ついに筆者は、交通手段としてのマイカー中心の生活から4月14日をもって脱出する決心をした。40年近く車を利用して日本のあちこちを移動してきた。北は北海道から南は沖縄県の石垣島まで旅行してきた。そういう風に車の便利さをフルに利用してきた。
環境関係の仕事をしてきたのに、車に乗って二酸化炭素ガスをまき散らしてきた。しかもいろいろな理由を付けてそれを止めなかった。それほど車は便利な乗り物である。その代わりといっても言い訳がましいのだが、巷にいう環境に優しい運転をしてきた。と思う。その証拠は、通勤に使用し、毎年約30,000Km以上走ってきたにもかかわらず定期点検や車検の際に筆者の車(最後はプリウス)のブレーキパッドの減りが少ないと言われた。これは無用なブレーキ操作をしなかったということである。同時にタイヤの痛み・減りも少ないということであった。今のプリウスの走行距離は、21万5千Kmに及ぶ。それでも、現在、燃費は13.7Km/リットルと市街地走行ではよく距離を伸ばしている。通勤に使用していたときは平均20Km/リットル以上は走っていた。これは1500cc程度の車の2倍の燃費に相当する。これがどんな意味を持っているかを検証してみた。
購入時の金額は225万円であった。電気自動車協会の補助金が25万円もらえたので、実質200万円である。燃費を計算するとガソリン代が約半額になるので、ガソリン代を平均130円とすると、20万Km分、ガソリンで1万リットル、130万円の節約となり、つまり70万円の車であった。これを15万円で買い取ってくれるという。なんだかんだで55万円以下の車と計算される。こんな計算をすると、みみっちいと思われるかもしれないが、これが一般人がエコカーを利用するということの実態である。これらの計算には税金・点検代・保険料など維持費を除いた車だけの計算である。修理代金、保険の割引などで約30万円の節約になったからこれも差し引くと25万円の車になる計算であった。。
それでこれからどうするか、ということである。現在検討しているのは電動アシスト自転車を購入しようかどうしようかと考えている所である。これも各種各様の車種がある。どれがいちばん健康にも経済にも良いものかを検討している。普通の自転車が良いことはわかっているが、筆者の居住地は起伏が多く、後期高齢者になる筆者にとっては少しきつい。金額は車の買い取り金額以下の予定である。