3年連続で企業の賃上げが実施されると報道されて
いますね。しかし報道されるのは大企業の話で、中小
企業はどうなのでしょうか。
そしてこの賃上げで一般家庭の消費は伸びているの
でしょうか。消費税が8%に上がってから消費は急激
に減速したということですから、家計が苦しくなった
と同時に国の財政ももう限界にきているような気がし
ます。最近の物価の上昇はかなり激しいと感じていま
す。物品ごとの単価は変わらないものでも、内容量は
計測したわけではありませんが、20%ほどは少なく
なっていると感じます。最近の野菜の高騰はその例に
なりますね。卑近な例を示しますと、野菜は時期によ
っても価格は変動しますが直径6㎝程のトマトが1個
150円前後しています。白菜は四分の一カットのも
のが180円、トマトと同じ大きさのジャガイモは1個
60~70円、牛乳も約10%の値上げになりました。これ
らの価格に8%の消費税が加算されます。我々庶民の感
覚では消費税5%の時の2倍ほどにもなったように感じ
てしまいます。2017年4月からさらに消費税を10%に
すると政府は絶対多数の衆議院で決めました。その影響
が経済減速という形で出現してきました。
阿部内閣は今年の参議院選挙の際に衆議院も同時に選
挙すると発言しています。その一方で明らかに選挙対策
と思われる消費税10%に増税する時期を1,2年先に延
ばすことを検討始めたと発表しました。国民の生活状態
を考えないで政策を決めていく、そして芳しくない方向
に経済が進むと慌てて目先の小さな修正で人心を引き留
めようとする。国民はそんなに何回も何回も騙されるこ
とはないですよ。
今の日本人の何となく将来への希望を諦めたような傾
向を改善しなければこの国はやがて倒産することになる
でしょう。政府には国民に贅沢でなくてもよいですから
安定した生活を保障する義務があります。選挙でしか自
分の意見を表現できない我々の限界を超えないでほしい。
別の方法を考えさせないでほしいと思います。
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