前編読んだ方に少しはあの日の事が伝えられたかな~
まあ、仕方がないです。自分の力量ってもんがあるので許して下さい。
どの部分を抽出して書けばいいのか悩んでしまうぐらいあの日の『ファミリーロック復活祭』は素晴らしすぎました。イベントであんなに隅から隅まで愛がいっぱいで笑顔がいっぱいのイベントなんてこの私の人生において初めてなんじゃないかな・・・って思えるほどの全身から幸せを感じました。
こんな素敵なライブを知らないなんて、ものすごい損失だって思えるほど。出演者が皆お互いを認めあって、ファンも自分の応援するバンド以外に対しても温かい気持ちで見ているライブ。不機嫌な人のいないライブ。皆がキラキラしていたライブ。
TOKYO DROPの締めくくりにやってくれた曲『千一夜』
もちろん、新曲なので私は初めて聴きました。あまりにも心に突き刺さる曲だったので正直歌詞の細部までは覚えていません。でも、この曲を聴きながら、私は世界を思いました。この青い星、地球を思いました。
『Smile&Smile―100のほほえみ』(マグナムフォト東京支社)っていう写真集があるんですが、この歌を聴きながら、この写真集の中の子供達を思い出していました。この中には戦火の中の束の間の日常で見せる笑顔の子どもたちの澄んだ瞳だったり、銃を担ぎながらはにかんだ表情を見せる少女だったり、その現実とのギャップに胸が締め付けられるような写真が集められています。
私はかつて報道カメラマンになりたいと思ったことがあるんですが、それはそんなひどい状況の中でも一生懸命に生きようとしている幼い命たちをどうにか救えないものかと真剣に思っていたからなんです。 独身だったので、親には申し訳ないけれど、自分が誰かのためになるのであればそれこそ戦場の戦火の中に銃ではなくカメラを持って第一線まで行くのもその時は恐くはなかったんです。
結局、そういう人にはなれず、今こうしてのほほんと生きているわけですが、今は別に守れるものがあるので、小さい世界ではあるけれど、そこで大事な命を守っていきたいと日々生きています。
話は横道にそれましたが、『千一夜』を聴いていたら、それを作った真田さんの願いが強く感じられました。この曲を演奏している時に3人(4人とも?)がいっしょに歌う部分があるんですが、そこがすごく美しくて、その歌の詩の重みがよりせつなく伝わってくるんです。
ただ、まだ一度しか聴いてないので私の解釈が間違っているかもしれません。勘違いかもしれません。そういう時は笑って許してやってください。
私はずっと昔から思っているんですが、国を超えて人を繋ぐことができるのは音楽だけだって。言葉がたとえ通じなくても、そのメロディで人を優しくすることができる力をもっているんですよ。あるいは勇気や希望をもたらしてくれるんです。
この「千一夜」を聴いていてそういうことを改めて思いました。
この曲をエンディングに彼らのステージは終わりました。というより、また始まりました。ここからTOKYO DROPは動き出したのです。これから皆と千も万も夜を超えて歌っていくことをスタートさせたんです。涙でステージが滲んで見えました。笑顔で泣くというのはこういうことを言うんだって思いました。今こうして書いていてもまたなんだか泣けてきます。嬉し泣きですが・・・
そして、このイベントの主催者でトリを務めるTHE GRAND COLOR STONEが出番予定時間を一時間も過ぎた10時ごろに登場します。その前に舞台ではこの日の特別ゲストの萌田くん・・・いやジルコニアの植田くんが登場し、デイアラビのマサさんとおもしろトークを繰り広げるわけです。それにしても植田くんは芸達者な人ですね。なりきれる強さというのか、どんなことでも全力投球できる人なんだろうな~って。そういう人って素敵ですよね。この日はステージではないのに見にきていて呼ばれた~って言ってましたけどね。この飛び入りゲストが会場を一層盛り上げてくれてました。
THE GRAND COLOR STONEの事を真田さんが「THE」の・・・って呼んでいて、中野さんに略しすぎだって言われてましたが、そんな皆の兄貴分のグラカラのステージは私が今まで見た中で一番心に残るステージでした。今まで見た時は「どこまで曲でどこまでトークなんだ?」って感じでコミカルなイメージで、つかみどころがなかったんです。正直な話。いい曲もあるのですが、全体に渾沌としていて曲をじっくり聴くっていう感じではなかったんですが、今回初めて「いいバンドだ」って心から実感しました。おちゃらけも控えめに全編ライブバンドとして、しっかり歌と演奏をやってくれて、新曲も半分ほど(未完成だったようで)やってくれましたが、会場にパノラマのように広がる曲が多くて、心が開放されていくようでした。そして、こんなにも知っている曲が多いって自分でもびっくりしました。いっしょに行った弟子Bも同じ感想でした。こんなにもいいバンドだったんだって改めて感じました。
この頃にはもう終電に間に合いそうにないから、途中ででるかどうかの瀬戸際にきてました。それを弟子Bに言うと「おれはいるから、帰りたけりゃ帰ったら」みたいに言われ、未成年を置いて帰れるわけなくて、それを無理に連れて帰るっていう手もあったのですが、私自身もこの日は腹をくくった(って大袈裟ですが)というか、「よし、もう終電はあきらめよう。なんとか帰れるさ」ってもう、時間を気にせずに最後までいることにしました。
だから、ハラハラせずにじっくりグラカラの曲を聴きました。ある意味、この復活祭でグラカラの曲がじっくり聴けたのはすごくよかったです。「会いたい」とか聴いていたら、なんだかうれしくなってきて・・・この曲はFM802でも流れてきて車で「グラカラだ」ってすごく喜んだ記憶が甦ってきました。
ステージがすべて終わり、その後は恒例のファミリーロック全員集合のお時間です。グラカラが順番に今日の出演バンドを呼ぶわけですが、初めの方にTOKYO DROPを呼び出すと、すでに真田さんはできてました(笑)かなりもう飲んでいたのかな?って感じで(笑)でも、だからステージでも乗っていて楽しかったです。操さんや長尾さんやヤブさんはちょっと控えめに最初はしてらしたけど・・・
HIGH-Gが出た時は実は私達2人組は大喜び。なにせ今はまっているガチャピンの姿でボーカル君が登場したからです。「ひらけポンキッキ」って言ってましたから、その世代なんだな~って。今は「Pーkies」だったけど、3月で実は終わってしまったんですよね。長い放映時代を終えたわけです。復活を望む声もあるようですが。でもガチャピンとムックは健在で『科学忍者隊ガッチャピン』という番組で(まあ、ガッチャマンをパロディっているわけですが)頑張ってます。また、The KillersというUSAのバンドのPVにも出演でこのPVの中でガチャピンが歯磨きをするシーンや最後カプセルホテルでメンバーといっしょに寝るシーンが微笑ましいから好きです。
ディアラビのメンバーも#SOARのメンバーも出て、ステージは大賑わい。収集がつかなくなっている感じでしたが、ステージも会場も楽しさの渦で、とっても幸せな時間がそこに流れていました。そして最後の最後に、TOKYO DROPの操さんが呼び出されて、彼がしっかりと締めをやってくれました。とっても素敵でした。彼が絞めをすることにこの日は意味があるような気がしました。
あなたの存在が大事であること・・・皆が感じたと思います。
そして、このステージに立っているどのメンバーも見ているどのファンも大事だっていうことを。
終わった後、さてどうしようって感じではありましたが、こういう時男の子が同伴だと心強いもんです。しかも私よりでかいわけで。
久しぶりにTOKYO DROPのメンバーと彼は会って、でかくなったことをびっくりされつつも笑顔で話したりする姿を見て、本当に今日は連れて来てよかったって思いました。それと、一年ぐらい前に渡したあるものことを長尾さんが覚えてくださっていて、お礼を言って下さったのでうれしかったです。でも、その期間彼に会えてなかったことになるわけで、月日の流れを感じました。
とにかくメンバーと挨拶してから速攻で帰りました。いくらJRがまだあるっていっても大阪からの電車がすべて鈍行になってしまっては大変ですから・・・で、ぎりぎり快速のラストに乗り込めて京都駅まで・・・
実は違う駅で降りようと思ったのに線路内のトラブル発生で電車が真夜中にストップしてしまったんですよ。
ゆえに暗い京都駅の構内を走り、ほとんど締めかけの改札を抜け、暗い建物内の通路を走り、タクシー乗り場へ・・・
夜を翔け抜ける
そんな感じでした。
でも、すごく幸せな夜でした。
この深い夜を超えて、これからもずっと君たちがいることを信じていたい。
いいえ、絶対にいてくれるよね?
TOKYO DROP
完全始動
2007年4月25日大阪にて
目撃そして体感
まあ、仕方がないです。自分の力量ってもんがあるので許して下さい。
どの部分を抽出して書けばいいのか悩んでしまうぐらいあの日の『ファミリーロック復活祭』は素晴らしすぎました。イベントであんなに隅から隅まで愛がいっぱいで笑顔がいっぱいのイベントなんてこの私の人生において初めてなんじゃないかな・・・って思えるほどの全身から幸せを感じました。
こんな素敵なライブを知らないなんて、ものすごい損失だって思えるほど。出演者が皆お互いを認めあって、ファンも自分の応援するバンド以外に対しても温かい気持ちで見ているライブ。不機嫌な人のいないライブ。皆がキラキラしていたライブ。
TOKYO DROPの締めくくりにやってくれた曲『千一夜』
もちろん、新曲なので私は初めて聴きました。あまりにも心に突き刺さる曲だったので正直歌詞の細部までは覚えていません。でも、この曲を聴きながら、私は世界を思いました。この青い星、地球を思いました。
『Smile&Smile―100のほほえみ』(マグナムフォト東京支社)っていう写真集があるんですが、この歌を聴きながら、この写真集の中の子供達を思い出していました。この中には戦火の中の束の間の日常で見せる笑顔の子どもたちの澄んだ瞳だったり、銃を担ぎながらはにかんだ表情を見せる少女だったり、その現実とのギャップに胸が締め付けられるような写真が集められています。
私はかつて報道カメラマンになりたいと思ったことがあるんですが、それはそんなひどい状況の中でも一生懸命に生きようとしている幼い命たちをどうにか救えないものかと真剣に思っていたからなんです。 独身だったので、親には申し訳ないけれど、自分が誰かのためになるのであればそれこそ戦場の戦火の中に銃ではなくカメラを持って第一線まで行くのもその時は恐くはなかったんです。
結局、そういう人にはなれず、今こうしてのほほんと生きているわけですが、今は別に守れるものがあるので、小さい世界ではあるけれど、そこで大事な命を守っていきたいと日々生きています。
話は横道にそれましたが、『千一夜』を聴いていたら、それを作った真田さんの願いが強く感じられました。この曲を演奏している時に3人(4人とも?)がいっしょに歌う部分があるんですが、そこがすごく美しくて、その歌の詩の重みがよりせつなく伝わってくるんです。
ただ、まだ一度しか聴いてないので私の解釈が間違っているかもしれません。勘違いかもしれません。そういう時は笑って許してやってください。
私はずっと昔から思っているんですが、国を超えて人を繋ぐことができるのは音楽だけだって。言葉がたとえ通じなくても、そのメロディで人を優しくすることができる力をもっているんですよ。あるいは勇気や希望をもたらしてくれるんです。
この「千一夜」を聴いていてそういうことを改めて思いました。
この曲をエンディングに彼らのステージは終わりました。というより、また始まりました。ここからTOKYO DROPは動き出したのです。これから皆と千も万も夜を超えて歌っていくことをスタートさせたんです。涙でステージが滲んで見えました。笑顔で泣くというのはこういうことを言うんだって思いました。今こうして書いていてもまたなんだか泣けてきます。嬉し泣きですが・・・
そして、このイベントの主催者でトリを務めるTHE GRAND COLOR STONEが出番予定時間を一時間も過ぎた10時ごろに登場します。その前に舞台ではこの日の特別ゲストの萌田くん・・・いやジルコニアの植田くんが登場し、デイアラビのマサさんとおもしろトークを繰り広げるわけです。それにしても植田くんは芸達者な人ですね。なりきれる強さというのか、どんなことでも全力投球できる人なんだろうな~って。そういう人って素敵ですよね。この日はステージではないのに見にきていて呼ばれた~って言ってましたけどね。この飛び入りゲストが会場を一層盛り上げてくれてました。
THE GRAND COLOR STONEの事を真田さんが「THE」の・・・って呼んでいて、中野さんに略しすぎだって言われてましたが、そんな皆の兄貴分のグラカラのステージは私が今まで見た中で一番心に残るステージでした。今まで見た時は「どこまで曲でどこまでトークなんだ?」って感じでコミカルなイメージで、つかみどころがなかったんです。正直な話。いい曲もあるのですが、全体に渾沌としていて曲をじっくり聴くっていう感じではなかったんですが、今回初めて「いいバンドだ」って心から実感しました。おちゃらけも控えめに全編ライブバンドとして、しっかり歌と演奏をやってくれて、新曲も半分ほど(未完成だったようで)やってくれましたが、会場にパノラマのように広がる曲が多くて、心が開放されていくようでした。そして、こんなにも知っている曲が多いって自分でもびっくりしました。いっしょに行った弟子Bも同じ感想でした。こんなにもいいバンドだったんだって改めて感じました。
この頃にはもう終電に間に合いそうにないから、途中ででるかどうかの瀬戸際にきてました。それを弟子Bに言うと「おれはいるから、帰りたけりゃ帰ったら」みたいに言われ、未成年を置いて帰れるわけなくて、それを無理に連れて帰るっていう手もあったのですが、私自身もこの日は腹をくくった(って大袈裟ですが)というか、「よし、もう終電はあきらめよう。なんとか帰れるさ」ってもう、時間を気にせずに最後までいることにしました。
だから、ハラハラせずにじっくりグラカラの曲を聴きました。ある意味、この復活祭でグラカラの曲がじっくり聴けたのはすごくよかったです。「会いたい」とか聴いていたら、なんだかうれしくなってきて・・・この曲はFM802でも流れてきて車で「グラカラだ」ってすごく喜んだ記憶が甦ってきました。
ステージがすべて終わり、その後は恒例のファミリーロック全員集合のお時間です。グラカラが順番に今日の出演バンドを呼ぶわけですが、初めの方にTOKYO DROPを呼び出すと、すでに真田さんはできてました(笑)かなりもう飲んでいたのかな?って感じで(笑)でも、だからステージでも乗っていて楽しかったです。操さんや長尾さんやヤブさんはちょっと控えめに最初はしてらしたけど・・・
HIGH-Gが出た時は実は私達2人組は大喜び。なにせ今はまっているガチャピンの姿でボーカル君が登場したからです。「ひらけポンキッキ」って言ってましたから、その世代なんだな~って。今は「Pーkies」だったけど、3月で実は終わってしまったんですよね。長い放映時代を終えたわけです。復活を望む声もあるようですが。でもガチャピンとムックは健在で『科学忍者隊ガッチャピン』という番組で(まあ、ガッチャマンをパロディっているわけですが)頑張ってます。また、The KillersというUSAのバンドのPVにも出演でこのPVの中でガチャピンが歯磨きをするシーンや最後カプセルホテルでメンバーといっしょに寝るシーンが微笑ましいから好きです。
ディアラビのメンバーも#SOARのメンバーも出て、ステージは大賑わい。収集がつかなくなっている感じでしたが、ステージも会場も楽しさの渦で、とっても幸せな時間がそこに流れていました。そして最後の最後に、TOKYO DROPの操さんが呼び出されて、彼がしっかりと締めをやってくれました。とっても素敵でした。彼が絞めをすることにこの日は意味があるような気がしました。
あなたの存在が大事であること・・・皆が感じたと思います。
そして、このステージに立っているどのメンバーも見ているどのファンも大事だっていうことを。
終わった後、さてどうしようって感じではありましたが、こういう時男の子が同伴だと心強いもんです。しかも私よりでかいわけで。
久しぶりにTOKYO DROPのメンバーと彼は会って、でかくなったことをびっくりされつつも笑顔で話したりする姿を見て、本当に今日は連れて来てよかったって思いました。それと、一年ぐらい前に渡したあるものことを長尾さんが覚えてくださっていて、お礼を言って下さったのでうれしかったです。でも、その期間彼に会えてなかったことになるわけで、月日の流れを感じました。
とにかくメンバーと挨拶してから速攻で帰りました。いくらJRがまだあるっていっても大阪からの電車がすべて鈍行になってしまっては大変ですから・・・で、ぎりぎり快速のラストに乗り込めて京都駅まで・・・
実は違う駅で降りようと思ったのに線路内のトラブル発生で電車が真夜中にストップしてしまったんですよ。
ゆえに暗い京都駅の構内を走り、ほとんど締めかけの改札を抜け、暗い建物内の通路を走り、タクシー乗り場へ・・・
夜を翔け抜ける
そんな感じでした。
でも、すごく幸せな夜でした。
この深い夜を超えて、これからもずっと君たちがいることを信じていたい。
いいえ、絶対にいてくれるよね?
TOKYO DROP
完全始動
2007年4月25日大阪にて
目撃そして体感