HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

MUSIC CAMP~ ROCK KIDS 802 ラジ友夏祭り

2014年11月19日 | Nothing's Carved In Stone
2014.8.22(金)晴れ

心斎橋 Music Club JANUS

これは実のところ生まれて初めて帰りたいと思ったイベントだった。
誤解のないようにしてもらいたいのは
このイベントが悪いということではなくて
自分が場違いであったということである。

ついうっかり村松拓くんが出るのにひっぱられ
ブライアンもフォーリミも観たかったバンドであったうえに
ギリギリなのにチケットがまだあったという事で失敗したのだ。

出演バンドは以下。

Brian the Sun / 04 Limited Sazabys / 村松拓 [司会]落合健太郎

これは「夏祭り」であり、高校生大学生メインの祭りであったのだ。
そこを理解してないで参加したので、ほんと「あわわ~」であったのだ。

しかもひどいなと思ったのは
村松氏は3曲しかやらなかったのだ!

さらに一曲は浜田省吾の「悲しみは雪のように」のカバー。
まあ、それもレアなのかもしれないけれど3曲って何?って感じ。
MCでは関西の番組の「探偵!ナイトスクープ」が好きという話。
関東の人で知っている人がいるのが不思議なくらい。
この番組は関西では人気の長寿番組で、一般の人から
いろいろな疑問や悩みを受けて、それを解決する番組なんだけれど
意外と感動シーンが多い。

まあ、それはそれでおもしろかったけれど、トップバッターで
しかもすぐに次の仕事場へ移動ということでいなくなっちゃって
それでたぶんおっかけの人たちはそれについて行っちゃったんだよね
残りが若い人たちだらけ。

ブライアンも
フォーリミも楽しかったけれど、
とにかく自分の違和感が半端なかった。

お祭りなので引き換えチケットをもらえて
当て物とかドリンクとか交換してもらえたり
そば打ちをされていて、それを食べさせてもらったりは
したけれど、ほんと「いいの?私ここにいて?」って
感じだった。

もう途中から「いいや。もう楽しんじゃおう」って
クイズとかにも参加してた。

でも、音当てクイズではさすがに
最近のKANABUNとかそのあたりのバンドのイントロでは
太刀打ちできなかった。時代は進んでる。

落合健太郎さんは男前で優男で和の衣装がとても似合ってた。
ただ、最近ラジオをあまり聴いてないので
なんか声かけるにも嘘っぽいのでやめた。
すぐ目の前にいたりしてもね。

とにかく、これからはしっかりと何歳対象かを調べてイベントに
参加しようと思った。

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RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート1 Nothing's Carved In Stone編

2013年01月26日 | Nothing's Carved In Stone
2012年の年末。
12月30日(日)雨のち曇り
南港・インテックス大阪にて

始まってから毎年の年末の
私の恒例行事になってしまったRADIO CRAZY。

大阪でこのようなフェスをしてくれるFM802には
ほんと感謝だ。

この日のメンツもすごい人たちばかりで
どれを選ぶのか本当に大変な感じだった。

グッズも長蛇の列が出来ていたので
最初BIGMAMAを見ようかと思っていたけれど
断念した。

やっぱりこのバンドとは縁がなさそうだ。

購入後、Nothing's Carved In Stoneのステージを見るために
L-Stageへ。

この日結局私が選んだステージは

Nothing's Carved In Stone→ACIDMAN→BOOM BOOM SATELLITES
→the HIATUS→ASIAN KUNG-FU GENERATION

間でちらっとだけTHE ラブ人間を見たけれど
これはカウントに入れないでおこう。

他にフジファブリックは見たかったけれどACIDMANとかぶってたので
断念。その後、ちょっと休憩に入った。ACIDMANが良過ぎて
その余韻にひたりたくて、ホテルのカフェに行ってちょっと気持ちを切り替えた。
(INTEX OSAKAの近くにはホテルがあるんだ)

その余韻を抜くのには結構時間が必要だったんだよね。
でサカナクションに行くと人が多過ぎて、息もしにくい感じなたくさんの人だったので
あきらめて外に出た。

まあ、サカナクションは何度も見てるしね。

とにかく、絞りに絞ってしっかりステージを見たから
1バンドずつ書かせてもらおうと思う。

で、まずナッシングス。

ナッシングスは久しぶりな気がする。
見てて思うのはやっぱり職人集団だということ。
あるいはエンジニア集団というのが合うような気がした。

とにかくメカニカルなサウンドで
演奏もきっと実際にギターやベースやドラムを
やる人たちからすると「すげぇ~!」の一言だろうと思う。

どこまで難しいことをやっていくんだろう?
って思うぐらいにその演奏は素晴らしい。

ただ、いつも思うのはこのバンドにおいては
主役がボーカルではないということ。

主役は演奏であって、ボーカルを引き立てるものではないということ。

ふつうはボーカルを中心にバンドは回るような気がするんだけれど
このバンドはどうしても演奏の方が前面に出て来てしまう。

ってボーカルの拓くんは本当に素敵で心にどしんと伝わって来る
歌を歌ってくれるのは百も承知。

私が彼の声に最初に出会ったその瞬間をいまだに覚えている。
ドアを開けた瞬間に私を捕まえたその声。
これは何度も何度もバカがつくぐらいにこのブログに書いたよね。

大好きなんだ。彼の歌も歌い方も。

だからこそ、彼をもっともっと引き立ててほしいと
ほんとに思うんだ。

もちろん、彼は変わった。
昔に比べたらステージングなんて別人のようだ。
外見ももちろん変わった。


髪の毛は短く金髪になり、
ステージから会場を見据えるように見渡しながら
堂々と歌う村松拓氏。

ロンゲで顔が見えなぐらい下向いて
体を揺らして歌っていた時代を
この姿から知らない人なら想像できないだろうな。

私は認識しないといけないんだろうな。
彼はいろんな意味で変わったんだろうって。

昔の方が好きだとかそんなこと言っても
ちゃんちゃらおかしいって笑い飛ばされるんだろう。

あこがれていた人たちがもうふつうにそばにいて
すごいアーティストたちと笑顔で挨拶出来るようになって
私なんかのまったく手の届かない存在になっちゃったけれど

でも、そんなことはどうでもいいんだ。
私はずっと彼の歌を聞き続けて行きたいんだ。
演奏の飾りではなく、彼がど真ん中の存在である歌を
聴きたいんだ。

彼が主役のナッシングスをどうか見せてほしい。

以前、バックホーンとのほんと夢のような2マンでも
思ったけれど、バックホーンは山田さんが主役で
人間味を前面に出して、ほんとその温度はあったかくて
演奏的にはもしかしたらナッシングスの方が凄かったかも
しれないけれど、私はバックホーンの方があったかく感じた。

拓くんの声はあったかい。
だからこそ、もっともっと彼の温度を前面に出す
ナッシングスになってほしいんだ。

ファンのめんどくさい願望なんだろうけれど
あのABSTRACT MASHの時のように
ほんと滲みて来る歌がまた聴きたいんだ。
人間味溢れる歌が。

ってなんかちょっと困った感じになってきたね(笑)

でも、ナッシングスのアルバムはこれからも買うし、
ライブもチャンスがあれば行くし、
生形さんやひなっちのそれぞれの活動にも目はいくだろうけれど
生形さんのあのエルレのときのあの人間臭さをまた見せて欲しいなと思う。

それぞれが大好きな人たちなのに
どうしてこんなことを私は思うんだろうな?

November 15thは大好きな曲なので
やってくれてほんとうにうれしかった。

SILVER SUNからの曲を数曲やってくれてよかった。
アルバムの曲をはじめてライブで聞くっていうのは新鮮だよね。

Red Lightもいい曲だよね。

まあ、拓くんは私のことなど忘れているだろうけれど
いつかどこかで会ったら「やあ!」って笑顔で
言ってくれたらいいな。

とにかく回りに遠慮しないで自分を押さえないで
自分をもっと主張して個性をもっともっと
出して言ってくれたらいいなと願っています。

生形さんが困るかもしれないけれど
細美方式でもいいんじゃないかなと(笑)


そうそう、先日吉井さんが出たA-STUDIOに
歌のときに生形さんも出てたよね。

あのときのウブさんってほんとキュートなんだよね。
そして人間味溢れているの。

このバンドでは若い方になるからなのかな?
少年っぽい雰囲気すらあって。

でも、ナッシングスになるとある意味貫禄でちゃう。
で、親分になっちゃうのはリーダーだから仕方が無いのかな。

私はキュートなウブさんが好きなのにな。

遠い昔握手してくれた時の彼の握力はいまだにこの手に蘇る。
ってもう私年寄りだ。そういう過去のことばかり言ってるんだものね。

おばあちゃんになってもライブ行ってやるぜ~!(笑)

ってことでナッシングス編はこのあたりで。

セットリスト

Spirit inspiration
白昼
November 15th
Inside Out
Red Light
Rendaman
Around The Clock
Isolation


次回はACIDMAN編。

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Hand In Hand /KYO-MEI ライブ

2012年04月18日 | Nothing's Carved In Stone
もうだいぶ経ってしまった。

先月3月31日(土)に大阪のなんばHATCHに久しぶりに行ってきた。
なんばHATCHは2年3ヶ月ぶりだ。NICO Touches the Wallsのライブを見て以来。

Nothing's Carved In StoneとTHE BACK HORNとの対バンのことを
去年の年末のRADIO CRAZYで生形さんがステージで言って
なんてすごい2マンだろうって思った。
いつなのかドキドキしていたら、ギリギリ行ける日だった。

実はTHE BACK HORNのライブはまだ未体験だった。
彼らに注目するようになったのは
やっぱり細美さんとバックホーンのメンバーとの対談からだった。
細美さんがその時にバックホーンの「晩秋」が一番好きだと
言ったので、一番初めに買ったアルバムが「何処へ行く」だった。
そのせいか、いまだにこのアルバムの初期衝動のような青さが
すごく好きだ。最初に買ったのがインディーズ盤であったわけで
メジャーアルバムを買うのはそれからだいぶ経ってしまった。

ある意味、自分がのめり込む可能性を秘めたバンドだというのは
わかっていたから、あえて近づかなかった感じもある。

スペースシャワーTVで見る松田さんの人柄もあったかくて
わかってた。好きになってしまうことを。

でも、あえて何年も避けて来ていた。

そして、ついにこの日がやってきたんだ。

しかも奇しくも細美さんのかつての仲間、生形さんのバンドとの共演。

ぐるぐると糸は紡がれていくんだね。

さて、この日は最初雨模様だった。
しかし、自分で言うのもなんだけれど晴女なので
やっぱり私が外に出ている間は雨はやんでいた。

グッズ販売にはかなり長蛇の列で、2バンドのコラボTシャツが
やっぱり人気だった。ナッシングスサイドのコラボTと
バックホーンサイドのコラボTがあって
私は機関車がデザインされていたバックホーンサイドのコラボTを
買った。2バンドの名前はちゃんとあって、こういうのって
なかなか貴重だよな~って思ってたら、やっぱりライブ後にはソールドアウトだった。

ファンの方が載せていたセットリストや自分の記憶を
まぜてのセットリスト

<THE BACK HORN>

雷電

一つの光
桜雪
クリオネ
真夜中のライオン
コバルトブルー

世界中に花束を
シリウス

<Nothing's Carved In Stone>

Truth
Spiral break
November 15th
Chain Reaction
Falling Pieces
Inside Out(新曲)
Pride(新曲)
Diachronic
Rendaman
Around the Clock
Isolation
Chaotic Imagination

セットリストみて思うけれど
見事にタイトルが全部日本語と
全部英語に分かれている。

超日本語で歌い上げるバックホーンと
ほぼ英語で歌い上げるナッシングス

このコントラストがいっそうお互いにもう一つのバンドを
浮き上がらせたようにも思えた。

バックホーンの演奏が始まって
もう、ほんと引き込まれるのに時間はかからなかった。
あっという間だ。
その熱というのかステージから
ぐわ~んと魂攻撃を受けたかのように
ろくろく首の首がびよ~んと会場を一周していくように
その歌と演奏は会場を一周してステージに引っ張り込んだ。

山田将司というボーカリストの声がこんなにも
伸びやかに動き回って、しかもまるで火の玉を声につけているかのように
矢継ぎ早にこの心に飛び込んで熱くしていく。

ほんとうに惚れちゃう声だ。
って惚れちゃったよ。

そういえば、日本のロック界にはMasashiという名前の
素敵なロックボーカリストが2人もいるんだね。

バックホーンの山田将司氏と
フォズトーンの渡會将士氏

なんかバンド名をカタカナにしたら文字数いっしょだし、
名前のひとつの漢字もいっしょだね。

どっちもほんと素晴らしいよ。

新曲の「一つの光」はライブだとさらに大きな光になった。
ステージから前方向へ光がぱあ~っと射していく感じだった。

彼らの演奏や歌い方を見ていて、
90年代後半のバンドの良さと今のエモ系あるいはパンク系のバンドの良さを
自分たちのものにしてしまっている90年代と今の時代をつなげているバンドだなって

SIAM SHADEのようなギターワークやドラミングやあの時代の懐かしい感覚を
思い出しつつも、新しさもそこにあって。

「クリオネ」はどんな風になるのかな~って
思ってたら山田さんがアコギをもってほんと日本語なのにイギリスの香りを感じた。
なんだろう、あの空気感。イギリスでもスコットランドに近い方の空気感。

「コバルトブルー」なんてあのリズムやギターワークはやっぱり
SIAM SHADEを思い出しちゃう。ヘドバンしたくなっちゃう感覚。

どうして、こんなに魂をさらけ出すような
感情を吐き出すような歌い方ができるんだろう。
山田さんの全身全霊がほんとうに会場のすべての人たちに
降り注いできて、なんかみんなの魂がひとつに合体しちゃうような
まさに「共鳴」だった。

全体的にやっぱり男性ファンの方が多かったように思えるけれど
ひとりで来ているバックホーンと同世代の人たちも
ほんとうに好きなんだなってそばにいて感じるほどの
熱をもって聞き入ってたし、体を揺らしていた。

「世界中に花束を」を聴いている時は
なんか感動の域を超えて、彼らに自分も同化しているような
夢心地になった。そして泣きそうになった。

ラストは新曲「シリウス」

♪立ち尽くすあなたのため 今何ができるのだろう

この歌はやっぱり震災後の人々のことを思いながら
作ったんだろうね。


彼らの歌には
「魂」とか「命」とか「熱」がいっぱいで
それが会場をでっかく包んでいく。

すごいものを見たってそう心から思ったし
感動の膨張ってこういうのを言うんだって
得体の知れない「生きる力」みたいなものをもらった。

山田さんはあまりしゃべらなかったけれど
ぼそっと「いい日になるよ。」って
2回くりかえして言った。

ほんといい日になった。

最初がバックホーンで人間味が溢れて
会場ももうすでにヒートアップしていたけれど

ナッシングスが始まるとまた違う世界がそこで展開された。

ほんと申し訳ないけれど、いまだに村松君には
アブストの村松君のイメージがぬぐえない。
だから、つい近かった時のイメージがどこかちらついて
ほんとその成長ぶりっていうと失礼かもしれないけれど

凄い人になったんだねって

まるで夢を叶えた生徒を見る先生のような気持ちになってしまう。

やや客観性に欠ける部分もあるのかな~って。

ただ、ステージを見ていて、彼は変わってしまったなって。
それはいいとか悪いとかじゃないよ。

彼はナッシングスの彼になったんだって。

あのアブストの時の彼独特の揺れる演奏や歌い方が
ほとんど見られなかったから。

あの時代は顔もよく見えない感じで
その揺れるシルエットが彼の存在を示す感じだったけれど
今は堂々と会場を見据え、顔をしっかり見せて
体をゆらゆら揺らすこともなく、しっかりとギターを演奏し
そして力強く前向きに歌う。

もう忘れないといけないのかな?
あの頃の君を。


生形さんもエルレの時代よりかえって若くなった。

あの時代はきっと気を使っていたんだね。
今はなんか野に放たれた鳥のように自由に飛んでるような感じだ。

ひなっちもテナーとあれだけ雰囲気を変えられるんだね。
彼も楽しそう。

オニィのドラミングも最高。

彼らの曲はいつも精密でバックホーンがアナログ的なら
彼らはデジタル的だ。

バックホーンがワイルドなら
ナッシングスはスタイリッシュだ。

まるで音楽界の東大生のような演奏をしかけてくる。
どうなってるの?っていうぐらい難しい演奏を
やってのける。

これでもかこれでもかというテクニック。
こういうことをしているのが本当に楽しいんだなって
感じられる。どれだけ難しい演奏を極めるの?って
思う程、あまりのレベルに圧倒される。

たとえが悪いかもしれないが、イメージは
ガンダムやエヴァの高性能のロボット部分や
操縦技術自体がボーカル以外のメンバーで
成り立ち、その操縦席に座るひとりの
人間味あふれる少年のアムロやシンジが
村松君のような気がした。

ナッシングスは村松君が心の役割をしていると
今回感じた。


こういう書き方をすると
他のメンバーには心がないのかというような
誤解を受けそうだから、それはたとえであって
生形さんもひなっちもオニィも3人とも
暖かい人柄は個々にはあって、それを
いつも感じているし、3人も大好きだ。

でも、3人が合体するとどこか職人魂が
炸裂して、より高性能なものへと
思いがいってしまっているような気もしている。

ギターキッズなどにはたまらない師匠と
成りうる人たちであるのは確かだし、
日本のロック界でもトップクラスであると思っているし、
そんなバンドと出会えて本当にうれしいんだけれど
バックホーンのようなまだ土臭い部分も
忘れないでほしいと願うんだ。


バックホーンが終わって、
ナッシングスが始まった時に
村松君が会場に向かって
「お前ら共鳴しあってたじゃん」って言ったのが
今でも頭から離れない。

そのとおりだった。

バックホーンの時にほんとうに共鳴しあってた。

その共鳴をそのままナッシングスにいくには
ナッシングスの立ち位置が高過ぎて
手をのばして、握手するのが精一杯って感じだったのかもしれない。

まさに互いのツアータイトルが象徴してるね。

ナッシングスは指先から手からのメッセージ(HAND IN HAND)
バックホーンは歌を投げかけて響かせるメッセージ(共鳴)

ライブは本当に素晴らしかった。2バンドとも。
村松君のボーカルにはやっぱり心を強く惹き付けられるし
この歌い方が好きだと改めて思う。
生形さんの出すギターの音も好きだし
ひなっちのベースもやっぱり感動する。
オニィのドラミングにも惚れ惚れする。

こんなに好きなのに。

でも、もっと土臭さが欲しいと
最近は思う。

年とったのかもね、私(笑)

November 15が聴けたのはうれしかったし
新曲が2曲も聴けたのもよかった。
早く、新しいアルバム聴きたい。

生形さんにも村松君にも土臭さを求めてしまうのは
きっとそれぞれを土臭いライブハウスで
遠い昔に見たせいだろうね。

あの頃のあなたたちはそれぞれに
不安や葛藤を抱えて、こんな今を
きっと想像してなかったものね。

私はある意味、ひとつの夢はこうして叶っている今を
心から祝福したいし、これからもずっと音楽で
人に感動を与え続けていってほしいと思っている。

今、Chain Reactionが頭の中でぐるぐる鳴っている。

名曲だね。


















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君の笑顔が懐かしく思える

2011年10月18日 | Nothing's Carved In Stone
髪の毛を切った君はイメージがなんかちょっと変わった。
でも、相変わらず「かっこいい」人なのは確かであって
ますます女性ファンも増えたんだろうな。
でも、彼の凄いところはそれと同じくらいに男性ファンをも
惹き付けるところ。

そう彼の名前は村松拓。

彼の最近のブログに彼のブログのタイトルである
「Turn」について書いてあった。

やっと教えてくれたね。

もう3年近く待ったかな(笑)

下記に書いたのは2009年の1月。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/7c32b070ca7c3aaeb9ff11832b20781d

そこで私はこのタイトルはTRAVISの曲からかな?って書いた。
いつか教えてほしいっていうのも書いた。

そして、2011年の10月に彼のブログにその答えが書かれた。

「正解!」だったね。

うぶさんのブログのタイトルも
そして拓くんのブログタイトルも
私の好きな曲ばかり。

だから彼らが作る曲が嫌いになるわけないじゃん。

根本的に聴いて来ている音楽がいっしょなんだから。

私が直に会ったことがあるのはABSTRACT MASHの村松拓くんで
NCISの彼には会ったことがない。だって、ライブ後出てくるなんて
ないでしょ?わかんないけれど。

彼といろいろ話したあの時が懐かしい。
すでにNCISで活動していても
昔ながらの彼のままでほんと気さくに
自然体な人のままだった。
彼はどんな人に対しても態度がきっと
変わらない人なんだと思う。
凄い大物アーティストだろうが
私のようなただのファンだろうが
いつも同じように接してくれると
思う。今もそうだと信じてる。

でももうあの時のように会えないかもしれないね。

それでもずっと君の歌をこれからも昔と同じように
聴き続けるから。

また、ライブに行けるといいな。

そんなことを思いながら
久しぶりにTravisの「Turn」を聴いてみる。

私の愛する町グラスゴー出身のTravis。

彼らも最近どうしているんだろう?
また新曲が聴きたいな。







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echo

2011年08月04日 | Nothing's Carved In Stone
もう随分前に買っていたんだけれど
なかなか書くタイミングが合わなくて。

その時に突然違う言葉が溢れてくると
書こうと思うものが置き換えられる。
ゆえにちょっと間が空いた。

Nothing's carved in stoneのアルバムは
毎回思うけれど

「職人技」が散りばめられたアルバムだ。

色んな事が計算し尽くされ
まるで理系の学生が論じる文章のように
緻密に合理的にある意味難しく
届くのである。

それを重いとする人は聴かないだろうし
そこが好きだという人はのめり込むだろう。

こんな暑い真夏日に聴くと
ほんとに車のエンジンが焼けるような
そんな機械の鼓動を感じる
音楽である。

金属がいつもその素材感をもって
彼らの音楽で手渡される感じ。

決して田舎屋に置かれているような
木製の棒だったりは彼らのアルバムの中にはない。

すべて都会的で無機質な存在を愛しくさせる
音が詰まっている。

今回3曲日本語詩の曲があった。

これがかなりよかった。
というかabsrtact mashの初期のアルバムには
その日本語と英語の境目のない歌詞で繋がれる歌が
村松拓氏の特徴であり、それがすごく好きだった。

もうナッシングスではやらないのかな?って
思っていたら、今回3曲もあって
すごくうれしかった。

「Chain Reaction」が最初流れたときに

あ~日本語だって凄く心が高鳴った。

英語がいやだとかじゃない。
英語の曲はいっぱい聴いているし、
なんの抵抗もない。

ただ、私はこの村松氏の日本語の歌が聴きたかったんだ。
それが素晴らしいのを知っていたから。
彼が書く日本語詩が素敵なのを知っていたから。

「9Beat」
この曲だって、ほんとに彼らしい曲で
彼の言葉があって、それが逆にちょっとせつなくなる。

そうabstract mashの歌が、あの彼の歌が
聴けないんだと思うと。

ただ、休止中だからいつか復活してくれるよね?

またあの歌が聴きたいんだ。

「Goodnight & Goodluck」

日本語だけれどイギリスの香りが漂う。
そこがナッシングスの凄いところだろう。

彼らはイギリスの空気感をあちこちに漂わせる。
フィーダーとかあるいはヘイヴンとか
そういう音楽と近いものがある。


Nothing's carved in stoneはアルバムを出すたびに
どんどんでかいバンドになってきて、
あの村松拓氏もどんどん遠い存在になってくる。


でも、わかってる。彼はどこかで会ったら
きっと昔のままで笑顔でふつうに話しかけてくれると。
もういろいろ話せないだろうけれど
それでも、きっと相変わらずな感じだろうと。

また、「1mmタール」が聴きたいな。

あ、そうだ。

すっごいことがわかった。

オニィがなんとあのSIAM SHADEの仙台のライブに
お手伝いに行ってたんだって。

淳士さんが師匠だったのかな?

でも、すごくうれしいし
この日本に五万と居るバンドの中で
こうして自分が大好きなバンドやアーティストと
バンドやアーティストが繋がるっていうのもすごいよね。

そういえば

Northern 19のメンバーも
RIDDLEのメンバーも
みんなSIAM SHADEを通ってきてるって
言ってたな。


そうSIAM SHADEで育った子ども達は
今みんなすごいことになっているんだ。

昨日書いてなかったけれど

SIAM SHADEは私の邦楽ハードロックの始まりであり、
今もなお、その後継者はなかなか見つかっていない。

ただ、ONE OK ROCKに期待しているけれどね。
彼らはこれから日本のハードロック界の先頭に立つ存在だ。
きっと日本のマイケミカルロマンスになれる!
彼らの新曲もすごくいいから。







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村松拓氏の詩について

2010年06月07日 | Nothing's Carved In Stone
昨日というか今日というか深夜に再放送されてたモンスターロックを見た。

実は最近、仕事ですごい展開があり、かなり責任の重い仕事が私のもとにやってきた。
前任者はナーバスブレイクダウンでその座を降りたそんな仕事だ。

「うそだろう?」っていう感じでいる私に
「はい、あなた明日からそれ引き継いでやってね。」の世界。

実はプライベートでも結構ヘヴィな事があって
自分が安らぐ場なんてどこにあるの?って感じだけれど

人間っていうのは不思議なもので
しんどいことがあっても、そこにさらにしんどいことがやってくると
前者はそれほどしんどく思えなくなるという適応性があるということを知る。

おそらく、この仕事とプライベートのヘヴィバランスが
案外それなりに仕事に向き合える状況を作っているんだろう。


ゆえに、細美くんのラジオもこの一ヶ月ほどぜんぜん聴けてなくて
スカパーとかもチェックできてなかったんだけど、
たまたまツイッターを始めてた私が通勤途中に見てたら
フォローしてるモンスターロックのツイッターに
ナッシングスのインタビューをしたっていうのがあったのと
村松くんがそのことをツイッターしてたのを思い出して、
そろそろそのインタビューあるんじゃないかと見てみたら
ドンピシャだった。

ウブさんと村松くんの2人がそれぞれ個別にインタビューを受けていた。

「Cold reason」はセッションから生まれたと生形さんは語っていた。
この曲はとても好きで、特にベースラインが好きだ。こういうベースラインが
きっと私は一番好きなんだと思う。レッチリのフリーが好きなのも
こういうベースラインを彼も弾くからだと思う。

だから日本ではひなっちが一番好きなベーシストであるゆえんだ。

「Sunday Morning」をmy spaceで聴いたけれど

なんて素敵な曲なんだろうって思った。

ナッシングスはやっぱりUKテイストのバンドだと思う。
あの湿気のある曇り空の多い国。雨の日の草の香り。
朝露にぬれる花。空を見上げてもそこにおいかぶさる
木々が立ち並ぶ森。

オーイングランド マイライオンハートの世界。

私の愛するUK。


ナッシングスでもアブストでも最近村松くんは
すべて英語詩になった。

以前はアブストの曲では日本語も混じってたのに。

でも、全部日本語ではなくて英語と交互に
パッチワークのように出てくる感じで。

でも、そういうことするより英語で書いた方が
より伝わりやすいと思ったのかな?


私は彼の書く詩を読んでいていつも思うんだ。

彼は海を見てるのかな?って


彼の詩にはどこか海のイメージがする。

それはただの海ではなくて
もっと深いもの。

人間が海から生まれたってことに
関係があるような

そんな遺伝子の叫びのような


彼の書く英語で印象に残る単語は

skin
wave
sand
time
world
life
heart
soul

そして

inside


彼の詩にはいつも深い心の扉の中から
出ようともがいている何かを感じてしまう。


skinという言葉は私にはとても痛いイメージがある。

アブストでもナッシングスでもこの言葉を彼は何度か使ってて
それが私に痛みを訴える。

彼はナッシングスに加わる前はタトゥーをしてなかったけれど
今は腕とかにタトゥーを入れている。絵と文字が彼のスキンに
刻まれた。


細美くんのタトゥーが昔に比べてすごく増えたのを見てて
彼がどれだけの心の痛みをかかえていたのかがわかる気がした。

心の痛みはタトゥーによって緩和されるのだろうか?って思ったことがある。

そう痛みのバランス。


村松くんは話をしているときはとっても明るくて
こんな歌詞を書く人には思えないんだけど、
そんな姿と裏腹に、深い何かを抱えているのかな?


魂を絞り出すような
そんな歌い方。

彼が詩を書くときに何を思って書いているのかはわかんないけど
私には感じることがある。その痛みを私も知っているかもしれないって。

同じぐらいの年齢のころに。

もしかして今もなお、自分のインサイドに苦しめられているのかも。

いまだに解放してあげてないものがあるのかも。


だから、彼の書く詩に泣きそうになることがあるのかな?


私は海が好きだ。

泳ぎが達者なわけでもなく
魚がすごく好きなわけでもない。

むしろ魚は気持ちわるいって思う方が多いけど、

イルカとかシャチとか鯨とかに惹かれる。


deepestとか
sinkとか
sufferingとか
downとか
breathとか

やっぱり海の感覚でしょう?

今読んでいる小説「マラコット深海」(コナン・ドイル作)
はまさに深海の話。とてもおもしろいんだ。ただそれほど
分厚くない本なのに仕事が忙しくてまだ読め終えてない。
でも少しずつでも、読んでいて深い海を感じて、心がやすらぐ。

これはとあるプロデューサーさんが「きっと私が好きだと思う」
とオススメしてくれた本で
彼はさすが人の特徴を見極めるプロだなぁ~って
改めてその凄さを感じた本の一つでもある。


話を戻すけれど、


これらの詩がすべて村松くんではないかもしれない
生形さんも書いているのがあるから。

でも、私は生形さんもきっと海系の人だと思っている。
それはサーファーとか海でスポーツするのが好きっていうのではなくて
どちらかというとヨーロッパの海水浴に向いてない海を好む人。

見る海。
岩場に波打ってくる海。
悲しみを包み込む海。

そういう海。


おそらく、ELLEGARDENの描く海とは違う海。

サーファーやオレンジカウンティを感じる海じゃない。
アメリカの海じゃないヨーロッパの海。

時としてそれは日本海とも通じるものもあるかも。

おもしろいのは、エルレを今離れている細美さんも生形さんも
どちらもサウンドがそんな海水浴に向いてない海のイメージの
歌を作っていることだ。

アイスランドやアイルランドやそういう場所の海を
思い浮かべてしまうような歌だ。


エルレのときは生形さんはどういう人なのか
謎が多かった。歌詞を書くことはないし、
ギターでしか彼を知れなかった。


でも、今ナッシングスで彼を知り、
ギターで大好きになった彼をもっと好きになった。


そういえば、村松くんの書く詩にNothingもよく出てくる。

Nothing's Carved In Stoneというバンド名は確か生形さんが
考えたんだよね?


Nothing
何もない。


何もない絶望を
何もないから今が始まりだという希望にしたのが

このバンドなんだろうね。

来週69の日に出る彼らの2ndアルバムがすごく楽しみだ。














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November 15th

2009年11月15日 | Nothing's Carved In Stone
"光が必要だと感じている11月15日”

確かにそうだ。
私は「光が必要だ」って感じてる。
もっともっと夏ぐらいの光が必要なんだ。

でも、でも夏はあっという間に秋に連れ去られた。
その喪失の中、今年の冬は優しい冬なのか意地悪な冬なのか。

今日は私の大事な人を見送りにいった。
新幹線が発車する直前にプラットホームを走った。
なんで、新幹線ってこんなに長いんだって
思うぐらい走った。
やっとその番号の車両のところまで来て、
光で反射する窓からその姿を必死で探した。

するとあちらが先に私を見つけて手を振ってくれた。
光って顔ははっきり見えなかったけれど
こっちを向いて手を振ってくれているのは
わかったので思いっきりの笑顔で手を振りかえした。

ほんの数秒の時間。
新幹線はすぐに走り出した。

こういうのが遠距離恋愛みたいなものかな?
って思いつつ、ほんのしばしの別れだけれど
寂しさが募った。私も東京へ行きたいな。

そんなことを思ったNovember 15th

********

Nothing's Carved In StoneのDVDが出るのが
すごく楽しみだ。あの独特のグルーヴを
毎日でも感じられるかもしれないんだから。

なかなか彼らのライブに行けない。
サマソニも大阪には来てくれなかったし。
なぁ~んて言ってても
大好きなのは変わりないわけで。
チャンスが巡ってくればまたあのライブを
全身で感じたいなって思う。

「November 15th」という曲は彼らの曲の中でも
とりわけ好きな曲なんだ。
導入あたりのインストの部分が
どこかレディオヘッドっぽい気がして
それがまた好きな感じなんだけれど、
それが途中からドライブ感が溢れて
車輪が回転していくように
馬が走り抜けていくように
感情を煽っていくんだ。


このスローな部分からスピーディーな部分へ
いく過程でのドラミングがすごく好きだ。

っていうか全体的にこの曲の
ドラミングが大好きだ。

もちろん、ギターやベースや音が重なり合って
メロディのグラデーションを作っていく
感じのところも大好きなんだけれど。

拓くんのボーカルの高音のハスキーになるところも
彼ならではの空気感で、ひとたびこれにはまると
抜け出れない感じだ。


この曲を聞いていると
ストレイテナーの「the Novemberist」も思い出す。

ちょっと兄弟みたいな曲だなって。
ひなっちで繋がってるのかな?

11月とつく曲で2つも大好きな曲があって
幸せだ。

憂鬱な秋もこれらの曲のおかげで
どこかで光が待っててくれてるように
思える。

I'm still searching now.




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Yellow Monkey トリビュート

2009年09月19日 | Nothing's Carved In Stone
the Yellow Monkeyのトリビュートアルバムが出る。
なんとそこにNothing's Carved In Stoneが参加するんだって。
「バラ色の日々」を歌うそう。
拓くんの歌う「バラ色の日々」ってどんなのだろう?
エマさんのギターをウブさんはどのように料理するんだろう?
ヒーセのベースをひなっちはどんな風に描くんだろう?
アニーのドラムをオニィはどう表現するんだろう?

もう考えるだけでにやにやしてしまうほど
そして、サンタさんからのプレゼントをもらう前の
子どものような気持ちになってしまう。

「JAM」はトライセラトップス。
トライセラも好きなバンドなのでどんな風になるのか
楽しみ。

「球根」はバックホーンだなんて泣いちゃうかも


とにかく、イエモンとウブさんと拓くんが繋がったのが
すごくうれしい。

「プライマル。」はフラワーカンパニーで
「Burn」は椿屋四重奏

とにかく、ゴージャス。


すっごく楽しみすぎて
すっごくうれしすぎて

こういうことが
幸せって思える自分なら
まだまだいろんなことを
乗り越えられるかもって



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POLYPOID TOUR 追記(書き忘れたこと)

2009年07月11日 | Nothing's Carved In Stone
アンコールのときに

セッションをやってくれたんだけど、
その息の合い方がほんとすごかった。

こんな風にスタジオで音合わせてるのかな
って思うと、そんな場所にいれたら
こんな幸せなことないだろうなぁ~って
思いつつ、

今この瞬間だって最高じゃないって

そのライブ演奏に浸りながら
思ってた。


ストロークしてるだけといいつつ
拓くんもいい音出して、かっこいい
ギター弾いてたし、
あの各メンバーの職人ぶりは
王室御用達のシルバーのように
ほんと輝いていた。

Carvedって名前にあるけれど
見えないとしても
この空気中に音を丁寧に
刻み付けているそんな気がした。

美術館で見る細かな彫刻を施された扉のように
ライブハウスの扉という扉が
彼らの音ですばらしい彫刻を施されていくような
見えないけど見えるようなそんな感覚が訪れた。


これからもいろんなライブハウスや場所に
その音を刻み付けてきてください。


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POLYPOID TOUR

2009年07月11日 | Nothing's Carved In Stone
On the 8th of July

Wednesday

水曜日ってまさに仕事のある一週間のど真ん中
その一日で3都市めぐりでもするかのように
仕事場から家に飛び帰り、着替えて大阪心斎橋へ

かなりハードだったけど
とりあえず、ライブ前に少し静かな場所で
早めの夕食を取りたかったから某場所へ。

そこである音楽家の方から
オススメしていだたいた本を
読んで、入場前の時間を過ごした。

「裏庭」(梨木香歩)というその小説と
これから始まる初NICSのワンマンとの
対極的な世界。

でも、ある意味ライブっていうのは
自分だけがのぞける秘密の裏庭みたいな
ものかもしれないなぁ~なんて
漠然と思いながら、まだまだ読み始めで
果たしてどういう結末の本なのか
わからないので、もしその本を読んだこと
がある人は決して内容を私に教えないで
くださいね。


さて、久しぶりの心斎橋クアトロ。
チケット番号はかなり後の方だから
入場までにちょっと時間がかかった。
どれだけ人がいるんだと思うほど階段には長蛇の列。

割合は7割がた男性だ。

でも、全体的に

「この人たち本当にロックが好きなんだろうなぁ~」
っていうような音楽好きオーラが溢れてた。

そういうファンがいっぱいのライブって
絶対にいいライブになるって決まってる。




クアトロは段差があって
カウンターもあって
それによっていくつか
見る場所が区切られる。

モッシュやダイブをしたければ
ステージ前の空間に行かないと
カウンターとかが邪魔になって
それはできない。

私は別にモッシュとかダイブしたい
わけではないし、仕事で疲れている分
その渦の中で揺らされるのに耐えうるか
どうかも定かでなかったので、
あえてその一番近いフロアは避けた。

自分のペースで見れるところを
選んで、そこで見る事にした。

って言っても静かに見る事はない。
よくずっとジャンプできるなぁ~って
思うぐらい仕事の疲れなんて
どこへっていうぐらい
飛び跳ねたりして、演奏を抱きしめられるなら
抱きしめてるだろう勢いで手をあげていた。


私にとってウブさんと拓くんは
何度かライブで見たことはあったけど
ひなっちとオニィは初だったので
彼らがステージに登場したとき

「ほんもののひなっちだよね!」って
バカみたいに自分の中で確認してた。

そう日本で私の大好きな3大ベーシストの
ひとりのひなっち。

やっと初めてあなたのベース弾く姿を
同じ空間で見れました。

セットリストはまだ
ワンマンツアー中なので
ここでは書かないけれど、

彼らが出しているアルバムは1枚だから
どういう曲を演奏されるかということは
想像できるよね。

でも新曲も一曲やってくれた。
とあるスタジオの名前がタイトルになったらしい。
決してわっしょいしょいしょいしょいではない。

アルバムに入っている曲たちとはまたちょっと
違ったけど、彼ららしい曲だった。

もう一度聞くとまた印象が違って聴こえるだろうけど
ふとそのとき思い浮かんだのはNEVEの曲だ。
おそらくこれを見ている人の多くはNEVEは知らないだろう。
もうずいぶん前に解散してしまってるし、
日本では一枚ぐらいしかアルバム出てないから。
それもCDショップに今あるか怪しい。

でも、過去にフジロックに出たことがあるバンドだ。

私は彼らが大好きでどれほど聞いたかわからない。

その懐かしい音の遺伝子のようなものが
ふと新曲からよみがえってきたんだ。

でも、今度聞いたら
ぜんぜん違うやって
思うかもしれないね。


一発目に演奏が始まって
拓くんが歌い始めた時

なんていうんだろう

なんかかなりジワ~ってきた。


君はなんてすごい場所に立っているんだろう!

って。


あの小さな(っていったら怒られる?)MOJOで
ドアを開けた瞬間に釘付けしてくれた君の姿と
クアトロでの姿がリンクして

なんか喜びからくる涙のようなものが
あふれそうになった。

拓くんの人生初ワンマンに
そしてNICSの初ワンマンに
立ち会えた事幸せに思います。

しかも

しかも


すっごく歌唱力がアップしていて
こんなにもレベルアップしてきたんだって。



やはりクオリティの高いミュージシャンや音楽の中に
置かれていると自ずとレベルがアップしていくんだろうな。


いっぱいフェスとかにも出ているし。

会場のファンをしっかり見ていて
それぞれを確認するように指差しながら
歌っていた。

このバンドはすごいメンバーばかりだけど
やっぱり拓くんがいなかったらここまでには
なれなかったと思う。

それは演奏での実力ではなく
感性の実力っていうのかな?

拓くんの持って生まれたボーカリストとしての
パワーとオーラ。そして声と歌詞。


改めてウブさんの人選力はすごいと思う。




ドラムのオニィ見てて
こんな凄いの見た事ない
っていうぐらい感動
を超えた心の高鳴りがあった。

すっげ~ドラマー

こんな人が日本にいたんだって。


正直釘付けになった。


そして、ウブさん

エルレの時はどちらかというと
淡々と結構無表情でギターを
弾いている印象の方が強かったけど

この日は笑顔が一杯出てて
なんか前より若くなったように
見えた。

私の大好きなギタリストの1人である
生形さんというマイスターは
やっぱりすごいギタリストだ。

インストの曲においての
そのギターワークに
ほんと溶けそうになる。

CDで聞いててすごいなぁ~って
思った曲が生ではもっとすごくて

このギターの音がいつも
そばにあったら
なんか人生が絶対に
灰色なんかにならないなぁ~
っていう感じ。

どんなに自分が貧しくても
この音がそばにあったら
どこか豊かな上品な気分に
なれるかんじ。


ステージの上の4人を見てて

「なんてすごいバンドなんだろう」
「こんなバンドはそう出てきはしない」
「こんなバンドを生で見れるなんて本当に幸せだ」

ってひとりで行って誰ともお話できない自分は
笑えるぐらいに自分の中で自分につぶやく。


音楽における超高品質なライブを見てしまった私は
その感動でも涙が出そうになった。

こんなライブ見せてもらっていいのですか?

っていうぐらいのうれしさで。


仕事場で明日なにがあるかわかっていても
それを超えて、大阪にやってきた価値が
ほんとうにあったライブだった。


それにしてもしっとりと歌いあげる曲のとき
こんなにも拓くんの声は伸びやかだったっけ?
って思うほど会場に遠近法でいうなら
拓くんという点から会場の後ろまでに左右に
広がっていくような感じ。


すごく染み渡ってきた。

演奏の仕方もアブストとはぜんぜん違った。
歌い方もだけど、彼は心斎橋クアトロでは

Nothing's Carved in Stoneのボーカルギターの村松拓

でしかなかった。


これからもずっと彼も
そして他のメンバーも
別のバンドを持ちつつも

パラレルにやっていくんだろう。

ってやっていってほしい。


このNothing's Carved in Stoneは
これからもずっと続いてほしい。


そうライブを見ながら心から思った。


ほんとこんなに良質で刺激的なロックライブは
そうあるもんじゃない。


永遠にあそこにいたかったな。


追記

ステージのバックの上の方に細かく垂れさげられてる照明器具に
緑色のライトが当たっていたときに
なんか「ツタがからまっている裏庭みたいだな~」
って思った。









コメント (2)
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