寓居人の独言

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人が人を殺すことのない世界を作ろう

2015年02月02日 23時47分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
 イスラム国?に拘束されていた日本人ジャーナリストが殺害されたというニュースが報道によって日本中に衝撃が走ったと伝えている。
 政府によって危険地域に指定された所への旅行等は中止するように勧告が出されたいたのに、よほどの理由があって出かけたのだろうと推察される。
人は何故人を殺すのだろうか。若い頃日本語書名「幼年期の終わり」というSF 小説を読んだことがある。記憶が薄れてきたがおおよそのあらすじは次のようなものであった。
”地球ではいろんな理由で国と国との間で、あるいは個人の間で争いごとが続いていた。あるときは貧富の差が原因で殺し合いになったり、またあるときは宗教の価値観の違いが原因で戦争になったり、あるいは理由もなしに殺し合いになったりということが頻発していた。そんなある日、宇宙人がやってきて地球の惨状を見かねて理由の無い殺しを禁止する警告を出した。その結果人類は殺し合を止めざるをえなくなった。少し行き過ぎなのは例えば闘牛も牛を殺すことは中止しなければならなかった。しかし自分たちが生きていくための食用とする動物を殺すのはやむをえないというものだった。”
 私は勤めをしていたときに若い人達に「地球上から戦争を無くすことができるか」というテーマで議論して貰ったことがある。
 議論の結論はなかなか出なかったが、彼らの結論は戦争を無くせないなんてあまりにも悲しい。したがって私たちは戦争を無くす努力をしていかなければならないというものであった。
筆者はこの結論で満足したように思った。実際にはエネルギー問題、食糧問題などがよい方に解決されなければならない。その上で全ての人が教育によって精神的に成長していく必要がある。
 宗教は人々の心の安寧を促すために発生したのだと思うが、うまく機能していないのではないかと思う。日本人は必要なときに助けを求める多神教の人が多いが、そのために他の宗教を攻撃することはほとんど無い。
 人が人を殺すことのない世界にするように私たちは小さなことからでもよいので努力しようではありませんか。