「ゴジラ」。この映画はやはり反核映画なのでしょ
うね。物語はもうご存知の通りです。ある日、貨物船
が突然持ち上げられた後海へ引きずるこまれてしまう。
近くを航行中の別の貨物船が救助に向かったが、同じ
ように沈没してしまう。貨物船沈没地点近くにある大
戸島の長老がふと呟いた、「呉爾羅」(ごじら)とい
うこの島に伝説として伝わる怪物かもしれない。大戸
島では巨大生物によって大きな被害を受ける。それで
政府に調査と対策を陳情する。調査団が結成され調査
が行われる。怪獣に荒らされたに大量の放射能が
検出された。という導入場面で始まる。
この怪獣は無敵で防衛隊のどんな武器も通じなかっ
た。それで芹沢は最後の手段として「オキシジェン・
デストロイヤー」を一度限りという約束で使用する決
意をする。
最後に山根は、「あのゴジラが最後の一匹とは思え
ない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あの
ゴジラの同類がまた世界のどこかに現れてくるかもし
れない....」とひとり呟くのだった。
あの巨大な怪獣が東京の町を破壊していく様子が、
今でも目前に浮かんできます。人間に受け入れられな
いものはすべて破壊してしまうという人間のエゴは、
人間の頭の中から消えないのですね。今でも世界で、
この思想?(エゴ)は騒動の原因になっています。
前にも書きましたが、人間の世界から争い(戦争)
を無くすことは出来ないのでしょうかという質問の
答えは明確には出ていません。人類が他の宇宙から
攻撃されて、あるいは地球の生命存亡の危機が迫っ
た時に人類の心が一致するまでは無理なのかもしれ
ません。しかし将来への希望を捨てることはありま
せん。