HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

栄喜 I-encouraged-

2013年01月31日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
今村栄喜というアーティストと出会ってからもう15年も経ったのですね。

出会った当時はSIAM SHADEのボーカルであった彼。

「1/3の純情な感情」を聴いた瞬間に世界が変わった、そんな記憶があります。
それまで日本のロックバンドに対してこれほど思い入れを抱いたことがなかったので
SIAM SHADEと出会って初めて日本のバンドを真剣に愛するようになったわけです。

だからSIAM SHADEが解散したときは本当に絶望的であり、SIAM SHADE無しで
どうしたらいいのだろう?ってほど放心状態でした。

しかし、SIAM SHADEが作ってくれた日本の音楽への道が私に新たな
音楽との出会いを作ってくれて今に至るわけです。


そんなSIAM SHADEの栄喜さんは解散後もソロをやったりACIDをやったり
DETROXをやったりして、いつも存在感がありました。

そんな彼がまたソロになって活動を始めました。
休止中のDETROXはとてもハードで洋楽的な音楽をやっていて
それはとてもかっこよくて好きでしたが、今回のソロアルバムを
聴いて、やっぱりこれなんだと改めて思いました。

栄喜さんはこのように疾走感のあるさわやかな歌が一番彼らしいって。

「encouraged」というこのアルバム。
まさにそのタイトルを証明するかのような歌たち。
ほんとうに「元気づけられ」ました。

このアルバムの曲を聴いてたら
SIAM SHADEと出会った頃の体中が熱くなるあの感覚がよみがえりました。
沸き上がる感情というのか。

がむしゃらに走りたくなる感じ。

このアルバムを聴いていると
どんなに下を向こうと思っても
曲によって顔を上向きに自然とさせられちゃう感じです。

こんなにも顔をあげさせてくれる曲ってそうたくさんないです。

上向いてないといられなくなるのです。ほんとうに。

これらを聴いていると
SIAM SHADEの曲ってやっぱり栄喜さん中心に出来ていたんだなと
改めて思いました。

SIAM SHADEの新譜って言っても「そうなんだ。」と思うような雰囲気なのです。

DAITAさんのギターを彷彿するギターワーク。
DETROXのKAZさんとチャーリーさんとHIROKIさんがギターを弾かれているのですが
きっと栄喜さんの好きなギターの音色はこれなのでしょう。
そして、私の大好きな音色でもあります。

このアルバムは多くの人に希望を与えたいという思いでできたそうですが
ほんとうに「よし、がんばろう!」っていう気持ちになります。

真っ青な海を突き抜けるような
真っ青な空を飛び抜けるような

「生きている」今を愛おしく思える
そんな楽曲ばかりです。

そして、彼の書く詩はシンプルのようで
すごく実は深く、そして彼にしか書けない言い回しで
そのオリジナリティがやっぱり私は大好きです。


この曲の一曲一曲について書きたいけれど
今はまだ何度も聞き込みたいです。

忘れかけていた何かを思い出させてくれるそんな感じが今しています。

それにしても
「これでもか」っていうぐらいに怒濤に
心を奪って行かれる曲の大行進です。

今度インストアライブに行くつもりですが、
アコギでどのようにこれらを歌われるのか
すごく楽しみです。

♪もう止めたくても止められない
振り過ぎたシャンパンみたいに弾け飛びそうさ♪
   (「抱き締めたい」より)

まさに今この音楽に対しての私の思いがこのフレーズです。

昔、ステレオの前で正座して新譜を聴いた感覚がよみがえります。
そう、背筋をしっかり伸ばして聴いてしまうアルバムが
この「encouraged」なのです。




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RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート2 ACIDMAN 編

2013年01月27日 | ACIDMAN
RADIO CRAZYは今回は3つのステージに分かれていて
ひとつはL-STAGE、もうひとつはR-STAGEでこれは例年どおり
今回は物販のところにもうひとつステージがありました。

そこで少しだけthe LOVE人間を見ました。
思っていたよりいいバンドだな~って思いました。
曲とかぜんぜん知らなくて書けませんが。

さて、この日私が見る予定のバンドはほとんどL-STAGEでしたが
唯一ACIDMANだけR-STAGEだったので
ナッシングスが終わり次第もうすぐに飛び出してR-STAGEの方へ。

とにかく、去年の後半から一気にACIDMANへの熱量がヒートアップして
突然大好きになってしまった私ですから、もう初ステージで
ワクワク感が尋常ではありませんでした。
いっしょに行った彼も私がヒートアップしたときに
「聴いてみて」と聴かせたところ、同じくファンになってしまって
二人で同じ熱量でACIDMANのライブが見れたことは本当にうれしいです。

セットリスト

最後の国
シンプルストーリー
ストロマトライト
赤橙
アルケミスト
新世界
ある証明
ALMA

私たちはステージ向かって右側の方の結構前の方で見ることができました。
インストの最後の国から始まって
とても短い時間のようにも思えるし
とても濃厚な時間にも思えました。

大木さんはやっぱり素敵な佇まいだったし
3人とも本当にしっかりと根がはっている
骨太な演奏を聴かせてくれました。

彼らの演奏にはときどきSIAM SHADEを思い出すような
ハードロックバンドのテイストも見え隠れしていました。

ある意味懐かしさがあったのです。

あるいはミッシェルガンエレファントのような香りもしました。

ライブで見るほうがCDよりもっとぶっとくて
ガンガン岩石が飛んでくるような迫力がありました。

なのに大人なムードが溢れていて
その音楽に抱かれているっていう感じがしました。

この日の選曲は冬を意識したものだったのでしょうか?

アルケミストは小説では砂漠を旅する少年の話だったけれど
砂漠の夜はとても寒いと聞きます。

すなわち冬の夜と同じなのですよね。


「新世界」のときに
大木さんが「通天閣とか串カツの歌じゃない」と言って
笑いをとったあとに

新世界はどこかにあるんじゃなく、
自分の考え方を変えれば世界は変わるっていうような
すなわち新世界は自分の中にあるというような
事を言ってくれました。

そして
背中を観客に向けて、彼のTシャツの後ろに
書かれた文字「NO NUKES!」を指さして
「見えるかな?」
「これだ。」と言いました。

みんなで日本を変えようっていうことだと
受けとめました。



彼の歌にはアウトドアな楽しい自然ではなく
超然としたどこか神格化し脅威でもあるけれど
何ものにも左右されない自然を感じます。
まさにそこにある美しさというか。

私は正直冬はあまり好きじゃないです。
寒いのがとてつもなく苦手という。

でも、彼の描く冬の空だったり情景だったりは
大好きなので、彼の歌を聴くと冬がちょっと
好きに思えるのです。
そして、寒いのに心はとっても温かくなるのです。
だから寒いのがちょっとガマンできるのです。

「ALMA」をラストに聴いたとき。
これを聴くために今日は来たのだと思えるほど
感動し、そして泣きそうになりました。

大木さんが「大事な人と聴いて欲しい」というような
事を言ったあとにこの曲に入りました。

大事な人と同じ感動をもって
この曲を聴けたことは一生忘れないでしょう。

自分がこの世を去るときに
この日の「ALMA」をきっと思い出すのでしょう。

寒くてもこの曲を冬の夜空を見上げながら
聴きたいとほんと思います。

ほんとうにACIDMANにちゃんとしっかり向き合って
好きになれたことをうれしく思います。

ACIDMANを知ってから何年も経つけれど
好きになるのが今でよかったのかもしれません。

新しいアルバムがすごく楽しみです。










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RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート1 Nothing's Carved In Stone編

2013年01月26日 | Nothing's Carved In Stone
2012年の年末。
12月30日(日)雨のち曇り
南港・インテックス大阪にて

始まってから毎年の年末の
私の恒例行事になってしまったRADIO CRAZY。

大阪でこのようなフェスをしてくれるFM802には
ほんと感謝だ。

この日のメンツもすごい人たちばかりで
どれを選ぶのか本当に大変な感じだった。

グッズも長蛇の列が出来ていたので
最初BIGMAMAを見ようかと思っていたけれど
断念した。

やっぱりこのバンドとは縁がなさそうだ。

購入後、Nothing's Carved In Stoneのステージを見るために
L-Stageへ。

この日結局私が選んだステージは

Nothing's Carved In Stone→ACIDMAN→BOOM BOOM SATELLITES
→the HIATUS→ASIAN KUNG-FU GENERATION

間でちらっとだけTHE ラブ人間を見たけれど
これはカウントに入れないでおこう。

他にフジファブリックは見たかったけれどACIDMANとかぶってたので
断念。その後、ちょっと休憩に入った。ACIDMANが良過ぎて
その余韻にひたりたくて、ホテルのカフェに行ってちょっと気持ちを切り替えた。
(INTEX OSAKAの近くにはホテルがあるんだ)

その余韻を抜くのには結構時間が必要だったんだよね。
でサカナクションに行くと人が多過ぎて、息もしにくい感じなたくさんの人だったので
あきらめて外に出た。

まあ、サカナクションは何度も見てるしね。

とにかく、絞りに絞ってしっかりステージを見たから
1バンドずつ書かせてもらおうと思う。

で、まずナッシングス。

ナッシングスは久しぶりな気がする。
見てて思うのはやっぱり職人集団だということ。
あるいはエンジニア集団というのが合うような気がした。

とにかくメカニカルなサウンドで
演奏もきっと実際にギターやベースやドラムを
やる人たちからすると「すげぇ~!」の一言だろうと思う。

どこまで難しいことをやっていくんだろう?
って思うぐらいにその演奏は素晴らしい。

ただ、いつも思うのはこのバンドにおいては
主役がボーカルではないということ。

主役は演奏であって、ボーカルを引き立てるものではないということ。

ふつうはボーカルを中心にバンドは回るような気がするんだけれど
このバンドはどうしても演奏の方が前面に出て来てしまう。

ってボーカルの拓くんは本当に素敵で心にどしんと伝わって来る
歌を歌ってくれるのは百も承知。

私が彼の声に最初に出会ったその瞬間をいまだに覚えている。
ドアを開けた瞬間に私を捕まえたその声。
これは何度も何度もバカがつくぐらいにこのブログに書いたよね。

大好きなんだ。彼の歌も歌い方も。

だからこそ、彼をもっともっと引き立ててほしいと
ほんとに思うんだ。

もちろん、彼は変わった。
昔に比べたらステージングなんて別人のようだ。
外見ももちろん変わった。


髪の毛は短く金髪になり、
ステージから会場を見据えるように見渡しながら
堂々と歌う村松拓氏。

ロンゲで顔が見えなぐらい下向いて
体を揺らして歌っていた時代を
この姿から知らない人なら想像できないだろうな。

私は認識しないといけないんだろうな。
彼はいろんな意味で変わったんだろうって。

昔の方が好きだとかそんなこと言っても
ちゃんちゃらおかしいって笑い飛ばされるんだろう。

あこがれていた人たちがもうふつうにそばにいて
すごいアーティストたちと笑顔で挨拶出来るようになって
私なんかのまったく手の届かない存在になっちゃったけれど

でも、そんなことはどうでもいいんだ。
私はずっと彼の歌を聞き続けて行きたいんだ。
演奏の飾りではなく、彼がど真ん中の存在である歌を
聴きたいんだ。

彼が主役のナッシングスをどうか見せてほしい。

以前、バックホーンとのほんと夢のような2マンでも
思ったけれど、バックホーンは山田さんが主役で
人間味を前面に出して、ほんとその温度はあったかくて
演奏的にはもしかしたらナッシングスの方が凄かったかも
しれないけれど、私はバックホーンの方があったかく感じた。

拓くんの声はあったかい。
だからこそ、もっともっと彼の温度を前面に出す
ナッシングスになってほしいんだ。

ファンのめんどくさい願望なんだろうけれど
あのABSTRACT MASHの時のように
ほんと滲みて来る歌がまた聴きたいんだ。
人間味溢れる歌が。

ってなんかちょっと困った感じになってきたね(笑)

でも、ナッシングスのアルバムはこれからも買うし、
ライブもチャンスがあれば行くし、
生形さんやひなっちのそれぞれの活動にも目はいくだろうけれど
生形さんのあのエルレのときのあの人間臭さをまた見せて欲しいなと思う。

それぞれが大好きな人たちなのに
どうしてこんなことを私は思うんだろうな?

November 15thは大好きな曲なので
やってくれてほんとうにうれしかった。

SILVER SUNからの曲を数曲やってくれてよかった。
アルバムの曲をはじめてライブで聞くっていうのは新鮮だよね。

Red Lightもいい曲だよね。

まあ、拓くんは私のことなど忘れているだろうけれど
いつかどこかで会ったら「やあ!」って笑顔で
言ってくれたらいいな。

とにかく回りに遠慮しないで自分を押さえないで
自分をもっと主張して個性をもっともっと
出して言ってくれたらいいなと願っています。

生形さんが困るかもしれないけれど
細美方式でもいいんじゃないかなと(笑)


そうそう、先日吉井さんが出たA-STUDIOに
歌のときに生形さんも出てたよね。

あのときのウブさんってほんとキュートなんだよね。
そして人間味溢れているの。

このバンドでは若い方になるからなのかな?
少年っぽい雰囲気すらあって。

でも、ナッシングスになるとある意味貫禄でちゃう。
で、親分になっちゃうのはリーダーだから仕方が無いのかな。

私はキュートなウブさんが好きなのにな。

遠い昔握手してくれた時の彼の握力はいまだにこの手に蘇る。
ってもう私年寄りだ。そういう過去のことばかり言ってるんだものね。

おばあちゃんになってもライブ行ってやるぜ~!(笑)

ってことでナッシングス編はこのあたりで。

セットリスト

Spirit inspiration
白昼
November 15th
Inside Out
Red Light
Rendaman
Around The Clock
Isolation


次回はACIDMAN編。

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SEKAI NO OWARI ARENA TOUR 2013 「ENTERTAINMENT」

2013年01月15日 | 世界の終わり/SEKAI NO OWARI
2013年1月14日(祝・月)成人式の日。
大阪は雨のちくもりのち雨

SEKAI NO OWARIの「ENTERTAINMENT」

ライブハウスツアー
ホールツアー
そして
アリーナツアーをすべて行ったことになるなって今日思った。

いつもながら、そんなにアーティストのHPを見ないので
(って忙しい日々に追われ過ぎているのもあるのだけど)
とにかく、ライブはいつか?っていうのだけを
好きなバンドに関してはチェックしている感じなんだ。

ゆえにどういう過程で「ENTERTAINMENT」っていうタイトルのツアーが
ライブハウスからアリーナまで行われたのか知らない。

でも、そういう理由を聴かないからこそ感じる事もあるんじゃないかと
大阪でのアリーナツアー初日に思った。


大阪城ホールが初日だったんだけれど、
ソールドアウト!
だいたい11000人強は入る場所だ。
そこを埋めちゃうっていうのは本当に凄いことだと思う。

大阪城ホールといえばイエローモンキーや
海外ではオアシスを見たことがあるけれど
かなりの規模の場所だ。

そんな場所をデビュー一年ほどで彼らは満員にした。

初日なのでもちろんセットリストとか
ステージの様子とかは書かない。

じゃあ何を書くの?ってことになるけれど
今日は見ながらいろいろ思ったんだ。


席はスタンド席だったけど
結構よく見える場所だった。

大阪城ホールにして今までで一番いい席だったかな?

まず、大阪でしかしないであろうMCについて少し触れる。

なかじんは滋賀にいとこがいるのは前の滋賀でのホールでの
ライブのときに言ってたけれど、その彼に大阪おいでよって
言ったら、3日程前に「成人式だから行けない」って
連絡があったという話から「成人式には出た方がいいよ。」って
いう展開になった。

会場にも新成人が何人もいて
「おそいよ~!」って成人式に出ずにライブに来た人もいたんだろうね。

そういうなかじんは出てないそう。
ちょうどCLUB EARTHをみんなで作っていたときでペンキぬりしつつ
まだ大学生だからテストの時期だからテスト勉強もしなくちゃいけなくて
「成人式なんて行ってられるか」って思ったそう。

英語がやばかったんだって(笑)

でも、私も出てない人間なので成人式出なかったからって
人生が何か変わることもないし、出た人はそこで何かを得ただろうし
出なかった人はその人がいた場所で何かを得たと思う。

なかじんはそこで音楽の基盤を作ったわけだし。

私もまったく出なかったことの影響はなく
むしろその日の友達と過ごした時間が楽しかった。

まあ、ステージにかかわるMCについては書かないけど

今回のアリーナツアーに参加して、
まずグッズを買いに行ったときに感じたのは
私が今、中学生や高校生ならうれしいだろうな~っていう
グッズがたくさんあった。

お弁当箱やパスケース。
トートバッグや福リュック。

まあ、福リュックは行ったときはソールドアウトだったけどね。

今日思ったのは
今、SEKAI NO OWARIに出会った中高生はしあわせだなってこと。

ステージを見て思ったんだけれど
ロックというカテゴリーであっても、昔はこういうステージを
展開してくれたなって。

まあ、それは洋楽に限るというか私は洋楽しか見てないから
わかんないんだけれど、クイーンやKISSなどのバンドが
やってくれてたこと、あるいはステックスやKATE BUSHが
やってくれてたことをいつの間にかロックバンドあるいは
アーティストはしなくなっちゃったなって。

ロックは反体制で、あまりキラキラしたらだめなんだっていうような
風潮がどこからかでてきて、シンプルに演奏と歌だけで
観客を引き寄せないとっていうスタイルが多くなってきた。

もちろん、キラキラした演出をするバンドもまだまだ世界に
いるだろう。ただ、日本でそれをするとポップミュージックと
交わり、それこそ倖田來未とかジャニーズとかそういうジャンルに
いくのかみたいな誤解を受けかねない。

別にポップミュージックを否定するわけでもなく
その良さも知っている。

でも、ロックにもそういうバンドがいていいと思っている。
特に10代のこどもたちにそういうバンドがいてほしい。

って誤解ないようにいうけれど
SEKAI NO OWARIの楽曲も演奏も歌もかなりレベルが高いし、
かなり年配の方にも納得して聴いてもらえると思う。

が、あえて10代にと思ったのは
見ていてキラキラしているし
わかりやすい言葉で綴られているし
歌いやすい楽曲であり、
メンバーの4人とも個性が光っていて
見ていても楽しい。

それでいて歌詞はとても社会的で
毒もいっぱい持っている。
いろいろなテーマを投げかける。
その歌詞を読みながら
10代ならいろいろ考えるだろう。

そういう音楽に若い時期に出会うことで
これから先、彼らは薄っぺらな音楽ではなく
人生の糧になるような音楽と出会える気がするし、
目や耳や心を鍛えて行けるような気がするんだ。
入門って言ったら怒られるかもしれないけど
10代だからこそ聴いて欲しい音楽だとほんと思った。

私が今10代なら
毎日彼らの曲を聴いて
「正義とはなんだろう?」
せいぎせいぎせいぎってやっぱり犠牲の中に成り立つものなのだろうか?
とかいろいろ考えて行くだろう。

「いじめ」とはなんだろう?と考えるだろう。

動植物を大事にしないといけないと感じるだろう。

って彼らは決して道徳を前面に出して歌う事はなく
むしろ、毒だらけの歌詞なんだ。
それをキラキラしたメロディで歌うから凄い。

でも、10代ならきっと深く深く聞き込むだろう。
そこで、この歌詞はこういうことかなって感じるだろう。

そういう歌に出会うことはほんとうに大事なんだ。

私がthe CLASHの「LONDON CALLING」に出会ったように。

デビューして約1年にしてアリーナを満席にした彼ら。

でも、この1年はいろいろ苦しかったんだろうなって
今日感じた。メジャーという世界は時に人を変えてしまうほどの
力もあるんだろう。

でも、彼らは変わりたくないってきっと強く思ったんだね。

今年一年は自分たちが思ったように歌うってことだと
深瀬くんが言ってた。

彼らの夢はずっと4人でいっしょに歌い続けて行くことなんだって。

会場で「レコード大賞最優秀アルバム賞おめでとう」と書かれた布が
ファンによって掲げられて、それを見て
深瀬くんがコンビニで店員さんに「おめでとうございます」って言われても
大賞じゃない分、ちょっと微妙な感じでっていうようなことを言ってた。
もちろん、会場のファンにはありがとうって笑顔で言ってたけれどね。

私といえば、ほんと申し訳ないけれど、まったく知らなかった。
賞をもらっていたんだね。
レコード大賞自体に興味がなくて、結果も見てなかった。

でも、賞なんてほんとうのところどうでもいいんだ。
ファンにとってはいつも一等賞であるのだから。

で、彼らはこの4人でこれからも音楽をやりつづける旅に出るんだね。

たまたま帰宅後見たNEWS ZEROでサラ・ブライトマンが言ってたけど
「夢は現実になるかはわからないけれど、それを実現しようとする
旅がほんとうは大事なんです。」って

深瀬くんが言ってたのと重なる部分があるなって思った。

4人で音楽をやることが大事なんだ。

このような今年の決意を語ったあとの深瀬くんは
よっぽど去年が大変だったのか、歌い始めに
ちょっと詰まった。涙が出そうだったのかもしれない。
ぐっとこらえて歌い始めた。おもいっきり。


富と名声を夢にあげているなら大人たちの言うことを聞けばいい。
でも、そうじゃなければ自分たちのやりたい音楽をやり続けて行くのが
一番だ。アイドルみたいな真似をさせられそうになったら
「いやだ!」って言えばいい。
「なら、やめてもらうよ。」って言われればやめちゃえばいい。

いい音楽はいつでもどんな場所でも生き残って行くんだから。


今日のこんなでかいアリーナで彼らを見たのに
今日はなんだか出会ったころの小さなライブハウスの彼らが
戻って来た気がした。遠くに見えていた彼らが急に近くにまた
見えて来たというか。

ほんと不思議だね。

会場の広さじゃなくって心の問題なんだね。


これからも初心を忘れないで素敵な歌を歌い続けてくださいね!







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PTPのKに捧ぐ

2013年01月12日 | 邦楽
今年に入ってまだ10日の1月10日にこんな悲しいニュースが飛び込むなんて。

Pay money To my PainのボーカリストのKこと後藤慶さんが亡くなった。
去年の年末のことだったらしい。
死因がはっきりするまで公表しなかったらしいが
下記のブログでベースのツヨシさんは
Kの死にあれこれ憶測が飛んでいるのを
彼の名誉のためにはっきりと打ち消した。

http://ameblo.jp/ptpbass/day-20130111.html


この金曜日の夜にスカパーでKの追悼のビデオクリップ特集があった。
その番組が始まる直前に流れたMVが奇しくもKが敬愛していた
元SIAM SHADEの栄喜さんのソロ活動の新曲の「START」という曲だった。

なんかKがこの曲をリクエストしたように感じた。
彼これ絶対に天国で聴いてるなって思った。

栄喜さんは本当にKを可愛がっていた。
DETROXのライブのときのMCでも彼の話をし、
いろんな場所でKのことをうれしそうに話してた。

「俺がいないときに俺の実家にKは入り浸るんだ。」とか
まるで兄弟のようだった。だから今どれだけ栄喜さんが
悲しみ、そのご両親も悲しんでいるかと。

私も今PTPの残念ながら生前最後になってしまったオリジナルアルバムを
聴きながらこれを書いている。本当は4枚目レコーディング中だったんだよね。
できてるものだけでも出してほしい。

体中にタトゥーを入れて、とても繊細な面持ちの青年だけれど
その目力は驚くべきもので、その澄み具合もほんと
どこまで透明なんだよ!っていうぐらいきれいだった。

その瞳をもう見れないなんて。

今から2年ぐらい前に下記に彼のことを書いていた。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/58795c8348a5d9d354ab725314e2e9eb


そのことと今がなんかリンクしてしまって
すごくせつない。

私は彼のボーカルが大好きだった。
日本人離れしたボーカル力。
きれいな英語。

これからどんな風になっていくんだろう?って
まだまだこれからだと思っていたのに。

31歳なんて若過ぎだろう?

激しい曲の中にいつもやさしいメロディが見え隠れして
そこにあの澄み切った瞳が音楽への愛を語る。

あの瞳を見れば彼の心がどれだけ透明かがわかるよね。

神様はそういう透明度の高い人たちが好きなんだ。
だからすぐに連れて行ってしまう。

私は忘れない。

2年前のブログに書いたように

君の名前を忘れはしない。

R.I.P  K


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「音楽と値段について思うこと 」というゴッチの日記を読んで

2013年01月09日 | 邦楽
この間、SOLE CAFEに新春最初に行ったときに
これは絶対に持ち帰らなければと一番にゲットしたのは
アジアンカンフージェネレーションのゴッチが作っている新聞
「THE FUTURE TIMES」の最新号である。
この新聞を置いているところを京都では他に知らないので
ここに来たときは必ず最新号が置いてあるかをチェックするんだ。

私は0号から持っていて、すべてB4サイズが入る大きなファイルに
保存している。彼の凄いなと思うところは口先だけじゃなくて
実際に自分が動いて、何かをする!というヴィジョンがしっかりあるところだ。

寄付も大事だと思うけれど、それだけじゃない大きな視点でいろいろな
側面を丁寧に拾って、そこからしっかりと復興の手伝いをしていこうと
しているところも頭が下がる思いだ。

どう考えたって、大変さがほとんどだ。
体だけじゃなく、心の方もかなり鍛えなきゃ、いろいろな言葉たちに
傷つけられるんだろうなと思う。

そんなゴッチがCDについて日記で語っていた。
というか、音楽に値段をつけれるのかということだ。

私が子どものときは、まだレコードの時代だった。
場所をかなり取るレコードを整理するのは大変だったし、
子どものこずかいで(中学生であっても)アルバムを
買うのはとても大変なことだった。
だいたい、2ヶ月間ほとんど何も買わずにためて
やっと1枚のレコードが買えるっていう感じだった。
女の子なのにおしゃれより音楽だった。
で、シングルは買わない。お金がないし、アルバムに
入るはずだから。(B面は泣く泣くあきらめた。)

買う事ができる枚数はごくわずかなので
厳選に厳選した好きなアルバムだけを買い、
あとはFMで特集番組などをチェックして
それを録音するという作業にかかる。

当時はアルバム特集とかよくしてくれたんだけれど
最近のラジオでは皆無だよね。

だから、バカほど聴いてたわりに持っているレコードは
少ない。で、見事にほとんどが洋楽である。


当時はふつうにあったレコード屋さんに買いに行って
上から目線で(このニュアンスわかる人にはわかると
思うけれど、レコードは棚ではなくカラーボックスを上向きで置いたような
ボックスにでかいカードのように縦に並べられていたのだ)
アルバムを選んで買うのだけれど
ある日、そこで見つからなかったので「シュープリームスのアルバムありますか?」って
中学生女子が言ったものだから、店の主人は怪訝な顔して
「ちょっと、待ってて」と、しばらく奥に姿を消したかと思ったら
ややほこりかぶったシュープリームスのアルバムを持って来た。
「これかい?」
「はい、そうです。これ下さい。」
主人はほこりのついた袋から取り出して、新しい店の名前が印刷された
レコード用ビニール袋に入れ替えて、さらに大きな手提げ袋に入れて渡してくれた。

私の時代でもシュープリームスはかなり古いアーティストだったので
ジャニーズに熱をあげるだろう中学生女子がこんな古い、最近じゃ誰が
買うんだ?みたいなレコードを買うのがすごく珍しかったようだ。

私は抱きしめるように家に帰って、当時ステレオなんて買ってもらえなかったから
ポータブルプレーヤーでそれを聴いた。

♪ストップ!インザ~ネイム~オブラ~ブ~

ダイアナロスってかわいい声出すんだな。

なんて思ってニヤニヤしてた。
中学生女子が。

ちなみにシュープリームスに行き着いたのはマイケル・ジャクソンの影響だ。

が、そのあとはクイーンに目覚めたもんだから
もうハードロック一辺倒になった。
あるいはパンク。
the CLASHは私にとって神みたいな存在となった。

当時は邦楽にはほんと申し訳ないけれど興味が持てなかった。
なんか「やわ」(死語?)な音楽ばっかしで
むずかゆい感じしかなかった。

唯一日本人で当時アルバムを買ったのは
サザンオールスターズだけだった。

申し訳ないけれど、
20歳を超えるまでは
ユーミンとか小田和正とか
まったく受け入れられなかった。

しかし、きっと彼らは大人の音楽をやっていたんだろうね。
年取るにつれて、ようやく少しずつ聴くようになった。

だから、多くの日本人が昔の邦楽聴いてなつかしいと思うときに
私は70年代~80年代の洋楽を聴いてなつかしいと思うのだ。
思い出はいつも洋楽とともにだった。

唯一サザンだけは思い出があった。


そんな時代から音楽聴いて来た私が
今よく聴くのはthe HIATUSだし、
FoZZtoneだし
アジカンだし
ストレイテナーだし
ACIDMANだし
バックホーンだし
ワンオクだし
って
全部邦楽じゃないかって話。

いっときマイケミとかAvenged Sevenfoldにぞっこんだったけれど
最近彼らはあまり活発に活動してないから
どうしようもない。

MUSEとかCOLDPLAYもまだ日本で注目される前から好きだったけれど
なんか昔の洋楽にぞっこん時代とは違う気がしている。

これはなんだろうな~って考えた。

それは日本のバンドのレベルが上がったんだと思う。
昔はほんとロックバンドとか言っても
歌詞は最悪で音楽もワンパターンで
ロックが嫌いになりそうなのが多々あった。

ただの真似っこ。

ところがthe HIATUSでわかるように
もうそのオリジナリティとクオリティは凄いもので
世界と対等にあるいはその上を行くんじゃないかと思うバンドが
日本に生まれて来たのだ。

私がそういうクオリティの高い音楽と出会うきっかけを
くれたのはアジカンだ。

今でも、アジカンと出会った瞬間を覚えている。
TSUTAYAの書籍売り場の方で本を見ていたときに、店内ラジオみたいなので
流れて来たのがアジカンの「遥か彼方」だった。
このときはNARUTOの主題歌なんて知らなかったし
初めて聴いたんだ。
最初海外のバンドかと思ってよく聴いてみると日本語だ。
「え?誰?これ?」って釘づけになった。
で、最後にDJが「アジアンカンフージェネレーション、遥か彼方」と
言ったのをしっかり記憶して、そのTSUTAYAのCD売り場に行って
そのバンドを探して、その曲を探した。
なのに田舎のTSUTAYAはひどかった。無いんだ。なんだよ~って話。
でも、ガマン出来なくて、近くにあったダイエーのCDショップに
行くと、小さいショップだったのにあったんだ。
「崩壊アンプリファー」が!
すぐに買った。もうガマン出来なかったんだ。
その店内ラジオで曲を聴いてから7分後には手に入れていた。
こんな出会ってから買うまでの最短記録、
アジカンだけでいまだに自分の中では破られていない。

そしてアジカンのゴッチのラジオ番組を聴くようになり
そこでエルレガーデンを初めて知り、そして今に至るわけだ。

で、ここまでまったくゴッチの日記に関係ないじゃんって
思うだろう。でも、ここまで書かないと書けなかったんだ。

音楽ってそういうもんだろう?って

200円でダウンロード高いとか
3000円でアルバム高いとか

そういう以前に心が走ってしまうもんだよね。

アイドルが悪いとか
ロックバンドだけがかっこいいとか
そんなこと思わない。

どんなジャンルだって
私の心を走らせてくれる音楽であれば
大好きになる。
それを聴いて幸せになる。

ライブに行くのはとても楽しいけれど
そう頻繁に行けるわけじゃない。
でもCDがあれば何度もその歌を聴ける。

ならダウンロードでもいいじゃないかってことになるけれど
大好きなものは手で触れたいよね。
スキンシップというのは変かもしれないけれど
そういうことをしていたいんだ。

音楽ってもともと手につかめるもんじゃない。
瞬間に消える雪みたいなもんだ。
だけど、それを唯一触っている感覚にさせてくれるのが
CDやレコードなんだよね。

ただの受け皿、容器なのかもしれないけれど
それでも私はそれが愛おしい。
アルバムのジャケットや装丁というのかな
すべてが愛おしい。

だから私はCDが無くなるのはいやだ。

ダウンロードだとまるで「とりえあず」みたいな
感じがして、しかもパソコンとかiPodとかが潰れたら
万事休すじゃないかと(大げさかもしれないけれど)
思うんだ。

でも、CDはいつも側にいてくれる。
すぐに触れる。
ジャケットを触りながら
ミニコンポだけれどそこでCDを聴く。

幸せだ。

音楽を作っている方に聴いたけれど
CDの音楽を薄めたのがダウンロードミュージックだと。

いろいろ演奏家や歌い手が考えて音を重ねてたって
ダウンロードされるときは重ねたものは薄められて
届くそうだ。

だから実際に録音された音とは違うんだって。
だからCDで聴いたときに重厚な感じがするんだね。

反対にダウンロードを優先するなら
最初から薄い音楽を作っておけばいいだけで
実際にそういうアーティストもいるようだ。

そういう人のライブとか行ったら
最悪なんだろうね。

幸い私の好きになるアーティストは
音楽に真摯な人ばかりだから
ライブに行くとその数倍さらに
すごい音楽を聴かせてくれるんだ。

レコーディングで嘘っぱちをつくりあげる音楽
レコーディングで時間かけすぎて会社から怒られる音楽

きっと嘘っぱち音楽が今の世界の音楽をだめにしていくんだろう。
でも、その中でいろんな国で戦っている人たちもいると思う。

特に私は日本人はそのトップをいっていると思う。
嘘がいやな国民が多い気がするんだ。

だから今だにタワーレコードがある。
アメリカの本元はとっくに潰れたというのに。
日本で生き残っていろんな企画をしてくれる。

もちろん決して生き残るのに楽な時代じゃないだろうけれど
私はそういうレコード店が日本にあるっていうのが
すごくうれしい。レコード店で直接手にして
音楽を選べるのがうれしい。


とてつもなく長々と書いてしまって
でも、これも単なる個人的見解で
誰かに賛成してもらおうとか
そういう気はない。

私自身がただそう思うだけなんだ。

音楽が私には生きて行く上での
酸素みたいなもんだから。





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岩崎慧and岩崎愛「brother & sister Vol.3 」at 京都SOLE CAFE

2013年01月06日 | セカイイチ
1月5日(土)晴

今年最初のライブは京都での岩崎兄妹のライブでした。

年末にカウントダウンジャパンをテレビで見ていて
岩崎愛ちゃんがギターにthe HIATUSのマサ
ベースにナッシングスのひなっち(ストレイテナーでもあるけど)
ドラムにアジカンのきよしさんをバックバンドにして
歌っているのを見て、すごく衝撃を受けたあとに
アジカンのコーラスにも参加していたのをみて
こんなに凄い人だったんだと今まで知らなかった彼女の音楽を
聴かなくっちゃと思ったわけですが、
偶然なのか必然なのか
彼女の兄でセカイイチのボーカルの慧さんと
兄妹でのライブを京都ですることを知りました。

慧さんのライブは今まで何回か行かせてもらいましたが、
愛ちゃんのライブを見たいなと思ったときに
グッドタイミングでこのイベントに参加できたのは
本当にうれしいです。

年末にRADIO CRAZYでのトリだったアジカンのステージで
愛ちゃんを見て、年始にまた愛ちゃんを見るというつながり。

何か意味があるのかなと思っています。

SOLE CAFEは私にとってはティーンのときの地元なので
馴染みがある場所で、とてもアットホームな場所です。

そこで見たお二人は兄妹だけあって
しかもとても仲がよく
よりアットホームな空間がそこにできました。

しかも大阪出身なのでその雰囲気もね。

まずは愛ちゃんからでした。

セットリストは

花束
I LOVE MY LIFE
死ぬまで一緒
瞳を閉じて(ユーミンカバー)
バースデー
東京life
All right
26

自信ないけれど、たぶんこうです。

私が彼女に感じた印象は
カウントダウンジャパンの時からですが、
アメリカの女性シンガーのイメージ。

たとえば、リッキー・リー・ジョーンズ
リンダ・ロンシュタット
あるいはボニー・レイット

っておそらく、ここをご覧の皆さんは誰?って
思うシンガーばかりでしょうね。

ノラ・ジョーンズっていったら通じるかもしれないけれど
私にはノラより先にあげたアメリカの大御所たちを
思い浮かべました。
80年代のパワーのある女性シンガーたち。

自分でいうのもなんですが、本当に私は音楽バカなのです。
いいかえれば、音楽オタクみたいなもんです。

ジャンル問わず、洋邦問わず、聴きまくってます。
それも10代の頃から。まあ、比較すれば洋楽の方が
得意かもしれません。でも、いろんな音楽が
私を大人にしていってくれたのですから
忘れようがありません。

で、アジカンのゴッチが愛ちゃんの歌声や音楽に
惚れ込んだのもわかる気がしました。

おそらく、ゴッチはこのあたりの女性シンガーが好きだと思います。
(って知らないけれど、本当は)

あと、ミリー・リパートンとかも思い出しました。

本当に愛ちゃんの声は美しく、太く、まろやかです。

愛される歌声の持ち主だと今日、確信しました。

彼女がMCで何度となくゴッチの話をしましたが、
その中でゴッチお薦めの映画「私をスキーに連れてって」
を見たという話が、結構楽しかったです。

この映画ってすごく昔ですよね。
でも、皆さんはユーミンの「恋人はサンタクロース」を
絶対に聴いたことがあるはずなので、あの曲の映画かって
わかるはずです。

ゴッチがなぜにこの映画をお薦めしたのか
彼の「私をスキーに連れてって」論を是非聴きたいです。

私も見たことがありますが、好きな俳優のひとりである
三上博史さんが出ている映画なので見たのかな?
かなり前に見たので(たぶんテレビ)記憶は曖昧ですが
この映画にはいろんな見方があるので、おもしろいですよ。
内容というより、見方です(笑)

この映画がなぜに作られたか?
愛ちゃんもきっとご存知ないでしょうが、
これはスキーのテクニックを見せたい映画なのです。
と、これを作ったホイチョイプロダクションの社長さんが
言ってました。スキーのすごい技をやるチームみたいなのが
あって、それを映画にしようってことで作られたという
話を聴いた記憶があります。

私はスキーはパラレル止まりなので技なんてわかりませんが。

あと、バースデーっていう曲は愛ちゃんが自分の誕生日に
イベントをして、そのときにファンの人に配った曲らしいです。

東京lifeはゴッチ監修のもとに作られたアルバムの表題曲で
ゴッチに会えたから、アルバムが出せたみたいなことを
言われてました。

ゴッチって人と人を繋げる能力は天下一品ですよね。

この私もゴッチのお蔭てでエルレを知り、細美武士氏を知り
テナーのホリエ君を知ったのですから。

ちなみにみんな見た事あるでしょうか?このゴッチと細美くんと
ホリエ君が川辺でバーベキューしながらお話している番組を。
あのマイナーさ。今では考えられない番組でした。

さて、愛ちゃんの次は慧さんです。

慧さんのセットリストは

風来坊
Touch my head
Beat goes on
世界は幻(アナログフィッシュカバー)
才能と解放
幻を見ていた(新曲)タイトルがちょっとあやふやで、すいません。
さよならバイバイ(「幽☆遊☆白書」(これでよかったかな?)のエンディングテーマ)
ふりだしの歌
バンドマン

です。自信はないですが。

世界は幻では佐々木健太郎くんとは仲がいいという話が出ました。
初恋の嵐でのいろいろなボーカルさんとの交流の場での
おもしろいエピソードも話してくれました。

あと、前日にあった慧さんのライブで
仮面ライダーブラックの歌やったら受けなかったという話になり
友達がやっていて、ほんとうはやりたいんだけれど
みんな知らないみたいだからと「幽☆遊☆白書」のさよならバイバイという
ちょっとボサノバ風の曲をやってくれました。

って仮面ライダーブラック好きなお友達ってFoZZtoneの渡會さんですよね(笑)


愛ちゃんとふたりで「幽☆遊☆白書」は見てたそうです。
ゆえに愛ちゃんも口ずさんでました。

愛ちゃんの最初のライブを8年前に大阪にこだまにのって
サプライズで見に行った話をしたあとに「ふりだしの歌」
を慧さんは歌ってくれました。

ほんとうに妹への愛があふれていました。

そして「バンドマン」
何度聴いても素晴らしい曲ですね。


で、アンコールには兄妹で登場し

さよならCOLOR (スーパーバタードッグカバー)
おなじ話(ハンバート・ハンバートカバー)

を歌ってくれました。

さよならCOLORが聴けるなんて。

新年にふさわしいファミリーなアットホームなライブでした。

慧さんと愛さんそれぞれが、音楽で生きて行くという不安だったり希望だったりを持ち
言葉の端々からそれが感じられ、今の音楽業界の大変さも感じられましたが
このお二人なら、ずっとずっと歌い続けていくっていう未来が
私には見えた気がしました。

愛さんの歌じゃないけれど
「だいじょうぶ」
そう思いました。

慧さんはトップに立ち、売れたいという気持ちを言葉にされましたが、
もちろんそれもすごく大事だと思います、生活して家族を養うという意味では。
でも、同時に長く、ユーミンも言うように「詠み人知らずと言われながらも
見知らぬ人たちに歌い続けられる歌」を慧さんにも愛さんにも歌い続けてほしいなと
今日の歌たちを聴いて思いました。

最後に慧さんが「今日はふわふわする。」とか「熱い」とか言ってたので
ちょっと体調が心配でした。熱があったのではないですよね?

どうぞ、お身体もご慈愛下さいね。

まあ、単に飲み過ぎだったのかもしれませんが(笑)

今年もまたいいライブがいっぱい見れそうな
そんな気がした夜でした。





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新年あけましておめでとうございます☆

2013年01月03日 | Weblog
2013年も始まりました。

今年もまたいろいろな出会いがあるんだろなと
今からワクワクどきどきしています。

年末ラストに聴いた一曲はやっぱりACIDMANの「ALMA」でした。
だいぶ前の曲なのに去年の後半はこれが私と大事な人の一曲になりました。

そして、新年の一曲をシャッフルする前に細美くんのデュエット曲を
見つけてしまい、それをダウンロードしたので、それが今年の1曲目となりました。

Raspberry Fieldとの英語での曲です。
韓国のシンガーなのかな?
まだ詳細はわかりませんが、とても美しい曲です。

あと、年末に買い替えたiPhone5をいじっていたら
ピッと自分が購入したFoZZtoneの曲のうちの一曲を
押してしまって、それがiPhoneにダウンロードされたのですが
「ターミナル」でした。これが今年のフォズの一曲目となりました。

先日のRADIO CRAZYについてはまた詳しく書きたいと思いますが、
本当に素晴らしいフェスでした。

それにしても年末年始は行事ごとが多すぎて
自分の時間がなかなかもてなくて、やりたいこともできません。
というか仕事しなくちゃいけないのもやっていなくて
あせってます。

ということで

ここをご覧くださっている皆様は
今年も充実した一年で、どんな事があっても「生き残る」生命力を
兼ね備えた方達ばかりであると信じております。
また、皆様とたくさんいい音楽を聴いていけたらと思っています。

素敵な2013年を!


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