HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ありがとう、はじめまして、愛してる。

2015年11月23日 | bye-bye circus
「ありがとう、はじめまして、愛してる。」

これは真田暎人さんがよく使う言葉たち。

これって生まれたての赤ちゃんに
お母さんやお父さんが言う言葉でも
あるな~ってこれを聞くたびに思っていた。

私はもうすでにお母さんだ。
だから、今テレビドラマでやっている「コウノドリ」を見るたびに
胸の奥がぎゅっとなる。

命がこの世に誕生するっていうのはすごく大変であり奇跡なんだって。
産む方も生まれる方も。

だから、そんな言葉を言う彼も奇跡の命のひとりであるわけで、
そこから生まれる曲たちも奇跡なんだよね。


11月22日(日)に彼のバンドbye-bye circusがひとつの章を終えた。
このバンドができた時の最初のベーシストが今年になって辞めてから
サポートで別のベーシストが入ってたバンドだったけれど、
一旦このメンバーでの活動を辞めて、また1人から始めることにしたそうだ。

真田さんの最初のバンドJET KELLYと出会ったのはもう12年ほど前。
そういえば11月22日っていうのが私がインディーズバンドのライブを
初めて観に行った記念日みたいなもんで、そこから繋がって真田さんに
出会った。

私はたまに彼が怒ってしまうような事をSNSに書いたりもしたけれど
それもみんな彼の音楽を愛するゆえんなんだ。

私としてはバンド形態が大好きであるけれども、
彼の才能というか生まれ持った音楽家としての素晴らしさを
どうしても埋もれさせたくなかった。

だからbye-bye circusにおいてメンバーについて
マイナスな事も書いたかもしれない。

私が出会った時のJET KELLYのメンバーとはbye-byeのメンバーの演奏力に差があったから
しかたがない。

真田さんが彼らを育てようとしているのか?でも、そうだとすごく時間がかかっちゃうよ。
自分の音楽を多くの人に伝えるのにそれだけ時間がかかってしまっていいの?
っていつも私は心配していた。

でも、いらぬおせっかいでしかなく
結果は見えていたとしても
何も言えなかった。


でも、彼はやっと決意したんだ。
また1人から始めることを。

それでいいんだと思う。
まだ30代。ぜんぜん余裕さ。

生きていれば、正直何歳になってもやり直せるし、
夢を見れる。

夢を大人になってから見たっていいんだよ。
私はまだ夢見ている。

お母さんになっても夢見ている。
子供に委ねるのではなくて自分の夢をね。

みんなも思っていない?
みんなのお母さんはもう夢を抱いてないって?
そんなことないんだよ。夢をまだ捨ててないおかあさんもいるんだよ。

これからどうなるんだろうって
きっと真田さん自身も不安なんだろうな。

そして、離れて暮らしている彼のお母さんもきっと
表には出さなくても心配していると思う。

ただ、同じ母の立場から言えるのは
「自分の子供を信じている。」ってこと。
いつかその子の夢が叶うってことを信じている。


だって、お母さんはいつでも思い出せるんだもの。

「ありがとう、はじめまして、愛してる。」って
自分の大切な息子や娘に言ったその日のことを。

奇跡がやってきたその誕生の日のことを。

いろんな思い出とともに真田暎人さんの歌がある。

これからも私はずっと真田さんの歌を愛し続けると
改めてここで思うのです。
なかなかライブに行けない遠い場所ではあるけれど
やっぱり強く思うのです。


生まれてきてくれてありがとう。





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親愛なる bye-bye circus様

2014年06月29日 | bye-bye circus
拝啓

皆様お元気ですか?
この手紙というか言葉は目に見えぬポストに投函される予定のもので
誰かに届くとかそういうのもおかまい無しで
今の自分の気持ちを素直に綴りたいだけであることをまずお許しください。

気がつけばまた1年近く、bye-bye circusのライブに行けてません。
で、ドラムの航さんが正式加入して直後ぐらいのライブを見てから
もう一年もたったんだと思うと、その間のチームとしての
bye-bye circusを見れてない私はある意味新参ファンと同じようなものかなと。

ゆえにたとえ真田氏のことはもう10年近く知っていたとしても
それを机の引き出しにそっとしまって、まっさらな気持ちで
このバンドと出会ったと考えたら、私はどういう印象を持つのだろうかと
最近考えていました。

そんな時に4月から3ヶ月の間、bayFMにて日曜日の深夜1時すぎから
「ラジナバル」という番組をbye-bye circusが担当し、それを聴ける
チャンスが巡って来ました。

正直、日曜の深夜1時はきついです。朝5時半に毎日起きる身には
3時間ぐらいしか眠れないわけですから。
でも、自慢ではないですが、皆勤で聴いてました。
その番組も明日でラストとなり、とても寂しくもあり
その寝不足に解放されるという自由感もなきにしもあらずです。

ただ、そんな深夜ではない枠でbye-bye circusの番組を
続けて欲しいというのは切なる願いでもあります。

まだ手に入れることができてない
「生きて生きて生きまくれ」や
「TOKYO RIVER」も何度も聴けたことは
やっぱりラジオの力であるからです。

遠い場所にある歌をこの耳元に届けてくれる。
遠い場所にいる人の声をすぐそばで聴かせてくれる。

今、ここに

そう、今ここへ

歌を声を届けてくれるラジオはやっぱり素晴しいです。

今では遠く、遠くアメリカにいるのと
宇宙にいるのと変わらないぐらいの感覚の場所にいる
真田氏の声がiPhoneのラジオから流れて、
その距離を縮めて身近に感じさせてくれるのも
その力です。

そんな私はbye-bye circusがバンドとして
もっともっと世に知られて、曲が聴かれることを
切に願っています。

が、私は心優しいファンにはなれず
ついつい嫌なことも言ってしまいます。

いい事だけを言ってあげればいいのに
今迄の人生経験から
人はやはり、褒める方ががんばれるんだというのを
実感しています。褒めすぎるとだめになるという人も
いますが、8割がた褒めた方がよくなります。

それがわかりながらも、ついついbye-bye circusには
いろいろ言いたくなってしまって、
それは好きだからこそなのですが、
誤解も招くこともあります。

私のいけないところは
よく対バンについてもの申すところです。

関東の方の対バンは結構いい感じなのに
どうして、関西での対バンはいつも
あのバンドとかあのアーティストとかとなるのかと
文句を言ってみたり、

ラジオで航くんが一生懸命なのは十分承知なのに
「イェイ」というのが疲れるとか

そういうのを言ってみたりするわけです。

で、他の優しいファンの方たちは
決して私のような事は言われません。

むしろ「航くん、がんばって!」と
優しく応援されるわけです。

私は深夜眠る方の人間ですが、
深夜に仕事されている方もいるわけで
その方たちにとってはその「イェイ」が
元気の源になるやもしれません。

それが好みか好みでないかは
人それぞれなわけです。

でも、私は勝手に自分サイドで考えて
それでbye-bye circusがそんなバンドと思われるのが
いやだとかなんとか言ってました。

そうしたら、真田氏はこう考えていらっしゃいました。

それでもいいし、その「イェイ」なドラマーがいるバンドで
いいと。「イェイ」なバンドと思われてもいいと。

あぁ、真田さんだなって思いました。

彼は昔からそうだった気がします。

JET KELLYの時代も
Tokyo Dropの時代も
Jet Lily Starの時代も
UESAの時代も

いつもメンバーのすべてを受けとめて、受け入れる人だったなと。
もちろん、よく怒ったりしてましたが、それでもそれは愛情あるもので
長所短所をすべてひっくるめてその人を大事に思うところが
彼の器のでかさだと思います。

怒るけれど悪口は言わない。
それが彼です。

私がbye-bye circusに求めるものは私の中の理想であって
あなたたちの理想ではないことはよくわかっています。

ただ、真田さんの作る音楽をずっと愛し続けてきた私は
音楽的に高い評価をしてくれる人たちにいっぱい
届いてほしいといつも願っているのです。

コミックキャラクターやノリのいい感じや
変なキャラやかっこいい感じなんかは
二の次で、とにかくその音を
メンバー全員透明人間になってもらってもいいから
その曲を
「yes」の歌詞のように

あなたこそがすばらしいとスピーカーは叫ぶよ!

っていうようにこの世界中のスピーカーとそこから
流れる曲を聞く人を振るわせてほしいのです。

4人で鳴らす音がスピーカーと人を泣かせてほしいのです。

「なんて素晴しいんだ!」って

ただ、ただそれだけをいつも願っています。

だから「イェイ」は本当は聞く側の私にはいりません。
でも、それで柴田くんが彼の心の「息継ぎ」が
できるのならそれはそれで大事なことだし
きっと真田さんはそういうメンバーのそれぞれの
息継ぎ方法をわかっていらっしゃるのだなと
感じました。

ご自身ももちろんそれはあるでしょうし。

それを見つけてあげるのが他のメンバーの
役割でもありますよね。

きっといつも自分のことはひとりで闘う真田氏だから。

みんな気がついて、彼にも息継ぎさせてあげてくださいね。

これからも、私はいい人にはなりきれずに
やっぱりあの対バン嫌だとか
「イェイ」が疲れるとか
ふなっしーだとか(でも、ふなっしーは好きです!彼もロックンローラーだし
インディーズ魂をもっているアーティストだから!)
言うでしょう。

でも、それはすべて愛ゆえですので
許して下さいね。

では長々と失礼しました。







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真田暎人が描く世界

2013年11月14日 | bye-bye circus
bye-bye circusの明日の代官山LOOPであるワンマンライブで
きっとこの曲をやってくれるんだろうなって思う曲のひとつに
「good night」という曲がある。

この曲の最初のインストからぐっと引き込まれる。
音がすでに真夜中を伝えてる。

この歌詞をそのまま受け取れば男女の一夜の愛の歌だ。
こんなにも温度が感じられて、
まるでそこに人間の体があるような詩を彼はどうして
書けるんだろう?って

昔彼が書いた名曲「楽園」にもそれがあって
その曲の歌詞で私は彼の音楽を好きになったといっても
過言ではない。こんな風に立体感を持って
皮膚の感覚を持って歌が成立するっていうのが驚きだった。

この「good night」にもそれがあって
もちろん実体験も含まれているのだろうけれど
これは聞く人の多くが(大人の場合だけれど)
自分の感覚を思い起こせるだろう。

歌詞をそのままストレートに受け取ったら
ある意味すごいセクシーな歌だ。
でも、不思議と彼が描くとそれが
美しく、映画のようなシーンへとなっていく。

デヴィッド・ハミルトンという写真家がいる。
今はもうかなり高齢だと思う。
昔、彼の被写体は10代の少女たちが多かった。
へたな撮り方をすれば変質的な世界になってしまうところを
彼はまるで妖精を撮っているかのようなファンタジーに
変えてしまってた。だから女性から見てとても美しい絵の
ようだった。

真田氏にもそのようなところがあって
日常のシーンでありつつ
ファンタジーにも行けるような
2重構造になっている。

この「good night」の歌詞も
深層心理的に考えることもできて
肉体を超えた精神として聞くと
またそれも素敵だ。

「太陽が二人を溶かす前に行かなきゃ」

この太陽が溶かすというフレーズ。

彼の歌にはときどき登場する。

そう、イカルスの翼を思い出すフレーズだ。
ロウを塗ってつけた翼をつけて脱出したイカルスが
太陽に近づき過ぎて、ロウが溶けて
やがて墜落して行くという話。

彼はどこか心にイカルスの翼を求めて
でも、彼のように失敗することなく
脱出したいという思いがあるのかな?

何からの脱出?

きっと今の状態からより彼がおもいっきり音楽をやれる世界へだろう。

「太陽が二人を溶かす前に」

っていうフレーズだけで聞くものには
未明のうちに二人はそれぞれの場所に戻っていこうって
いうのが感じられるよね。

あまり許される関係ではないのかもしれない。

とってもせつない歌でもある。

「心に名前をつけてみる」という歌詞もすごく響く。

そんな歌詞を書く人に出会ったことがない。

彼しか書けない世界を彼は日々紡いで行く。
そして音楽にしていく。

一度彼のバンドのライブを観に行ってもらえばそれが実感できると思うのです。




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bye-bye circusというバンドについて

2013年11月13日 | bye-bye circus
bye-bye circusという名がどうしてついたのかは私は知らない。

だからこんな感じでつけたのだろうか?とか
こういう意味だったらいいなとか
好き勝手に思ってたりする。

(本当の意味知っている人がいたら教えてください。)

そもそもbye-byeという言葉はgood-byeから来てるわけで
古くは「God be with ye」の短縮形だと本に書いてあった。
yeはいまで言うyouのことだし、
私の勝手な解釈ではbyeはby(そばに)と同じ意味なのかな~なんて
思ってた。

それを考えるとbye-byeは
「君のそばに、あなたのそばに」って事になるなって。
be with youが元なら「あなたとともに」だから
ほぼ同じ意味になるよね。

ではcircusはどんな意味なのか。

サーカスの語源はラテン語(Circus=キルクス)で、円周とか回転を意味するらしい。
つまり、「輪」を表す語。

ならば、bye-bye circusを拡大解釈すれば

人と人がそれぞれのそばにいて、手をつないでいけばやがて輪になっていく。

すなわち1つの音楽が人と人をつなげて、輪を作っていく。

そんな音楽を奏でるバンドに彼らはなりたいのかな~?なんて考えたりしている。


このバンドのフロントマンであり、音楽の作り手であり
歌うたいであり、ギタリストである真田暎人氏。

彼と出会ったのはかれこれもう10年ぐらい前になるのかな?
彼の描く音楽の中の世界はとっても広くて、奥行きがあって
その飛び出す絵本的な驚きを知ってしまってから
もう離れることができなくなってしまった。
なにが次のページでぴょんと飛び出して来るのかわからない
ワクワク感がいつもどこかに隠されているんだ。


今週の金曜日
11月15日に代官山LOOPで
bye-bye circusのワンマンライブがある。
これが初ワンマンではないのに
今回は以前とは気合いが違う気がする。
もう一週間以上毎日ボーカル真田氏のツイキャスがあって
彼はそこで3曲ほど毎日歌ってくれる。
残念ながら、毎日は仕事とかあって聞けてないけれど
聞くたびに思うことはこの人イコール音楽だ!って。

水を飲み干すように彼は歌を歌う。
渇きを癒すように歌を歌う

単に歌うという行為ではなく
息をしないと死んじゃうかのように歌う。

歌うことで生きているそんな人だ。

だからツイキャスでも
「さあ、いまから歌います」的な気合いとかはなくて
風がふわ~っと吹くように気がついたらもうギターは
鳴り始めて、歌があふれてくる。

私は彼のような音楽そのもののような人が世に知られないのが
とってもくやしいんだ。

もっともっと多くの人に彼の歌を届けたい。
でも、bye-bye circusは彼のためのバンドではないんだ。
みんなが集まってひとつになるバンドでなくてはならないんだ。

メンバーの半分は若くて、正直まだまだ経験不足を否めない。
でも、真田暎人氏が見つけた人たちだからこそ
私はそこに秘められたものを信じたい。

ただ、無理をさせちゃいけないと時々思う。

一番年長の薮内さんだって、彼のステージングを見てて
ときどき気のせいかもしれないけれど「無理してるみたいだな~」って
感じることがある。彼はきっとそんなに派手な振る舞いをする人ではない。
でも、かっこいいロックギタリストを見せつけるには派手なパーフォーマンスを
しなくちゃいけない?と真田氏も含めて思っているのかな。

もちろん、そういうロックヒーローもたくさんいるけれど、
もともとそういう派手好みの人ならいいけれど、そうじゃない人が
やるとどこかぎこちなかったりして、音と行為が溶け合わないことがある。
私は自然体でいいんじゃないかと思う。
あまり無理して動かなくても、鳴らす音自体が派手でロックなかっこよさを
もっていたら、それでいいんじゃないかって。
薮内さんのギターの音はほんとに素晴しいから。
自分の音につられて、大きなパフォーマンスをしてしまうのなら
それはそれでいいと思うし、きっとそういう姿を見たときには
泣けちゃうんだろうな。自然に高ぶって派手にやっちゃう薮内さんの
男前な姿をいつか見たいな。

ベースの佐藤さんはただひたすらシューゲイザー的なワールドに
入りがちではあるけれど、私は正直「好きなようにやれ」で
いいのではないかと思う。妙なベーシストでいいかと。
彼にはまだ佐藤印の音が完成していない。でも、あの奇妙な
取り憑かれ的弾き方がいつか佐藤印を生み出すと思う。
お客さんを放ったらかしにしちゃったって、ランドセルを
背負ってしまっちゃったって短パンはいてしまっちゃったって(そんなことしてませんが・笑)
構わないんじゃないかな。
レッチリのフリーが好きなら、尚更あの宇宙人のようなベースの
弾き方の日本版みたいなのが佐藤くんから生まれるやもしれない。

ドラムの柴田くんはあのドラミングを見ていると実直な人なんだろうなって
思う。ある意味、真面目なドラムだ。でも、真面目が何が悪いって話で
真面目ということは基本をきっちりやる人だということだから、
画家でいうなら、デッサンや色彩をしっかり学んでいる人だということ。
ゆえに、いつかピカソのように誰もが考えもしないような個性的な絵を
描くように唯一無二のドラミングを生み出せるかもしれないよ。
彼にはそんな奥行きが見えるような気がする。


なんか音楽やってないくせに
えらそうな事を言ってるって
ファンの方に怒られそうだけれど
生きている年数は佐藤氏や柴田氏よりはかなりたくさん生きているし
もちろん真田氏より薮内氏よりも生きて来たので
聞いている音楽の数はきっと私の方が多いと思うし、
ライブも海外や国内合わせてかなりいろいろ見ていると思う。

そんな中でも真田暎人というアーティストは類いまれなミュージシャンなんだ。
だから多くの人に彼の歌を聞いてほしい。そして彼の歌を一番最大限に
見せてくれるのがバンドのライブなんだ。


彼らは何枚かCDを出している。
でも、私はその中から次の曲たちを選び、
そして真田氏の前のバンドJet Lily Starでも演奏してた
yesを入れて、「これがbye-bye circusなんだ」って言いたい。

その選曲とは

good night
蹴っ飛ばせ
悪魔はラッパを鳴らさない
beautiful day
キャッチミー
yes

である。

これらの曲が一番私の中ではbye-bye circusとして
多くの人に届けたい曲なのだ。

他の曲たちや音源になってない曲にもいい曲はある。
でも、あえてこの曲たちを選んだのは
yes以外の5曲はメンバーがみんな「自分の曲」として
溶け込んでいるからだ。
他の曲はどこか他人行儀な感じがときどきして
まだ自分のものではなく真田氏の曲を弾いてます。あるいは
叩いてます。っていう空気を感じてしまう。

この選んだ曲は聞いててとても安定感がある。
これがbye-bye circusですって堂々と紹介できる曲たちだ。
もちろん、誤解のないようにお願いしたいけど
他の楽曲も素敵な曲ばかりだ。

個人的にキャッチミーからyesに行く流れはすごく好きだ。


♪神様よりも広い宇宙で私をつかまえて

っていうキャッチミー。
この曲を聞きに行くだけでも、ワンマンライブに行く価値はあると思っている。

なんかわかんないけれど、この歌をテレビの中で歌う彼らが見えて来るんだ。


騙すことはしないから
ほんとうに心に音の花が咲くから
彼らのライブを一度観に行ってください。






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bye-bye circus at 京都MOJO

2013年08月10日 | bye-bye circus
2013.8.4(Sun) 晴れ(夕立)晴れ

ずっとbye-bye circusのライブ行けていなかったのに
今回は2daysとなんて極端な展開!

しかも京都で大好きなライブハウスの1つのMOJOでのライブ。
ここでFoZZtoneと出会い
ここで当時ABSTRACT MASHで現在Nothing's carved in stoneの村松拓氏と出会い
ここでSEKAI NO OWARIと出会い
ここでwinnieと出会い
ここでNorthern19と出会い
ここで99radioserviceと出会ったわけです。

これらのバンドの初ライブを見たのがすべてここなのです。

そもそも私はある時期までライブはホールとかの
ライブしか行ったことがありませんでした。


イエモンを観に大阪ドームや大阪城ホールとか
SIAM SHADEを観に厚生年金会館(現・オリックスホール)
あるいは洋楽ばかり観に行ってました。

そんな私があるインディーズのバンドとの縁で
初めて訪れた場所が京都MOJOでした。
今は改装されて少し当時とは変わってますが
ステージの雰囲気は昔のままで
あの重い内側のドアを開けた時に飛び込んで来る
音楽たちに衝撃を受ける感覚。あの感覚は
今も変わりません。

あのちょっと洞穴っぽいステージ。
そこのなんとも妖艶なライティング。
あそこでの思い出は数知れません。

いろんなバンドやアーティストの写真を
アーティストの許可のもと撮らせてもらったことも
当時ありました。

そういえば私はカメラを撮っていたのです。
ここで思い出すまでそんな事してたのを忘れてましたが(笑)
一応、カメラでは過去2度賞を受賞して賞金ももらったことがあるのです。
新聞にも名前が載ったという(笑)
それは一眼レフのフィルムカメラででしたけどね。
(遠い昔の話です。いやだな~年寄りの自慢話(笑))

その写真をバンドのHPにあげてくださったバンドもいて
そのバンドさんが「いいバンドで人間的にすごい可愛い連中だよ。」って当時
お話してくれてたバンドが実はこのbye-bye circusのボーカル真田さんの
最初のバンドのJet Kellyでした。

その時からもう10年ぐらい経ったのかな?
今、その真田氏をMOJOで観れるのは感慨深いというか
何かが始まる!そんな気がしました。

<セットリスト>

  bye-bye circusのテーマ
 裸になって
  good night
 ナイトライダー
 キャッチミー
 ハーモニカを吹くようにあの娘は笑う
 yes
 悪魔はラッパを鳴らさない
 beautiful day
 巨人と小人
 寿司と芸者とRock'n Roll

この日も前日もいっしょだった
fringe tritoneのツアーの対バンとして登場したわけですが
キャリアの長いfringe tritoneがこうしていっしょに回らせて下さって
そのファンの方達もすごく好意的にbye-bye circusを受け入れて下さって
ほんとうれしかったです。このfringe tritoneのステージは
このMOJOで観ると余計にあったかい感じがしました。
会場の誰かが空調のことで「寒い」と行ったら
ボーカルの斉藤洋さんが「ライブで寒いっていうのはな~」って
ちょっと気分悪いぜみたいな(本気ではないですが)感じで
さらに飛ばして下さって、思いっきり乗れました。
楽しかったです。最後は熱かった!

このfringe tritoneとそのファンの皆さん素敵です!

bye-bye circusのファンの方で京都っぽいというか
夏らしいというかで浴衣をお召しになって来られた
方達も浴衣もなんのそのでノリノリで楽しまれてました。
そういうのもイロドリがあっていいですよね。

あと、この日はしかも2マンということで11曲も聴くことができました。

「裸になって」は初めて聞いた曲ですが
ちょっとセクシーな歌詞だけどメロディがキュートというか
不思議な歌でありつつ、東洋的な旋律があると思えば
洋楽っぽかったりいろいろとクロスオーバーしていて
私の好きなタイプの曲です。


「good night」
この曲大好きなのです。ロックンロールの王道というか
真田暎人の王道というかそういう曲だと思っています。
曲が進んで行くにつれてどんどん
感情が高められて行くという感じ。
最初のイントロの部分は海外のバンドみたいで
そこも好き。

変拍子になるところがアクセントになっていて
そこも洋楽っぽくて洋楽ファンであった私には
キュンとなるところです。
さらにエンディングの終わり方もこういうのに弱いです。

「ナイトライダー」も初聞きでしたが
「あ~あ~あ~」という手法というのかが
60年代のロック風で楽しい曲でした。

「キャッチーミー」
この曲も名曲ですね。これも初めて聞いたのですが
最初のイントロがやっぱり洋楽みたいで
ぐぐぐっとそこでまずひっぱり込まれます。
これを全部英語で歌ったら
「アメリカのバンド?」ってなるかも。

♪神様よりも広い宇宙で私をつかまえて

っていうところがすごく好きです。

この歌詞はどのようにしてできたのかわかりませんが
神様より広い宇宙というところに
宗教や国境を超えてっていう意味合いがあるように
勝手に感じました。

この曲をただのラブソングと思ったら間違いのような
気がしてしまいます。考え過ぎかもしれないけれど
恋愛もある意味、宗教や国と国のすれ違いみたいな
誰にも解決できない何かがあるわけで
それを超えてひとつになるという奇跡を
願っているような歌だなと思いました。

これは彼らが最近出したCDの中に入っているのですが
歌詞がほんといろいろ考えさせてくれるので
また、この曲についていつかちゃんと書きたいなと思います。

あとギターのインストもすごく好きです。

「ハーモニカを吹くようにあの娘は笑う」
これは真田氏のソロでは聴いたことがあったのですが
バンドで聴くとまた違う印象になるのと同時に
何重も音が重なったりドラミングやベースが加わることで
こんなにも奥行きのある歌になるんだと
聴いていてこの日一番感動した曲かもしれません。

こういう歌詞を書けるのはやっぱり真田暎人しかいないなと
ほんと思います。

これを聴いているとたとえばアフリカの貧困や内戦の中に
生きている子どもたちの姿が見えるようです。
もちろん、行ったことはないけれど、テレビなどで
見たドキュメンタリーやニュース、
マグナムフォトで見た子どもたちの写真などの
そういうシーンを思い出すのです。

インストの部分でもこの歌は感情をかきたててきます。
とても社会的でありつつ、優しい目で見つめている曲だと感じます。

「yes」を久しぶりにバンドで聴けてほんと泣きそうになりました。
大事な大事な曲。真田暎人氏の歌としてもしかして一番好きかもしれない。

♪風に揺れるバラのようにわがままに咲いててよ

この部分を聴くといつも「星の王子様」を思い出します。

♪あなたこそがすばらしいとスピーカーは叫ぶよ

このフレーズを聴くとだからライブにみんな行ったら
幸せな気持ちになって帰ることができるんだなって。
スピーカーから流れる音楽はどれもが
聴き手に「大丈夫、君は最高だから」って言ってくれてるからなんだって。
どんな曲でもみんな本当は同じ事をスピーカーから叫んでくれてるんだって。
ひとりぼっちでも
仕事に失敗しちゃっても
勉強できないって思ってても
「OK!君は素晴しいから」って
ここでは言ってもらえるんだね。ライブハウスではいつも平等に!

この曲から「悪魔はラッパを鳴らさない」の流れは最高ですよね。
この曲はbye-bye circusの中でも一番好きだといえる曲!

さらにここから「beautiful day」に行くなんてほんと夢のような流れです。

ラストの「寿司と芸者とRock'n Roll」もタイトルだけは知ってたけれど
こんな曲だったとは!

これを海外のライブハウスでやってほしいな。
会場と一体になって「すし!芸者!」ってな感じで
コール&レスポンスをするのを見てみたい。
絶対に外国人がこの曲を知ったら歌いたくなると思うし
小さな子どもから大人まで口ずさめると思います。
ある意味、逆説的に外国人が作りそうな歌を
あえて日本のバンドが歌ったというか。
こういう発想そうないと思います。

ラストにこれがくるとすごく盛り上がりますよね。
ほんとうに真田さんの作る曲はバラエティに富んでいて
いろんな顔を見せてくれるのでほんといつも感動してしまいます。

そして歌詞。彼の詩は彼しか絶対に書けない。
昔から絵を描くように
それも平面的に見える絵じゃなくて
奥行きがあるように見える絵を描くように
詩が書ける人です。


いろいろ書きたい事はあるのですが
ほんと長くなりすぎて
(ここまででもかなりですが)
また、折をみて曲については書きたいなと思っています。

彼らを4人組になってバンドになっての彼らを
MOJOで見れたことはほんと幸せなことでした。

MOJOの壁には過去にライブしたバンドの写真があるのですが
思い出の写真もいっぱいありました。

このライブ会場ではやはり初めてお話した方もいらして
ここを読んで下さっているという方にもお会いできて
なんか恐縮しつつ感激しました。

音楽がふつうでは出会わない人とこうして
結び合わせてくれるんだなと
改めて感じた日でした。

私はこれからも「素晴しい」と思うバンドやアーティストを
メジャーインディーズなどジャンルにかかわらず
多くの人に知ってもらいたいとそれなりにしかできないけれど
応援していきたいと思っています。

次世代にも繋げて行くように

FALL OUT BOYが言ってました。
「日本人は音楽にほんと集中して聴いてくれてる」

そういう日本だからこそ、テレビだけに惑わされないで
本当の音楽っていうのを自分自身で探さないとね。

NHKのあまちゃんでも言ってたでしょ。

歌はヘタでも他の人に歌わせたらいいっていう話。
ああいうのは本当に存在するわけで
レコーディングでいくらでもうまく作れちゃう。
だからこそ、ライブで本当の演奏と歌を聴かないとね。
わからないのです。本物かどうか。

ライブの方がCDより数倍いい!っていうのが
本物のバンドの姿なのですよ。

bye-bye circusもそんなバンドのひとつです。
是非、一度ライブに行ってみてください。








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bye-bye circus at 阿倍野ROCKTOWN in Osaka

2013年08月08日 | bye-bye circus
2013.8.3(Sat) 晴れ

どれだけこの日を指折り数えて待っていたことか!
bye-bye circusのライブがやっと観れました。
もう1年と4ヶ月彼らのライブを観ていませんでした。
関西ではライブ数が少ない上に平日ばかりで
まさに手も足もでない状況で、半分やさぐれてました(笑)

でも、こうして観る事ができたら
あっという間にその時間が縮まった気がしました。
もうずいぶんとお会いしてなかったので
距離感があるのだろうなと思っていたら
お会いしたとたんに昨日まるで会ったかのような
感じになって、ほんとうれしかったです。

この日はfringe tritoneのtour 2013『11』に
bye-bye circusとThe ROOTLESSが呼んでもらった
3マンライブでした。

bye-bye circusはその最初だったのですが
その感想を綴る前に
さらっとだけそれらのバンドについて書きますと

2番目に出たthe ROOTLESSはアニメ「ワンピース」の
主題歌を歌ってたので、それで名前は知ってたし、ちらっとだけ
MVを見たことがあったので顔も知ってはいたのですが
そのMVとぜんぜんイメージが違って驚いたし、
あれ?メンバー一人いないよ!って驚きました。

いつの間にかベーシストさんが脱退していたのですね。
曲によってベースがなかったり、ボーカルさんがベース弾いたり
リードギターさんが突如ベーシストに変わったりで
なんて奇抜な展開をするんだろうとちょっと驚きました。

全体的にみて、ギタリストさんはすごい人で、
彼がとにかく忙しいという印象でした。

ボーカルさんの声はミスチル風で外見的にも
男前さんなのですが、MVの時の人とは
別人のような感じがしました。
ヴィジュアル系から歌もの系ボーカルに
変わった感じというか。

正直、今はこのバンド大変そうだなという印象で
これからが正念場なのでしょうね。

fringe tritoneは登場するやいなや
かなり年季の入っているバンドなのに
結成10年ってどうしてなのかな?
って思ったら、やっぱりギターは
パーソンズの本田さんでした。
彼の弟さんがベースで
ボーカルさんとドラムさんが兄弟という
2組の兄弟で成り立つバンドでした。

とにかくギターが凄い。
それはすぐにわかります。
そして、全体の雰囲気はやっぱり長年音楽業界で
生きている感じがあって、安定感は半端なかったです。
曲も素直にのりやすい曲ばかりで
初めてでもすぐにのれる感じでした。
ボーカルさんは笑顔がいっぱいの方なのですが
どこか笑顔の感じが俳優の三浦翔平さんの笑顔に
似ていました。あとイエモンの吉井さんも思いだす感じ。
雰囲気わかってもらえるといいのですが。
(ってピンとはずれな印象かもしれませんが)

さて、本題に

この日のセットリストは

bye-bye circusのテーマ
destroy
お金をください
宇宙のROCK
静かの雨
square beat liberation
OH MY LITTLE SOLDIER
beautiful day
巨人と小人
悪魔はラッパを鳴らさない

初めて聴く曲ももちろん私にはありましたが
どれも以前聴いた時に比べて
やっぱりグレードアップしていて
感動しました。

destroyはJet Lily Starの時からの曲で
これから始まったのは何か意味があったのかなと
思いつつ、確かにこの日は昔の仲間達も
勢揃いして、私自身もとても懐かしい思いが
溢れました。

この日ライブがあった阿倍野ROCKTOWNは
かつてbye bye circusの前身バンドが
ホームのように活動していた
福島セカンドラインの今富さんが
今はここの店長をされているというのも
余計に”あの頃”を思い出すのに十分な
センチメンタリズムを呼び起こす要素となりました。

バイバイが4人になって
初めての関西ライブがここだということに
「いよいよ始まったんだ!」という強い確信を
得たような気もしました。

「お金をください」の佐藤さんのベースが
結構はまります。この佐藤さんの動きって
どこかAC/DCのアンガスヤングに似てますよね。
アンガスはリードギターですが、あの前後に動く感じが
似てて。

「静かの雨」
のインストがすごく好きです。

この歌のタイトルを聴いた時に浮かんだのは
まだ真田さんがJet Kelly時代だった時かの
ブログ。もちろん現物も記録もないけれど
目をつぶって雨音を聴いているっていうような
内容だったと思う。その時心のトンネルに入ってた彼が
そのあと、そこから脱したというような不確かな記憶が
あるんだけれど、それは余談として
この歌詞はせつないはずなのに
なぜか私には心地よい雨に感じられました。
これは本物の雨ではなくて静かさを雨にたとえているのだけれど
それがすごく私の中のひとりぼっちのイメージにフィットするというか
でも、寂しさよりすがすがしかったりするのです。
きっとそれはメロディによるのでしょうね。
寂しい歌詞にさわやかなメロディという組み合わせ。
これは素敵ですよね。

男子はどうかわかんないけれど
きっと女子は案外恋にやぶれたあとに静かの雨を浴びて
「明日からまた新しい恋を探すぞ」って
思える人が多い気がします。

どの曲もよくて全部書きたい気持ちは山々ですが
ラストの3曲についてだけあと書きます。

「beautiful day」はやっぱり気持ちが高揚するというか
いわゆるあがる曲ですね。

もう何倍もかっこよくなっていて、踊りまくりたくなりますよね。
暎人さんのパフォーマンスも熱がかなり入っているし、
メンバーも熱いし。初っ端の航さんのドラミングがかっこいいし。

「巨人と小人」は暎人さんが大事にしている曲なのかなと思いました。
私は初めて聞いたのですが、大きな人それはすなわち女性で
その掌でじたばたしているのが男性みたいなイメージなのかな?

小人はちっぽけな自分を言っているということなので
誤解のないようにということです。

シンデレラっていう言葉が入っていたのですが
暎人さんが作る曲には童話の主人公がときどき登場して
この曲のイメージもどことなく絵本をめくっていく
ような感覚があります。

ネバーエンディングストーリーのような。
もちろん全然リマールの曲とは違いますよ。
でも、どこかファンタジーを感じてしまうのです。
きっと私だけなのでしょうが。

「悪魔はラッパを鳴らさない」
これは私は彼らの代表曲の1つだと勝手に思っています。
そう思いたいほど好きな曲なのです。

ライブの最後には必ずこれを聴きたいだろう!っていう曲だと思います。

この日はお会いしたかった方とも会えてお話できたし、
いろんな意味で忘れ得ぬ一日となりました。

ROCKTOWNというライブハウスはすっごく天井が高くて
音がすごくいい感じで響くのです。
また好きなライブハウスが増えました。

また何度もここでbye-bye circusを観れるといいな。
ちょっと遠いのですけどね。マイハウスから。

この日もあまりメンバーとお話できなかったのですが
でも、それなのにいっぱい話をした気になるのは
きっとその歌が私にいっぱい話しかけてくれたからでしょう。









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4人だぜ!bye-bye circus!

2013年06月24日 | bye-bye circus
なんかビートルズの宣伝文句みたいな感じになりましたが

ドラムの柴田航さんが6月22日付で正式メンバーになられて
ようやく本物のバンドになったような気がしました。

そういえば、真田氏はもうビートルズは聞かないなんて
書いてましたが、年齢的にはビートルズぐらいではないかと思われる
頭脳警察さんのイベントのオープニングアクトをそのめでたい22日に
つとめあげられました。

頭脳警察さんと言えば、私がまだ子どもの頃、なんかの雑誌か
テレビか忘れましたが見て「お、おっかねぇ~。」と思った印象を
bye-bye circusがいっしょにやった22日まで持っていたバンドさんです。

そして、騒音寺さんもいっしょということで
このバンドさんもイメージは「やっぱりこ、こわいかも」でした。
彼らは有名で関西のどこのライブハウスに行っても
ついついそのポスターなり足跡が目に留まるバンドさんであって
いわゆるパンクともラウドとも違う、なんというのか
戦闘系ロックというのか、ある意味日本独自のロックのイメージが
ずっとありました。

が、OAのbye-bye circusのその名前をなんと騒音寺のボーカルさんは
腕にマジックで書いて登場してくれたそうです。
なんて、温かい人だと感動しました。

私は実際は見てないので、人づてですが
そもそも頭脳警察さんにあこがれていた騒音寺さんのボーカルさんが
若い頃に頭脳警察さんとライブすることができてそして今もいっしょにライブできていることを
本当に幸せに思われている気持ちをきっと若いbye bye circusにも分けてくださったんだろうなと
感じました。

これはある意味「bye-bye circusよ。年を重ねてまたいっしょにやろうぜ。」って
いうメッセージのような気がしました。

そういう日にワタルさんがメンバーになったのが
本当に運命的な気すらしました。

彼らに風が吹いて来た気がします。

HPもリニューアルし
4人のメンバーの写真になり
新譜のアルバムジャケットも公開されてます。

http://byebyecircus.com/pc/index.html


真田氏はブログで「掘る人」になるというような事を書かれてました。

DIG IN

きっと根っこをしっかり張らしたい
しっかり耕していい土地を作ってそこにいい種を蒔くように
バンド力をしっかりさせていい音楽を育てて行きたいのかな?
と勝手に思いました。


彼の作る昔の曲は1点からパノラマに広がるような遠近法的な歌詞が
多かったように思うのですが、きっとこれからは
焦点深度の深い、すなわち大きな広がりから一点に集中させて
よりシャープにするというカメラの焦点のようになっていくのかもしれません。

前は写す人だったのが
今度はその写すカメラ自体になっていく感じというのかな。

真田氏の作る音楽を
4人のメンバーで一点に集めて
心をそして演奏力を集めて

ピントがしっかりと合った音楽を
これから作り出してくれるんだろうなと

もちろん「掘る」のは真田氏自身の内面でもあるのですが
私は彼が彼を掘って行くとそこにはきっと彼しか知り得ない
「音」があると思っています。
その「音」はまだ誰も知らない音で、彼も知らない音。
それに行き着いた時に彼は自分の人生の答えをきっと
知るのでしょうね。

その瞬間を一体どこで見れるのかな?


何より今は
4人が大阪にやってくる日を楽しみにしています!

そして聞きたい!

「おれたちがバイバイサーカスだ!」
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ある意味どうでもいいことなのですが、繋がりって不思議。

2013年05月18日 | bye-bye circus
もう9年ぐらい前になるのかな?
そこで出会ったJet Kellyというバンド。
そこのボーカルでありソングライターでありギタリストであった真田暎人氏。
今はbye bye circusというバンドで東京を拠点にライブをたくさんしている。
彼はJet KellyからTOKYO DROPそしてJet Lily Starというバンドに名前を
変えて活動したあと、メンバーの家庭の事情による脱退を機に解散し
しばらくはUESAというユニットで活動していた。
その後bye-bye circusを結成し今にいたるわけだ。

同じ9年ぐらい前にELLEGARDENというバンドに出会った。
そこのボーカルギターでありやはりソングライターの細美武士氏は
今はthe HIATUSで活動している。

今から7年ぐらい前かに出会ったABSTRACT MASHというバンドの
ボーカルギターでやはりソングライターの村松拓氏は
今はNothing's Carved in Stoneで活動している。

それぞれにバラバラに出会って
その9年ぐらい前に「石コロブ」という曲でセカイイチって
いいバンドがいると知り、
ACIDMANというすごいバンドが出て来たことを知る。

やはり9年ぐらい前かな?
たまたま偶然に立ち寄ったTSUTAYA店内で流れていた
アジカンの曲でアジカンというバンドを知り
その場でファンになった。

アブストと出会った頃に
FoZZtoneと出会い、
ONE OK ROCKとも出会った。


そんな9年前から今に至って
バラバラに出会ったバンドたちやアーティストたちが繋がってきた。

どれから話せばいいのかわかんないけれど

まず細美氏はアジカンのゴッチと繋がり
しかもこの2バンドはイギリスでもある意味一番好きなバンドのフィーダーと
繋がった。また細美氏はワンオクとも共演してるし、タカとふたりで東北で
ユニットで歌った。

真田氏の当時いたJet Lily Starはアブストと同じライブハウスのイベントに
出演し、真田氏は「アブスト見たよ。すごいかっこいいバンドだった。」
と当時感想を伝えてくれて、その時すごくうれしかったし
Jet Lily Starが解散する時はアブストの榊巻氏が残念だと言ってくれた。

そんなアブストが共演したバンドでwinnieを知る。
とってもいいバンドで、もっともっと余に知らしめたいバンドである。
そのwinnieのライブを見に行った時に知った99Radio Serviceに
私は一発で惚れ込んだ。その後彼らはメジャーデビューし
今はアニメ「ちはやふる」の主題歌を担当している。
そんな彼らと今度、真田氏の率いるbye-bye circusが
共演するんだ。

なんて素晴しい!

また、今までに真田氏はエルレの高橋さん率いるスカボロとも
共演しているし、セカイイチとも共演しているし、
FoZZtoneともやったんだ。

すごい繋がり。

FoZZtoneはアブストと共演し、
セカイイチとも仲がよく、よく対バンしてるし
ACIDMANは同じ事務所の先輩である。
また、フォズの渡會さんがやっているhandsomeという
3人組のうちのひとりバタフライインストマックの小野さんは
それこそ7、8年前に真田さんのバンドと対バンしてて
出会っていた。その小野さんと渡會さんが繋がるのがまたすごい。

セカイイチの岩崎慧さんの妹の愛さんは今は
アジカンのライブに欠かせない存在になっている。

アブストの村松氏はエルレの生形さんに見いだされて
今やナッシングスの顔だ。

この世界には星の数ほどバンドやらアーティストがいるのに。
日本にも数えられないほどのバンドやアーティストがいるのに。
私は関西にいて関西でしか出会えないのに。

こんなにも好きなバンドがすこしずつ近づいて来て
みんなが繋がって行くのはほんと不思議だし、うれしい。

くわえてセカオワも世界の終わりだった頃
アブストとの対バンで知り、
のちに村松氏のナッシングスとセカオワが共演した時は
なんか感慨深かった。
あんな小さな空間で出会った人たちが
こんな大きなステージで共演してるって。

願わくばいつか細美氏と渡會氏と村松氏そして真田氏の共演が見たい。






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bye-bye circusのワンマンライブに行きたかった!

2012年12月21日 | bye-bye circus
2012年12月20日(木)にあったbye-bye circusのワンマンライブ。
もちろん、私は行ける術もなく、行けた方たちのライブレポを
いろいろイメージしながら読ませていただいているだけなので
ここにそのライブレポを期待して来られた方には申し訳ないです。


ただ、行けなくてもbye-bye circusがワンマンライブをやったというのが
とても熱く心に響くのです。

真田暎人という類いまれな才能を持つロックミュージシャンが
いろんな環境に恵まれず、やっと築き上げたJet Lily Starも
解散せざるを得なくなり、そのあと1年かかって結成した
bye-bye circusのワンマンをようやく成し遂げました。

ずっと彼を信じて来た私としては、それがものすごくうれしいのです。
かれこれ2年近くかかったのかな。
彼は日々曲を作り続け、若いベースマンの佐藤くんを叱咤激励し、
よき女房役(ストーンズでいうミックの相方のキースみたいなもの)
である薮内さんとロックのグルーヴを築き上げて来たのです。

真田さんがあと何十時間というようにカウントした時間を
ブログのタイトルにしたのもわかる気がします。

ワンマンライブはゴールではなくて、そこからスタートするという
ことだと思うのです。そのスタートにつくための助走が
そのブログのタイトルとして現れたんだと思っています。

どれだけの人がワンマンライブにいたのかはわかりません。
でも、そこに行けなかった多くの人たちの心の数を数えると
会場に入りきれなかったのではと思います。


いろいろな新曲もできていて
私の知らない曲もたくさんあって
ほんと関西でbye-bye circusのライブがあまりにも少なくて
それはとても寂しいのですが、彼らの知名度が
もっと関東地方であがっていって全国的に広がっていけば
関西にももっとたくさん来てくれると思っています。

真田さんはセカイイチともスカボロとも今年対バンしました。
彼の歌をそのファンの方たちはどう感じたのだろう?って思います。

サンテグジュペリの「人間の土地」にあるように
素晴らしいバラを見つける園丁がいなければ
その素晴らしいバラもふつうのバラといっしょに刈り取られてしまいます。

いいシンガーソングライターも歌い手もギタリストも同じではないかと
思うのです。どうでもいいバンドといっしょにやっていては
刈り取られてしまいます。

バンドとしてセカイイチやスカボロのような素晴らしいバンドと
どんどん対バンしていって落ち込んだり、元気になったりして
その才能をしっかり開花できる場所へと移動していってほしいと願うのです。

ファンの人に真田さんがライブ前にお願いしてましたね。
手荷物類は会場がギュウギュウでなくてもロッカーに入れるか
荷物のある人は後ろの方で見てほしいと。

これって当たり前のロックバンドのファンのルールだと思うのです。
が、まだまだそういうのを言われないとわからないファンの方が
いるのですね。もしその方たちがJet Lily Starの時代からあるいは
もっと前からのファンだとしたら、とても残念なことです。
あきらかにロックを聴きにきているのではなく
真田さんを見に来ていることになるからです。

いっそ、SEKAI NO OWARIのLOVEさんからあのピエロの
かぶりものがどこで手に入れられるか教えてもらって
バンドメンバー全員マンウィズみたいにピエロのかぶりものして
歌うしかないのかな?まさにサーカスのていで。


そういえばオーストラリアのスプリットエンズが
そんなメイクでしたね。このバンドのメンバーが
のちにクラウデッドハウスを作って
あの名曲「Don't dream it's over」
を世に放ったわけです。

もっとロックを愛してほしいな。
bye-bye circusももちろんだけれど
もっともっと他のバンドや洋楽も聴いてほしいのです。
いっぱい聴くことで、さらにbye-bye circusのいいところが
見えて来るし、もっと愛せると思うのです。


ただ、拳をあげるだけがロックではないけれども
自然と拳があがってしまうのがロックなのです。

自然と踊れてしまうのがロックなのです。
ダンス、ダンス、ダンスは
訳すとロック、ロック、ロックになるのです。

真田さんが言う「I LOVE YOU」 
をbye-bye circus的に訳すなら

「おまえらおれに向かってかかってこいよ!
すべて受けとめてやるから。」

という日本語になると私は思っています。

みんなかかっていかなくちゃ。
こっちが受け身になっていてどうするの?
全身でぶつかっていこうよ。


今日仕事を早く終えることができたので
ひさしぶりに大阪の梅田ロフトに行って来ました。
そこでいっぱい並んでいた手袋を見て
2005年のクリスマスのJet Kellyのライブを
思い出しました。もう7年も前になるのですね。
この日のイベントで抽選でJet Kellyからの手袋を当てた子が
いまも使わずにそれを大事にしているのですが、
その手袋はロフトで買って来て下さったものなのです。
いまだにその袋も残っていますが(その年のクリスマス
バージョンのロフトの袋)今では彼の手は
その手袋より大きくなってしまいました。

私は昔から真田さんをはじめ、彼のバンドの
方たちからいっぱい温かいものを戴いて来ました。
彼の師匠である片岡さんからも温かい言葉を
いっぱい戴いてきました。

私はこのような温かいロックがもっともっと
世に溢れて行かないのが残念でしかたがないのです。

だからこそ今回のワンマンを始まりとして
彼らには来年もっともっと大きく大股で日本を歩いていってほしいのです。

「おれたちがバイバイサーカスだ!」ってね。


で、私もbye-bye circusに「I LOVE YOU」と言いたい。
それを日本語にすると「天国でも地獄でもどこまでもとことん付き合うぜ!」

さらに真田さんに「I LOVE YOU」と言いたい。
それを日本語にすると「あなたは我が家のみんなが共通して認める唯一の音楽ヒーローです。」

バイバイサーカスはこれからも旅を続けて行く。

to be continued.......(終わりなんてないのさ)

















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happy song, happy days at LIVE SQUARE 2nd LINE

2012年03月18日 | bye-bye circus
去年の5月24日に東京渋谷でbye-bye circusの初のライブがあった。
もちろんその時私は行けていないけれど、
元Jet Lily Starの真田暎人氏が同ギタリストの薮内寛和氏と結成し、
ベースに佐藤さん、今はドラムにWATALUさんを迎えて始動した新バンドが
bye-bye circusである。

私が初めてこのバンドを見たのが去年の9月9日のライブ。
それから半年も経って、2度目のライブを見ることとなった。

その間に真田暎人氏に対して私はいろいろな思いがあって
このブログにもいろいろ書かせて頂いた。

彼が先月までバンドと平行してやっていたUESAとbye-bye circusとの
立ち位置をどのように考えているのか途中でわかんなくなって
もともとバンドのフロントマンとして
グレッチのテネシーローズをかき鳴らすロックボーカリストとして
すごい人だと思っていた彼がなんだか変わって来たのかな?と
思った時期もあった。そんな時に彼はbye-bye circusを選んだ。
UESAにももちろんいい部分はたくさんあるけれど
私にとっての真田暎人が一番彼らしくいれるのはやっぱりバンドだと
思っていたので本当にこの決断はうれしかった。

そして、やっと1本になった彼の今を
この目で見る事が出来た。



2012年3月15日(木)曇り雨のち晴

大阪福島セカンドライン(正式名はLIVE SQUARE 2nd LINEです)

なんと私が事前にローソンで購入していたチケットは整理番号1番だった!!!

が、当日は仕事の関係で到着した時にはすでに開場されていたので
先頭を取ることはできなかったけれど
一番前だと実は音がちゃんとステレオで耳に届かないんだよね。
だからその日の気分でもし今日は音じゃなく彼らの指の動きを
見たいとかそういうのであれば先頭もいいけれど
音を重視するなら真ん中より後ろの方が場所的にはいいと思ってる。

たまに思うけれどいつも最前にいる人たちは
本当の彼らのいい音を聴いたことがあるのだろうか?
もったいないなと思うこともある。
まあ、人の勝手だし、価値観の違いもあるだろうし。

まあ、私も京都でのthe HIATUSのライブの時最前行って
目の前でメンバーを見れたのは感動したけれど
あとで、後ろでみた人に「今日の音は最高だった。」と
言われた時は「失敗したかな。」って思ったもの。


この日のイベントはそよかぜとの2マンライブで
オープニングアクトにはココロオークションが登場した。

そよかぜは以前滋賀でのショッピングセンターでのインストアの時に
UESAといっしょに出てたので、見たけれど
ココロオークションは初めてだった。

ココロオークションはメンバーの組み合わせの妙というのか
それぞれの個性があるバンドに感じた。

ボーカルさんはメガネをかけたさわやか青年で
ギタリストさんは毛皮のマリーズにいそうなサイケな雰囲気を出し
ベーシストさんはちょっとSekai no owariの深瀬さんっぽい感じで
ドラムさんはあまり見えなかったけれど、好青年っていう感じだった。

で、音楽はバンプを時々彷彿するけれど、見た目と違って
歌力のあるバンドだと感じたし、最近めずらしくまっすぐな素直な
音楽をやるバンドだなとかなり好感がもてた。

素直さが新しいというのか。結構伸びしろがありそうな気がした。

一方でそよかぜは前は環境の悪いショッピングセンターでのライブだったから
ライブハウスで聴いた方がその歌のうまさとかギターの上手さとかは
わかったけれど、特筆すべきことはなかった。

さて、最後に登場したbye-bye circus。

セットリストは

bye-bye circusのテーマ
宇宙のROCK
三つ数えろ
square beat liberation
蹴っとばせ
孤独の星
奴隷
OH MY LITTLE SOLDIER
お金をください
悪魔はラッパを鳴らさない
beautiful day

En) yes

半年ぶりに
そしてbye-bye circusひとつになった真田氏を
見るというのでドキドキしていた。

レニー・クラヴィッツの「Rock And Roll Is Dead」の音楽にのって
登場したメンバー。

「やってくれそうだな~。」っていう期待感が倍増。

そしてbye-bye circusのテーマより始まった。

あ~またここで真田暎人がフロントマンとして歌っているバンドを
見れたという感動がもうすでに押し寄せて来た。

9月に見た時はライブハウスDというところで
私はあまりこのライブハウスに対して馴染みがない。
どこか居心地が悪いというか、UESAや暎人氏のソロで
行かせてもらったのだけれど、ライブハウスとしての
オーラがまだ出て来てない。新しいライブハウスでも
心斎橋ジャニスなんてオーラでまくりなのにね。

まあ、かといってこれからよくなっていくのかもしれないけれど
ライブハウス選びっていうのも大事な気がする。

そして、今回は私の大好きなある意味今まで生きて来た人生で(ちょっと大げさ・笑)
わたしにとって一番大事なライブハウスであるセカンドラインで
このバイバイのライブが見れたのが本当にうれしい。
私は観客に過ぎないが、セカンドラインに来るとホームに戻って来た
そんな安心感があるんだ。

この日は今富さんは他のイベントでいらっしゃらなかったけれどね。

「宇宙のロック」は前に聴いた時よりずっとパワフルになっていて
バンド全体の音のバランスが気持ちよく調和しているのを感じた。
ってなことを1つ1つ書いていたら終わりそうにないので
全体的に感じたことを書こうと思う。


とにかく前は言い方は悪いけれどヒデトさんの横で
ただがむしゃらにベースを弾いていたイメージだった
佐藤くんだけれど、半年でこんなにも変わって行くんだと
驚いた。彼が言葉をいっぱい放ち、観客を煽り、
盛り上げて行く感じもすごく新鮮だった。
なんだかよくわかんなかった前のイメージから
ちょっと頼もしくなっていた。

このバンドはMCが3人(ヒデト氏、ヤブ氏、そして佐藤氏)
ができるんだとそういうのって大事だよね。
もちろんドラムのワタル君もふられたら話せる人だというのは
わかるし。

初めて聴いた「三つ数えろ」のギターがものすごく好き。
ヤブさんのギターがキラキラしてた。

♪世界なんて3秒で変わる

これこそ音楽の力以外何ものでもないよね。
3秒で人を幸せな気持ちにさせることができる可能性があるもの。

「奴隷」という曲は一番新しい曲みたいなんだけれど
とても好きなタイプの曲だった。
ブルージーでジャージーな
あのストレイキャッツ系というか。
野良猫が歩いていそうな。
それこそ太宰治の「人間失格」に出てくる電気ブランという
お酒がなんか浮かんでくる感じ。
この曲はぐちゃぐちゃな恋愛みたいなのを
歌ったっていうような事を言ってたけれど
まさに「人間失格」のイメージだなって。
きっと太宰氏が生きてたらこの曲好きなんじゃないかなって。


一方で遠い昔、きっとかなりコアのクイーンのファンしか
知らない曲でフレディがプロデュースしたとある
アーティストの曲で「マンハッタンから来た男」って
いう曲があるんだけれど、数年前にフレディのスペシャル盤を
買った時に入ってて、もう何年も聞いてなくて
忘れていたけれどその空気感を思い出したよ。
ロンドンでも通じるいわゆるドリアン・グレイの世界にも
共通するね。

こういうのを東京キネマとかでやると合いそうな気がした。
って私は東京キネマは行ったことなくてフォズのライブ映像で
しか見たことがないんだけれどね。

どこか場末の空気感や昭和感がいい。

でも、この曲でおもしろいのは途中ですごい展開をするんだ。
場末の夜の風景から朝のすがすがしい風景にシーンが変わるような
展開。明治から昭和そして平成に飛ぶような。
なんかMVを作るとすごくおもしろいのができそう。

こういう歌は映像を作るものにはいろんなワクワク感を与えるよね。

「OH MY LITTLE SOLDIER」はヤブ氏が観客を煽って
それに佐藤氏がいっしょになって煽るといういいムードで始まった。

ちょっとカントリーテイストっていうかここにバンジョーが入ると
余計にそんな雰囲気になりそう。ブラッククロウズとかやりそうな
南部臭を感じつつも、明るい気持ちなる曲だ。

ギターも一気にロンドン系から南部アメリカ系にスイッチが変わって
そんな切り替えもヤブさんならではだなって。

「お金を下さい」
これも初めて聴いたのだけれど

メロディの展開とかはやはり真田暎人なんだけれど
歌詞の書き方はさらっとしててある意味新鮮というか

でもそこにも
「真っ白い朝」という言葉が出て来た。

私はもしかして彼が使う言葉の中で一番好きな言葉は
「白い朝」なのかもしれない。これが彼の人生観なのかなと
思う。彼はいつも「白い朝」を見るために生きて
音楽をやっているのかなって思うほど。

そして、そこには愛する人が必ずいるんだ。
夢でしか会えない今の状況でもね。
白い朝と大事な人はいつもいっしょなんだね。

そして私がきっとバイバイで一番好きな(今まで聞いた中で)
「悪魔はラッパを鳴らさない」

この曲の時、この日のライブでは本当に最大のピークに
達していたと思う。メンバー全員が熱くひとつに
なって会場をとりこんでロック魂で炎をあげていた。

まるで先人の海外のロックバンドのフロントマンと
ギタリストが隣同士で歌い合うかっこいいシーンを
思い出してしまうような名シーンが
そこにあった。感動した。ロックだ!!!!!って。
佐藤さんのベースを弾く姿も
ワタルさんのドラムを叩く姿も
ほんと全身全霊でそこから湯気があがっているようだった。
佐藤さんの「ウォウォウォ~」っていう煽りが
ロックバンドだ!ってこれをもっともっと男子に見せたいって
本当思った。

そしてラストにドラムのソロがあった。
圧巻だよ。こんなドラムソロのシーン見たの久しぶりだ。
彼もひとつひとつでかくなっていってるんだよね。
そこから「beautiful day」に繋がる流れは
最高の流れだった。


そしてアンコールには
「yes」

この曲はいろんな場所でいろんなメンバーで聴いた。
このアンコールのMCで
NYのジョン・レノンミュージアムに虫眼鏡で見ないと
わからないしみみたいなところに「yes」と書いてあるって
いう話をしてくれた。

「俺はジョン・レノンじゃないからさ
みんなの生きて行く道が「イエス」
正しいぜっていう説得力はないかもしれないけれど
ちょっとでも笑ってくれたらうれしいなってつくった曲
を歌います。」

っていうMCから始まった「yes」

この歌を初めて昔聞いた時に思ったのは

「真田暎人の生きていく道は「イエス」正しいぜ」
ってことだった。

この曲はきっと人間すべてへの「イエス」なんだね。

そして、今改めて思う。

真田暎人の選んだ道は「イエス」だと。


この日のライブは本当に素晴しかった。
セカンドラインに丸い熱いロック球が
できあがった気がした。

お客さんもそよかぜまではそれほど多いとはいえなかったけれど
bye-bye circusの時になって急に増えた。
関西でこれだけのファンが待っていたんだってわかった。

この日のライブは

新生bye-bye circusの本当のスタートになったのかもしれない。



















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