HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

今年が終わる

2011年12月31日 | Weblog
今年このブログを見ていただいた方
本当にどうもありがとうございました。

今年はいろんな出来事があって
苦しんだ人たちがたくさんいて
どうしていいかわからない人もたくさんいて
音楽は多くの心を救って
命の重みを実感した一年でした。

来年はそれぞれが前向きに生きて行き
それぞれの命を大事にしていける一年となりますように
心から願っています。

それではまた来年もこのブログは続けるつもりですので
よければ見に来て下さい。

皆様のご健康をお祈りして

よいお年を!

Have a happy new year!
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RADIO CRAZY 2011(2日目30日金曜日)

2011年12月31日 | 邦楽
RADIO CRAZY2日目も大阪は晴れていました。

今日は昨日より早く入場が始まり、2日券の私たちは
すでにリストバンドがあるので早く入れました。

グッズ売り場にはやっぱり列はできてましたが
昨日に続き、いろいろ買ってしまいました(笑)

さて、この日はまずN'夙川ボーイズを見ました。
ローラースケートを履いての登場でした。
1曲目が「PLANET MAGIC」だったので
これだけ聴いて、すぐにベースボールベアの会場へ。

ベースボールベアは親しみやすい雰囲気が
きっと若い人たちの気持ちを掴むんだろうなと
思いました。あのベースの女の子(名前忘れた)
がやっぱりかわいかった。映画「リンダリンダリンダ」に
出てた子。

この後はちょっと休憩して
SHERBETSへ

浅井健一さんを生でみるのは初めてだったので
感激しました。
彼がグレッチのテネシーローズを弾く姿を
初めて生で見た~!って感じで。

この浅井さんに影響を受けて真田さんは
このギターを手にしたのですよね。

ほとんどMCなんてなかったけれど
「今年は大変なことがいっぱいあったけれど
みんなで乗り越えていこうぜ。」って言葉が
すごく響きました。

ラストの「小さな花」でなんか泣きそうになりました。

次はフジファブリック

STARからSplashまでの3曲だけ聴いて
トライセラトップスへ移動しましたが、
フジファブリックにもいろんな思いが
ありますが、凄いギタリストが
こうして凄いボーカリストにもなって
そういうのがなんか泣けてくる程
素晴らしいし、悲しみがあっての
力強さを感じました。

彼らとは今年は音博と2度会えました。

さて、トライセラトップス

彼らのライブも初めて生で見ました。
ずっと好きだったのにね。
アルバムも結構持っているのにね。

和田さんはとてもクセのあるナイスガイだと
いつも思っていましたが、実際も
やっぱり素敵でした。

デビュー当時ぐらいはなんかあまのじゃくっぽい
感じがして、めんどくさそうな人だなと
思いつつも結構彼も私のタイプでした(笑)

ちょっとだけ、外見ではなく彼の若い頃の発言とかの部分が
FoZZtoneの渡會さんと似ているところがある気がします。
今はだいぶ丸くなってきたように思われる和田さんですが。
すごく繊細な人なのになんか言い方が乱暴になっちゃう感じ。

フォズとトライセラの対バンなんてあったら素敵だろうな。

和田さんは8曲中4本のギターを使ってました。
すごくないですか?
それも見た事のないようなモデルで。

そして、どの曲もメロディアスで
あ~やっぱりトライセラ最高!って思いました。

「トランスフォーマー」で会場とコール&レスポンス
そして、会場が歌い続けるところが感動的でした。
ほんと素敵な瞬間でした。

あったか~い
滲み渡るロックがそこにありました。

新曲が「LOVE IS LIVE」って
そういうタイトルにもどこか渡會さんと共通なものを
感じたりして。

トライセラ終わってから走ってエレカシのところへ
行きましたが、すごい人でなかなか中に入れず、
ラストの曲しか聴けませんでした。残念。
でも、ラストだけでもパワーをもらいました。

その次がサカナクション。

この日の最高の動員数だったのじゃないでしょうか?
もうすごい人であのでかい会場が酸欠になりそうな
熱さ。人人人って感じで。
これだけのファンを惹き付けるってすごいことですね。
RADIO CRAZYの1回目では新人部門にいた人たちなのに。

アイデンティティでは最高の盛り上がりでしたし、
私もやっぱりハイテンションになってしまいました。


そしていよいよ
the HIATUS

全部で10曲
彼らは明日CDJに出るからセットリストは
書かない方がいいのでしょうね。

でも少しだけ書きます。
新作からやった曲はすべて
ライブでさらにスケール感が増して
なんか本当にこのバンドって凄いなって
改めて思いました。

そうそう、細美くんはいつものように
ライブ前のセットとチューニングの時に
出て来て、一曲歌ってくれました。

その後BGMになんとHAVENの「Say Something」が
流れて来て、うぉ~って思いました。
これを選曲したのは誰だろう?

この世界観とちょっと今回のthe HIATUSのアルバムと
通じる部分もある気がしてたので。

HAVEN自体どうしているんだろう?
サマソニで見て本当に感動したバンドだった。

その後にthe HIATUSのステージが始まりました。

細美くんが「大阪の人は冷めていると思ってたけれど
お前らお祭りみたいじゃん。あったかいね。」みたいな
事を言って、「え?」みたいに最初思いました。
今まで何度も大阪来ている細美くんが突然「冷めている」
なんてどうしたのか?って。
今まで「熱い大阪をほめてくれてたのに。」って
何かあったんだろうなって思ったら
「実は昨日○○○○っていうクラブに顔出したんだ。
ってディスることになるからやめる。」って
話をやめたんだけれど、これだけで想像しちゃうよね。
そこで大阪人にいやなことされたのか冷めた態度を
取られたんだなって。

まあ、詮索はしないけれど、かなりムカついたんだろうね。

そして、今日はイヤーモニターの調子も悪かったようで
途中で何度も取ってしまってたよね。スタッフが別のを
渡そうとしたら、いらないって感じで押し返してた。
あんな雰囲気珍しいなって思うけれど、音楽に関しては
完璧主義者な彼だから音の調整とかにすごく厳しいよね。
だから、あんなすごい音楽ができるんだ。

bittersweetが終わった後だったかな?
会場がシーンとなった時に
「静かだな~」って言ったので誰かがなんか声を発したら
「エジプトだと5人いるだけでもうるさいんだけれど、
これだけの人数がいてこんなに静かなのは
今年日本人の忍耐強さがわかったように日本人の長所として
誇ろうぜ」っていうような(ニュアンス)事を言ってくれました。
静かなのは悪いっていうのではなくて、空気を読めるってこと
なんだよね。聞き方を知っているというか。騒ぐ時には騒ぐというか。

そして、笑顔で彼は何度も曲が終わるたびに「ありがとう」を
言ってくれました。

堀江さんはマントみたいなのを来て演奏して、なんかジェントルマンって感じでしたし
マサは本当にどんどん素敵になっていくし、彼のハモるのを聴くのが好きです。
ギターも最高!柏倉さんのドラムはいつ聴いてもすごいレベルで、ベースの
上野さんの抱きかかえる仕草も相変わらずぐっと来ました。みんな
演奏凄過ぎます。

個人的には最高にうれしかったのはまさかと思った「Souls」をやってくれたことです。
ほんとうれしすぎました。祈るように聴いてました。

ラストは「ベテルギウスの灯」だったのですが
途中、なんか細美くんが感極まったような表情をした気がしましたが
気のせいだったのでしょうか?なんか歌うのをつまるような。
そして会場が大合唱して。

大阪での嫌な事はこのRADIO CRAZYで吐き出してくれたでしょうか?
そして大阪というか関西をまた愛してくれたでしょうか?

でも、私は関西人として嫌われてもずっとあなたのことが大好きです。
あなたの音楽が大好きです。

最後の笑顔がきっとその答えでしょうね。
また来年も大阪で素敵なライブをしてください。

っていうことであまりにもthe HIATUSが素晴らしいライブを
してくれたので、ここに他の音楽を入れたくなくなりました。

大物たちがその後にもいらっしゃったのですが
私にはあまり馴染みのない方たちだったので
大好きなthe HIATUSで今年の最後のライブにしました。

ほんとうに今生きていることを神様に感謝します。
そして、素晴らしい音楽がある限り
これからも苦しいことにも負けないように
生きて行こうと改めて思いました。

RADIO CRAZYは本当に最高のイベントです。
関西発祥発信の素晴らしいフェスです。
FM802さんありがとう!












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RADIO CRAZY 2011(1日目29日木曜日)

2011年12月30日 | 邦楽
RADIO CRAZYが始まって以来毎年行っているわけですが
年々、フェスとして成長していってるのがすごくわかるし
こういう風にフジロックとかサマソニとかCDJとか
大きくなっていったんだなと思う訳です。

が、ひとつのしかもローカルな関西のFM局(FM802)が主催する音楽フェスなんて
他にあるでしょうか?これって凄くないですか?
今日、朝入場前の長~い長~い列に並びながら思った訳です。
もちろん、ひとつの雑誌社が始めたRIJとかCDJも凄いと思います。
こういうのって日本だからできるのかなとも思いました。

きめ細かい心遣いとコツコツ努力して何かを成し遂げようとする気質。
海外ではひとつの雑誌社とか放送局ではできないと思う訳です。

だから日本の雑誌社にもFM局にも心から拍手したいです。

さて、今年はすごいメンツが揃ったので
(単独ならすぐにソールドアウトの人たちばかり)
29日の分は完売だったようです。

私は結局Man with a missionには間に合わず
NICO Touches the Wallsからの参戦になりました。

結構前で肉眼で彼らがしっかりと見えるところで
ライブを見る事が出来ました。

「今年の辛いことをすべていっしょにここに吐き出して行こうぜ」
というような言葉とともにエネルギッシュなライブが展開されました。

彼らはこの日が今年のライブ納めだったようなので
セットリストを書きますと

Diver
Broken Youth
バイシクル
THE BUNGY
Endless roll
手をたたけ

バイシクルが聴けたのですごくよかったです。
THE BUNGYは今まで行ったニコのライブで
聴かなかったことがない曲ですね。
「夜の果て」が聴けなかったのはちょっと残念。
でも、光村さんのMCを聴いていて
「手をたたけ」に込められた意味がやっとわかったような
気がしました。震災後の多くの人への彼の思いが
今になってやっとわかりました。
楽器も何もなくても、自分の声と手があれば
音楽を奏でられるっていうことであり
そうすることで人は楽しい気持ちを取り戻せる
こともできるということを。

彼らを最初に見たのが梅田シャングリラ
その時も素晴らしかったけれど
今年の夏のサマソニで見て
そしてRADIO CRAZYで見て
彼らの歌が同じ歌でもこんなに
艶が出て来たんだとほんと驚きましたし
その成長に感動しました。

なんか偉そうなことを書いて申し訳ないけれど
私よりはずっと若い人たちなのでそういう風に
姉心あるいは母心のように言うことを許して下さい。

光村さんはいつもあの細い体にもかかわらず
伸びやかなボーカルを聴かせてくれて
ほんとうに素晴らしいボーカリストだと思います。

古村さんもやっぱり素敵なギタリストでした。
ギターいつの間にか変わったんだね。
ってだいぶニコのライブ見てなかったし
サマソニでも違ったっけ?

さて、NICOの次は
Nothing 's Carved In Stone

彼らのライブは結成後結構すぐぐらいのライブを
心斎橋クアトロで見て以来ですが
ほんと凄いことになっていました。
頭脳集団っていう感じでしょうか?
彼らもオーケストラのようでした。

結構前方で見たので
しっかり見れましたが
村松さんはだいぶ歌い方が変わりましたね。
堂々として、まっすぐ前を見て。

アブストの時はどこ見てるかわかんないかんじで
よく体をゆらしてギターを弾いているのが特徴的でしたが
もうそれもなくなっちゃったように見えました。
ちょっとそれは寂しかったかな。
あの揺れる村松さんが好きなんです。

生形さんはほんとうに楽しそうで
笑顔また笑顔っていう感じで
エルレの時のあまり笑わない感じとは
対照的な感じでした。

なんか生形さん見てたら当分エルレが
始動することはないなって思いました。

November15thとTruthが聴けてよかったです。
inside outという新曲も聴けたのもラッキーでした。

ナッシングスが終わって
すぐに別のステージでやっている
ONE OK ROCKを見に行きました。

「C.h.o.a.s.m.y.t.h」はやってくれるだろうなと
期待してたらやっぱりやってくれました。
本当に会場を包み込むような壮大さで
感動的な名曲でした。

ワンオクも去年に続き今年も見ましたが
彼らもいうように本当に一段とスケールが
増したように感じました。

彼らの10年後が見たいです。
10年後でも今の細美さんより若いですよね?
一体どんなバンドになっていくのか
本当に楽しみです。
最後「完全感覚Dreamer」で最高に盛り上がって
なんか「すべてを吐き出した!」って感じがしました。
柱によじ上ってTAKAはすごいことになってましたが
しっかりと歌い続けてくれました。すごいボーカル力!

ワンオクはある意味すごくバランスのとれたバンドだと
思っています。アイドル性もありつつ、ロック力もあり
メロディや歌詞は個性的でありキャッチーな部分と
ロックファンもうならせる部分をも持ち合わせ、彼ら自身は努力を
常に重ねて、辛いことも何度も超えて今を勝ち取ってきている
そんなバンド。こうしてロックフェスでもしっかり認められて
年々力を増して来ているのが凄いです。
日本のマイケミになれそうな感じです。


さて、次に見る予定だったボウディーズは
やめました。彼らが凄いのはわかっているし
見たい気持ちもありましたが、ここで
エネルギーを消耗してしまう可能性があったので
休憩に入りました。もう誰もが認めるバンドですからね。

で、avengers in sci-fi
の途中から戻りました。

この戻った時に特別ゲストとして木村カエラちゃんが「BANZAI」で
ボーカルで入って来て、ラッキーでした。
カエラちゃんはやっぱりすごくチャーミングでした。
avengersもいい感じで、好きだなと初めて聴いたけれど
思いました。

この次はSEKAI NO OWARIです。

スターライトパレードから始まりました。
新曲も披露してくれました。
それはやはり平和と戦争の話。
戦争がなくなると平和もなくなるという矛盾みたいな。
「Love the Warz」というタイトルみたいです。

とにかく彼らはレーザー光線やシャボン玉など
視覚的にも素晴らしかったです。
また時間があればそれを詳しく書くかもしれませんが
今はざっとだけ。
「幻の命」はやっぱり感動しますね。

トータル的にはこの日のバンドの中で一番よかったかもしれません。

そして、私の今日のラストは
ストレイテナー。

ほんと、どれだけこの日を待ったことか!

しかもちょっと前の曲の私の大好きな
「Melodic Storm」をやってくれた時は
うるっとなりました。

「SIX DAY WONDER」も好きな曲だったので
ほんとやってくれるとは予期してなかったので
うれしかったです。
 
「羊の群れは丘を登る」は最近の作品の中では
特に好きだったのでこれを聴けた時も体から
魂が飛んでいきそうでした。

あ~生のホリエさんを見たとほんと
それも感動でした。

私が10代ぐらいのまだ夢見る年齢なら
ホリエさんに惚れていたことでしょう。
こういうタイプが好きみたいです(笑)
って今はそういうことはないですが。

本当に充実していた1日目でした。

今日同じステージでNothing's carved in stoneと
SEKAI NO OWARIを見たのもなんか感慨深かったです。

2年ぐらい前かな?
ブログで検索したらわかるけれど

ナッシングスの村松さんがまだABSTRACT MASHでも
やっていた頃。アブストのライブを京都MOJOに
見に行って、そこでメンバーと話ながら
「次に京都で対バンするのが世界の終わりっていうバンドなんだよね。」
って話になり、「へぇ~どんなバンドなんだろうね。」
ってお互いに聴いた事がなかったので「ミッシェル系なのかな?」とか
話してました。でも、私は気になったのでタワレコ限定の「幻の命」を
購入して初めて聞いたら、まったくミッシェル系ではなくて、
とても不思議な世界観のあるバンドでピアノの音が印象的でした。
このバンドも是非聴きたいと、仕事の関係でその対バンの日が
都合がつくか微妙だったのをなんとかがんばって行って
そこで初めて当時は漢字で名乗っていた世界の終わりの
ライブを見たわけです。そこで世界の終わりのメンバーとも
お話して、サインももらったわけですが、そんなまだ
こじんまりした世界で、このRADIO CRAZYでの最前にいて
目の前にいるセキュリティの人よりも近い距離にいた
村松さんと世界の終わりのメンバーが
こんなにもでっかくなってすごい人を動員するステージに
同じ日に立っているっていうのが感動でした。

なんかまるで姉か母の気持ちですね。
えらそうにごめんなさい。でもこれからも
ずっとファンですからね。

もちろん遠くなりすぎて寂しい気もしますが
ずっと音楽を発信し続けてくれるだけで幸せです。


本当にこの日は見たかったライブをいっぱい見れた一日でした。





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点と点を繋いで線にしたのは他ならぬ君の脳

2011年12月27日 | FoZZtone
つい最近のSEKAI NO OWARIのキーボードの藤崎さんの
ブログに興味深い内容があった。

というか、彼女のブログはいつも興味深いし
なんか共鳴できるところがたくさんある。

私は同時期にSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」と
the HIATUSの「A World of Pandemonium」を買ったのだけれど
彼女はそのthe HIATUSのアルバムを聞き、すばらしいと
綴っていた。なんかうれしかったし、同志のような気すらしてしまった。

その彼女が最近のブログで映画「マグノリア」について
語っていた。この映画は実のところ私はまだ見ていない。
とても長い映画でカエルの出てくるシーンがカルト的だと
話題になっている分、ちょっと躊躇してしまっている。
私は今は昔ほどではないけれどカエルが苦手だった。
雨の日になるとおバカなカエルたちが道路に飛び出し
著しく玉砕していくのをよけながら小学校へ登校する
身にもなってくれとその亡がらに目を背けたものだ。
とにかく、小さいのからでかいのまで
よくまあたくさん、車の餌食になったことか。
田舎に住んではいたものの、住宅街まで出て来たカエルは
車っていうものに無知だったのね。

とにかくテロにあったかのようにカエルたちはバラバラになり
それを踏まないように歩くのは至難の業だったのだ。

ゆえにあまりいい思い出はない。

が、FoZZtoneの渡會さんが以前この映画について
つぶやいていた。彼は気に入っているような気もした。
だいたい、ミュージシャンの人っていうのは
カルト的映画が好きな人が結構いるように思う。
真田さんだって、スプラッター系なのか
恐い映画をよく見ているのを昔のブログから感じた。

私は見て残酷なのはだめだ。あと幽霊系もできれば見ない。
夏になると稲川さんの恐いのが出るけれど、
NICO Touches the Wallsの古村さんはこういう系が好きなので
こういう彼とかだったら、絶対いっしょに映画とか見たくないと
思うだろうね。

家に恐い映画のDVDがあるっていうのだけでもいやだから
恐い映画はスカパーで見るかレンタルしか見ない。

話を戻すけれど、藤崎さんはこの映画をデザイナーのヒロカズさんと見ながら
いろいろ話していたようだ。

そこで出て来た言葉

「偶然ってさ、宗教的なことだと思うんだよね」
「例えばどういうこと?」
「偶然が起こった時に、神のお導きのような気分になるでしょう」


「でもそれは、人生の一瞬の点が線になるという瞬間な訳で、
それを線と捉えるか点と捉えるかは、その人の姿勢次第なんじゃない?」

「そうだね。線で捉えていくことは、人間にしか出来ないことで、
偶然を必要以上に線で捉えて『運命』と呼ぶことは、結構素敵なことだけどね」

(引用元 http://ameblo.jp/sekaowa/entry-11115990362.html)

これを読んだ時、はっとした。
こういうことをかつて言われたことがあったって。

それを言ってくれたのは渡會さんだった。

私の好きな人たちはみんな感性が似ているのかもしれない。
そういえば、藤崎さんと最初お会いしてお話した場所と
渡會さんと初めてお会いしてお話した場所がいっしょだ。

案外この二人が会えば、話が合うかもしれない。
というかそのヒロカズさんと一番話が合うかもしれないね。

音楽をやる人でも理系の人やら文系の人やら
体育会系の人、アート系の人などいろいろいる。

私はどうやらアート系の人を好きになる傾向にある。
たとえば、細美さん。彼は実は絵とかアートにすごく関心があるし
実際に自分でも絵を描くとかつて言っていた。

遠い昔、栄喜さんが元気をもらったという石井竜也さん(米米クラブ)
もとことんアートの人で私も展覧会に行ったことがある。

マイケミカルロマンスのジェラルドも絵を描くし、実際
コミックにも携わっている。

クイーンのフレディは美術大出身でアルバムのアートワークも
彼がやっている。

そして、FoZZtoneの渡會さんもフォズのアートワークの
ほとんどを手掛けているし、そういうアート集団に属してもいる。

私は子どもの頃スーラという画家が好きだった。
彼は点描画という点をいっぱい描いて、それを遠くから見たら
人や風景を浮かび上がらせる手法を使って表現する画家だった。
まさに点を見る側には線にさせるわけだ。

ものごとのひとつひとつは点に過ぎないし、
一瞬で終わることかもしれない。

でも、それをどこかへ繋げられる人は
きっといろいろなできごとに意味を見いだせて
それがしんどいことや辛いことでも
プラスに変えて行ける人なんじゃないかと
最近思うんだ。


実際は運命でもなんでもないまさに自分の脳が
つないだ点にすぎないのだろうけれど
それが自分を幸せな気持ちにさせるのなら
素晴らしいことなんじゃないかと思うし、
最初にそういうことを言ってくれた渡會さんには
感謝します。

そんな点を今年の行ったライブで振り返ってみた。

2月5日(土)2nd LINE (大阪)UESAのワンマンライブ
2月24日(木)MOJO(京都)Winnie&99RadioService シンクロナイズドツアー
4月17日(日)雲洲堂(大阪)片岡大志 唄会
5月22日(日)VIVA CITY彦根(滋賀)UESA インストアライブ
6月4日(土)2nd LINE (大阪)Winnie tower record アウトストアライブ
6月26日(日)2nd LINE(大阪)FoZZtone&Serial TV drama
6月27日(月)タワーレコード(京都)FoZZtone インストアライブ
7月17日(日)LIVE HOUSE D (大阪)真田暎人ソロ&片山遼
7月23日(土)タワーレコード(梅田NU)Magic Party&カジヒデキ
8月11日(木)心斎橋JANUS (大阪)99RadioService&門田匡陽
8月14日(土)Summersonic2011(大阪舞洲)the Down Town Fiction/
The PRETTY RECKLESS/One Night Only/The BAWDIES/
The GasettE/ Nico Touches the Walls/Korn/BEADY EYE/
Avril Lavigne/The Strokes
9月9日(金)LIVE HOUES D(大阪)bye bye circus/Jimmy hat/Saul拳
9月23日(金)梅小路 京都音楽博覧会(京都)くるり/10-FEET/小田和正/
        つじあやの/細野晴臣/石川さゆり/斎藤和義/フジファブリック/
        マイヤ・ヒラサワ
10月2日(日)梅田シャングリラ(大阪)FoZZtoneワンマンライブ
10月22日(土)KBSホール Borofesta (京都)the HIATUS/sleepy ab./曽我部恵一バンド/
         トクマルシューゴ/eastern youth
11月5日(土)28日(月)身内ライブ2本
12月7日(水)Sole Cafe(京都)FoZZtoneアコースティクライブ
12月8日(木)梅田シャングリラ(大阪)FoZZtone&カミナリグモ

で残すは12月29日(木)30日(金)のRADIO CRAZY!

ここで見る予定のMan with a mission/NICO Touches the Walls/SEKAI NO OWARI/NCIS/
ONE OK ROCK/ the BAWDIES/ストレイテナー/andymori/サカナクション/the HIATUS/N'夙川ボーイズ/
シャーベッツ/トライセラトップス/エレファントカシマシなどを見たら完璧だよね。

なんてすごいバンドのライブばっかりなんだろうって今年は感動する。

もちろん遠征とかたくさんライブ行っている人からするとすごく少ないのだろうけれど
どれもが充実していてなんだかスペシャルだったので私自身は十分満足しているんだ。

もちろん残念なお知らせもあった。
UESAが来年の2月で活動休止するというお知らせ。

私が彦根でのインストアライブの感想を書いた時に
「来年の今頃にはVIVA CITYで会いたいとは思わないというか
来ちゃダメだと思っている。」と綴っていたが
そうなっちゃったね。でも、それでいいんだと思っている。

本当のスーパースターにならないとね。
街のスーパースターじゃなくて。


ライブは点と点なんだけれど
そこで出会った新しいバンドとは線で繋がって行く。

99RadioServiceと今年出会えたのはほんとそれだ。
ただ、正直彼らはやっぱり英語詩の方がフィットするし
彼ららしい気がする。来年またライブに行きたいな。
ライブは本当に素晴らしいから。

ライブには行けてないけれどフォズを通じて知った
小南泰葉さんも素敵な音楽を届けてくれた。
来年こそ絶対にライブに行く!

くるりのオリジナルメンバーすべてに今年再会できたのも
線で点と点がつながったから。
そうカミナリグモはフォズ繋がりでそこに森さんがいた。

bye bye circusはこれからのバンドだけれども
真田暎人がいるかぎり、絶対に星をつかむはず。

細美さんはやっと自由に羽ばたけるようになった気がした
今作。そして、彼は震災と向き合うことで自己を見つめ
そして存在意義レゾンデートルをつかんだように思える。
今年はごく近くで笑顔の彼を見れてほんとうにうれしかった。

FoZZtoneのおかげで私は公に自分の作品を出すことができたし
賞はとれなくても、素敵な言葉とオリジナル賞をいろんな方からいただいた。

植田さんの素敵なお母様には言葉をいただき
ここにはカウントしていないあるショービジネス界のシンガーの
コンサートでは楽屋裏で感動的な言葉を聞いた。

すべては点から始まっている。
でも、それがすぐに繋がる時もあれば
長い年月を経て繋がることもある。


それを繋げて行くのは自分自身しかいないのだ。

















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よくなるって思っていれば、きっとよくなる~Yes&Go!細美氏と渡會氏の姿勢

2011年12月25日 | 細美武士/the HIATUS
今日は震災に関する特集番組が組まれていた。
今年の3月11日に東北で大震災があり、多くの命が失われ
今もなお行方不明の方達もいる。

多くの方が自分以外の人を助けるために命を落とし、
がれきの流れる川を板一枚で流されながらもあきらめずに生き抜いた人や
最後まであきらめずに奇跡を信じた人たちがいた。

先日、脅威の視聴率をとった「家政婦のミタ」で
彼女が言った言葉

「奇跡とは普通なら絶対に起きないような出来事が
そうありたいと思う人間の強い意志によって現実になることで
最初から自分には無理だと思っている人には奇跡は起りません。」

これがまさにそれだなと思う。

先日FoZZtoneの京都Sole Cafeでのライブの時に
渡會さんのおかげでしっかり手に入れられた
「THE FUTURE TIMES」創刊号に
細美さんのインタビューがあった。

そこで彼は

「受け取ったものを工夫して、毎日を面白くする考えにシフトしていけばいいと思う」
「後退も意思を持って進むなら前進だと思う」
「ポジティブなイメージがない社会がよくなることってあり得なくて」
「現実がどうあれ、最後の最後までポップな気持ちを持っていないといけないと思うんだよね」
「この国はよくなるっと思っていれば、きっとよくなるし、ならないと思っていたらならない。」

そのような言葉を語っていた。

今原発反対のデモだとかいろいろな「No!」がある。
もちろん、未来を担う子どもたちを思うと原発に対するいろいろな思いは交差するし
運動する人たちの気持ちもわかる。隠し事の多い社会に対してもいろいろ考える。

ただ、「No!」だけを見ていたら何も始まらないと思うんだ。
これを細美さんも言っていると思う。
ミタさんの言葉にもこれが暗に言われていると思う。

そして、細美さんのこのインタビューを読むずっと以前に
3月の震災後ある意味早い段階でそれを言い続けて来たのが
FoZZtoneの渡會さんだ。

彼は「No!」ではなく「Yes!」だろ?って
いつも言い続けて来たし、今もそうだ。

反対反対という前にその先を見ること。
細美さんの言葉を借りるなら「出口を見る」
その出口を見つけるためにどうすればいいか
ここをこういうふうに変えて行けばもっといいものが
生まれるんじゃないかとかできるんじゃないかとか
そういう事が大事なんじゃないかと
渡會さんは言ってきたし、今回の細美さんの話にも
それがあった。

「Yes」と「Go」を中心にフォズの音楽は今進んでいる。
今回のthe HIATUSのアルバムにもそれを感じる。
彼らは行きたい方向をしっかりと見ているように思う。

フォズの場合、自分たちを「前向き族」とか言ってたりするけれど
それがこれからの日本人のキーワードじゃないのかな?

生きることはしんどいことの方が多い。
12月の今、またかと思うほど電車を待つホームで
「人身事故のため電車が遅れています。」という
放送が流れる。ほんと苦しい世の中だ。

でも、あの震災で奇跡を信じて
そしてもう絶体絶命の中でも
木切れにつかまって、氷点下の水の中にいた人でも
「生きる」意思を持ち続けて助かった人もいるんだ。

「生きる」の基準って一体何なのか?

私は思うんだ。

息をして、空を見れて、太陽の光を感じて
風を感じて、雨に濡れて、雪の冷たさを感じて
そこに立っている。それだけで十分「生きる」意味が
あると思うんだ。

存在そのものがあればいい。

自分はひとりぼっちって思う人も
それでいい。あなたに見えなくても
私はそのあなたがこの地球の大事な
ワンピースだと思うから。
あなたがいることで
あなたの何気ないことが
たとえば、スーパーでぽろりと落ちた品物を
ひろいあげて元に戻したその行動が
何かに繋がって大きな幸せを誰かに
もたらしている可能性もあるんだ。

これはFoZZtoneの新曲の「blow by blow」
が描く、風が吹いて、そこからいろいろ
つながって結婚することになるという
世界と似ていると思うんだ。


音楽にできることは何かと
震災後いろいろなアーティストが悩んだと思うけれど
でも、今じゃあ、みんな音楽の力を実感していると思うんだ。

電気が使えなきゃエレキが弾けない。
ならアコースティックギターがある。
ギターが無ければどうする。
あなたの声や手拍子をする手がある。
それは原始の時代から変わらない人間のもつ
すばらしいものなんだよね。

知っている歌をそれぞれが歌い、
みんなが知っている曲をみんなで歌う。
これだけでも、どれだけの人の心が強くなれたか。

震災だけじゃなく天災に見舞われた人たちもいた。
世界中で大変なことに巻き込まれた人たちがいた。
日々の仕事や学校での苦しみにもがく人も
きっと自分にとっては被災者の人たちと同じぐらい
苦しいと思っていたかもしれない。

そういう人たちの気持ちを少しでも踏ん張らせる力が
音楽にはあると思っている。

新曲ができるってことは
それを聴くためにまだまだ生きなくちゃって
思えることなんだ。

ただ新しい曲っていうだけじゃないんだよ。
苦しい人たちの命の綱になることもあるんだ。

ミュージシャンの人たちはそういうことも
たまにでいいから考えてほしい。


きっと明日はそして来年はもっとよくなる。

だから、奇跡をいつも信じていよう。



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サンタクロース・アゲイン

2011年12月24日 | 細美武士/the HIATUS
クリスマスになるとやっぱりELLEGARDENの「サンタクロース」を聞いてしまう。
これを聞いていると大人になってもサンタクロースを待ちたくなるよね。
それが細美くんならなおさらね。彼がサンタになってこの世界のあらゆる家に
彼の歌を配ってくれたら、本当に最高だよね。

何も形でいらない。
この曲を彼が生で歌ってくれるだけで
ほんと
ほんと
ほんとに
幸せになれる。

いっしょに歌いたいな。
この歌を。
あの笑顔の細美くんたちといっしょに。

想像している。
空からこの歌がリボンに包まれて
降りてくるのを。

あきらめられない。
っていうかあきらめるのを良しとしないでしょ?細美くんは。

みんな待っているよ。
この歌をまた君といっしょに歌えることを
この日本中のファンたちが。

ねぇ、約束してね。
また絶対にいっしょに歌ってくれるって。
細美くんとの「サンタクロース」の大合唱が
この日本列島を縦断して
みんなが笑顔で迎えられるクリスマスが
また来ることを。

愛してます。
心から「サンタクロース」を。




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Soupy World by 小南泰葉

2011年12月23日 | 小南泰葉
ここ数日間、この「Soupy World」ばっかり聴いています。
いつも私が書いている大好きなアーティストさん達の曲も聴かずに。
仕事場への行き帰り電車の中でも、道を歩いている時も
家でなにやらしている時でも、ずっとこのCDに入っている2曲を
くりかえし、くりかえし聴いているのです。

以前にも書いたけれど
小南泰葉さんを知るきっかけをくれたのは
FoZZtoneの菅野さんです。
彼がサポートベーシストとして
彼女のライブに参加すると知り、
どんな女性シンガーなのかな?と
聴いたのが最初です。

最初の印象はすでに書いているので
このブログ内で「小南泰葉」と検索すれば
出てくるので良ければ読んでみてください。

この「Soupy World 」はタワレコ大阪地区限定CDで
大阪のタワレコの皆さんの投票で決まった2曲が
入ったCDなのです。

他にどんな曲があったのか聴きたいけれど
とにかくこの2曲だけでも、私は今十分幸せです。

表題曲の「Soupy World」
これを最初に聴いた時にやっぱり私はロンドンというか
イギリスを思い浮かべてしまいました。

ロンドン、ロンドンとか
イギリス、イギリスとか
私のブログにはいつも出て来て
それをめんどくさいやつだと
思われる方もいると思いますが

ここは私の超主観のブログなので
それはお許し願いたいと思います。

この曲を聴いていると
自分が子どもの時に見たイギリスのBBC制作の
若者が出てくるドラマを思い出すのです。

とてもポップでわくわくするような
カラフルなイギリスがそこにあって、
こんな国に行ってみたいと思った
私のイギリスへの初期衝動が
そう、今ではすっかり心の底に沈んでいた
その感覚が、ふわ~っと
この「Soupy World」を聴いた時に
思い出の湖の上にあがってきて
すごく楽しい気持ちになれたのです。

そう、とっても楽しいイギリスです。

イギリスにはレディオヘッドなどが描くような
物悲しい、あるいは暗い面もあり
そういうところも私は好きなのですが、
一方で、ユニオンジャックのようなカラフルな
タータンチェックの色のような
イギリスもまた好きなのです。

キーボードがかなりそのカラフルさを出してくれていますね。
元ミドリのハジメタルさんが弾いているのですが
彼はミドリの時にもそんなカラフルさが目にとまって
このキーボード好きだな~って思っていた人だったので
彼と泰葉さんが繋がったのがすごくうれしいです。

イギリスのバンドではないけれどパニック・アット・ザ・ディスコにも
イギリスへのあこがれとかそういう楽しいイギリスを
感じることがあったのだけれど
たとえば、「Nine In The Afternoon」なんかと
通じるものがあります。
このパニック・アット・ザ・ディスコは
クラシカルな服装を来たり、サーカス団とやったり
バーレスクや見世物小屋的な要素を入れたりして
そういう部分がどこか泰葉さんとも似ているような
気もしてきます。

あるいはKaty Perryのスタイル。
彼女の外見は大柄な感じでイメージは泰葉さんとは
違うけれど、見世物小屋的なところとか
歌い方とかシュガーなところにブラックなところとか
Katyの歌を泰葉さんなら素敵にカバーできるだろうな~って
思う訳です。「Mannequin」とか。

あるいはFlyleafの女性ボーカルのレイシーと重なる部分も
あります。そういえばleaf繋がりですね。泰葉の葉はleaf。
まあ無理矢理感ありますが(笑)

以前にも書いたけれど、泰葉さんを最初に聴いた時に
思い浮かべたのは私の敬愛するKATE BUSHでした。
歌詞で不思議な世界が描かれていて、
それは決して泰葉さんしか書けない歌詞。
どこか魔女っぽかったり、妖精っぽかったり。
悪魔っぽかったり、天使っぽかったり。
KATEを知っている人ならわかるでしょ?

なんかどれも海外のアーティストですね。
彼女から思い浮かべたのは。

もちろん椎名林檎とか矢井田瞳とかも
イメージとして重なる部分もあるけれど
若い分、より新しい要素が加わっているというか。

「ルポルタージュ精神病棟」がまたすごくよくって。

最初の方のギターのイントロがふとABSTRACT MASHの小林さんの
ギターを思い出して、ちょっとせつなくなったのですが
これを弾いているのは西川進さん。おそらく、私はこういうギターが
好きです。なんというかほんわりとUKロックサウンドが漂うギター。

キーボードもthe HIATUSの掘江さんをふと思い出したけれど
いわゆるブルースなピアノというのか、ラプソディー・イン・ブルーのような
キーボードというのか、こういうの好きなんです。

Help me~
からの英語詩のあたりには

ミッシェルやバースデーのチバサウンドや
the Bawdiesなんかと通じ合う部分がありますよね。
こういうのがまた好きなんです(好きの連発ですね・笑)

おそらくチバさんたちも昔のロックの先人の音楽を
聴いて影響を受けているのでしょうが、その先人達が
案外影響を受けたのがモンキーズなのかもって
最近思うのですよ。

モンキーズはアイドルバンドでいろいろ言われてきた
バンドですが、いろんな人が彼らの曲をカバーして
忌野清志郎さんも「デイドリーム・ビリーバー」を
カバーしましたよね。私も最初はカバー曲で知り
その後モンキーズのベストアルバムを買って
聴いたのですが、その中に
「ステッピンストーン」という曲があって
それがこの皆の音楽のルーツのひとつに位置するんじゃないかと
ふと思うわけです。
アイドルっていってもこれだけ長い間、
今もなお愛されている曲を歌ったということは
素晴らしいことなんじゃないかと思うのです。
モンキーズは本物のアイドルだったわけです。

私はこの「ルポルタージュ・・・」の中で

I can try to fall ~
の英語詩のところがとりわけ大好きで
ここは何度聴いてもあきないと思います。
おそらくここ数日の中で100回ぐらい
聴いているんじゃないかと思います。

そういえば

♪渦巻き蠢く~妄想
のところの歌い方がふとFoZZtoneの渡會さんを
思い出してしまいました。なぜかな?

ここまで一気に書いてしまいましたが、
ほんとうに久しぶりの衝撃です。

ELLEGARDENを最初に知って
みんなに「知ってる?知らないの?なら聴いて。」と
聴かせまくったあの感覚を思い出しました。

小南泰葉知ってる?聴いてないなら聴いて!
って言いたくなります。

ということで来年こそ、彼女のライブに行かなくちゃ。
行かなくちゃ。絶対に行かなくちゃ。

早くアルバム出してほしいな。
もっといっぱい聴きたい。

「Soupy World」のPVの番外編を作れるなら
絶対にロンドンで撮影したい。
彼女にロンドンのたとえばカムデンガーデンや
ワールズエンドあたりを走り回ってもらいたいです。
もちろんパンキッシュな服装で。
それか反対に超クラシックな感じで。
とにかくイギリスで彼女はPVを作るべきだと
私は思います。

あ~大好き。こんな女性シンガーがやっと日本にも
出て来たんだ~。

私は小南泰葉さんの曲にすごく湧き出る元気を
もらっています。ほんと、すっごく!










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UESAの「kiss」考

2011年12月15日 | 真田暎人/UESA
また、お題をいただきました。
結構そういうのは嫌いじゃないので
どんどん調子乗って書いてしまいそうなので
気をつけないといけません(笑)

さて、実のところ私はUESAの「kiss」は
バンドバージョンで一度しか聴いてないような気がします。
(もし聴いてたらごめんなさい。)

でも、一回きりでも「好き」な曲のひとつです。
ある意味bye bye circusでもやれそうな曲だし
Jet Lily Starでやっててもおかしくないロックナンバーです。

だから、UESAの2人バージョンでのイメージが無いので
アコギバージョンだとまた印象は違うのかもしれません。

♪NとSの磁石がくっつくようにわかりやすい運命を期待してたろ?

っていうあたりですが、これは相手に言ってるのか自分自身に
言っているのかという質問をいただいたわけですが、
本当のところは真田氏に聞かないとわかりません。

が、私の超私的解釈では万人に向けて言っていると思っていました。

うまく説明できるかどうかわかりませんが、
真田氏の歌詞は個人的にみえて実はフィクションっぽいものが
結構あるように感じています。

もちろん、そこには過去や今の彼の実際の経験も
エッセンスとして入っているとは思いますが、
それをうまく加工して万人に放つのが上手いというか
巧みというかそういう作家的センスを彼は持っていると
思っています。

ライブで聞いたら、
会場の全員に向けて言っているように感じるし、
なんかこの地球上の各個人に向けて言ってる気もしました。

ちょっと挑戦的な挑発的な感じもしないではないです。

♪あなたを今夜は帰さない
二人は今夜は帰れない

そのフレーズも真田さんが誰かを思って
誰かに向けて言っているというより
第三者的に恋人たちを見てその二人に向けて
歌っているように感じるのですが、どうなんでしょう?

もちろん、
♪~震える睫毛~のあたりは実際にそういう眠っている
誰かを実際に見て感じたフレーズだと思っています。
それが今の彼女なのか昔の彼女なのかわかりません。
というかふつうに人間観察で見てその愛おしい寝顔を
表現したのかもしれません。

♪あなたのか弱い腕の中~♪は
結構リアルだと思います。
♪柔らかい鎖みたい
とか
♪優しく食い込んだ
あたりは実際の体験でしか
表現できないと私は思います。

この表現だけで聞いた人たちは
リアルな人肌を感じるのではないでしょうか?
決して鋼鉄で出来ている堅いものじゃなく
やわらかいものを感じられるでしょ?

聞いた人は感じられるけれど
こういう言葉を書けるのは
やっぱり想像では無理だと私は思うのです。
もちろん、表現はとても文学的ですが。

そして、この歌をありがちな恋愛ソングに
しないのは彼の作家力であり、

彼ならではのキーワードが
必ずしっかりあるからだと思っています。

まさに♪NとSの磁石~のあたり
♪つぶるのと開けるのの真ん中ぐらい~のあたりなんか
その彼の世界です。

ただ、
♪くちびるをいつまでも~

~瞼を閉じれば帰れない♪

の部分だけは彼自身の個人的なものも
ちょっと感じてしまいましたが(笑)

結論的には
「kiss」はいろんなことを吹き飛ばす力が
あるんだぜってことなのかなと。

♪噛み切るようなくちづけが出来たならば
羊を数えることなく眠れるから

フランス映画とかでよく暴れている女性とか
泣き叫んでいる女性を素敵な男性が口づけすると
静かに落ち着いたりするシーンが出てきますよね。

あれ見ていると、人を癒したり落ち着かせる役割も
kissにはあるんだってことがわかりますよね。

この歌はきっと真田さんがあなたを
癒したいと思ってできた曲ではないでしょうか?






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ONE OK ROCKの「Pierce」の英語の部分を含めたあくまで超私的解釈

2011年12月14日 | ONE OK ROCK
突然こんなことを書こうと思ったのは
私のブログへのmiさんのコメントからです。
なんかちゃんと自分の考えを書いてみるのも
おもしろいかなって思ってここに書く事にしました。
そんなチャンスをくれたmiさんありがとうございます。

この曲のイントロからどこか葬送行進曲のような悲しい
メロディがあって、それだけでも胸の奥がきゅっとなる
感じです。

サビの部分は映画「ゴースト・ニューヨークの幻」の曲
「アンチェインド・メロディ」by ライチャス・ブラザーズ
を彷彿してしまうことからも、この曲が結ばれることのない
愛についての歌なんだろうなとメロディからも感じられます。

さて、この曲は日本語と英語が混じり合っている歌詞から成ります。
正直、ちゃんと英語を訳したりしていません。
いわゆる雰囲気です。まあ、多少英語を使う仕事はしていても
たいした英語は使わないので、バリバリな通訳みたいな人とは
雲泥の差であるので、とにかく雰囲気です(笑)


さて、恋愛というのは本当は人間の数だけパターンがあって
同じものなどどこにもないと思っています。ただ、歌になったり
するものにはある程度の公約数をもってそのエッセンスだけを
注入しているので、まあ驚くほど世の中には恋愛ソングが
あふれているけれど、結構薄くてつまんないものが多い。
それは上澄みだけをすくって作ってるから。

ロックバラードとかにぐっとくるのがあったり
ロックバンドの曲の中に響くものがある場合は
ある程度それを作っている人のリアルな恋愛が
含まれているからだと思う訳です。

吉井さんとかの歌はそうだと思っています。
あるいはグレイプバインの田中さんのも。

この「Pierce」というタイトルは
どういうところから来たのかなと。
これはふつうの「ピアス」なのか
それとも「貫く」「刺す」「身にこたえる」
そんな意味なのか。

このタイトルと歌詞から最初浮かんだのは
横に眠っている彼女の寝顔を見ながら
この主人公はこの恋愛の行く末を
思いめぐらしているんだろうなと。
で、その彼女の耳のピアスが見えてくるのです。
私には。

この歌詞の冒頭のHere with ~good,までは
とてもハッピーな感じのフレーズなのに
その後に続くのはとてもネガティブな言葉たち。

質問でいただいていたこのtrueの解釈ですが
we can't be trueを雰囲気で捉えるなら

俺たちはお互いを偽り合ってるんだ。
本当の自分を見せ合っていないんだ。

というような感じに私は思えました。

お互いに好きで好きでどうしようもないのに
決して結ばれることのない恋愛ってあると
思っています。

好きだからこそ言えない自分の本心も
あると思っています。

これはある意味この詩を書いたTakaの今あるいは
過去が出ているのかもしれない。

たとえば、音楽の道を進み始めて、まだ途上で
まだはっきりとした未来は見えないけれど
やれるところまでやってやると思っている主人公には
愛する人がいる。でも、今音楽か彼女を選べといえば
音楽を選ぶだろう。そういう自分なのにそれを
彼女には言う事はできない。一方で彼女も本当はわかってる。
自分はやがて捨てられてしまうだろう。
彼は音楽を選ぶだろう。でも、彼のことが好きだから
今はこのままでいたいと。

そんな2人の心の痛み。突き刺さるような愛の悲鳴のような
ものがこの歌にはあって、
I want you to know what the truth is
は、そんな2人の関係の危うさ、真実の姿を主人公は
彼女に受け入れてほしいと思っているんだと
私は感じました。


お互いが愛し合っているからと
両思いだからとハッピーだとは限らないと思っています。
苦しくてどうしてこんな人を好きになったんだろう?って
思っていても、嫌いになれなくて、終わりをどこかで
カウントダウンしながらいっしょにいる恋愛もあると思います。

そんなせつなさが、このタイトルと
そして悲しいメロディに溢れていて、
なんか泣けてきます。

I don't
I can't
I shouldn't
I won't

と私が主語となるあらゆる否定文が書かれています。

~しない。
~できない。
~すべきでなかったのに。
~しないだろう。

このまま君を忘れてしまったら

二度と愛す事もないかな?


正直、無いと思います。
どんな恋愛でも終わったら、そこで終わりです。
再会してまた、とか言うけれどそれはまれです。

苦しい恋愛が終わった人ほど
もう二度とこんなに人を愛せないとか言うけれど
人間にはくりかえし人を愛する力は再生してきます。

葱みたいなもんです。

葱の根っこを土につっこんでたら
また葱が出てくるように。

なんて、たいした解釈でなくてごめんなさい。

でも、ほんとONE OK ROCKってどんどん
成長していくいいバンドですね。




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Mama said "Yes!" Papa said "Go!" by FoZZtone at Osaka

2011年12月12日 | FoZZtone
12月8日(木)大阪梅田シャングリラ

雨模様。
でも、私が職場から速攻で帰宅して
家を出た時には雨はすでに止んでました。

Mama said "Yes!" Papa said "Go!"
フォズ企画。そして2マンライブでカミナリグモと対バン。

まずはカミナリグモ。

彼らのことはサワオさんが育てているっていうような
イメージで知っていたし、ちょっとだけ音楽を
聞いたこともあります。

でも、そんなに詳しく知っているわけじゃなかった。

だからほとんど白紙状態。

最初に登場した彼らだけれど、
カミナリグモは2人のユニットのはず。
でもサポートが入ってバンドになっていました。

ギターベースキーボードとドラム。

私は本当に驚きました。

だって、だって、だって

森さんがドラム叩いてるじゃん。

奇跡的な再会。
何年ぶりかにそこにいる彼。

そう森さんは初代くるりのオリジナルメンバーです。

私が最初にくるりと出会った時にいた人です。

今年京都音楽博覧会で初代からのくるりの2人を見て
そして、この日初代のドラマーの彼を見て
同じ2011年にオリジナルメンバー全員に再会したわけです。

もちろんこの日はお話したわけじゃありません。
こっちが勝手に思っているわけです。
でも、音博の時に森さんはどうしているんだろう?って
思っていたから、こうして彼の元気な姿が見れて
ほんとうれしかったです。

こんなことで感動を初っ端からしていたのは
おそらく私ぐらいなのでしょうね。

くるりは私にとって初めて「日本のバンドのライブに行きたい」
と思わせてくれた人たちなんです。それまでは洋楽のライブしか
興味なかったし、日本の音楽を申し訳ないけれど低く見積もってました。
ところが、くるりの生演奏を聞いたときに、なんて素晴らしいんだろう?って
心にしみてきて、あ~ライブってこういうものなんだって
ギターの音がこんな風に聴こえてくるんだと思ったのです。
そこから私の今が始まりました。


さて、カミナリグモの上野さんは大阪の岸和田出身のようで

自分は変わり者だと思っていたけれど
ライブに来るような人も変わりものだろうから
なんか自分と近い人たちが来てくれると思うと
楽しくなってきたと音楽を続けている理由を
語ってくれました。

フォズとは面識はなかったようで
初めてだったようですが、
渡會さんとは4月だったかのチャリティーイベントで
ボーカリストが集まるっていうので上野さんは
いっしょだったそうですが、
ちょっと近寄り難い雰囲気(恐かったらしい)があって
結局お話できなかったそうです。
でも、ステージの渡會さんはその日、お世辞ではなく
一番素晴らしいと思ったそうです。本格派というかと
言って、その言葉にみんな反応しましたが。
すなわち、音楽職人ということなのでしょうか?
純粋培養の音楽家ということでもあるのでしょう。
私は渡會さんを正統派ロックミュージシャンだと思うし
竹尾さんも菅野さんもそう思います。

アコースティックのライブの時は
渡會さんはギミックもはったりもなにもなく
素でまっすぐな音を出し、歌を歌います。
だから添加物0の100%天然音楽を聴ける安心感を
いつも私にくれるわけです。
いい音楽は心身を健康にしてくれる気がします。

カミナリグモの曲はYOU TUBEで見たものしか
知らないのですが、ライブでやってくれた
すべての曲がよかったです。

どれもすうっと抵抗無く私の中に入って来ました。
心地よいというか、私の周囲にはカミナリグモの
ファンらしき方がいたのですが、私もカミナリグモの
ファンのように乗ってました(笑)

ときどきピロウズが見えたり、ちょっとバンプっぽかったり
するけれど、ほどよい加減の気持ちがよくなる音楽です。

アルコールがちょっと入った感じの自分を思い描いて下さい。
あるいはスポーツした後にちょっとドリンクを飲んで
あ~さわやかって感じた瞬間を思い出してください。
そんな雰囲気が溢れていました。

終演後物販に上野さんが出ていて、みんなCD買ってサインとか
もらっていましたが、私は時間がなくて、残念ながら
すぐにシャングリラを立ち去りました。
きっと彼らはこれからもっとでかくなりますね。

さて、FoZZtoneの新たなツアーというかページの始まりです。

Yes!とGo!

メンバーが言う「前向き族」のための言葉。
渡會さんはバカっぽいとか言ってますが、大事な言葉だと思います。
この言葉は大人だけじゃなく、子供にもよくわかるし
実はこどもはYes!とGo!っていう言葉がすごく好きなんです。

ある時、YesとかGreatとかHotとかTopとNiceとかそういう言葉の
シールがあって、子どもたちにあげようとしたとき
子どもが一番欲しがったのはなんだと思います?

Yesなんですよ。おもしろいでしょ。この現象。

セットリストは

01.JUMPING GIRL
02.Stone in the black boots
03.4D
04.blow by blow(新曲で麺屋パンヤが仮のタイトルだったもの)
05.Black Sheep Dog
06.水際
07.Tough(新曲)
08.ENEMY
09.NIRVANA UNIVERSE
10.音楽
11.LOVE(新曲)

en1.TVゲーム(仮)(新曲のインストナンバー)
en2.黒点

梅田のシャングリラは私の好きなライブハウスのひとつに
なりました。
あの劇場風なところ。シャンデリア。段差のある傾斜。
だから全体的に見やすいライブハウスです。

ここで見るフォズはほんとうにいつも心に滲みます。

毎回BGMで思うのですが、the MUSICとかアークティックとか
が流れるのはこのシャングリラのスタッフさんのセレクトでしょうか?
それともフォズ?私が見に来るのはだいたいフォズだからどっちなのかな~って。


JUMPING GIRLから始まりましたが、
やっぱり私はロックが好きなんだな~って
前日の京都では最高だと言いながら
こっちの方がより楽しいな~って思ってしまいました。
全身で動き回れるのがやっぱり好きなようです。
ジッとしているのはいい時もありますが、
暴れたくなる時はロックなライブが一番ですものね。

Stone~は私の大好きな曲のひとつなので
最初からテンションがあがりまくりました。

そして4Dという流れ、王道って感じ?

新曲のblow by blowはまたアコギバージョンと
違う感じでしたが、アコギは入っていたので
まったく違うという感じではなかったです。

でも風を感じられる曲なのは確かです。

the wind for you blows~

あなたの為の風が吹く。

なんか明日は明日の風が吹くっていう言葉より
温かい言葉ですよね。どうにかなるさではなくて
きっとどうにかなるよって感じで。

そうそう、京都では歌詞カード持ち込まれてましたね。
その時は最初大阪でするつもりはなかったようですが
するって言ってしまって、やることになったよう。

京都では武並さんはファイルにちゃんと楽譜を
いれていらしたけれど、渡會さんは
そのままのA4ぐらいの紙を床にぱらりと置いてたり、
なんかギタースタンドに無理矢理置いたりして
歌ってましたね(笑)

武並さんは血液型はA型かAB型なのかな?
渡會さんは典型的O型ですね(笑)

ちなみにUESAの時の真田さんもファイルに入れる派で
やっぱりAB型はきちんとしていますね。

さて、風が吹くと桶谷がもうかるのていで
できたのは京都での話で書きましたね。

Black Sheep Dogはアコギでは2回聴いていたので
今回エレキで聴けたのはとてもうれしかったです。


水際がその次に来た時はなんか感情が
ぐわ~ってなりました。

この曲初めてライブで聞いたって思うと
なんか泣きそうになりました。
(実際、涙ぐんでいる人もいました。)
この曲はやっぱりFoZZtoneの原点のひとつだと思います。

フォズトーンをそのまま音楽にしてしまったら
この曲に変身してしまうんじゃないかというぐらい
フォズトーンです。だれにも変身できないフォズトーンです。

彼らの歌はどこか外国の遊園地の空気感があります。
もちろん、それは私の主観。
クイーンのブライトンロックに出てくる遊園地
ブルース・スプリングスティーンの歌に出てくるコニーアイランドの遊園地
映画「第三の男」に出てくるウィーンの遊園地
フランス映画に出てくる遊園地

そういえば、この日シャングリラ近くのスカイビルで
メリーゴーランドが設置されてました。
クリスマスのために。

もちろん、水際の歌詞から遊園地を思い出すわけじゃなくて
音楽の空気感というかカラフル感というかヨーロッパの香りというか
そんなものをどうしても感じてしまうのです。

何も知らないのは今も同じさ♪

そうすべてを知るなんてできない。
だからそこにある音楽を信じるのみ。

新曲Toughもアコギバージョンとはまた違って
とてもいい感じの明るい曲で、きっと聴くたびに
どんどん発見があって、好きになっていく曲なんだろうなって
思います。前向きな曲です。

NEW WORLDからは珍しく曲は少なかったですが
(って最近までほとんどがこのアルバムからでしたけど・笑)
大好きなENEMYが聴けてよかったです。
これはほんとに客がぎゅうぎゅうで男子が多かったら
絶対ダイブやモッシュの嵐になる曲です。
もう血気あがるって感じですから。

そして
NIRVANA UNIVERSEってなんていう素敵な流れ。
これもすごく好きな曲。最初のイントロからやられます。
70年代~80年代のロックサウンドっていう感じのところが
好きです。ちょっとノスタルジックになる曲です。
これを主題歌の映画が作りたいと思うぐらいです。

昭和も似合う音楽かもしれない。
きっと吉井和哉氏が好きな音楽だと思います。

で、音楽。

この曲はCDよりやっぱりライブの方がいいです。
ステージと会場との一体感を味わえる曲だからです。
そして、全身でこの曲は浴びるべきだと思います。

この曲も第二期FoZZtoneを形にした歌だと思っています。

で、NEW WORLDは第三期FoZZtone。音楽を絵画でいうなら
フォズトーン・ルネッサンスの時代。

そして、次はアンディ・ウォーホールみたいな音楽をやるのかな?
Mama said " Yes!" Papa said "Go!"っていうのがそういう近代アートを
思い浮かばせるから。

本編最後は新曲「LOVE」

今年の6月にCDに書いてもらった言葉。

この曲もどんどん育って行く歌だと感じました。
これから何度も聴いていきたいな~って思いました。

We will rock you.のような曲になっていくといいですね。



そして、アンコールは
京都でやってくれたインストのエレキバージョン。
すっごく好きです。このインストナンバー。
京都で聞いた時は「これって、次の課題ですか?」って
思いましたけどね(笑)

あと、このインスト演奏中に渡會さんのギターを弾いている姿が
一瞬ナインインチネイルズ(トレント・レズナー)に見えました。
どうしてだろう?


そして、締めの締めは「黒点」

これを聴かなかったライブはあまりないほど
いつも聴かせてもらっています。

そして、私のFoZZtoneの中の一番の曲。
フォズといえば「黒点」
一目惚れしたのは「黒点」だったから。
いわゆるフォズの曲の中での私の初恋の曲なのです(笑)

だから、ほんと幸せでした。

この日の選曲はある意味バラバラだったのかもしれません。

ある意味、ロードストーンツアーはコンセプトのあるものだったから
そこから解放された感じのライブだった気がします。

マイケミカルロマンスが「ブラックパレード」を出した後に
急にカラフルにバラバラな曲をアルバムに納めたような
そんな感じがこの日の曲の選曲に感じられました。

すっごく自由な感じがして
のびやかな感覚を味わえました。

これからもいろんな意味で楽しみなバンドです。

では長々と読んで下さった方ありがとうございました。









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