HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

OMA2 by FoZZtone 「From the Inner Kingdom」~後世に渡すアルバム

2012年05月26日 | FoZZtone
フォズトーンが再び私たちに放ったオーダーメイドアルバム企画の第2弾「From the Inner Kingdom」

前作より選曲数を増やし、また前作のように限定1000枚とかにせずに
期間限定の受注生産にしてくれたことは本当によかったと思っている。

仕事がある身にとっては時間を決められて限定となると本当に大変なことになるからだ。

さて、いろんな人がいろんなところで自分の選曲を教えてくれた。
でも、どれを見ても誰一人としていっしょの人はいない。
これがとっても不思議であり、あらためて人間の個というものを感じてしまうのだ。
誰一人なにものにも代えられないってことを。

私は結構早く選曲は決まっていた。
・・・はずだった。

ところが申し込む直前になって
「blow by blow」がその選択曲の候補にあがっていないことに気がついた。
私は自身の思い込みでこの曲はあるものだと信じきっていた。
だから、どんなに慌て、ある意味絶望的になったことか。

なぜならこの曲で私のOMA2は完璧だったからだ。

最初の選曲はこういうものだった。

ベーコンエッグとシェービングヒーロー
Blow By Blow
Club Rubber Soul
Keller Water
MOTHER ROCK
森には帰れない
ターミナル
Fish, Chips, Cigarettes
GENERATeR
再脱走のテーマ

ところがBlow BY Blowが選択できないというので
LOVEを入れる方法もあった。
実のところ最初はLOVEを選曲してたんだ。
でも、この曲の色がちょっと他の曲と違うなって
思い始めて、しかもアルバムのタイトルとなって
すでに世に出てるほどの濃い曲なのだ。

それをまたあえて入れてしまうのも
色が濃過ぎて他のものの色が薄まってしまうような気がしたんだ。

で、これは外そうと決めた。

もちろんこの曲は大好きだし、
個人的にかなり思い入れのある曲だ。

でも、アルバムとして1枚作るなら
どんなに素晴らしい曲でもバランスを
考えたら、抜かざるを得ないんだ。

世の中にはきっとそのようにして
彷徨ってしまう曲もあるんだろうな。

でも、この「LOVE」はもうしっかり独り立ちして
歩いているから大丈夫だし、フォズの代表曲の1つになるのは
わかっている。


さて、そこで私がまた考えたのがこうだ。

ベーコンエッグとシェービングヒーロー
Club Rubber Soul
Keller Water
MOTHER ROCK
森には帰れない
ターミナル
Fish, Chips, Cigarettes
TOUGH!!!
GENERATeR
再脱走のテーマ

である。

これで発注したんだ。

これらを選んだ理由。
何から話したらいいんだろう?

まず、外すことを余儀なく強いられた
Blow By Blow

ここに実は最初のヒントがあった。

「風」である。

そして

「ステップを踏むんだダーリン」という歌詞である。

加えて「ナイロビ」である。

村上春樹がそこにいた。

私は今回、
「村上春樹を読んだあとで」
というテーマで選曲した。


これらの曲には
村上小説を読んだときの空気感や熱と似たものが
感じられると同時にそれを読み終えた人間の
読後感が混じっているように思ったから。

村上春樹氏の処女作は「風の歌を聴け」だけれど
このタイトルの最初は「Happy Birthday And White Christmas」だった。

ふと、フォズの「LOVE」に出て来る
♪So Happy Birthday~と偶然ではあるけれど
繋がった時に、なんか必然的な何かを私は勝手に感じたんだ。

Blow By Blowが生まれるためにすでにLOVEがあったのか
LOVEが生まれるためにBlow By Blowがあったのか
それはわかんないけれど、
お作りになったご本人も「なにそれ?」と思うだろうけれど
どちらかに細胞は隠されていたんだと思っている。

「From the Inner Kingdom」を作り出す細胞がね。

でも、そのBlow By Blowが入れられなくなった時に
どうしようって一瞬パニくった私だったが、
冷静に考えると
「TOUGH!!!」があるではないかと
これを投入することにした。

なぜ「TOUGH!!!」だったのか。

それはあとで。
で、まずは選曲の第一番目から順番に話していこうと思う。

「ベーコンエッグとシェービングヒーロー」

これを最初にもってきたのは
小説の最初のイメージだったから。
主人公がまず小説の読み始めるところからこのアルバムは始まる。

最初に、ひげ剃りっていうのがすごく春樹的だと思ったし
この歌詞の中に実際に「春樹」という言葉が入ってる。
下記にこの曲について書いている。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/87f1ca5b06d8308696d68e726be96a6f


そして、この歌で思い浮かべたのは「ダンスダンスダンス」であり
「1973年のピンボール」だった。

だからここから「Blow By Blow」へ繋がれば完璧だったのだけれど
入れられなかったから、その次に配置していた
「Club Rubber Soul」をもってきた。

「1973年のピンボール」のラストに

双子の残していった「ラバーソウル」という下りがある。

また、

これもどこか「ダンスダンスダンス」の空気感がある。
あるいは「羊をめぐる冒険」の。


パーカッションにも関係あるんだろうけれど
私にはどこかアフリカの風が吹いているように感じるんだ。

村上春樹の小説にはアフリカっていうのはそんなに出てこないかもしれないけれど
記憶にあるのは「納屋を焼く」に出て来る北アフリカ。
また、彼が翻訳する小説にもアフリカが出て来る。(ポール・セローの小説)
だからどこかにアフリカの香りがしてくるのだ。

OMA2に関係ないけれど「納屋を焼く」に出て来る女の子が
パントマイムを習っている女の子なんだけれど
まだ、これを友達から奨められて初めて読んだ時は私も若い女の子であり
パントマイムを習っていたからなんかちょっとだけ
うれしかった。

さて、話を戻して「Club Rubber Soul」にしけたナッツ
ぬるいコロナっていうのがなんかリゾートの香りを漂わせる。

スカサウンドな感じが、また夏の香りも溢れさせていて
聴いていると心がトリップする。

村上春樹の小説には「ラバーソウル」の中の曲がタイトルになっているのもあるよね。
「ノルウエーの森」だ。

このアルバムを持っているんだけれど
このCDがPARLORHONE仕様で、
この仕様を再現したのがFoZZtoneの「The Sound of Music」というアルバムである。

このようにいろいろ繋がっていく。

次にもってきた「Keller Water」
これを最初に聴いたとき浮かんだのは「海辺のカフカ」

この歌に出て来る「少年」という言葉で
ぱっと繋がったのがカフカ少年。

♪気付くために目ざめる

っていう言葉もこの「海辺のカフカ」のナカタさんを思い出すし。

愛のように注ぐ雨よ~♪

っていうフレーズで最初ここと「LOVE」の

愛は雨のように注いでいる~♪

と繋げようかとも思ったけれど
先に書いた理由により「LOVE」は入れなかった。

この次に「MOTHER ROCK」

村上春樹の小説にはどこか「母なる女性の欠落」というか
奥さんがいなくなったり、お母さんがいなかったり
母として不適格だったりする人が出て来たりする。
カフカにもギリシャ悲劇の「オイディプ王」の話を
モチーフにした部分が登場する。

この「MOTHER ROCK」を聴いてたら
現代風に解釈して、奔放な母性像を描いているようにも思える。
これは「ダンスダンスダンス」のアメだったり
「海辺のカフカ」の佐伯さんだったりが浮かんで来る。


「森には帰れない」を聴いたときに最初に浮かんだのは
「海辺のカフカ」で大島さんにカフカが連れて行ってもらう
森の中での家やその周辺でのシーンだ。
あるいはその森の奥の異次元の世界だ。
そこにカフカは留まらず、結局森を出て行く。
その感じがこの歌を聴いてて思い出された。

僕だって今君のこと考えれるんだよ♪

っていう部分がなんかカフカと重なるんだ。

そして「ターミナル」

ここはまさに「海辺のカフカ」のラスト近く。

ターミナルにはいろいろなターミナルがあるけれど
これは電車のターミナル。
カフカ少年が自分の世界に戻っていくシーンだ。

「Fish, Chips, Cigarettes」については下記にも書いたけれど

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/0f9fcffddbcb6dcaf4bbba7804066018


絵画と愛を絡めている歌だ。
内容的にはダリが出て来るので「海辺のカフカ」の15歳の佐伯さんが見つめる絵とは関係ないんだけれど
「絵」がキーワードな気がするんだ。さらにディアボロスという言葉で
ちょっと「ジョジョの奇妙な冒険」のディアボロを思い出したけれど。

その次に最初は入れてなかった「TOUGH!!!」が来た。
これはまさに

「君はほんものの世界でいちばんタフな15歳の少年なんだからね。」という
「海辺のカフカ」のラストに近い一節に繋がるんだ。

♪新世界ですね

っていうところもまさにそのラストの
「君は新しい世界の一部になっている」と繋がるわけで。

マジカルミステリーツアーに入っている
ビートルズの名曲「ALL YOU NEED IS LOVE」を
パロディにしているのかリスペクトしているのか
♪ALL I NEED IS TOUGH!!!
ALL YOU NEED IS SERIOUS

ALL WE NEED IS LOVE!!!

というフレーズがある。

ここから「LOVE」に繋がっていく気もする。

あと、間でちょっと映画「PULP FICTION 」の主題歌『Misirlou』
のギターの雰囲気を思い出しちゃった。
トゥトゥトゥのところはポルナレフの「シェリーの口づけ」を思い出したし。
なんか名曲のスパイスがあちこちに散りばめられている楽しい曲でもある。

そして、私はこの曲のドラムのドライブ感がすっごく好き。
これがとってもアフリカ的。
ベースの重厚感もほんと抱きしめたいくらいに音がかっこいい。



ここで小説を読み終えた主人公が
本から得た感情を吐き出して
今の自分を奮い立てる感じが

「GENERATeR」

この曲は私がもっとも好きな曲である。
この曲は歌い手も聴き手もその感情の爆発を
させることのできる曲だ。

この曲で私はいったん心を爆発させる。
私の思う主人公もね。
そして、何もかも吐き出すんだ。

でラスト。
「再脱走のテーマ」

この曲はハッピーエンドとは決して言えないけれども
どこか光が待っていてくれる感じが
村上小説と共通な感じがするのと同時に
この小説を読んでいた主人公が
先に吐き出しきったところで
自分をふりかえり、
また静かに前に進んでいこうっていう意思が
そこに感じられるんだ。



また新しい世界が始まる。

内なる王国から外の放たれた感情は
果たしてどのように進んでいくのだろうか?

でひとまずテーマは終わる。

テーマと同時にこのOMA2は朝に始まり朝に終わるようにも考えたので
朝がリンクしていく。


さて最近フォズの2枚組の「INNER KINGDOM」のリリースが
発表された。

このOMA2は第三部的ポジションなの?
わかんないけれど。

そこにはめるとまた違う展開になるのかもしれない。

今まで行きて来て、OMAほど音楽好きをワクワクさせる企画には
あったことがないから、本当に楽しい時間を過ごさせてくれた
FoZZtoneに感謝。

きっと人生終わる時にこのアルバムを大事な人たちに
渡してこういうんだろうね。

「これは私が選曲した最高のアルバムです!」














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メジャーデビューした妖精or小悪魔なあなたへ

2012年05月23日 | 小南泰葉
EMIから本日デビューした小南泰葉さま。

完璧!と叫んでいるうちに
あっという間にメジャーに行っちゃったあなた。

奇しくもあなたも大好きだと言ったKATE BUSHが
日本で最初に出したレコード会社がEMI。

同じ場所からあなたも世界を駆け巡ったらいいな。

女性シンガーってなかなか最初の個性のまま
生き残っていかなくて、どんどんありきたりの
女性シンガーへと落ち着いていく。

だからこそ、あなたにはずっとずっと
今の個性のまま、何歳になっても
毒をもって、完璧に歌い続けてほしいと
デビューの日にお願いします。

だって、KATE BUSHなんて
今だに個性を失ってないよ。

何歳になってもファンを裏切らない。
ママになってもね。


サルヴァドールって言う言葉が
最近頭の中でぐるぐるする。

これもきっと偶然なんだろうけれど
あなたを知るきっかけとなった
FoZZtoneの「Fish, Chips, Cigarettes」っていう歌に
やっぱりサルヴァドールが出て来る。
あなたの個性。
ちょっとスパニッシュ風味な雰囲気。
もしかして、あなたもガラになれるかもしれない。

まだ、デビューアルバムを聞いてないけれど
聞いたらまたいっぱい思いを綴りたいと
思っています。

今、一番好きな日本のロック女性シンガー。

小南泰葉さん。

本当に本当に

メジャーデビューおめでとうございます☆



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Zepp Tour 2012「Entertainment 」SEKAI NO OWARI

2012年05月20日 | 世界の終わり/SEKAI NO OWARI
5月15日(火)雨

大阪の難波に出来たZepp Namba ( Osaka)で
SWKAI NO OWARIのワンマンライブを見て来ました。
あいにくの雨かと思いきや会場に着いたら雨止んでました。

ふつうこの平日の火曜日なんてライブに行くなんて
考えもしない私ですが、私の生涯の大親友が
「絶対に行きたい」と言うので
なんとかチケットを取り、体はかなりきつかったのですが
行ってきました。まあ、車で連れて行ってくれるから
OKしたのですけれどね(笑)職場まで迎えにきてもらって
大事な仕事はきりあげて、とにかく残業はしないように
さっさと出させてもらったわけです。(うまくいかないこと
もあるので、内心ドキドキでしたが)車で行って駐車場は
近くにある商業施設のPに入れました。

その大親友のためだけというのはもちろんなくて
私も彼らのファンのひとりであり、
まだメジャーデビューする前から彼らの音楽を
聴いて来たので、ワンマンライブでどんな
ステージを見せてくれるかとても楽しみにしていました。

まだブログには書いていないのですが、
4月30日のFM802のREQUESTAGE10でも彼らの
ステージを見ました。その時の感想はなかなか
書く時間がなくて、また忘れた頃に書くかと
思います。他のアーティストのも含めて。

さてZepp Nambaに初めて行って、
以前の南港のZepp Osakaに比べてきっと便利には
なっているんでしょうが、都心なので
入場前がちょっとしんどい感じでした。
前みたいに広い場所で待つことができなくて
電車の高架下のスペースに集められて
なんか収容所に入れられている気分な
感じで入場待ちするのが息苦しい感じでした。
さらにそこからまたゼップの入り口まで行って
また待たされる感じでとにかく入場にすごく
時間がかかったイメージです。



さて、会場に入るとすごい人!
私はギリギリチケットを取ったので
かなり後ろでしたが、その人の熱量に圧迫されそうでした。
こんなにも愛されているバンドなんだと改めて
実感しました。

あの時すぐ隣にいてお話もできた彼らは今でははるか遠く
小さくしか見えなくなりました。
ファンの人たちは男女ともいい割合でいて
見た目は男女ともさわやか系な人が多かったように
思います。いい印象でした。

セットリストは
(OMC-1)
スターライトパレード
虹色の戦争
天使と悪魔
ファンタジー
不死鳥
死の魔法
Love the warz
世界平和
Never Ending World
TONIGHT
白昼の夢
生物学的幻想曲
花鳥風月
幻の命
yume
青い太陽

EN)眠り姫
 インスタントラジオ

(エンドロール)

今回初めてのワンマン参加なので
いつもはどういう始まり方をするのかわかりませんが
今回はまず、小さなロボット君が登場して
オープニングにおしゃべりをして
始めるというものでした。

どこかアミューズメントパークっぽい感じが
して、それをメンバーは狙ったのかなって。

ツアータイトルも「Entertainment」ですものね。

そして始まりは「スターライトパレード」
この日は遠くからだから見えなかったのか
深瀬くんはあのナポレオンジャケット着てなかったような
気がしましたが、近くで見られた方どうでしたか?
とにかく、人の頭と頭の隙間からメンバー見る感じだったので(笑)

先日のFM802にイベントで「あ!そうか。」と思ったことがありました。
なぜ深瀬君がナポレオンジャケットをスターライトパレードで着ているかって。
私はここのブログでたまに書いてますが、ファンのくせに
音楽以外の情報はあまり知らなくて、もしかしたらどこかで深瀬くんが
語っているのかもしれませんが、何も知らないので感じたままを言うと
これってマイケミのブラックパレードからインスピレーションを受けたんじゃないか?って。

ステージの後ろのスクリーンに最初「Welcome to Starlight parade!」って写された時点
で「あ、マイケミといっしょだ。」ってそこで繋がったんです。ジェラルドもその時
ナポレオンジャケット着てましたものね。まあ、たまたまかもしれませんが、
paradeっていうのとそのジャケットで単純に私の脳が繋げたわけです。
あくまで私的な解釈ですので。つっこまないでくださいね。

さて、オープニングから不死鳥あたりぐらいまでは
親しみのある初心者にも受け入れやすい感じで
イベントでもよく演奏される感じでしたが、
死の魔法ぐらいから「彼らのこれがワンマンだ。」という感じを
溢れさせて来てくれました。

MCはまずは初めての人にということか
メンバーとの出会いを深瀬くんがしてくれました。
幼稚園からのつきあいが藤崎さんで
小学校、中学校からがなかじんで
高校からが2代目LOVEだって。

で、おもしろかったのは高校の時に
お昼の放送かなんかでランシドの曲が流れて
深瀬くんがすごくいい曲だと思ったけれど
誰のどの曲がわからない時に(当時やんちゃだったらしい)
他の仲間が「やつ音楽にくわしいぞ。」と言って教えてくれたのが
LOVEで、それまで話したことないのに話しかけてたずねたらしい。
で、その時にそのランシドのCD貸してって言ったのに貸してくれなかった。
という話になり、どうして貸してくれなかったの?と深瀬くんが聞いたら
「なんか返してもらえないって思ったから。」と想像してわかる返事でした(笑)
やんちゃな人に貸したらふつうそう思いますよね(笑)
でも、そんな二人がそこでランシドで結びついて、今があるって
やっぱり音楽の力ってすごいですよね。
やんちゃ系と音楽系が心を通わせちゃうわけですから。
でも、今のセカオワの音楽からランシドは浮かびませんけどね。
根底にはその血も流れているのでしょう。きっと。
そんな二人がクリスマスにふたりでゴーイングステディを聴いていた
っていうエピソードもなんか微笑ましいし、ああいう音楽聴いていた人が
「スターライトパレード」を歌っているっていうそのギャップも凄いです。
まあ、ランシドもゴーイングステディも聴いている自分もはちゃめちゃですが(笑)

まあ、ある意味、聴いている音楽に共通項があるから好きになるのかもしれませんね。

私が今回のワンマンで好きだった流れは
死の魔法からNever Ending Worldまでの流れ。

彼らはスクリーンをすごくうまく使うバンドだと今回思いました。
ステージの担当は藤崎さんのようですが、彼女のセンスは
素晴らしいと思います。

スクリーンに写される言葉や映像。
薄いスクリーンの後ろには彼らの姿は見えているんだけれど
そこにスクリーンに写される映像がかぶって
不思議な幻想的な世界が現れて来るのです。

スクリーンの使い方はthe HIATUSも素敵でしたが
セカオワはセカオワの世界がそこに展開されていました。

Love the warzは新曲だけれど今のところリリース予定は
未定ということで、この曲は年末のRADIO CRAZYからこの日で
3度聴いたわけですが、私はすごく好きです。
音源が本当に欲しいです。
正直、「眠り姫」よりこちらをシングルカットしてほしかったです。
もちろん「眠り姫」もいい歌ですが、新たなセカオワを見せるには
このLove the warzがいいと思うし、歌詞もすごくいいのです。

彼らの歌にはいつも「戦争」「平和」「死」「命」そして「愛」という言葉が
編み込まれています。私が彼らの歌が好きなのはとてもきれいな
メロディと歌声と演奏なのに歌詞には毒がいっぱい入っていたり
政治的なことや社会的なことを歌っていたりするからです。
とても深いからです。

詩をほとんど手掛けるのは深瀬さんだから
彼の考える平和への疑問をどの歌からもいつも感じることができます。
戦争がなくなれば平和もなくなるっていうその感覚。
彼の歌はとても真実をしっかり見ている感じがして
それが心に響いてくるのです。

スクリーンに写されるいろんな言葉
「東電だけがわるいのか」
「つぐなえ。」
「世界平和」
「希望」
「絶望」
そういう言葉が次々に現れては消えて交差していきました。

セカオワはこれらの言葉で何を言おうとしているのか
きっとファンのそれぞれが何かを思うのでしょう。
それが素晴らしいです。

何かをみんなが思うこと。

不死鳥の時だったかな?
(すぐに忘れるのですいません。)

いろんな人たちの死生観がスクリーンに言葉として
写し出されて、村上春樹氏のだったり
シェークスピアだったりするのですが
それらを集めたのは誰なのかな?って思ったりしました。
藤崎さんなのかな?

私の大親友はとにかく「Never Ending World」が大好きで
この曲を聴きたいがために来たといっても過言でないぐらいでしたが
この曲をライブで聴いたら、本当に感動しました。

Zepp Nambaは音響もよくて、あの曲を会場中に
たっぷりと行き渡らせて、みんなのもとに降らせてくれました。

このバンドは4人ともそれぞれの重要な位置を担って
その個性を最大限に出す力をもっていると思いますが
その中でも藤崎さんの存在はかなり重要だと思います。
彼女のピアノ力というか演奏及びメロディ力が
このSEKAI NO OWARIの要になっているようにライブで
改めて思いました。

彼らが「ロック」というジャンルに囚われたくないといっているけれど
その音楽域を広げるキーパーソンが彼女だと私は思っています。

それにしてもこの4人が子どもの時からいっしょだったっていうのが
本当に素晴らしいですよね。

なかじんがこういう出会いは努力しても得られないって言ってましたが
ほんと「運命」あるいは「奇跡」ですよね。

こんな事言ったら「またそんな事言って。」と言われるのはわかっているのですが
4人の演奏を見ていたある一瞬ですが、彼ら4人が古代ギリシャの小さな石畳の広場で
演奏しているように見えたのです。まあバカな事言ってって笑ってもらっていいです。
でも、なんだか本当に彼らはもう何度も生まれ変わってきているけれども
その遠い昔にやっぱりどこかで音楽をいっしょに奏でていたように感じた瞬間でした。

TONIGHTという曲は武道館でライブやったときに
なかじんがこのメンバーに出会って音楽をやれている喜びみたいなものを
曲にして彼自身が歌ったということで、この日もアコギで彼一人が
最初歌ってくれました。それまでそでにはいっていたメンバーたちも出て来て
そのアコギに音を重ねて、深瀬くんはコーラスに入り、その素敵な歌を
彩っていきました。

後ろのスクリーンにはなかじん自筆という歌詞が
写し出されていたのですが、なかじんって学校の先生のような
字を書く人なんだなってその字から溢れる人間性みたいなのを
垣間みた気がしました。

そして、なかじんの歌声も素敵でした。

「幻の命」は彼らと出会った最初の曲なので
やっぱりこの曲を聴くと出会った時の衝撃や
感動やその時の自分などをいろいろ思い出してしまいます。

あれからもう数年経ったのですね。
時間が過ぎていくのは早いです。

本編の最後が「青い太陽」だったのには感激しました。
このブログでも書いてましたが、私はこの曲が大好きなのです。
だからこそ、これがラストに来たのでちょっと泣きそうになりました。

そして、アンコールの時
会場は「スターライトパレード」の大合唱になりました。
素晴らしいなと思いました。

そしてアンコールでは新曲の「眠り姫」と
インスタントラジオで締めくくられました。

インスタントラジオも大好きな曲です。

そしてメンバーが去った後にまたロボット君が登場して
それから後ろのスクリーンには映画のエンドロールのように
メンバーやいろんなスタッフさんたちの名前が流れ
そして、ファンの方たちのショットが写し出され
その会場にいた人たちの何人かが映っていたようです。

すっごくいい思い出になったことでしょうね。

そうそう藤崎さんがiPoneをタクシーに忘れたと
言ってましたが、その後見つかったのかな?
見つかっていたらいいな。

彼女の実家は吹田なんですね。
お引っ越しになったのかな?
まあ、詳しくは知りませんが。

あと、まったくライブとは関係ないけれど

SEKAI NO OWARIってローマ字表記になってから
気がついたんだけれど、
彼らの名前にはNO WARって(戦争反対)
って入っているなって。

たまたまだろうけれど
なんかすごいなって。

またホールツアーにも参加する予定です。
だってかなり家の近くに来られるんですもの。


☆ランシドを知らない人のために

彼らにはthe Clashとかの影響が結構あって
スカな部分とパンクとレゲエがミクスチュアされていて
the Clashを神のようにリスペクトする私は
好き系なバンドであります。でも、セカオワとは違う世界だよね。









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Breakfastが好きな人たち

2012年05月13日 | FoZZtone
フォズトーンの渡會さんがなんかで言ってた。
というか誰かと話してて
「だから村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス」が好きなんだ。」と

ってそれは主人公が食事をしっかり取るから。

その中でもやっぱり印象的なのは朝食だ。
ベーコンエッグにトーストにコーヒー
ハムエッグにトーストにコーヒー
サンドイッチにコーヒー

もちろんジャンクフードも混じったりするけれども
上記の出て来る率は高い。

なぜか鮭とごはんとノリとか
納豆ときんぴらとごはんとか
そういう和食の朝食シーンってあまり覚えてない。
和食も出て来ているけれども
ほとんどは洋食。

しかもスパゲティとか
マカロニグラタンとか
オムレツとか

おそらく、村上氏は海外での生活も多いから
自然とそれが日常になっているんだろうね。

私は遠い昔イギリスにいた。
ちょうど私がイギリスに行く直前まで
村上氏はイギリスに滞在していて
そこで「ダンス・ダンス・ダンス」を書いたんだって。

もちろんそんなこと当時は知らなかった。
彼の作品は読んでいたのに
彼のことを調べるとかそういうのは
今もそうだけれどいつも気付くのが遅いんだ。

好きなアーティストのこともね。
あれだけ好きで好きでって書いてる細美武士さんの事だって
ほんと少しずつ彼自身のことを知るようになったのは
the HIATUSになってからかもしれない。
何歳だとか誕生日がいつだとか
どこ出身だとか、ほんとそういうことって
ファンなら最初に調べるんだろうけれど
私は音楽だけしか最初見えないというか聞こえないんだ。

それはFoZZtoneにも言えている。
「黒点」それだけを聞き続けて、ライブに行きたいと思い
そしてライブに行って、この人たち凄いと思い、
その日のうちに渡會さんに好きな言葉を書いてもらい
竹尾さんにはギターのことをたずね、そこから
少しずつどこ出身とか誕生日はいつとか
知るようになった(といっても、それもかなり後)

話を戻すけれど
「ダンス・ダンス・ダンス」の舞台は日本の北海道と
東京と長野そしてアメリカのハワイなんだけれど
そこにずっと感じていたイギリスの空気感は
きっと彼が執筆していたその町の空気感だったんだと
今さらながら思う。

で、その空気感は私も知っている空気感だから
この小説に惹かれるわけだ。
そして村上氏はそのイギリス滞在前後は
ほとんどイタリアにいた。

イタリアにも私はイギリスから旅行していて
もしかしたらローマで彼とすれ違っていたかもしれないって
思うとちょっとだけロマンチック。まさにローマン的なのだ。

「ジョジョの奇妙な冒険」は好きな漫画ではあるけれど
これにもイギリスが出て来るし、この作家の荒木飛呂彦さんは
イタリアに何度も訪れている。
だから、またその空気感や色あいがどこか懐かしく
それで惹かれちゃうのかなと思うし、
村上氏の小説にもイタリアの空気感もあって
自分の好きな場所に彼もいて
そこで生まれた作品だから
あっという間に引き込まれるのかもしれない。
と、勝手に思っている。めでたい人が私だ(笑)

話はどんどん言いたいところから離れているように思うけれど
「breakfast」すなわち「朝食」について書きたかったのだ。

朝食っていうのに対してすごく力を入れているというか
大事にしている国がイギリスだと私は思っている。

ベーコンエッグにトーストにコーンフレークに紅茶あるいはコーヒーに
温野菜にポテトにと朝からなんか上等な食べ物ではないかもしれないけれど
いっぱい食べる。

フランスやイタリアではそれこそクロワッサンとカフェオーレか
トーストとエスプレッソみたいなシンプルな組み合わせで
ベーコンエッグとか出てこないし。

私がイギリスの作家のチャールズ・ディケンズが好きなのは
彼の小説にはその朝食がたくさん出て来るからだ。
ある意味、フォズの渡會さんが「ダンス・ダンス・ダンス」を
好きだという理由に似ているかもしれない。
その食べるシーンがすごく好きだし、いっしょに食べたくなる。
だからトースト焼いてベーコンエッグ作ってコーヒーいれて
食べながら(行儀悪いけれど)本を読んでいったりした。
大学の先生にそれを話したら笑われたけれどね。


親のしつけのせいか昔から朝食抜きは絶対にだめだと
言われて、何か必ず食べるようにして今まで生きて来た。

どんなに食欲がなくても「食べなくちゃ」って。

そういうのが今回FoZZtoneのOMA2の選曲の中の曲の
歌詞に書いてある。

渡會さんが書いた詩だから、彼自身の体験だと思っている。

私はもともと朝生まれのせいか、朝が好きな人間だ。
どちらかというと朝早く起きるのがイヤじゃない。

住んでいるところが田舎なので学生時代から社会人になっても
ずっと早起きしないといけない生活が続いている。

だから朝の歌が好きだったりする。

そんな朝の歌をとても美しく丁寧に書けるのが
フォズトーンの渡會さんであり、
bye bye circusの真田さんだ。

こんなことを私が書くのは珍しいのだけれど(笑)
朝窓から注いでくる白い光のもとに
愛し合えるカップルは夜に愛し合うカップルより
なんだか幸せに思える。そしてそれは長く続く愛のように思える。
朝はいつも何かを祝福しているように思えるから。






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初心忘れべからず

2012年05月13日 | インディーズ
なんか自分が年取ったのかな~って思う今日このごろ。
ってまあ年ですけれど。
私の年知っている人はぎょえ~って思うでしょうけれど。
でも、そんな年齢の自覚はないのです。残念ながら。
いつも20代そこそこの感覚のまま
私は年を重ねてて、相変わらずロックが大好きで。

まあ、そうだから本当の年齢はよくわからないようですが
そんな私が最近ライブで撮影とかすると(もちろん許可を得て)
なんか年とったかなって思うことがあります。
体力っていうのかそういうのが衰えたのかなって。
手ぶれがひどいというか。
三脚に頼っていたからかもしれませんが。

そんな私のもう8年ほど前撮った映像とか見たら
三脚使ってないのにがんばってたなって。
なんかとっても懐かしかったし
その映像に若さも感じたりして。

そんな時代に私にライブ映像を撮らせてくれた
バンドやアーティストの皆さんに改めて感謝します。
今はもう活動休止してたり、ソロ活動してたり
する方たちもいるけれど、私はいつまでも
あなたたちの音楽を忘れません。


あなたたちと出会って
最初に撮らせてくれるって言ってくれた時の
あのうれしさを今も忘れません。

ずっとずっと子どもの頃から夢だった
ロックのライブを撮るということ
ロックのMVを作るということ
それをさせてくれたあなたたちに
感謝します。

いくつか作ったけれど
YOU TUBEにアップできなくて
持っているものもあるけれど
そんなあなたたちの音楽を
少しでも残せたらと思っています。

BIG CATのような大きなライブハウスで
スタッフとして写真や映像を撮らせてくれた
AIRMASTERやFoggy Melancholicに感謝します。

もう今はどこでどうしているのかわからないけれど
今あなたたちは元気にしていますか?

いろいろあったけれど
あなたたちの音楽は今も大事にしています。

そしていつも私に初心を思い出させてくれます。

もちろんCHAIRという京都のバンドにも。
そこのボーカルの山口茂さんにも。

もう一度初心に帰って
ライブ映像を撮りたいと思っています。

あの空気や熱や自分の音楽への愛が詰め込むことができますように。



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Fish, Chips, Cigarettes

2012年05月10日 | FoZZtone
「from the INNER KINGDOM」というのが今度の
FoZZtoneのオーダーメイドアルバム2のタイトルだ。

「内なる王国より」

KINGDOMと聴くとついついQUEENを思い出してしまう。

♪I follow every course
My kingdom for a horse
But each time I grow old~

(「Lily Of The Valley」from アルバム「Sheer Heart Attack」より)

あと内なる王国というところで
ふとオアシスの「Don't look back in anger」の最初のフレーズにある

♪Slip inside the eye of your mind(心の目の中にそっとすべりこむ)

も思い浮かべてしまう。

あるアメリカ人の知り合いがこの言葉は
ヒンドゥー教の教えから来たものだと言ってたけれど
本当のところはわかんない。

で、FoZZtoneの「内なる王国」って言うタイトルは
自分の心の中にみんなそれぞれの王国を持っているっていう
意味なのかな~。

さて、もう考えに考えて
時々揺れ動いて
でも、やっぱりこれっていうのを
オーダーしました。

この世にたった一枚のオーダーメイドアルバムを!

その中に入れた曲のひとつが
この「Fish, Chips, Cigarettes」

このタイトルだけ見ると
やっぱりイギリスを思い出しちゃう。

フィッシュ&チップスによく行ったし、
でそこでタバコ吹かしている人たちいっぱいいたし。

セレブとの対極にある空間。
それがフィッシュアンドチップス

ただの紙をクレープ包むみたいに
巻き込んで、そこにフライドポテトと
タラのフライをつっこんで
ハイと渡される。
だんだんその紙に油が滲みてくるんだけれど
寒い日には結構そのホカホカ具合が
心を癒すんだ。

海を見ながら食べたりして。

まあ、フォズで言うなら
OMA1に入れた「海へ行かないか」を聴きながら
フィッシュアンドチップスを食べてみたい。
イギリスの北の海岸でね。

で、まったくそれとは関係ないこの曲。

出だしのベースがすっごくかっこよくて
この感じ大好き。ストレイキャッツの世界。

これは「絵画系」の歌って
勝手に思っている。

サルバドールっていえば
ダリ

俺の柄じゃない
俺のガラじゃないって

韻踏んでいるけれど
ここにしっかりストーリーはできているよね。


ガラはダリの奥さん。

もともと別の人の奥さんだったけれど
出会った時に一目惚れ。

そしてガラはダリのところへ。
でめでたく結婚。

でも、ガラはとっても気の多い女性。
ダリは彼女にぞっこんなんだけれど
彼女は他の男性とも愛をささやく。
すべて年下。

でも生涯ダリはガラを愛し続けた。

奇妙な行動やスタイルのダリだったけれど
愛は一筋だったんだね。

私が幼少の頃
父は絵を描くのが趣味だったんだけれど
私にほらすごいだろうって見せた絵は
時計が溶けている絵だった。

私は幼児ながら「お父さんって天才?」って
思った。

でも、のちに中学校かの美術の教科書で
これはダリの作品の模写だったとわかって
なんかちょっとがっかり。

でも、そんな父は愛情たっぷりの人だから
私のためにディズニーの「ワンワン物語」
の2つのシーンを合体させたとっても
温かい絵を油絵で描いて誕生日に
プレゼントしてくれた。

今もその絵はいつでも見える場所に飾っている。
ちなみに父は「ポカホンタス」やケストナーの作品の
挿し絵とかも油絵で描いてくれた。
宝物だ。

話を戻すけれど
アメリカのロッカーのアリス・クーパーのことを
生前のダリは気に入ってたんだって。
なんか共通項があるよね。この二人。
私は見た目で人を判断しない人なので
アリスのファンだ。みんな曲を聴けばわかる。


渡會さんがどうしてダリをもってきたのかな?
それを考えるのも楽しい。

ちょっと歌詞がセクシーなところもあったりするけれど
ガラのような女性を彼も求めているのかな。

結構大変そうだけれどね。
ガラみたいな人は。

そしてダリの描くガラはちょっと不気味だけれどね。
それこそdiabolos(悪魔)っぽい。


それでも歌うんだね。

あなたのダリになりたいって。


そう釣り合わない釣り合わない。
どちらかが愛が重くなっちゃうんだよね。

昔大学の講義でNUDEとNAKEDの違いを
勉強した。

どちらも裸なんだけれど
NUDEの方にはアートが注がれていて
NAKEDはなんのアートも注がれてないただの体なんだって

ってもっと深く分析されていたような気がするけれど
思い出せない。

ダリのガラへの愛には人間への愛とアートへの愛が
両方混在してたのかな?

って歌から飛躍しすぎた。

でも、FoZZtoneの歌の楽しいところは
ひとつの歌からいろんな世界へ旅立てるところ。

この曲ではダリの世界へ。

そしてMr. Wataraiの愛の世界へ。
















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FoZztone at Sole Cafe in Kyoto~「yoroshuwoss-torinaharay」2012.5.3

2012年05月05日 | FoZZtone
私のゴールデンウイークのEVEから2日間
FoZZtoneのライブで癒され、ほんとうに充実してたというか
楽しく休日を過ごす事ができました。

2日目は男性ファンも増えて、地元っ子もいて
なんか「もしや後輩」と内心思いつつ
またまた楽しい時を過ごしました。

前日に少しだけ竹尾さんとお話できましたが
彼曰く「やる音楽はその時の雰囲気だから」なので
この日はどんな雰囲気なのかな~ってワクワクしてました。

(セットリスト)
1.レインメイカー
2.Jaguar in the stream
3.ターミナル
4.LOVE
5.Tough!!!
6.Fish, Chips, Cigarettes
7.MOTHER ROCK
8.blow by blow
9.ワンダーラスト
10.ベイビーゴーホーム

en1. tomorrow never knows
en2. Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo
en3. チワワ

逆en. I play the guitar


やっぱりベーコンとGENERATeRは聞けませんでした。
いつ聞けるのかな~。

この日の会場は12時ということで
真っ昼間からのライブ。
なんか朝早起きして
行くライブってなんか楽しい。
一日が充実したものになるのがわかるから。

昨日とは少しだけセットリスト違ったけれど
また昼間聞くのと夜聞くのとは感じが違いました。

この日は渡會さんのあの腰の巻物はなかったな~。

渡會さんは天気予報であった「雨」を期待してたみたいだけれど
この日は晴れました。

MC中の竹尾さんの発言がほんとおもしろくて
たとえば、近くから来ていた若者達が自転車で
10分ぐらいっていったら「それって近いの?」って
菅野さんが「近いよ」って言ってたら
彼は「おれ自転車とかあんまり乗らへん。
人力とかきらいやから。」って笑いを呼んでました。

さらに「おれらってシュッとしていると思われてるけど」
っていう話になって、「シュッとしてる」がもう頭から
離れません。

そういえば、昨日彼のお父さんが競馬で290万を当てた
話をされて、みんなでたかりにいくみたいな話をされてました。

なんかフォズのイメージがじゃりんこチエちゃんの世界に
ふとリンクしたりして(ってみんな知ってるのかな「じゃりんこチエ」って)

こういう竹尾さんのギャプ感が素敵ですよね。


アンコールの時にひとりで出て来た渡會さんがミスチルの曲を真似て歌うっていうのが
あったのですが、ご自分で「ぜんぜん似てないな~」って歌い終わった後に
笑顔で言われていました。

なんかミスチルっていうのが不思議だった。
私もミスチルファンだった頃もありました。最初の10年ぐらいのアルバムはもっているかな。

そうそう前後バラバラですが
Tough!!!の時に竹尾さんがビール瓶の一気飲みをされました。
すごいよね~。歌の途中ですよ。

ある種の感動をみんなに与えてました。

アンコールの時に「何かやって欲しい曲ある?」って聞かれて
みんないろいろあげていたのですが、誰かが「茶の花」っていったら
ほんの少しだけ竹尾さんがギターで弾いてくれましたが
「これやりたくない」とそこで終わりました。
ギターの関係みたいです。

そして「Shuni-Ham....」になったのですが、
ここで少し間違えちゃったところもあって
それでこれではだめだと
アンコールがまたもう一曲増えました。

「チワワ」でした。

これで終わり、イスのかたづけとかもお店の方がされ始めてた時に
またメンバーが突然でてきて「集まれ」と。

何が始まるのかと思ったら

「おれらからの逆アンコールをしたい。」とのこと。

どうしてもあのアンコールのグダグダ感ががまんできなかったようで
あれではどうしても終われなかったんだって。

それで「I play the guitar」を聞く事ができました。

なんかほんと楽しいライブだった。

絶対他ではあり得ない感じ。

あと「ターミナル」が聞けてほんとうにうれしかった。

これはすっごく聞きたい曲のひとつだったから。
北大路バスターミナルからバスに乗ってきたけれど
そのターミナルとはまた違うんだけれど
それでもその言葉が胸に響く。

この2daysのフォズのライブは本当にアットホームで
シュッとしてない裏感もたまに出て来て

「酒は飲んでも飲まれるな」という渡會さんのお言葉で
終わりました。

あの無邪気なみなさんの笑顔が脳裏から離れません。

武並さんはこの若者達といっしょに同じ行動をされるのは
ヘビーかとは想像しましたが(笑)

メンバーの皆さんも武並さんをいたわってあげてくださいね。

また京都でお会いできる日を楽しみにしています!

ちなみにローソンとかマクドナルドの看板の話ですが
京都の環境保護条例では4つの区間が指定されていて
町並みを保存する区画とか看板とかを規制する区画とか
高い建物を立てられない区画とかあります。

看板とか広告にはでな色を使っていけないのは
有名な神社仏閣があるところと有名な観光地がある
指定された区画です。通りを隔てて区切られることもあります。

赤が特にだめなようです。

この話題がなぜか2日にまたがってあったので
その時には言えませんでしたが、そういうことです。

だって言う勇気ないもの!

ってことでいろんな方が映像あげていらっしゃるので
そこでどうぞライブの様子を見て下さい。











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FoZZtone at Sole Cafe in Kyoto~「yoroshuwoss-torinaharay」2012.5.2

2012年05月03日 | FoZZtone
世間はゴールデンウイーク。
私の場合は平日は当たり前に仕事があり
休日も仕事が入ることの多々ある仕事なので
2日もふつうに仕事だったのですが、
夜に京都でFoZZtoneのライブがあるという事で
かなり仕事にも力が入りました(笑)

さて、京都では先日磔磔で彼らのライブを見たところですが
また京都で彼らのライブが見れるというのは本当に幸せなことです。
だいたい京都に来てくれるバンドとか大阪に比べて少ないですから。

しかも大好きなアットホームな場所の「SOLE CAFE」での2daysの一日目。
2日間も続けてここで彼らのライブが見れるなんてまさにその2日が
私にとってはゴールデンデイズでした。

あいにくの雨でしたが、そんな雨さえも歌に変えてしまう夜でした。

晴れ女の私もさすがに負けてしまうほどの強力な雨女か雨男の登場だったのでしょうが(笑)
フォズの渡會さんにとってはむしろ「雨」でよかったようです。

♪愛は雨のように注いでいる~

ですからね!

毎回困るのは早く着き過ぎても待つ場所がないという住宅地にあるカフェ。
時間を調整するのに使うカフェがライブハウスになるのですから
どこもありません。
もともと自分の出身中学の校区内なので
しかたがないから昔の同級生の家このへんかな~みたいな
ノスタルジックツアーに出るしかないという。
なぜかラーメン屋ばかりの周辺。
どこかいい場所ないかな~。


さてセットリストです。

1.ベイビーゴーホーム
2.レインメイカー
3.ワンダーラスト
4.GAME
5.Fish,Chips,Cigarettes
6.blow by blow
7.TOUGH!!!
8.ホールケーキ
9.Tomorrow Never Knows
10.LOVE
11.Club Rubber Soul

en1.MOTHER ROCK
en2.チワワ

ベイビーゴーホームから始まって
なんかテンションあがりました。

1曲1曲書いているとどれだけの長文になるか
わかりませんので、一部だけについて書きます。

レインメイカーは雨の日にぴったりですよね。
これはどのライブでも聞いているような気がします。
きっと渡會さんのお気に入りの一曲なのでしょうね。

私はグレープフルーツを見るたびにあるいは
ライブハウスでグレープフルーツジュースを頼むたびに
頭の中でこの曲が流れます。
レインメイカー=グレープフルーツなのです。

GAMEはインストナンバーですが
相変わらずアコースティクバージョンでもすごいです。
竹尾さんの指の動きが半端なく美しく動きまくります。

blow by blowの
♪ステップを踏むんだダーリン

のところが最高に好きです。

Tough!!!は大好きなのですが、
この曲の後だったかに
いわゆる機材トラブルがあって
武並さんのミニドラムのペダルの部分が
壊れたのかおかしくなって
ちょっと彼が調整するために席をはずされました。

顔つきがかなり深刻だったので
そう簡単なものじゃないのかなと
心配でした。その心配はドラム自身というより
武並さんの心の具合。きっと彼はプロ中のプロだから
こういうのが許せないんだと思う訳です。

で、その間に三人のトークやら演奏やらがありました。

バンドでの機材トラブルの時は大変だという話で
音がもしでなくなったりしたら、
あえてテンションをあげまくるとか。

演奏を途中でやめたりはしないそうです。
どんなにまちがえても
そこは知らん顔してやり続けるのがプロだと
私は以前クラシックの音楽家の方に聴いたことがあります。
音楽はストップしてしまうとそこまでの空気感とか
すべてが水の泡になるから、とにかく止めてはいけないと。
フォズも絶対に止めないと言ってました。
SOLE CAFEではどうかちょっとわかりませんが(笑)
まあ、バンド始めたばかりの人はパニくるだろうと
竹尾さんが言ってました。

そんな話の後
まずはジェフ・ベックの曲でロッド・スチュワートが歌うこともある
「People get lady」をちらっと歌い始めて
渡會さんが「歌詞を知らない~」っていうことでストップ(笑)
次に竹尾さんがGLAYの「beloved」を演奏して
笑いをとるという。観客にGLAYのこの曲知ってる?って聴いていて
あ~時代は流れているんだと感じました。GLAYを知らない世代も
いるわけですよね。

渡會さんが高校時代にやっていたのがハイスタのナンバーだったという話。
彼もハイスタ通ってきているんですよね。
バンド名が「鎖骨」でそれは渡會さんが体育祭でこけて鎖骨を折ったことから
ついたバンド名とか。まあハイスタやるんだったらわかる気もするバンド名。

さらにメンバーが最初に出会ってやったセッションの曲というので
ボブ・ディランの「knockin' on heaven's door」をやってくれました。
まあ、彼らはガンズの方のheaven's doorをやったらしいですけれど(笑)

ちなみにガンズは私の好きなクイーンのフレディのトリビュートライブで
この曲歌っていました。

そんな時間が過ぎて
今日誕生日の人いる?って聞いたらひとりいて(すごいですよね!)
その人のために「ホールケーキ」を彼らはプレゼントとして
歌ってくれました。その人にとっては一生もののプレゼントですよね!
おめでとうございます!

その時には武並さんもなんとか治して戻って来てくれました。
さすがプロでした。油が足りなかったらしいです。
私はこの日に武並さんのプロならではの表情を見た気がしたし
改めて尊敬しました。

tomorrow never knowsは間違えずに言えるかみたいなのが
毎回ある感じですが、この曲もほんとテンションがあがります。

エミネムとかレッチリとか思い出すラップですよね。

LOVEはやっぱり盛り上がる曲だし
渡會さんが言うようにこの曲はいろんな人を繋げていく曲だと思います。
たとえば子ども達も「なんかわかんないけれどいい曲」って感じて
好きになってくれるし、大人たちも「なんかインパクトがある曲」って
思ってCDを手にする。そんな感じがします。

もっともっと広げていきたい曲ですよね。

そして
Club Rubber Soul
が生で聞けてほんとうにうれしい。
この曲も素晴らしい曲だと思っています。


アンコールの時
まず渡會さんが出て来て

Right as rainという言葉について話されました。

「雨のように正しい」

これはイギリスならではのフレーズで
雨が降るのが当たり前の国イギリスだから
雨が降っているのが正しいということで
使われるんだけれど

この言葉が彼は好きだということ。
ツイッターでもつぶやかれてましたけれどね。
ずっと前に。

これはいい意味で使う感じですね。イギリスでは。
病気が全快した時とかにね。

だから渡會さんはこの日の雨を
いい風にとらえてたわけです。

かなりザザ降りでしたが
その音がまた音楽に絡んでくるのですよね。

渡會さんはまさに「雨を音楽に変えてしまう男」と
お見受けしました(笑)

まあ、みんなに「お前ら絶対に鬱になる。」とか
言ってましたが。

確かに連休明けはそうなるかも。
って忙しいのがわかっているから
悩む暇もなさそうですけれどね。
息してるだけでいっぱいいっぱいみたいな(苦笑)

鬱になった時は
「GENERATeR」がお薦めです。
私は絶対に聴くな、これ。
デトックス効果抜群だもの。

アンコールは2曲もしてくれました。

MOTHER ROCKは定番化していますね。
彼らにとって大事な曲なのかな?

そして
ちわわ。

これ感動ですね。

あっという間のようで2時間がすぐに経つという
このライブ。

すごいゴージャスでアットホームで
ここでしかできないライブですよね。

竹尾さんがどんなにでかいバンドになっても
ここでのライブは続けるからな~って
言ってくれたのがうれしかった。(って言われたのこの日だったっけ?)

私きっと生涯来れるかぎり来続けると思います。

ビールを飲みながらののほほんライブ。

竹尾さんがいうように「しゅっとしている俺らは嘘やからな。」
「これがほんとうやからな。」みたいなライブを見れて
裏フォズトーンを見れたようでうれしいです。

毎月でも来て欲しいな~。











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