


もっと


聴いてみようと思う。













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Parlophoneと「音楽」とファニーバニー

2009年05月24日 | FoZZtone
渡會将士っていう人は一体どんな人物なのか?

私はよくあることだけど音楽に気をとられて
グワァ~っと急スピードでバンドなりアーティストを
好きになる。

あまりにも音楽に気をとられすぎて
とにかく音や歌詞ばかりに集中してそれを作ったり
演奏したりする人たちの個々を詳しく知ることまで
頭がいかなくて、気づくとあれ?この人今何歳だっけ?
とかどこ出身だっけ?とかどういう意味でこのバンド名
ってつけたんだろう?とかメンバーはどうして集まったんだろう?
とか人に質問されて初めて気づいたりする。

細美くんだって、最近ちょっとずつわかってきたことも
あるけれど、そんなに詳しく彼の生い立ちなり、そういうことは
知らない。ラジオとかで彼自身が言う言葉から、なんとなく
パズルのピースのように少しづつ知ってきたそんな感じ。


そんな人なので、渡會さんのことも詳しくは知らないわけで
でも、彼が絵がうまいことはHPやアルバムジャケットから
わかるわけで、彼の独学なのか、そういう学校に行っていたのか
それもわかんない。

彼の「新学期の怪人」を読んでいて、この人って本当に
作家になれるんじゃないかと思う。

その雰囲気はアメリカのニューヨーカーに載るような
ピート・ハミルとかアーウィン ショーとか
あるいはサリンジャーとか

そういう空気感が漂う。

なんかほっとするというか。
でも、町やその場所の香りや
ふつうの人の息づかいとかが
感じられるそんな感じ。

この「新学期の怪人」を読んでいて
渡會さんはイギリスに行ったことがあるのかな?
ってふと思った。彼の想像だとしても
結構リアルな感じもする。

というのも私が実際に行った場所が
いろいろ出てくるから。

町の空気感や
そこの人の感じがすごくうまく
描かれていて
私をふっとタイムトラベルさせてくれる。

ストーンヘッジのところなんかも
なんか懐かしかった。

挿し絵っていうのか
絵がいっぱいあって

それを見るのも楽しい。

携帯で見てるから
もっと大きな画面でみたいな。


そんな彼がこの前インストアライブで

Funny Bunnyを少しやったと彼のブログに書いてあって
それを聴けた人がうらやましかった。

ファニーバニーといえば私のここでの名前だ。
ってもともとピロウズの曲から取ったわけで
しかも大好きな曲で、しかもエルレもカバーしてて


それをフォズの渡會さんがまたまたカバーしたとなると
これはただ事じゃない(って私にとってだけなんだけど)

彼もこの曲が好きなのかな~。

でも、この世に無数にある曲の中からこれを
カバーしたっていうのが凄い奇跡に思える。


そんな彼が生み出して、フォズが育てて世に出した

「音楽」

という音楽。


だんだん夜が明けて、白い朝がだんだん光を放っていくような
そんな導入から、パノラマのように曲が展開して


あ~こんな曲に出会えて私はなんて幸せなんだろう


ってそう本当に感じた。



私はこの曲が出る前に

あるとき音楽の師匠に

「私は音楽が無かったら今ここにいないと思う。音楽がないと生きてないと思う。」

って言ったら

「そこまで思うのは、ほんとうに音楽が好きなんだろうな。僕もそこまでじゃないもの」

って。



そうなんだ。そこまでなんだ。私にとって音楽って。


ずっと苦しいときはしがみついてきた。
幸せなときはいっしょにそばにいてくれた。
それこそ、自分が自分であるためには音楽が絶対必要なんだ。


そんな気持ちが代弁されたかのような気がした。
この「音楽」を聴いて。

渡會さんもおそらく、私の感覚に近い何かを持っているのかなと
勝手に思うわけだけど、それぐらい「音楽」は大事なんだ。


この「音楽」という曲の最初の方の歌詞を見てると
ずっと前にみた「小さな恋のメロディ」というイギリスの映画の
冒頭シーンを思い出す。早朝のマーチングバンド。

実際イギリスではそういうシーンはよく見かける。


きっと彼の音楽のルーツはイギリスにあるんだろうな。


今回のCDに使われたparlophoneのロゴ。
このCDを開けてぱっとみたとき

「あ~ビートルズ」って思ったもの。

THE BEATLESってある場所には
FoZZtoneってあって

たとえば
ABBEY ROADってあるところには
音楽って印字されている。

すべて同じスタイルで。


ここでその思い入れが強烈に伝わってくる。


「音楽」


泣けてくるほど大好きだ。


PVも何度も見たけど、そこにはいろんな時代
の香りが漂う。

特に70年代あたりのおそらくメンバーが
リスペクトするアーティストの格好を彼らがして
演奏をしている。

クイーンに見えたり、モット・ザ・フープルに見えたり
マーク・ボランに見えたり、


古い時代のすばらしい音楽があって今の音楽がある。
そんな思いが伝わってくる。


このCDのカップリング曲は心に静かに
でも、まっすぐに入り込んでくる名曲だ。

「ブランケット」


私は英語の単語の中でblanketって言葉が好きだ。

一般的には毛布のことだけど、
この言葉の元は「小さな白いもの」あるいは「小さな空白」って
いうらしい。

どこからそれが毛布になったのか。

このブランケットという意味には他に「心をすっかり覆うもの」という
意味もあって、そんな意味がぴったりの曲だなって思った。


だれにも心の中にまっしろな場所があって
そこで大事なものをしまっている。

絶対に汚されないように


きっと渡會さんのその白い場所には
音楽があるんだろうな。



子どもの頃、それは確か少女マンガだったけれど
男の子と女の子が一枚の毛布にくるまって寒さを
しのいでいる絵があった。

それを見て、すごくあったかいものを感じた。

そして将来自分が恋するならそんなことができる人が
いいなってまだ小学生だったけれども思った。


今、そういう人と出会ったかどうかは
ご想像におまかせするけれども

一方で小さな子を毛布で包んで抱っこするときって
ほんとうに幸せな気持ちになるよね。


スヌーピーシリーズに出てくるライナスはいつも
毛布を離さない。

私も赤ちゃんのとき毛布をいつも離さないベイビー
だったらしい。


今は大人はみんなきっとどこかでブランケットを待っている。


この曲を聴いていると
どこかビリージョエルを思い出した。



日本にもこんな風に正面から良質の音楽を
堂々とやってくれるミュージシャンが出てきたんだ。

って改めて感じた。


聴いてない人はぜひ聴いてほしい。




























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ABSTRACT MASHについて

2009年05月17日 | abstract mash
5月12日(火)晴れ  京都MOJO
[<音>故知新の旅]

気がついたら京都で彼らのライブを見るのは1年3ヶ月ぶりだった。
3月にZEPP大阪でアサヒスーパードライのライブは見に行ったけれど
彼らを近くで見るまでかなりの月日が経っていた。

その間に私は仕事場を2回換わり
彼らは全国リリースのアルバムを出し
ボーカルギターの村松くんはウブさんのバンドNothing's Carved In Stone
のボーカルをやるようになった。

なんとなくこの日のイベントのタイトルが
それを物語っている気がした。

彼らとこうしてここで再会する間に

同じ千葉出身のNICOと出会い
この同じMOJOでFoZZtoneと出会った。

それぞれが今はすごい勢いで音楽を飛ばしている。

一方でELLEGARDENは活動休止して

でも、そのギターの生形さんと村松くんが
いっしょになり

なんだか切れ目がないというか
どこかで好きなバンドは繋がっている。


私がこのイベントに仕事をなんとか終えて
到着したときには2バンドはすでに終わっていて
3番目のLOOPというバンドがライブをしていた。

大阪からというそのバンドはまだ結成半年という
ことだったけど、そのグルーブ感はすごくよかった。

そんなに新人って感じじゃなくって
もうかなりやってるんじゃないのって
感じだった。

どこかレディオヘッドとかMAEとかを彷彿した。

次は世界というバンドで

ギターボーカルさんはすごく雰囲気があって
周囲にいる人たちが

「男前やなぁ~」って話してた。

確かに分類するなら美形の方に入るんだろう。

でも、私はそんなことよりその人が

「命を削って音楽を鳴らしてます。」

って言った言葉がすごく印象に残った。


これだよね。音楽って。

命を削っても届けてくれようとする人がいるから
私も生きて行けるんだ。音楽に生かされているんだ。


彼らの放つ音はどこかバンプっぽかったけど
ボーカルさんもときどき藤原君っぽくみえることも
あったけど

いいバンドだと思った。

ゾンビみたいに見えるギターが印象的でもあった。

なぜにゾンビか?

そのデザインなのか暗くてわかんないけど
どこか骨が見えてるからだのように見えた。


そしていよいよABSTRACT MASH

セットリスト

News
twilight
We're lonely parallel
Aspili
Livily play
1mm タール


最近出たアルバムからの曲がメインだったので
知っている曲がほとんどでうれしかった。

今までにも何度も書いているけど
私の大好きな1mmタールがラストに聴けて
ほんとうに幸せだった。

拓くんにも言ったんだけどこの曲が
何よりアブストを表している
そんな気がする曲だって。

ちょっと飛躍しすぎかもしれないけど
たとえるならば
クイーンでいうボヘミアンラプソディみたいな
感じだって言っちゃった。

でも、この一曲でアブストのライブが
ふわ~っと全部蘇るんだから。
彼らの存在が浮かび上がるんだから。

メロディはギターの小林くんが作っていて
UKの香りがいつも漂う。

これってNCISのウブさんと共通してるなぁ~って

ウブさんのギターからもUKの香りがすごくするもの。

そんなUKサウンドには拓くんの声がすごく合うんだと思う。

エルレのときはウブさんは細美さんのもってきたメロディを
アレンジしていくかんじだったそうだから、エルレはUSAの
香りもしたりするけど、ウブさんが最初からメロディを作ると
やっぱり彼が好きなUKサウンドになっていくんだね。

小林さんはギターを変えた。もちろん前のもまた使うそうだけど。
でも、小林さんのギターの音は大好き。すごく滲みてくる音。
すごくあったかいし。


アブストの歌詞は全部村松くんが書くそうだけど
ほんと言葉のセンスに圧倒される。

英語に聴こえるけどずっと日本語だったりするし
うまいタイミングで英語もまじる。

英語ばっかりの曲の場合も
凝り固まった文法はぶっとばして
感覚で言葉を繋げる。

これはたとえば日本でも
サザンの桑田さんが日本語を
文法なんて関係なく、感覚で入れて行くような
そんな英語版だ。
ある意味目からウロコ。

たまにこれって造語?って思うのも
入っている。

それはシガーロススタイルかも。


でも、英語に聴こえる日本語の歌詞は
いいフレーズがいっぱい詰まっていて

たとえば

1mmタールの

♪決められない未来と浅い思慮
超えられないで抑えて泣いている♪

なんかいろんな人の心に響くんじゃないかな。
少なくとも私にはすごく響く。

そこに人間の姿が見えるから。
自分の姿が見えるから。


NEWSの歌詞もライブで
見てるだけなら絶対に英語で
歌っていると思うだろう。

ここでこの言葉がくる?っていうほど
そのセレクトがやっぱりふつうじゃない。


誰にも絶対にまねのできない言葉センス。


ドラムのゆうたくんはいつも笑顔でドラムを
たたく。しかも歌いながら。

もちろん別にマイクがあるからじゃなくて
いつも歌ってる。

あんなに笑顔でドラムたたく人って見た事がない。

マキシムのなおちゃんか
エルレの高橋さんぐらいかな?

今までかなり長く笑顔で叩いてた人で覚えてるのは。

しかも激しく叩いてるのに。

すごいパワーをいつもドラムセットの中心から
感じてしまう。

遠近法でいうならゆうたくんが
その最初の点でそこから左右に広がって行く感じで
パワーが会場に送られる。

ベースの梨本さんの動きも半端じゃない。
そして彼のベースはすごくメリハリがあって
心のつぼにはまるというか
疲れている心のでこぼこを心地よい低音で
押さえてくれる。


このバンドの4人はほんと他の誰とも交換
出来ない存在だと思う。
彼ら4人が揃わないとABSTRACT MASHに
なれないと思う。

************************************

ライブ後に久しぶりにお話した。
NCISのPVも何度も見てるし、スカパーとかでも見てるし
CDも何度も聴いてるわけだけど
話すとやっぱりいつもの村松くんで。
それは当たり前なのかもしれないけれど
ずっとこのままの村松くんでいてほしいって思った。

ゆうたくんも
小林くんも
梨本くんも

みんなどんだけナイスガイなんだっていうほど
ついついこちらの緊張感もどこかへやってくれて
ふつうに話せる雰囲気を作ってくれる。

なんか友達に(って年齢違いすぎるけど)
久しぶりにあったけど、みんな変わってない
そんな感じで。


考えると
私はどうも千葉出身のバンドと
福岡出身のバンドと縁がある。
大阪では北摂系
京都では北区系

これはどれも自分が今まで生きてきた
人生の中ですごく関係が深い土地出身の
人たちだったりする。

千葉は私の幼少の頃の隣町というか
私は東京なんだけどすぐ隣が千葉っていう
そんなところなので、母親によく千葉に
連れていってもらってた。

エルレもニコもアブストもバンプも
そんな千葉出身。

ニコの会社のSENHAってもしかして
千葉から来てるのかな?

One thousand leaf

きっと千葉にはいっぱい音楽の芽が出てきて
それが葉っぱになって音を鳴らすんだろう。


次はいつアブストと会えるんだろう?


君たちのライブと生の音楽がすごく
恋しいよ。

これはライブが終わった瞬間から
スタートしたんだ。


でも、待つのも楽しいのかもしれない。











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NOT初めての人パート2

2009年05月10日 | JET LILY STAR
ラストの曲「時を止めて」

これも新曲ですね。
素敵なラブソングです。


でも、私の場合
時を止めてと思うのは
いつもライブの時です。


こんな楽しい時間
どうか終わらせないでって
いつも思うもの。


私はやっぱり音楽にいつも恋しているんですね。

ずっと昔から



約半年ぶりのJet Lily Starのライブは
期待どおりでした。
特にやぶさんの以前おニューだった
ギターがすっかりやぶさんの手に
とけ込んでいるのが印象的でした。

真田さんは最近はめっきりマイクだけ持って
すごく動き回るようになり、会場に
もっともっとって
煽ってくるのですが、きっと彼の思う盛り上がり方
と会場のノリとは温度差がまだ多少あるように
感じました。

「そうじゃないだろう。みんな~」

って自分もいえないけれど

あの雰囲気じゃちょっとそういうロックなノリ方は
やりにくいもの。

音楽は男っぽいのに
どうしてなかなか会場は男くさくなんないのだろう?

もっと男子来いよ!
って思います。

男の子に「よい」音楽を彼らはやっていますよ。
男の子に「効く」音楽を彼らは鳴らしてますよ。

こういうときだけ思います。
私が男ならよかった~って。


「僕らを繋ぐ音」のときに久しぶりに真田さんが
グレッチを持って弾いてくれたんですが、その姿が
心に滲みました。

動き回らなくても
ロックンロールを意識しなくても

そこにロックの魂が
蒼い炎のように存在しているって
今日は強く感じたからです。


そこにあなたの30年の軌跡が
ロックのオーラと共に見えた気がしました。


あなたはあなたのままでいい。



次のサブステージは

せきずいのボーカルさんとキーボードさんの
2人が登場。

で、なんと「百万回生きたねこ」の朗読でした。

キーボードの静かな伴奏をバックに
なんてうまいんだろう~って思うほどの朗読。

ねこの姿が目の前に浮かんできましたよ。


この絵本は有名ではありますが、
私は読んだ事なかったので、今日おかげで
読み聴かせしていただきました。

ありがとうごさいます。


そして次のメインは

そよかぜ

3人組で2人がギター。

バンドではありませんでした。

見た目はバンドっぽかったのですが、

不思議なチームでした。


歌はやっぱり上手くて
曲もやっぱり日本人好みの感じで


でも、何より私が感じたのは
ヨッシーとメンバーが呼んでいた
男前のギタリストさんの音。

あのギターなんていうのか
うっかり聞き忘れて帰ってしまったのが
今悔やまれますが

あのギターがあることで
このバンドが

「そよかぜ」

でいられる気がしました。

あの音が「そよかぜ」なんですよ。

海辺で感じる「そよかぜ」がそこにありました。

サーフミュージックの音です。


あ~あのギターなんていうんだろう。
あの音好きだ~。


あと、この「そよかぜ」さんにブラボーと
言いたくなった場面がありました。

それはラストの曲のとき。

そのヨッシーさんのギターのアンプトラブルで
音が出なくなったのです。

歌いながらボーカルさんはとっさに判断して
もう1人のアコギのギタリストさんから
(この方がまたなんともユニークで楽しい方で)
マイクを外すように歌いながら合図して
自分もマイクをやめて素で歌い始めたのです。


まさに場を感じる人であり
危機管理のできる人がこのボーカルさん。


すべてをマイク無しですることで
ヨッシーさんのギターの音をアンプを通さなくても
聞けるように音量をそろえたわけです。

すばらしい!

としか言えません。


これがすごく私を感動させてくれたのはいうまでもありません。


最後のサブステージはひまり。

なんとAIの「ストーリー」のカバーでした。
私の好きな曲だったのでうれしかったです。
あとはなんか「給料の歌」とか言ってましたが
これはなんともコメントしずらいです。
笑えるといえば笑えますが。


そしていよいよメインステージのトリは

せきずい

5人組のバンドでした。


バンドになるとほっとする私です。


ボーカルさんがどうやら緑好きのようで
私も緑が好きなのでちょっと親近感を覚えました。

実はこの日の私の服は緑とオフホワイトの組み合わせ
だったので(といっても会場での見た目ではわかんないと
思いますが)なんか私ファンみたい?って思いました。


ボーカルさんのギターがきれいなグリーンだったのですが
ブランドが判明しなかったので、あとでたずねたら
モモセっていうブランドでのカスタムメイドらしいです。
彼のオリジナルというのでしょうか。
私も欲しいと思いました。

で、最後の曲でもったアコギはボディが赤くて
緑と赤で

まるで「ノルウエーの森」やんって1人つっこみしてました(笑)

そういえば、ボーカルさんとギターさんの会話に
ときどきオードリーの香りがしましたね。


でも、このアコギ、ギブソンで
ちょっと高そうでした。音よかったし。


ボーカルさんは目力のある人でしたね。

そして、サプライズは彼らの「バースデー」って
曲があるのかな?タイトルはわからないのですが
それを真田さんのバースデーとひっかけて
歌の途中で真田さんをステージに呼んで上げて
会場のみんなでその歌を真田さんに捧げました。

すっごくまたまたシャイボーイになっていた
真田さんでしたが、

そこにジェリスタのメンバーも登場し
バースデーケーキではなくバースデーピザが
登場。そこには30ってオリーブかなんかで
書かれてました。

せきずいさん曰く

真田さんは甘いものいっさいだめだから
ケーキは断念したとのこと。


ほんとうのお酒のみさんなんですね。
筋金入りの

SAKE ROCKER


でも、すてきなハッピーバースデーでした。

せきずいさんってやることかっこいいですね。

エンディングもやっぱりラジオ体操で
出演者集合で体操していました。

これが終わって

やっぱりコステロの「SHE」が流れて

この日のイベントが滞り無く終了しました。


時間を実にうまくさばいて
ちょうどいい時間に終わらせてくれました。

イベントの企画力と
時間配分のよさ

せきずいさんに拍手です。


そんな感じで珍しくライブ見たその後に
これを書いてます。


ちょっと明日仕事もあるので、
忘れないうちにと書きました。



真田さんが言った言葉が今日のタイトルです。

これは「今日初めてJet Lily Starを見た人」って会場に聞き、
次に「今日が初めてでなくて何度か見た人」って言っている
うちにそれがノット初めての人ってなったわけで。

ノット初めての人が今日自分の中では受けてしまいました。

これ使おうかなぁ~仕事場で。



では今夜はこんな感じで


愛すべきロッカーの30歳のバースデーに乾杯!








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NOT初めての人パート1

2009年05月10日 | JET LILY STAR
まず最初に5月9日は真田さんのバースデー

お誕生日おめでとうございます。

仲間由紀恵さんと同い年なんですね。

さて

大阪心斎橋RUIDOでせきずいpresents!!
「Japan Happy-Deli Classic vol.1」~大阪RUIDO編~

どのようなライブだったのか。

またまた長くなるかもしれませんが
時間がある方は読んでやってください。


今回はサブステージもあるという実に
たいやきのはじっこまであんこ状態の
充実したイベントでした。

起承転結があるイベントというのでしょうか。

これをしきった「せきずい」に拍手です。


まず、Deep Purpleの「Burn」が流れ
体操服?に着替えたせきずいチームが登場し、
ラジオ体操の第一、第二をほぼ完璧に
そして愉快にやり終え、会場にもそれを
強いる(笑)・・・狭くって指だけラジオ体操って
感じしかできなかったけどね。

次にひまりとそよかぜとジェリスタを呼び込み
いっしょにラジオ体操。

それがオープニング。

で幕。


すぐにサブステージが始まり
Jet Lily Starのやぶさんとソウさんと長尾さんが登場。

真田さんはいない。

まずは「シャララフレンズ」をやぶさんボーカルで
演奏される。やぶバージョンはまた別の味が出てて
よかったです。ギターはギブソンの高そうなアコギで
のちに気がついたのですが、これをせきずいのボーカルさんが
弾いてたので、せきずいのボーカルさんのでした。
やぶさんは今回はアコギは持ってこなかったとのこと。

その曲のあとにヒデトさんの誕生日を祝うべく
会場といっしょにハッピーバースデー合唱で
ヒデトさんを呼ぶとヒデトさんがお客さんの後方から
実に照れくさそうに登場。


遠い昔にカジャグーグーっていうイギリスのバンドがいて
「君はtoo shy」って歌ってたのですが、
この歌の
♪~トゥーシャイシャイ~

っていうのを思い出しました。

ちなみにこのボーカルだったリマールが
映画「ネヴァーエンディングストーリー」の主題歌を
ヒットさせました。

話がそれましたね。

真田さんがその場を逃げるように?
去ったあとに

もう一曲3人が歌ってくれました。

「はじめてのチュウ」

なつかしい曲です。


これにはいろんな思い出があります。


ちょっと昔、私の誕生日に
とあるアーティストさんがこの曲の
オルゴールバージョンをお祝いに
送ってくれて、今でも携帯に
入っています。


また話がそれましたね。


チュウのところを会場との掛け合いをして
楽しく盛り上がったところで
サブステージは終了。

本編が始まります。

ひまり登場。

2人組さんで、すでにメジャーデビューされているんですね。

きっとこういう感じが日本人向けなんだろうなぁ~って
改めて感じました。

さわやかで歌がうまくて、構えずに聴ける歌。

中学生からお年寄りまでオーケーって感じでしょうか?


声も2人ともいいしね。


ただ、コード進行が保守的だなぁ~って
冒険もっとしようよ~って

思った私はギターちゃんと弾けません。
ゆえに生意気は言えません。

でも、やっぱり冒険してほしいなぁ~
超えてほしいな、その勇気あるコードが聴きたいと
かなり思いました。

声がいいからね。


でも赤坂ブリッツで来年(ってまだすごい先だけど)
ワンマンするって。すごいね~。


さて、次のサブステージはそよかぜ。

これは笑いました。楽しませてもらいました。

羞恥心のくちパクダンス。

かなりよかったです。


そして2番目のメインステージは

Jet Lily Star

エルビスコステロの「アリソン」のBGM
から始まりました。


セットリスト

YES
心臓のインベーダー
Beautiful noise
Natural born rockers
ナナ
僕らを繋ぐ音
時を止めて

私の大好きなYESから
始まって、鳥肌もんでした。

ヒデトさんが歌の中で言ったように

あなたがここに生まれて存在することは

イエス

であり、

あなたが音楽をこれから続けていくことも

イエス

なんです。

beautiful noiseはメッセージ色を感じる曲で
マグナムフォトを思い出すような歌詞が
心に刺さってきます。好きな曲です。



Natural born rockersは新曲で
初めて聴いたのですが、ロック色の強い曲でした。

タイトルからすれば

私も音楽はやってないけど生き方は
「ロッカー」だと勝手に思っています。
というか、そう思う事で今まで生きて来れました。
「ロッカー」だからこそ乗り越えられることって
たくさんあるんですよね。しがみついてきましたよ。
その「ロック魂」に。

ナナは聴くたびに分厚くなっていって
でも、会場とはどんどん解け合っていきますね。


そして久しぶりに聴いた「僕らを繋ぐ音」
10年前に作った曲なんですね。名曲です。
これが日本中に届かないなんて
それは大いなる損失なので
これからもどんどんいろんな人の耳に
届けなければなりません。

これを聴くと真田さんたちと出会った頃を
思い出します。

時は驚くほど流れたんですね。


        つづく






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今日はいっぱい書くかも(2)

2009年05月06日 | Nothing's Carved In Stone
一刻も早く聴きたくてタワーレコードに5日に買いに行ってきました。

『PARALLEL LIVES』

1曲目はすでにMy Spaceでも発信されている曲で
PVもすごくかっこよくて見てるだけで惚れちゃうバンドだよね。


このアルバムの曲はそれぞれ色がちがって、なんてカラフルなんだと
思いました。っていっても原色のカラフルじゃなくて
黒でも絵の具ではいろんな黒があるように
グレーでもグレーブルーだったりグレーグリーンだったりあるように

そういう色合い

弟子Aがいうには「Isolation」にはストレイテナーの香りがするそう
私は「Same Circle」にはアブストの香りを感じました。


でも、ほんとうにこのサウンドを作れるのは
ナッシングスしかいない。

日本のどこにもないロック。


すごい化学反応が起ったロック。


このまま世界で出しても

すごいサウンドだと世界の人が思うでしょう。



うぶさんがやりたかったことが
わかるアルバム。


彼がどんな音楽を愛して
どんなフレーズを弾きたかったか

それがすごく伝わってきます。


それを以心伝心でひなっちやオニィがわかって
音を浮き上がらさせていっているのに

愛を感じます。



音楽への愛。



そしてアブストの拓くん。

彼がボーカルをしているからそうなるんだろうけど

全体的に拓くんカラーをすごく強く感じました。


インスト部分になるとウブさん色になるけれど

歌が入ると拓カラーになっていく。



ライブハウス入った瞬間に瞬時に
私の心に矢を放ってくれたボーカリストの
力ですよね。やっぱりすごい人でした。


また深く何度も聴いて感想を書いていきたいなと
思うけど

ほんとうにレベルの高い
高品質のサウンドというのか


全体の音の香りは
やっぱりUKの香りだよね。


うぶさんの好きな音楽のルーツだったり
拓くんのルーツだったりが
きっと似ているんだろうね。

私も大好きな香り



ほんと抱きしめたくなるようなCDです。


ライブ行きたかったなぁ~


仕事がなければ行くけど


一番大変なときだから

断念。


また誰か行かれた方はコメントください。





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ちょっと今日はいっぱい書くかも(1)

2009年05月06日 | FoZZtone
吉本の小薮氏とフォズのトークっていうのもなんかレアな気がした。

宇宙人を呼べるバンドとして宣伝!?

ってよくわかんないようでわかるような。


正直、私も未確認飛行物体は見たことあるもん。

住んでいるところが田舎だけあって
夜空の星が結構見れるところだから

ついついぼ~っと夜空を見る機会が多い。


そんなときに

「星か~」って見てたら

突然妙な動きをしてすごい早さで移動して消えたものを

何度か見たことがある。


飛行機ではありえないし
衛星だってそんな動きしないし


だからやっぱりUFOしか考えられないんだよね。


だから菅野さんが見たっていうのはなんか信じられる。


それはともかく

竹尾さんは見た目はクールなのに

小薮さんいわく

一番しゃべりなさそうなのに

開口一番に話して

よく話す人でおどろいたみたい。


こんなことを言ったらしかられるかもしれないけど


初対面でもふつうに話せる人だったと記憶してる。


緊張感を解いてくれるような
誰にも同じように接してくれるような
そんな人だった。

魚の名前のしりとり

あれだけでもすごいと思った。

ほんとうにつりが好きなんだね。

渡會さんは小薮さんからふられないと話はしないんだけど
話し始めるとやはり言葉選択が絶妙ですごい人だなぁ~って
改めて思ったし、小薮氏も「しっかり話さはる」と
感心してたよね。


渡會さんって毎回髪型が変わるから
結構イメージもいろいろ変わるんだけど

今回の髪型が一番彼らしい感じがした。

このイメージだって。


FoZZtoneを好きだと思うのは
やっぱりこのバンドのメンバー全員がすっごく
音楽を愛しているってことだろうな。

音楽を発信する側ではあるけれども
それ以上に


音楽

っていうものを心底大好きなんだっていうのが
すごくいつも伝わってくる。


私自身は発信こそできてないけど

心底バカほど



音楽



ってもんが大好きなので


その気持ちで繋がれる感じがあって


「Elevator」では

ミュージック♪ミュージック♪

で始まるんだけど

これ聴いたときに


なんてストレートで

でもほんとうに好きなんだろうなぁ~って思ったんだけど


今回の新曲はまさに日本語で

「音楽」


正面切って

「音楽」と言い切るストレートさ


そこが大好きだ。


PVもすっごくいい。


朝のすがすがしさを表すようなスモークとライティング


「世界一かっこいい」と竹尾氏が言い切るほど

それぐらい素敵だ。

押さえられた色

メンバーがおそらくリスペクトする時代の音楽を
象徴するスタイルになって演奏するシーン

ソファーですわっているシーンは
どこかクイーンを思い出したし

どこかリッチーブラックモアやスレイヤーだったり
ツェッペリンだったり、レッチリだったり

そういう感覚が彼らの姿から伝わってきて

好きなんだろうな~って


時代時代にすっごく好きな音楽があって

それが過去の時代の音楽であったとしても

それと出会ったときの新鮮さとか

感動とか

そういうのが詰め込まれている感じ


ある意味音楽をやる初心というのが

この

「音楽」

に詰め込まれているんだと思った。


ギターのインストの部分とかも


あ~このフレーズっていうのが

織り込まれてたりするもの。


そのフレーズで一気にタイムスリップする。


あの時代に


ラジオにかじりついていた頃に

CDやレコードを必死で聴いてた時代に




FoZZtoneを好きになったきっかけは

「黒点」だった。

これをPVで見たとき。

だからファンとしてはまだ日は浅いのかもしれないけど


思いはすごく厚いつもり


彼らとまさに同時期に好きになったのはNICOだけど


NICOは「夜の果て」のPVを見たときに好きになった。


この2つのPVには共通点があることに気がついた。

どちらもモノクロ映像で

演奏シーンが織り込まれている。

この雰囲気が私は好きなんだと改めて思った。

そしてそのサウンド。

この色合いのサウンド。


これはTHE CLASHの「ロンドンコーリング」の色


私はこの色と空気感に弱い。


だからThe Birthdayとかにも弱いわけで


私の大好きなJet Lily Starにおいて


きっと


私の中では名曲だと愛してやまないのは

「雷」

っていうのは


自分ではよくわかっている。


この同じ空気感と色があるからだ。


ELLEGARDENでなら

Middle of Nowhere
Jamie
PUNK

とかにそんな空気感を感じる。


最初の出会いはモノトーンだけど


知れば知るほど


そこに色が加えられていく

そんなバンドが好きなんだと思う。



フォズも
ニコも

そしてJet Lily Starも

そんなバンドだ。



そしてその色は決して他のバンドには出せない色だ。





そんなフォズの渡會さんデザインのグラニフとのコラボTシャツを買った。

音楽大好きって感じのデザインで
色はグリーン


これで仕事場行ったらどうだろうね(笑)


行くかもです(笑)


それと渡會さんのブログに

LIFE HOUSEっていうバンド名があったので
またまたヒット!

このバンド名が出てくるなんて

彼も聴いてたんだと

ここのブログ見てくれている人で
どれくらいこのバンドの曲知っているかなぁ~

最近どうしてるのか
ちょっとチェックしてないけど

いい曲をやってくれてました。


はずれ曲がないというか
心に滲みる曲をやってくれてます。


機会があれば是非聴いてみて下さい。










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バスルームで泣く

2009年05月04日 | 邦楽
今日はもう泣いてない。
でも、3日はちょっとした隙に
涙がでてきた。

やっぱりすごい喪失感。

なんだかんだといいながら

日本のロックはいまいちだと

あの頃思っていた中で

キラリと光っていたバンド

RCサクセション


そこの大スターが


この世を去った。




日本には政治的な音楽や
社会的な音楽を正面切って
やるロックバンドはあまりないけれど

その中でいつもスパ~っと社会を切るように
歌ってきた清志郎


昨日実は家の中の本の整理をしていて
そこで2004年のBridgeを見つけた。

忌野清志郎のソロになってからの
10枚のアルバムを語るロングインタビュー
が載っていた。


ずいぶん前のなのですっかり忘れてたけど

こんな時に突然出てきて

なにかメッセージをもらっているような
気すらしてきた。



これを読み直してたら
なんだか彼の声が聴こえてきて
まだまだ歌ってくれるような気がしてきた。


実際まだ信じられないんだけどね。


読んでて、彼は海外のすごいアーティストとも
いっしょに仕事をしていたのがわかった。

たとえば、大好きだったThe Clashのドラマーのトッパーとか
あるいはブルースブラザーズとか
あと、そこには載ってなかったけど
私の愛するブームタウンラッツでボブ・ゲルドフといっしょに
やっていたキーボードのジョニー・フィンガースも
清志郎のバンドにいたことがあるんだよね。


私の音楽の師は清志郎と同様に自転車が大好きで
彼は今日、清志郎のことを思いながら自転車を走らせたそうだ。



やっぱり家族の前では泣けないから
夜中にバスルームでシャワーの音で
かき消しながら泣いた。

泣かずにはやっぱりいられなかったから。


すっごく悲しい。


インタビューを読んでたら
余計に悲しい。


まだまだやりたかったこと
いっぱいあっただろうと

思うと悲しい。



サマソニで見たかった。



声を失う事を避けて
あえて手術せずに
喉頭がんを治療した彼には
ある程度覚悟はあったんだろう。


歌い手にとって声を失うのが死なんだよね。

だから、彼は声を残し音楽を選んだ。



だから、死んじゃったりしてないんだ。ほんとうは


彼の声がこうしてこの世に
それぞれのファンの家に
CDの中に残されているかぎり


いつだって繋がれる

天国とここで


最後まで歌声を聴かせてくれて

ほんとうにありがとう。


ロックアーティストとしてしか

笑顔のボーカリストとしてしか

私はあなたを知らないもの。


そして


これからもそういうあなただけを
心に抱いていく。



天上のフェスはきっとすごいことになってるよね。

いまごろ


あと彼がその雑誌で言ってたことで心に残ったことは


「言わなければわかんない」

ってこと。


とにかく

「言葉をいっぱい使って相手に伝えなきゃ」

ってこと。



だからこれからも

ここの日記で

私の気持ちを伝えて行きたいって

改めて思った。








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