鹿児島は 強面の山 西郷どん(1)
鹿児島には、仕事をしていた頃から数十回は訪れている。若い頃には沖永良部島や与論島のサンゴ礁の調査に行く途中で、列車から船への乗り換えの間の数時間を過ごす程度であった。これらの島での調査に関する余聞についてはいずれ書くことにする。
鹿児島といえば、初めに思い出すのは桜島と西郷さんであろう。桜島は錦江湾の中にできた活火山であり、ほとんど毎日のように噴煙を噴き上げている。激しいときには鹿児島市内に火山灰が降り積もり、視界が悪くなることもあるという。そのために交通渋滞が発生するという。
写真2は、東急ホテルに宿泊したときの朝に写したものである.朝日を浴びて噴煙のこちら側は黒く見えるが、噴煙は白い色をしていた。
次のの写真はあまりにも有名である。
大正3年(1914)1月12日の噴火はすさまじく、原五社神社の鳥居が写真のように上部を残して火山灰に埋もれてしまった。その高さは3メートルあったというから2メートル半以上の降灰があったと記録されている。今この鳥居はそのときのままに保存され、鹿児島県の文化財に指定されている。
この写真は、その鳥居の説明が書いてある。